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検索結果は15件です。

家族歴、既往歴を中心とした膵癌の危険因子の検討
清水 京子(東京女子医大・消化器内科)
【目的】膵癌は早期発見が困難できわめて予後の悪い疾患である。膵癌の危険因子の解明は予後の改善に重要で、糖尿病、喫煙、膵癌の家族歴などの膵癌発症の危険因子を有する症例への注意が早期発見に役立つと考えられる。【方法と結果】2006年1月から2010年12月までの当科における膵癌患者221例について、第一度近親者までの家族歴、既往歴を検討した。膵癌221症例の平均年齢は67.0歳で、発見の契機として有症...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵癌と関連する2型糖尿病の特徴
江川 直人(がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科)
【目的】2型糖尿病は、heterogeneousな疾患であり、この中に真に膵癌発生と関連するサブグループが存在する可能性がある。この点を明らかにすることを目的とした。【方法】1975年から2009年の35年間に当院で診断された膵管由来の癌1025例(男性592例、女性433例)を対象とした。膵癌診断の3年以上前から糖尿病のある例を真の糖尿病先行例と定義し、糖尿病先行群(I群:120例)と糖尿病非先...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵癌のリスクファクターとしての糖尿病-糖尿病患者における効率的な膵癌スクリーニングを目指して-
土岐 真朗(杏林大・3内科)
【目的】膵癌は,5年生存率5%以下と極めて予後不良であり,原因の一つとして,診断時すでに外科的切除不能であることが挙げられる.膵癌患者の予後改善には効率的なスクリーニング法の確立が急務である.糖尿病はその危険因子として知られるが,その対象数は膨大であり,糖尿病患者の中からさらなる膵癌リスク患者の絞り込みが求められている.今回我々は膵癌の効率的なスクリーニング法の確立を目指し,糖尿病合併膵癌患者の臨...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

メタボリック症候群からみた膵癌の危険因子の検討
細野 邦広(横浜市立大附属病院・内視鏡センター)
【目的】近年メタボリック症候群と消化器疾患の関連が注目されているが、膵癌についてはその詳細の検討は未だ途上にある。膵癌の危険因子として、家族歴、糖尿病、肥満、慢性膵炎などが挙げられているが今回、内臓脂肪や糖尿病などのメタボリック症候群関連因子に注目し、膵癌の危険因子を検討した。【方法】2006年4月から2011年3月の間に当院において膵癌と診断された149名(男性84名、女性65名)を対象に、患者...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

IPMN症例における膵管癌の危険因子~北海道膵臓研究会多施設調査1181例の検討
丹野 誠志(琴似ロイヤル病院・消化器病センター)
【目的】北海道膵臓研究会の多施設調査をもとに、分枝型IPMN症例における膵管癌合併例の臨床的特徴を検討し、危険因子および効率的な早期診断法について明らかにする。【対象と方法】北海道内17施設から得られた分枝型IPMN症例1181例を対象に、1) 膵管癌合併頻度、2) 膵管癌診断契機、3) 膵管癌合併例と非合併例の臨床的特徴、についてretrospectiveに検討した。膵管癌の定義は組織学的に管状...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵管癌の危険因子としての分枝型IPMNの経過観察法
萬代 晃一朗(京都第二赤十字病院・消化器科)
(背景)膵癌診療ガイドラインでは、膵癌の危険因子として、家族歴、糖尿病、肥満、慢性膵炎、喫煙、IPMNが挙げられている。当院では、分枝型IPMN切除例の検討から、結節高≧11mmまたは膵液細胞診陽性であればIPMCと診断して手術を行い、それ以外のものについては積極的に経過観察を行っている。(対象と目的)対象は、当院における分枝型IPMNの経過観察例230例で、平均観察期間は4.87年であった。内訳...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

慢性膵炎と膵IPMNにおける経過観察中発生膵癌の検討
金子 真紀(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
【目的】膵癌高危険群である慢性膵炎(CP)および膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の経過観察中に発生した膵癌例について検討する。【対象と方法】2010年12月までに当科入院歴のあるCP 653例と当科で診療したIPMN 614例を対象とした。検討項目は,1) 膵癌発生頻度と内訳、2) 発生部位,3)診断時期と検査所見、4)治療内容と予後、5)診断前検査所見,とした。【結果】1)膵癌発生は、CP 8例...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵管癌の危険因子としての分枝型IPMNと慢性膵炎の対比
大野 栄三郎(名古屋大附属病院・光学医療診療部)
【目的】膵癌の危険因子と言われる、分枝型(BD-)IPMN及び慢性膵炎(CP:膵石症及び腫瘤形成性膵炎)患者の癌化危険率を解明すること。【対象】2010年12月までに当院にて診断したBD-IPMN381例、CP414例中、12か月以上の経過観察が可能であったBD-IPMN143例及びCP95例。男性:女性=157:81例。平均年齢62.7歳。本解析ではCPは膵石を認める慢性膵炎確診例及び組織学的に...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

分枝型IPMNに対するEUSを用いた長期経過観察例の成績と治療戦略
肱岡 範(愛知県がんセンター中央病院・消化器内科)
【背景と目的】IPMN国際ガイドラインにおけるIPMN分枝型の経過観察は、CTとMRIを主な検査法とし、2年間変化がなければ検査間隔の延長も可としている。一方、IPMNは通常型膵癌(PDAC)のハイリスクとの認識が高まり、IPMN悪性化とともに、PDACの早期発見が膵癌全体の治療成績向上に繋がると考える。当院では膵内を隈なく、かつ微細な病変の変化を鋭敏に捉えられるEUSを長期経過観察の主な検査法と...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵上皮内癌の拾い上げにおける画像診断の手がかり-EUSおよびMRCPの所見を中心に-
花田 敬士(尾道総合病院・内視鏡センター)
『緒言』尾道市医師会では、平成17年から『早期膵癌診断プロジェクト』を発足し、膵癌早期診断を目指した取り組みを展開している。今回その拾い上げにおける画像診断の手がかりについて、EUSおよびMRCPを中心に検討した。『方法』2007年11月から2010年10月までに、膵癌危険因子、腹部USによる小型の膵嚢胞または膵管描出、血清膵酵素の上昇、腹部症状等から膵癌を疑われ当院を受診した患者は1528例で、...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

小膵癌の臨床病理学的検討と早期診断戦略
長川 達哉(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科))
【目的】膵癌の早期診断戦略を構築にするために,比較的早期に発見された膵癌像と考えられるpTS1症例ならびに上皮内癌に注目し,その臨床病理学的背景を検討した。【対象】当科にて精査後,切除されたpTS1膵癌18例,上皮内癌5例,計23例【方法】対象症例の臨床像ならびに切除標本の病理組織学所見をretrospectiveに検討した。【検討項目】1)臨床像(年齢,性別,初発症状,発見契機,生化学的所見),...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

膵癌の早期診断ストラテジー
宮田 剛(近畿大・消化器内科)
<目的>膵癌の治療成績向上のためには確実な早期診断が重要である。今回我々はTS1膵癌症例において、症状、血中腫瘍マーカーおよび超音波(US)検査による拾い上げが行えるかどうかの検討を行った。また、膵腫瘍性病変に対して各画像検査による膵腫瘍性病変の存在診断能および質的診断能の比較を行った。<対象と方法>2001年3月から2011年3月までにUS、造影CT(CE-CT)、超音波内視鏡(EUS)、および...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

早期膵管癌発見のための診断体系
柳川 伸幸(旭川厚生病院・消化器科)
【目的】早期膵管癌発見のための効率的な診断体系を検討する.【方法】 2005年4月から2010年12月までの間に,当科で経験した膵管癌患者,総計260例(男性140例,女性120例,平均年齢72.7歳)と,そのうち腫瘍径が20mm以下であったTS1症例20例(男性9例,女性11例,平均年齢72.9歳,非手術例も含む)に関し,患者背景,画像診断を検討し,早期膵管癌発見を導く因子の検討を行った.年齢が...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

当科における膵癌早期発見,診断のストラテジー
石井 健太郎(東京医大・消化器内科)
【背景】膵癌に対する早期診断は,いまだ効率的な診断体系が定まっておらず、早期発見・診断に関しては満足しうる成績が得られているとは言い難い. 【目的】当科で経験した膵癌115例の検討により,膵癌早期発見,診断のための当科におけるストラテジーを検討する.【方法】対象は当科で経験した膵管癌115例で,そのうちTS1膵癌20例(T1膵癌8例),TS2以上の膵癌95例を比較し,各種画像検査,血清学的検査,発...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断

小膵癌診断におけるENPD留置による連続膵液細胞診の有用性
斎 宏(広島赤十字・原爆病院・消化器科)
【目的】膵癌診断における画像診断の進歩は目覚ましいものがあるが、現実には画像診断だけでは診断に苦慮する症例が存在する。特に、膵頭部病変は治療的診断とするには手術侵襲が大きく確実な診断が必要とされる。また、膵癌は極めて予後不良であり早期診断が重要である。そのため我々は、早期確定診断目的に、ENPDを留置し3日間連続で細胞診を行っている。今回、小膵癌診断に対する連続細胞診の有用性の検討を行った。【方法...

第53回日本消化器病学会大会膵管癌の危険因子と早期診断