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検索結果は17件です。

HCV全長解析によるIL28B SNPと独立して治療効果を規定するウイルス因子の検討
前川 伸哉(山梨大・1内科)
【目的】宿主のIL28B SNPはPEG-IFN/RBV併用療法における治療反応性を規定することが明らかとなったが、同SNPはさらにウイルスの存在様式にまで影響を与える可能性が示唆されつつある。一方で、同じIL28BSNPを有していても治療反応性が異なる症例を認め、このような場合に最終的な治療効果を規定している因子が何なのか明らかとなってはいない。本研究においては、ウイルス全ゲノム解析を含めた検討...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

慢性C型肝炎治療に及ぼすIL28BおよびITPAの遺伝子多型とHCVウィルスゲノム変異の影響
越智 秀典(広島大・消化器・代謝内科, 理化学研究所・横浜研究所・ゲノム医科学研究センター)
【目的】C型肝炎ウィルス(HCV)1b型はペグインターフェロン(PEG-IFN)・リバビリン(RBV)療法の著効率が50%前後と低く臨床上の大きな問題点となっている。今回我々はIL28B多型及びITPA多型とHCVの ISDR及び core領域の変異との関連性を治療効果への影響に着目して検討した。【方法】PEG-IFN・RBV治療を施行した慢性C型肝炎(Genotype1b)813例[sustai...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

C型慢性肝炎に対するPEG-IFN/RBV48週および72週投与の治療効果に関連するIL28BおよびITPA 遺伝子多型の解析
伊藤 清顕(国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター)
【目的】慢性C型肝炎genotype 1b型、高ウイルス量症例に対するペグインターフェロン・リバビリン併用療法(PEG-IFN/RBV)に関して、Late Virological Response症例に対しては72週間の延長投与が行われている。しかし、投与終了後の再燃を認める症例も多く、治療効果を予測する因子の探索が重要である。本研究ではPEG-IFN/RBV48週標準投与と72週の延長投与におい...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

PEG-IFNα2a/RBV併用療法におけるResponse-Guided TherapyとIL28B多型との関連性の検討:ReGIT-J study
工藤 正俊(近畿大・消化器内科)
【目的】HCV-RNA陰性化時期による最適の治療法を検討する目的で多施設共同によるランダム化臨床試験を行ない、IL28BとHCV-RNA陰性化率、SVR率の関連性を検討した。【方法】対象は、PEG-IFNα-2a(PEG)単独療法で治療開始した1型・highのC型肝炎212例(平均57.5歳、M/F=93/119、HCV-RNA=6.4 Log IU/mL)。 4・12・24週時点でHCV-RNA...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

C型慢性肝炎のインターフェロン治療抵抗性機序におけるIL-6の関与
中川 美奈(東京医歯大・消化器内科)
【目的】生体防御反応や免疫機能制御を担う多機能サイトカインとして知られるインターロイキン6(IL-6)が、肝炎の進展や肝発癌にも関与するという報告がなされている(Naugler 2007 Science, Ji NEJM 2009)。今回我々はC型慢性肝炎の治療抵抗性におけるIL-6の関与について検討を行った。
【方法】2004年12月より当院および研究協力施設でインターフェロン(IFN)治...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

血小板低値のC型慢性肝疾患症例におけるインターフェロン治療に関する検討
榎本 平之(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科))
【目的】血小板低値のC型慢性肝疾患症例では、インターフェロン(IFN)やリバビリン(RBV)の十分な投与が困難な例が多い。われわれは血小板低値症例に対する脾摘、あるいは部分脾動脈塞栓術(PSE)の意義について検討した。【方法】(1)当院でC型肝硬変にPEG-IFN/RBV併用療法を行った87例(非処置63例、脾摘22例、PSE 2例)について、血小板数、薬剤コンプライアンス、SVR率に関して検討し...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

HCV関連生体肝移植症例の予後に関わる因子の解析、特にIL28BSNPの関与について
柴田 英貴(長崎大大学院・消化器病態制御学)
【目的】生体肝移植は末期肝疾患の治療法として最も有効な手段である。しかし、最も症例の多いHCV関連例において他疾患よりその予後が悪いことが知られている。また最近HCV感染に関してIL28BSNPの重大な関与が指摘されており、生体肝移植例においても同様に報告されている。当科でもIL28BSNPの判定を2010年3月から開始したのでその結果を報告する。【方法】当院で2010年3月までに行われた生体肝移...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

データマイニング解析に基づくC型肝炎の個別化医療
黒崎 雅之(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】C型肝炎に対する個別化治療のために、発癌リスク、PEG-IFN・RBV療法の治療効果、副作用を予測するモデルをデータマイニングにより構築した。【方法】IFN非著効例1,003例を対象として5年以内の発癌を予測するモデルを構築し1,072例の外部コホートで検証した。PEG-IFN・RBV療法で12週以内にHCV RNAが陰性化した(cEVR)951例を対象として再燃を予測するモデルを構築し5...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

C型肝炎の治療抵抗性と肝発癌に影響するウイルス・宿主要因の検討
芥田 憲夫(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】当院ではHCV-1b Coreアミノ酸置換が抗HCV療法難治要因かつ肝発癌に影響することを報告してきた。今回は、C型肝炎の治療抵抗性と肝発癌に影響するウイルス・宿主要因について検討した。【方法】〔検討1〕当院でRBV併用療法48週間投与を完遂したHCV-1bの474例と、〔検討2〕PEG-IFNα2b/RBV/Telaprevir(TVR)を施行されたHCV-1の81例(HCV-1b 80...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

肝炎コホートにおけるHCV自然治癒および肝発癌関連因子からみたC型慢性肝炎に対する個別化医療の可能性
渡辺 久剛(山形大・消化器内科)
【目的】ペグインターフェロン・リバビリン併用療法の治療効果や副作用を事前予測することは肝炎治療の個別化に重要であり、そのためにはまず抗ウイルス治療適応例の選択や肝発癌に関わる因子について、HCV持続感染者の自然経過とその背景を明らかにすることが必要である。そこで一般住民の肝炎コホートを用いてHCV自然治癒および肝発癌関連因子について解析し、C型肝炎に対する個別化医療への応用の可能性を検討した。【方...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療反応性と肝組織及び末梢血液ISGs発現の関連性について
本多 政夫(金沢大・消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎(CHC)に対するインターフェロン(IFN)療法反応性には宿主因子・ウイルス因子の両者が関与している。これまでに我々は、IL28B遺伝子多型と肝組織ISGs発現の関連を解析し、IL28Bマイナーアレルでは肝内ISGs発現が高く、IFN療法抵抗性の要因となっている可能性を示した(Gastroenterology 2010)。今回は、末梢血液のISGs発現と治療効果との関連性を検討...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

インターフェロン関連遺伝子発現プロファイルは慢性C型肝炎治療効果予測に有用なマーカーである。
村上 善基(京都大大学院・ゲノム医学センター)
【目的】慢性C型肝炎治療の標準的な治療方法であるペグインターフェロンとリバビリン併用療法(以下併用療法)は難治例での奏功率は55%程度にとどまる。副作用等のため治療中断例もあるため、有用な治療効果予測が望まれている。治療効果予測因子は様々な解析がなされているが代表的なものとしてIL28Bの遺伝子多型は併用療法の無効例予測に有用なマーカーとして知られている。今回我々は肝組織にて発現している遺伝子解析...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

IL-28B遺伝子周囲に存在するSNPsの機能解析と臨床的意義
杉山 真也(国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター, 名古屋市立大大学院・病態医科学)
【目的】C型慢性肝炎のインターフェロン治療に関連する因子として,IL-28B周囲のSNPsを報告した(Nat Genet. 2009).しかし,この遺伝子周辺には強い連鎖不平衡が認められ,この中のどのSNPsが重要なものであるかは不明のままである.そこで,IL-28B遺伝子近傍に存在するSNPsについて個々の機能解析を実施した.【方法】メジャーホモとマイナーホモ検体について,IL-28Bを含む周囲...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

ヒト肝細胞での自然免疫応答におけるIFN-λの重要性とその誘導メカニズム
平田 雄一(東京都医学総合研究所・感染制御プロジェクト)
【目的】自然免疫は非自己RNAを認識し、IFNを産生する。我々は、dsRNAであるpolyICと肝臓特異的DDSであるカチオニックリポソームの複合体(polyIC-LIC)が、ヒト肝臓においてIFNβでなくIFNλを強力に誘導し抗HCV効果を示すことを報告した。しかし、IFNλとIFNβが自然免疫においてどのような役割を果たしているかは明らかでない。そこで、IFNλ及びIFNβの役割を明らかにする...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

C型慢性肝炎患者におけるIL-28B遺伝子多型別のPEG-IFN・リバビリン療法の効果と末梢血単球膜上1型インターフェロンレセプター2発現の関係
篠原 美絵(東邦大医療センター大森病院・消化器内科)
背景および目的:C型慢性肝炎(CHC)の標準治療であるPEG-IFN・リバビリン(P+R)併用療法の治療効果にIL-28Bの遺伝子多型(SNPs)が関与することが明らかになっている。我々は以前からCHC患者の末梢血中単球膜(Mo)上の1型IFNレセプター2(IFNAR-2)の発現を検討してきた。今回、Genotype1bかつ血清ウイルス量高値のCHCに対してP+R併用療法を行い効果が判明している症...

第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

溝上 雅史(国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター)
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第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子

泉 並木(武蔵野赤十字病院・消化器科)
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第53回日本消化器病学会大会C型肝炎個別化医療のための宿主因子・ウイルス因子