- 0-IIb型咽喉頭表在癌診断における画像強調内視鏡の有用性
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大森 泰(慶應義塾大・内視鏡センター)
【目的】咽喉頭表在癌は食道癌と異なり0-IIb型から0-IIa/I型を含む隆起型に進展する事が多い。0-IIa/I隆起型は上皮下層浸潤癌が多く、脈管侵襲/リンパ節転移例陽性例は全例が0-IIa/I型を含む隆起型である。従って内視鏡的治療による治癒が高率に期待できる病変は0-IIb型と考えられる。0-IIb型咽喉頭表在癌診断における画像強調内視鏡の有用性を検討する。【対象・方法】2000年1月-20...
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画像強調内視鏡の現状と今後の展開-咽頭から十二指腸まで
- 表在咽喉頭癌の深達度診断におけるNBI拡大内視鏡の有用性
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菊池 大輔(虎の門病院・消化器内科)
【緒言・目的】NBI拡大内視鏡により多くの表在咽喉頭癌が発見され内視鏡治療がなされている。表在咽喉頭癌の深達度診断は、表在食道癌に類似すると考えられるが、その詳細は不明である。表在咽喉頭癌の深達度診断におけるNBI拡大の有用性を検証することを目的とした。【方法】2008年4月から2012年3月に160病変の表在咽喉頭癌に対し内視鏡切除を行っている。このうち、全身麻酔下にNBI拡大観察を行い、一括切...
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- 表在食道癌の存在診断におけるNBIとAFIの精度
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石原 立(大阪府立成人病センター・消化管内科)
【目的】通常内視鏡の表在食道癌検出感度は50%程度と高くなく、癌の見落としが懸念される。ヨード染色の食道表在癌診断における感度は高いが、検査後には胸焼け等の症状が高頻度にみられ、スクリーニングには不向きである。Image enhanced endoscopy(IEE)は染色液を用いることなく癌の強調表示が可能で、本法を用いれば食道癌のより効率的なスクリーニングを行える可能性がある。そこで今回我々は...
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- 咽頭・食道表在癌のNBI内視鏡診断に関する前向きランダム化比較試験
‐従来型拡大内視鏡 vs. プロトタイプ拡大内視鏡‐
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土橋 昭(東京慈恵会医大・内視鏡科)
【目的】NBIを併用した従来型拡大内視鏡(GIF-H260Z, 以下“従来型”)とプロトタイプ拡大内視鏡(GIF-Y0040, 以下“プロトタイプ”)の咽頭・食道表在癌に対する診断能(検出・精度)を中心に比較し,プロトタイプの臨床的有用性について明らかにする.
【方法】頭頸部・食道癌の現病歴または既往歴を有する患者を対象とした.2名の内視鏡医を従来型またはプロトタイプに割り付け,咽頭と食道の...
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- 早期食道癌の診断における異常血管間の色調変化“Background coloration;BC”の有用性
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南 ひとみ(長崎大・消化器内科)
Image Enhanced Endoscopyの登場により、咽頭・食道領域の早期癌の内視鏡診断は飛躍的に向上しており、有馬、井上らの拡大内視鏡診断分類に加え、異常血管間の背景の上皮色調変化“background coloration;BC”の有用性が報告されている。我々は、BCの成因に、腫瘍細胞内のHb成分が関与している可能性を検討してきた。対象は、2007年9月~2011年11月までに当院で内...
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- IPCL分類 ∨3についての検討
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池田 晴夫(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
【目的】我々はこれまで、NBI拡大内視鏡診断において食道癌IPCL(intra-epithelial papillary capillary loop)パターン分類を用い、食道表在癌の深達度との相関を検討してきた。IPCL-∨1/∨2においては乳頭構造を模倣した構造を有する腫瘍上皮を背景としており、EP、LPM癌に相当するため、明確にESD適応病変と判断することができる。一方、IPCL-∨3は腫瘍...
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- 新画像強調機能の食道扁平上皮癌に対する有効性の検討
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小田島 慎也(東京大大学院・消化器内科学)
【目的】近年の内視鏡画像強調機能の開発により食道扁平上皮癌(ESCC)の診断能が向上している。現在、HOYAペンタックスライフケア事業部から新たな画像強調機能として、光学フィルターを用いた光学法3種類A、B、C(開発コンセプトは、A:微小血管の強調、B:光量増加と微小血管の強調、C:光量増加と微小血管の強調、深部情報の取得)と各光学法専用の画像処理を追加した光デジタル法3種類A’、B’、C’(画像...
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- 微小胃癌に対するNBI併用拡大内視鏡観察の有用性
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藤原 昌子(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【目的】5mm以下の微小胃癌の通常内視鏡のみによる診断には限界がある。拡大内視鏡は胃癌の質的診断には有用と報告されているが、微小病変のみを対象とした診断能は不明である。今回我々は微小病変のみを対象とし、通常内視鏡とNBI併用拡大内視鏡の診断能を比較検討したので報告する。【方法】2006年1月から2011年12月までに当院にてESDを施行した胃癌678例のうち、微小胃癌と診断された31例(平均年齢7...
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- 早期胃癌NBI拡大内視鏡診断におけるH. pylori感染状態の関与
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小林 正明(新潟大医歯学総合病院・光学医療診療部)
【背景】近年、早期胃癌に対する画像強調・拡大内視鏡観察の有用性が報告されているが、時に質的・境界診断に苦慮する病変を経験する。我々は、昨年の本学会で、H. pylori (Hp)除菌後胃癌の中には、炎症の改善と上皮の成熟分化に伴い、診断困難な病変があることを報告した。今回は、除菌治療歴のない症例におけるHp感染および背景粘膜の炎症・萎縮の状態とNBI拡大診断の困難性との関連をend...
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- SM500μm以上浸潤胃癌のNBI拡大内視鏡診断の可能性と限界の検討
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八木 一芳(新潟県立吉田病院・内科)
【目的】演者はsm500μm以上浸潤癌(sm2癌)の拡大像を以前報告したが、さらにそれらの所見を再検討した。【方法】2009年以前にsm2癌で観察されるNBI拡大像として抽出した(A)interrupted pattern、太い血管がブツブツと断裂している像(B)white zone(WZ)による粘膜模様の高度不明瞭・複雑化(C)WZの高度小型不整化(D)irregular mesh patter...
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- 半導体レーザー光源を用いた新規内視鏡システムの早期胃癌診断における可能性―VS classification system によるNBI拡大観察との比較―
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八木 信明(京都府立医大・消化器内科, 京都府立医大・消化器先進医療開発)
【目的】2011年、富士フィルム社により開発された新しい内視鏡システムは、異なる2種類の波長の半導体レーザーを光源として内蔵し、NBIのように特殊なフィルターを用いること無く狭帯域光観察を可能とした。拡大機能を有する内視鏡スコープを用いることが可能であるため、拾い上げ診断から拡大観察による血管や表面構造のさらなる描出の可能性が期待される。このレーザー内視鏡システムの早期胃癌診断における有用性をNB...
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- 胃腫瘍に対するEndocytoscopy観察の有用性
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鶴留 一誠(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】胃腫瘍(胃腺腫および早期胃癌)における生体内Endocytoscopy(EC)画像と病理組織像を比較検討した。【対象と方法】2011年1月から2012年2月までに当院にてEC観察を行った胃腫瘍39症例を対象とした。Olympus社製GIF-Y0002 (最大拡大率380倍)を使用し、染色液にはメチレンブルー、CM混合液(Crystal violet and Methylene blue)、...
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- 非乳頭部十二指腸腫瘍に対するNBI併用拡大内視鏡の有用性の検討
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山本 頼正(がん研有明病院・消化器内科)
【目的】非乳頭部十二指腸腫瘍に対する内視鏡診断と治療の基準は確立されておらず、生検診断で腺腫でも、切除後の病理診断で癌である症例もあり、生検以外の診断方法の確立も必要である。今回、我々は非乳頭部十二指腸腫瘍に対するNBI併用拡大内視鏡の有用性を検討した。【方法】2006年-2011年に当院で内視鏡治療前にNBI併用拡大内視鏡を施行し、内視鏡切除を行った非乳頭部十二指腸腫瘍28病変を対象とした。内視...
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- 十二指腸上皮性腫瘍に対する拡大観察は質的診断に有用か? -NBIと色素拡大観察の比較検討から-
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佐野村 洋次(広島大・内視鏡診療科)
【背景】 食道・胃・大腸においては、IEEによる内視鏡診断の有用性が報告され、臨床応用されているが、十二指腸における有用性はまだ明らかになっていない。【目的】 十二指腸上皮性腫瘍 (乳頭部腫瘍を除く) に対するNBIおよびクリスタルバイオレット (CV) 拡大観察の質的診断能について比較検討する。【対象と方法】 当科にて2012年1月までにNBI拡大観察後に引き続いてCV拡大観察を行い、内視鏡的切...
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上西 紀夫(公立昭和病院)
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