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検索結果は14件です。

S2-01 当院での低容量アスピリン使用による上部消化管病変の疫学調査
田村勇(三木市民病院消化器科)
【目的】日本人の胃酸分泌は欧米人に比較して低いので欧米からのアスピリンの上部消化管粘膜障害の報告を参考にするには不十分である可能性がある.よって現状について日本人を対象とした我が国独自の疫学調査が必要である.今回我々は当院循環器内科領域での低容量アスピリン使用と併用薬による上部消化管病変を上部消化管内視鏡で確認し疫学を明らかにすることを目的とした。【方法】2005年12月1日から2006年11月3...

第94回日本消化器病学会総会低用量アスピリンと消化管病変

S2-02 低用量アスピリン服用者における経過観察中の消化管傷害について-448例における検討-
山本貴嗣(帝京大学医学部内科)
【目的】近年動脈硬化性疾患の増加に伴って低用量アスピリン(LDA)を服用している症例が漸増しその消化管傷害が臨床的に問題になっている.しかしわが国においては疫学データが十分でなく特に経過観察例における研究はほとんど見られない今回我々はLDA服用者を対象に経過観察を行い消化管におけるイベントの発症について調査した.【方法】2005年1月から2006年12月の間に当科にて上部消化管内視鏡検査を行ったL...

第94回日本消化器病学会総会低用量アスピリンと消化管病変

S2-03 低用量アスピリンによる重篤な上部消化管障害の特徴と予防
石川茂直(香川県立中央病院消化器内科)
【目的】低用量アスピリンによる胃・十二指腸潰瘍の出血と穿孔の特徴と適切な予防を検討する.【方法】(検討1)対象は2000年1月から2006年12月の7年間に当院で吐下血にて緊急内視鏡止血術を施行した(重篤な出血と定義)胃・十二指腸潰瘍出血228例と胃・十二指腸潰瘍穿孔42例.発症時のNSA】])s使用の有無によりtNSA皿)s群と非NSAIDs群に分けさらにNSAIDs群を低用量アスピリン非アスピ...

第94回日本消化器病学会総会低用量アスピリンと消化管病変

S2-04 脳梗塞患者における胃十二指腸粘膜障害の検討
根間洋明(札樽病院内科)
【目的】脳梗塞の二次予防には抗血小板薬抗凝固薬が用いられる.アスピリンはその中心となる薬剤であるがアスピリンの消化管障害が問題となっている.今回脳梗塞患者においてアスピリンの使用者と非使用者で胃十二指腸潰瘍及び康燭の頻度を比較検討した.【方法】平成17年4月から19年9月まで脳梗塞後のリハビリのため入院しスクリーニングの上部内視鏡検査が施行された142例を対象とした内視鏡にて5mm以上の粘膜次韻を...

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S2-05 低用量アスピリン内服者における胃潰瘍の特徴
吉田岳市(国立国際医療センター消化器科)
【目的】高齢化と生活習慣病の増加により脳梗塞心筋梗塞に対して低用量アスピリン(LA)を用いる機会が増えている. LA常用者における上部消化管粘膜障害に関する報告が次第に増加しているがその実態については不明な点も多い今回我々はLA潰瘍の実態を明らかにするために}工pylori(Hp)感染およびNSAID潰瘍との関連を含めて検討した.【方法】2004年1月から2007年3月までに上部消化管内視鏡検査で...

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S2-06 低用量アスピリンの併用が与える長期NSAID服用者における消化性潰瘍発症への影響
三宅一昌(日本医科大学消化器内科)
【目的】関節リウマチ(RA)患者における消化性潰瘍(PU)の発症には非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の長期使用に加えNSAID重複(経口と座薬など)「寳tステロイド(PSL)やストレスなど複数の要因が関与している.高齢化社会を迎え心血管疾患の1次・2次予防として低用量アスピリン(ASA)の使用が急速に広まりPUや潰瘍出血の増加が懸念されている.NSAID起因性PUの発症に関わるとされる危険因子...

第94回日本消化器病学会総会低用量アスピリンと消化管病変

S2-07 低用量アスピリンによる消化性潰瘍の危険因子予防薬についての検討
河野孝一朗
【目的】低用量アスピリン(L-Asp)は抗血小板を有するため他のNSAIDsと異なり動脈血栓性疾患の予防目的で使用されそれに伴う消化性潰瘍が重大な問題となっている.そこで消化性潰瘍出血性潰瘍の危険因子予防薬を明らかにすることを目的に検討を行った.【方法】2003年12月1日から2005年12月31日の25ヶ月間に上部消化管内視鏡検査を受けた30850人のうちL-Aspを常用していた1215人を対象...

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S2-08 H.pylori陰性若年健常ボランティアに対する低用量アスピリンによる胃粘膜障害とPPI併用による予防効果と胃内pHの検討
西野眞史(浜松医科大学内科学第一講座)
【目的】近年高齢化社会を迎え低用量アスピリン(以下L-Asp)の定期内服者は確実に増加しL-Asp内服に起因した胃粘膜障害の発生率が増加することが予想され適切な予防法の確立が必要である.演者らはH.pytort wa性健常ボランティアに対するL-Asp短期投与による胃粘膜障害やプロトンポンプインヒビター(以下PPD併用による粘膜障害の予防効果と胃内pHの関係を検討した.同時にPPIの代謝に与えるC...

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S2-09 低容量アスピリンの上部消化管粘膜に及ぼす影響
河合隆(東京医科大学病院内視鏡センター)
【目的】低用量アスピリンは虚血性心疾患および脳血管障害の予防というメリットと同時に消化管粘膜障害および出血が起こすデメリットの両者があり問題となっている.しかしながら低用量アスピリンの粘膜障害の発生機序・期間に関する詳細な検討はない.そこで今回我々は低用量アスピリン内服後経時的に内視鏡を行い粘膜傷害の出現の程度を検討した.【方法】対象はH.pylori陰性ボランティア20人.平均年齢は24.9歳....

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S2-10 低用量アスピリン内服中の患者における上部消化管粘膜障害と消化器症状の検討
井上雅文(岡山大学消化器・肝臓・感染症内科)
【目的】循環器疾患を有する患者の低用量アスピリン内服による上部消化管粘膜障害と消化器症状の閲連を検討した.【方法】対象は当院循環器内科通院中で低用量アスピリンを8週以上内服している患者でアスピリンは休吟せず上部消化管内視鏡を施行した.消化管粘膜障害はmodified Lanza Scale(MLS)を用い患者の消化器症状はGastrointestinal Symptom Rating Scale(...

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S2-11 低用量アスピリンによる上部消化管病変とその臨床背景の検討
富本彩子(横浜市立大学・分子消化管内科)
【背景1わが国における低用量アスピリンでの消化管粘膜障害に関してのevi-denceは極めて乏しい.近年循環器や神経内科領域での処方される患者数は高齢化社会を背景に増加の一途であり消化管出血の合併症などその対策は急務である.消化管出血をきたした患者の解析は多くなされているがその前病変としての低用量アスピリン投与患者の臨床背景や消化管粘膜病変の知見は乏しい.【目的】当科および関連8施設での低用量アス...

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S2-12 低用量アスピリン服用に伴う上部消化管小腸病変の現状
小森真人(関西労災病院内科)
【目的】2000年に保険適応を取得して以来虚血性心疾患や脳疾患の二次予防として低用量アスピリン(81-100mg/日)を用いる機会が急増しており当院においても年間約500症例に新規投薬が開始されている従来低用量アスピリンと上部消化管病変に関する疫学研究の報告は多いが小腸病変に関してはその診療の困難性からか殆ど報告されていない近年カプセル内視鏡(CE)やダブルバルーン内視鏡(DBE)の登場により小腸...

第94回日本消化器病学会総会低用量アスピリンと消化管病変

S2-13 大腸憩室出血における低用量アスピリンの影響
山田篤生(東京大学消化器内科)
【目的】大腸憩室症の有病者は多くそのほとんどは無症状であるが時に出血をきたし重篤となる場合がある.大腸憩室出血の危険因子の報告は少なく非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)内服との関係が示唆されているものの十分な検討がなされていない.本研究では大腸憩室出血におけるNSAIDsと低用量アスピリンまた動脈硬化関連因子の影響について検討した【方法】1995年9月より2005年12月までに東京大学医学部...

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S2-14 低用量アスピリン服用による大腸病変のcase control study
澁谷智義(順天堂大学医学部消化器内科)
【背景】我々はNSAIDs服用後に発症した大腸病変をNSAIDs起因性大腸病変としその発生リスクがNSAIDs長期服用群では非服用者と比べ2.04(95%CI:1.10-3.75)と有意に高いことを報告してきた.近年NSAIDsの中でも虚血性心疾患や脳血管障害の再発予防に対し低用量アスピリンの長期服用患者が増加している.そこで今回我々は低用量アスピリン服用患者における大腸病変をcase contr...

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