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検索結果は15件です。
- 膵内副脾に発生した類上皮嚢胞の1例
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後藤田 達洋(岡山済生会総合病院内科)
症例は58歳女性。検診での腹部超音波検査(US)にて膵体尾部腫瘤影を指摘され、精査目的で当院受診となった。受診時の血清CA19-9は43.1U/mlと軽度高値であった。当院での腹部USでは、膵尾部に46×35×34mm大の境界明瞭で内部不均一な腫瘤を認めた。腹部造影CT検査では、膵尾部に被膜を伴う43mm大の単房性嚢胞性腫瘤を認め、被膜の一部は脾臓と同程度に造影された。腹部MRIではT1強調像で低...
第098回中国支部例会 >
- 再生不良性貧血に至った小児重症肝炎の1例
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杉浦 香織(倉敷中央病院)
【症例】10歳代前半 男性 【主訴】黄染、全身倦怠感、食思不振 【現病歴】1か月前から全身倦怠感あり、同時期から水様便が5回/日程度続いていた。数日前から食思不振・腹痛・眼球黄染認め、近医にて血液検査で肝逸脱酵素が著明に上昇していたため、当科紹介となり、精査加療目的に入院となった。 【既往歴】特記すべき事項なし。輸血歴なし。肉類生食のエピソードなし。服薬なし。 【家族歴】肝...
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- 進行肝細胞癌に対するソラフェニブ初回投与量別の比較検討
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川野 道隆(綜合病院社会保険徳山中央病院 消化器内科)
【背景】本邦ではソラフェニブ投与による手足症候群など有害事象の出現が多く投与量や投与方法について今後も議論する余地がある。今回当院でソラフェニブを使用した進行HCCを対象に初回投与量別に比較検討を行った。【方法】対象は2009年6月~2012年2月にソラフェニブ投与開始した進行HCC32例。3か月間以上投与可能であった21例に対して初回投与量別に投与期間、全生存期間、総積算量をレトロスペクティブに...
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- conversion surgeryをおこなったstage IV胃癌の2例
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天野 美緒(JA尾道総合病院 消化器内科)
【はじめに】StageIV切除不能胃癌に対する標準治療は化学療法である。近年、化学療法の著効によりリンパ節転移や遠隔転移が消失し、切除可能となる症例が報告されるようになってきた。当院でもStage IV胃癌に対して化学療法を行ない、遠隔転移消失を認め、conversion surgeryをおこなった2症例を経験したため報告する。【症例1】60歳代、女性。平成23年6月、嚥下時のつかえ感および頻回嘔...
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- PET-CTを契機に発見された男性膵solid-pseudopapillary neoplasmの1例
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鳩岡 正浩(広島市立安佐市民病院 消化器内科)
【症例】3●歳,男性。【既往歴】特記事項なし。【現病歴】健診でSCC高値にてPET-CT施行したところ,膵尾部に異常集積を指摘され当科紹介された。腹部造影CTでは膵尾部に造影早期相で周囲膵組織より造影効果の乏しい16mm大の腫瘤として認められた。周囲に石灰化成分を伴うが嚢胞成分は認めず,周囲組織への浸潤も認めなかった。腹部MRIではT1WI等信号、T2WI高信号、DWIで著明な高信号を呈していた。...
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- 多発性肝・骨転移を伴う膵神経内分泌腫瘍に対するエベロリムス投与中に急性腎不全をきたした1例
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播磨 博文(山口大学大学院 医学系研究科 消化器病態内科学)
症例は60歳代女性。20XX年9月に心窩部違和感を主訴に近医を受診したところ、多発性肝腫瘤を指摘され精査加療目的に当科紹介となった。身体所見では右助弓下に肝を2cm触知した。ホルモン過剰症状は認めなかった。血液検査では軽度肝酵素の上昇を認めた。腹部造影US、腹部造影CTでは造影効果を伴う25mm大の膵腫瘤と多発性肝腫瘤を認めた。PET-CTでは膵腫瘤、多発性肝腫瘤の他、第1、第3腰椎にFDG高集積...
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- 高度狭窄にて手術を施行した虚血性大腸炎の2症例
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平野 哲朗(独立行政法人 労働者健康福祉機構 中国労災病院 内科)
症例1は74歳、S状結腸癌術後の男性。下行結腸の虚血性大腸炎に対し保存的加療を行い、軽快退院後外来フォローしていた。退院1か月後に施行した大腸内視鏡検査ではほぼ全周性の白苔に覆われた潰瘍を認め、scopeの通過は可能であったが、退院4か月後に施行した大腸内視鏡検査では下行結腸の全周性狭窄を認めた。同部はscopeの通過不能で、注腸造影では狭窄は長径10cmであった。イレウス症状はみられなかったが、...
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- 胆管炎を契機に発見された胆管腺腫の2例
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大谷 一郎(県立広島病院 消化器内科)
肝外胆管腫瘍は多くが悪性であり、良性腫瘍の報告は少ない。今回胆管炎を契機に発見された胆管腺腫の2例を経験したので報告する。【症例1】78歳 男性。心窩部痛を主訴に当科を受診。血液検査上WBC 13100/μl、CRP 14.4mg/dl、T-bil 2.2mg/dl、AST 128U/l、ALT 105U/l、ALP 283U/lと炎症反応、肝酵素が上昇しており、US・CTで胆嚢腫大、胆管拡張を認...
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- 肝内血腫を形成した肝細胞癌破裂の1例
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大西 理乃(総合病院岡山市立市民病院 肝疾患センター)
【はじめに】今回我々は肝内血腫を形成した肝細胞癌破裂の1例を経験したので報告する。【症例】80歳、男性。前立腺癌、認知症、高血圧にて近医通院中であった。過去に肝機能異常や肝腫瘤を指摘された事はない。平成24年7月下旬に突如腹痛を訴え当院受診した。腹部dynamic CTにて肝S4に血腫と思われる占拠性病変と、造影剤の血管外漏出像、血性腹水貯留を確認した。著名な貧血の進行を認めショック状態であったた...
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- 血管炎様の多彩な全身症状を呈した好酸球性胆管炎の一例
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冨永 明子(JA広島総合病院 消化器内科)
症例は76歳男性で既往には肺気腫、副鼻腔炎があった。発熱、心窩部不快感を主訴に当院を受診した。血液検査にてWBC22000/μl(Eos50%)と好酸球優位の白血球増多、肝胆道系酵素の上昇を認め、IgG(2193mg/dl)、IgE(2654IU/ml)、IgG4(431mg/dl)と高値、抗核抗体(320倍)と陽性であった。HBs抗原、HCV抗体、抗ミトコンドリア抗体は陰性であった。腹部超音波検...
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- 先天性膵体尾部欠損症の一例‐その概念についての検討‐
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板倉 由幸(松江赤十字病院 消化器内科)
【患者】70歳代、女性【主訴】腹痛、発熱【現病歴】2011年6月上旬、近医より腹痛を主訴に当科紹介となり、急性胆管炎と診断され入院加療となった。ERCP施行するも結石は認めず、傍乳頭憩室の存在によりLemmel症候群と診断、また入院後のCTで膵体尾部欠損を指摘された。EST施行し第11病日に退院した。しかし同年7月中旬に腹痛再燃し、再入院となった。【入院時現症】軽度黄疸あり、上腹部に圧痛を認めた。...
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- 緩徐に増大し肝部分切除を施行した肝血管筋脂肪腫の1例
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保田 和毅(独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器科)
症例は71歳女性。2008年6月子宮体癌に対し当院婦人科にて子宮全摘術両側付属器切除術施行され、その後再発なく経過していた。2010年8月経過観察目的のCTで肝S7に8mm大の淡い低吸収域を認めた。同部位はその後緩徐に増大していき、2012年3月のCTでは30mmまで増大したため精査目的で当科紹介。血液検査ではHBs抗原陰性、HBc抗体陰性、腫瘍マーカーはAFP 5.5 ng/ml、PIVKA 1...
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- 食道潰瘍を伴った重症潰瘍性大腸炎の一例
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住元 旭(広島記念病院内科)
症例は30歳代女性。他院にて全大腸炎型潰瘍性大腸炎の治療を受けていた。寛解状態が維持されていたが、平成2○年○月になり10回/日以上の下痢、血便、腹痛、38℃以上の発熱が出現するようになった。その後、前胸部痛も出現し食事摂取が困難となってきていた。C7HRPは陰性で、5ASAの内服と注腸療法の併用が行われたが、病状が改善しないため治療目的にて当院に紹介となった。入院時の大腸内視鏡検査では、横行結腸...
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- 腎摘出から21年後に発症した腎細胞癌膵転移の一例
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田邉 規和(山口大学大学院 医学系研究科 消化器病態内科学)
症例は60歳代男性。21年前に左腎細胞癌に対し左腎摘出術の既往があった。20XX年9月に上行結腸のLSTに対する内視鏡的治療目的に当科入院となった。術前スクリーニングのため施行された腹部超音波検査で膵鉤部に20mm大の腫瘤を指摘された。大腸LSTに対してEMRを施行し、偶発症を認めず退院となった。同年10月に膵腫瘤精査目的で当科再入院となった。身体所見では腹部正中に腎摘出後の手術痕を認めた。血液検...
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- PSE後に3剤併用IFN治療をおこなったC型慢性肝炎の1例
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黒木 一峻(広島赤十字・原爆病院 肝臓内科)
はじめに:1b型高ウイルス量のC型慢性肝炎の標準治療は3剤併用IFN治療が推奨されているが、治療中の血小板低下のため治療に難渋することがある。 血小板低下症例に対しては部分的脾動脈塞栓術(PSE)が有効とされているが、PSE 後の3剤併用IFN治療の報告例はまだない。 今回PSE後3年半目に3剤併用IFN治療を行った症例を経験したので治療経過を報告する。 症例は45歳の男性。HCVは1bTaqMa...
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