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検索結果は15件です。

高感度HBVDNA測定系の開発とB型肝炎ウイルス再活性例への応用
是永 匡紹(国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター)
【目的】がん化学療法・免疫抑制療法中のB型肝炎ウイルス(HBV)再活性化に対するガイドラインの有効性が明らかになった一方で,疾患・治療薬による再活性化率が異なること,また再活性化後もHBVDNAが増加しない症例も確認され,モニタリング回数や抗ウイルス剤投与例を減少できる可能性があるも,その判別は困難である.今回われわれは,再活性化症例を正確に抽出するために以下の検討を行った.【方法】検討1:HBV...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

de novo B型肝炎発症HBVの全塩基配列の検討
梅村 武司(信州大・消化器内科)
【目的】 De novo B(DN-B)型肝炎は既往感染者からの再活性化により発症する肝炎である.重症化し易く,死亡率が高いことが知られているが,その原因については必ずしも明らかにされていない.本研究では肝炎発症HBVの全塩基配列を決定し,DN-B型肝炎発症に関連するウイルス側因子を検討した.【方法】 2000~2004年と2006~2010年の10年間に行った全国調査で登録されたDN-B型肝炎3...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

リツキシマブ+ステロイド併用悪性リンパ腫治療中のde novo B型肝炎対策:HBV DNA モニタリングによるpreemptive antiviral therapyの有用性の検討
楠本 茂(名古屋市立大大学院・腫瘍・免疫内科学)
【目的】B型肝炎ウイルス(HBV)既往感染歴を持つB細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)における,リツキシマブ(R)+ステロイド併用化学療法中のHBV再活性化のリスクおよびHBV DNAモニタリングによるpreemptive antiviral therapyの有用性を検証する.
【方法】対象は未治療CD20陽性B-NHLのうち,R+ステロイド併用化学療法(R-CHOP, R-CVP, R...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

造血幹細胞移植におけるHBV再活性化に関する検討
中本 晋吾(千葉大大学院・消化器・腎臓内科学, 千葉大大学院・分子ウイルス学)
【目的】近年血液悪性疾患に対する治療に伴うHBV再活性化が注目され本邦でもガイドラインが作成されている.今回造血幹細胞移植(SCT)におけるHBV再活性化の実態について検討を行ったので報告する.
【方法】1986年から2012年までに当院にてSCTの対象となった447例のうち2006年までにSCTを施行された246例(平均年齢37歳, 男女比154:92, 平均観察期間6.7年)を対象とした...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

造血幹細胞移植後のHBV再活性化症例における宿主免疫応答の解析
木村 公則(がん・感染症センター都立駒込病院・肝臓内科)
【目的】B型肝炎ウイルス(HBV)の既往感染例に対して化学療法や免疫抑制剤投与後にHBVの再活性化を生じることが問題となっているが,高リスク群の一つとして造血幹細胞移植後があげられる.今回我々は,当院における最近6年間の造血幹細胞移植例463例のHBV再活性化率およびHBV再活性化症例5例の臨床経過,HBVに対する免疫応答解析を報告する.【方法】最近6年間で当院血液内科にて造血幹細胞移植を実施した...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

わが国におけるDe novo B型急性肝不全の実態と免疫抑制療法実施例におけるガイドラインの見直し
中尾 将光(埼玉医大病院・消化器内科・肝臓内科)
【目的】厚労省研究班は2009年にHBV再活性化の予防ガイドラインを発表した.一方,急性肝不全の年次調査では,2011年以降もHBV再活性化による劇症肝炎症例が登録されている.また,前向き研究でガイドラインの有用性を検証しているが,治療期間が長期に亘る免疫抑制療法に関しては,その見直しが求められている.これら研究班の成績を基に,わが国におけるHBV再活性化による急性肝不全の実態と,これを予防する際...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

前向き登録例の長期経過からみたHBV再活性化対策の現状
田守 昭博(大阪市立大大学院・肝胆膵病態内科学)
【目的】HBV再活性化に対するガイドラインが,多領域の診療に導入され重篤な肝障害を阻止することが検証されつつある.その現状を評価するため今回,当施設にて登録・観察中の症例についてHBV再活性化の頻度・HBV関連マーカーの推移を解析した.【対象と方法】2007年から前向きにHBV DNAモニタリングを実施している203例 (HBs抗原陽性37例,HBs抗原陰性・HBc抗体陽性あるいはHBs抗体陽性1...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

抗リウマチ薬・生物学的製剤使用例におけるHBV再活性化対策の現状と課題
中西 裕之(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】慢性関節リウマチ(RA)患者におけるHBV再活性化対策の現状と今後の課題を明らかにする.【方法】2010年9月から2012年9月までに当院リウマチ科外来を受診したRA患者130例における2012年9月時点でのHBV再活性化対策スクリーニング実施率を評価し,注意喚起を行った.その半年後の2013年3月時点でのスクリーニング実施率,HBV再活性化発生率を検証し,慢性関節リウマチ診療におけるHB...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

固形腫瘍治療時におけるde novo B型肝炎の再活性化
杉本 理恵(国立九州がんセンター・消化器内科)
固形がん治療におけるde novo B型肝炎の再活性化(目的) 固形がんの加療中におこるde novo B型肝炎の再活性化については不明である.今回,HBsAg-/HBcAb+の固形がん患者のHBVDNAをフォローアップし,de novo B型肝炎再活性化の有無を前向きに検討した.又過去にde novo 劇症肝炎を起こした症例との比較検討も行った(対象)固形がん加療前にHBcAbが陽性で,HBVD...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

固形腫瘍および造血器腫瘍におけるB型肝炎再活性化対策の当院の現状
中村 とき子(国立北海道がんセンター・消化器内科)
【目的】化学療法によるHBV再活性化が問題となっているが,固形腫瘍を含めた報告は少ない. 化学療法導入前のHBV関連抗原抗体のpre screening,HBV-DNAのmonitoring ,核酸アナログの予防投与の有無などB型肝炎再活性化対策の当院の現状を固形腫瘍を含め報告する.【方法】2009年4月から2012年6月まで当院で化学療法を施行した固形腫瘍2325例(乳腺外科568,婦人科472...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

当院における化学療法施行例,免疫抑制療法施行例及び固形腫瘍に対する手術施行例におけるHBV再活性化について
盛田 篤広(京都第二赤十字病院・消化器内科)
【目的】当院における血液・消化器悪性腫瘍への化学療法施行例,リウマチ性疾患(RA)・炎症性腸疾患での免疫抑制療法施行例・生物学的製剤投与例及び固形腫瘍に対する手術施行例でのHBV再活性化の状況,HBV関連ウイルスマーカー測定の現状を明らかにする.【対象及び方法】対象は,1)1999年1月から2013年3月迄に当院で治療を行った血液疾患1778例の内,化学療法を行った血液悪性腫瘍490例(悪性リンパ...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

炎症性腸疾患患者に対する免疫抑制治療施行例,特にTNF-α阻害薬投与例におけるHBV感染の現状
碓井 真吾(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】近年,各種疾患に対して化学療法を含め多彩な免疫抑制治療が行われHBV再活性化をきたす機会が増加している.近年潰瘍性大腸炎に対してもinfliximab(IFX)をはじめとするTNF-α阻害薬が認可され,今後炎症性腸疾患(IBD)患者に対する投与例が増加すると思われる.今回は当院でTNF-α阻害薬が投与されているIBD患者のHBV感染状況を調べ,TNF-α阻害薬投与によるHBV再活性化の現状...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

非肝臓専門医によるB型肝炎ウイルス再活性化対策の現状と課題
野口 隆一(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【目的】2009年に「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」が作成され,HBs抗原陽性例は肝臓専門医にコンサルトすることが推奨されている.しかし非肝臓専門医における本ガイドラインの遵守状況などは未だ十分とは言えない.今回我々は,当院の非肝臓専門医における免疫抑制・化学療法時のB型肝炎ウイルス (HBV) 再活性化対策の現状と課題について検討した.【方法】ガイドライン作成後の20...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

診療情報コード化による自動的HBV再活性化リスクマネージメント
野ツ俣 和夫(福井県済生会病院・内科)
【目的】診療情報コード化により自動的にHBV再活性化を防止するシステムを作成し,実際に有用性を検証した.【方法】電子カルテ上で,免疫抑制・化学療法を行っている患者の診療状況(HBs抗原,HBc抗体,HBs抗体,HBVDNAの結果と時期,核酸アナログ投与状況,リツキサン使用有無を0~2の数値で表す)を10桁の数値でコード化し(図),B型肝炎対策ガイドラインのフローチャート上の各状態もコード化し対比す...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題

B型肝炎治療の将来の展望
熊田 博光(虎の門病院・肝臓センター)
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第55回日本消化器病学会大会B型肝炎ウイルス再活性化の予防・治療の現状と課題