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検索結果は34件です。
- プール入浴後よりキャンピロバクターに感染したと考えらえた腸炎の1例
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國武 泰史(社会保険田川病院 内科)
プール入浴後よりカンピロバクター腸炎に感染したと疑われた1例社会保険田川病院 内科○國武 泰史、前川 隆一郎、宮島 一郎、相野 一、草場 喜美子、野田 哲裕佐々木 優、和田 史孝【症例】15才、女性 【主訴】腹痛、下痢、下血 【既往歴】特になし【現病歴】2006年6月16日、プールに入った後37.5℃と発熱を認めたため、翌日近医受診。発熱、腹痛、水様性下痢と咳嗽を認めたため、感冒に伴う下痢と判断さ...
第089回九州支部例会 >
- 保存的治療後に急性閉塞性化膿性胆管炎に移行した総胆管結石症の一例
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村岡 邦秀(福岡大学筑紫病院 消化器科)
症例は91歳、女性。平成18年12月に総胆管結石症を指摘されていたが放置していた。平成19年1月、39℃の発熱と心窩部痛を認め、近医で抗生剤の点滴静注による保存的治療が施行されたが、2日後に意識障害が出現し、血圧が76/40 mmHgとショック状態になったため当科に緊急入院となった。血液生化学検査ではWBC 6000 /mm3、CRP (6+)、T.Bil 2.2 mg/dL、AST 169 IU...
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- 肝血管肉腫の一例
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平原 奈奈(国立病院機構 九州医療センター 肝臓病センター)
症例 :61歳、男性。主訴 :黄疸、皮膚掻痒感。生活歴:飲酒;日本酒3合/日。喫煙;なし。アレルギーなし。既往歴:45歳:糖尿病。家族歴:特記事項なし。現病歴:平成18年2月より腹部膨満感が出現、3月に入り下肢の浮腫も出現し糸島急患センターを受診、利尿剤投与されるも改善なく当科紹介。アルコール性肝硬変、腹水、多発性肝腫瘍(肝血管腫疑い)、食道静脈瘤、2型糖尿病と診断、食事療法、利尿剤投与を行い軽快...
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- ダブルバルーン小腸内視鏡で切除しえた空腸lipomaの1例
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村上 一索(福岡大学筑紫病院消化器科)
ダブルバルーン小腸内視鏡を用い、内視鏡的に切除しえた空腸lipomaを経験したので報告する。症例:80歳台、女性。主訴:空腹時心窩部痛、腹部膨満感、胸焼け。現病歴:2000年頃から、胸焼け、食後の腹部膨満感・腹痛を自覚するようになった。2006年28日、心窩部痛・便秘を主訴に近医を受診し、腹部超音波検査にて小腸に異常を指摘され、他医を紹介された。同院でゾンデ法小腸造影を施行され、小腸腫瘍と診断され...
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- 十二指腸憩室穿孔の一例
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池上 幸治(高邦会高木病院 胃腸科)
【はじめに】比較的稀な十二指腸憩室穿孔を経験したので報告する。【症例】57歳女性。ANCA関連血管炎に伴う慢性腎不全のため2003年より透析中。右中下葉無気肺、肺炎の診断にて2007年3月17日に入院し、抗生剤で加療されていた。発熱の改善を認めず、3月22日より右背部・側腹部痛が出現した。その後徐々に腹痛が増強し、3月23日深夜には理学的所見にて腹部やや硬、腸蠕動音微弱、腹膜刺激所見を認めた。3月...
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- ラミブジン投与により肝予備能が改善し、肝癌治療が施行できたChild C B型肝硬変の一例
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荻野 展永(宮崎大学 医学部 内科学消化器血液学分野)
今回我々は、ラミブジン投与により肝予備能が改善し、HCCに対して肝動脈化学塞栓術が施行できた非代償性肝硬変の一例を経験したので報告する。症例は56歳、男性。1996年検診で肝障害を指摘され、近医を受診、B型慢性肝炎と診断されたが、定期通院を自己中止していた。2005年11月頃より腹部膨満感、下腿浮腫、体重増加(7-8kg)が出現し、近医を受診、黄疸、腹水貯留を指摘され、肝硬変を疑われ、他院を紹介受...
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- Cyclooxygenase(COX)-2阻害剤(モービック)併用化学療法が著効した肝細胞癌肺転移の1例
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坂本 良平(福岡大学 医学部 消化器内科)
症例は71歳の男性。2006年3月と9月に肝細胞癌に対してTAE、RFAを受けた。その後、外来にて経過観察されていたが、12月上旬に血痰を認めるようになったため、精査加療目的で当院へ入院となった。入院時の血液検査はWBC 3600/μl, Hb 11.6 g/dl, Plt 17.3万/μl, PT 91%, T.Bil 0.7 mg/dl, AST 71 IU/l, ALT 44 IU/l, L...
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- 症状の改善にTAEが有効であった肝転移をともなう十二指腸原発内分泌細胞癌の1例
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竹内 圭志(福岡大学 医学部 消化器内科)
症例は80歳の男性。2006年11月頃より、1日20行程度の下痢が続くようになり、同年12月18日に当院を受診された。大腸内視鏡および小腸造影検査で異常所見は認めなかったが、腹部超音波検査にて肝腫瘍を指摘されたため、精査加療目的で入院となった。血液検査ではWBC 6200/μl, Hb 13.5 g/dl, Plt 17.9万/μl, Alb 4.0 g/dl, T.bil 0.7 mg/dl, ...
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- 急性肝炎との鑑別に苦慮したゲノタイプA B型慢性肝炎急性増悪の一例
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真鍋 直也(琉球大学 医学部 第一内科)
【はじめに】わが国では成人のHBV初感染の場合、急性肝炎を経てHBs抗原は陰性化することが一般的だが、感染後の経過については近年HBVのgenotypeにより異なることが明らかになってきている。今回我々は急性肝炎との鑑別に苦慮したB型慢性肝炎の一例を経験したので報告する。【症例】43歳男性【主訴】全身倦怠感、黄疸、食欲低下。【現病歴】毎年の検診歴はあったが、平成18年12月に上記主訴にて近医受診し...
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- 異時性多発胃癌の1例
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石野 信一郎(医療法人 かりゆし会 ハートライフ病院 外科)
今回我々は、異時性に3箇所に発生した稀な多発胃癌の一例を経験したので報告する。症例は78歳男性。1997年10月に胃角上部小彎にIIc型胃癌が発見され、EMRを施行した。その後定期的にフォローしていたが、1999年2月、GIFにて胃角上部小彎の生検より胃癌が発見された。前回と同部位のため遺残と考え、再度EMRを施行したが、病理にて側方断端陽性のため、腹腔鏡下胃部分切除を施行した( tub1, m,...
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- ESDにより確定診断に至ったBarrett食道腺癌の一例
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沖田 英樹(医療法人財団 福岡和白病院消化器科)
[はじめに]我国において、Helicobacter Pyloriの感染頻度の低下に伴い、逆流性食道炎・Barrett食道の増加が認めている。しかし、未だにBarrett食道に合併した食道腺癌の本邦報告例は少ない。今回我々は内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection; ESD)を施行することによって、確定診断に至ったBarrett食道腺癌(SSBE由来)...
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- EUSが診断に有用であった直腸duplication cystの一例
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厚地 修太朗(熊本大学 医学部 放射線診断科)
患者は64歳、男性。生来健康であったが、平成16年3月腹部膨満感の精査にて膀胱背側、直腸腹側に約4cmほどのcystic massを指摘される。経過観察されていたが、平成18年6月施行のMRIにて5cm超と増大傾向を認めたため、精査、加療目的にて当院紹介となる。CT、MRI、大腸超音波内視鏡などによる精査にて確定診断にはいたらず、手術となったがretrospectiveに見ると、術前に施行した大腸...
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- CA19-9高値を伴った脾上皮性嚢胞の1例
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平原 信哉(潤和会記念病院 外科・消化器科, 宮崎大学臨床研修センター)
われわれは比較的まれな脾上皮性嚢胞を経験したので報告する。症例は32歳、女性。家族歴・既往歴に特記すべき所見なし。現病歴:2006/9ころから左側から背部にかけて膨満感を伴う疼痛を自覚したが放置していた。11月になり食事摂取量が減少したので気になり近医を受診した。上部消化管内視鏡検査を受け胃弓隆部の壁外性圧迫を指摘され精査・加療目的で当科紹介受診となった。腹部理学所見で左季肋部にから背部にかけて軽...
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- 血球貪食症候群を合併した潰瘍性大腸炎の1例
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梅野 成大(福岡大学 医学部 消化器内科)
症例は36才の女性。1993年に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され、以後、内服治療にて安定して経過していた。2007年1月初旬に発熱、下血、ふらつき感が出現したため、精査加療目的に当院へ入院となった。入院時には体温36.7℃と発熱は改善していた。血圧は118/72 mmHg、脈拍は108/minで整。血液検査ではWBC 3700/μl, Hb 6.6 g/dl, Plt 4.5万/μl, T.P 6....
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