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検索結果は17件です。

当クリニックにおける患者さんに優しい大腸内視鏡検査
村田 聡(ムラタ胃腸クリニック)
[はじめに]当院は開業15年目になる内視鏡専門クリニックであり、開業後約13000件、昨年は年間1426件の大腸内視鏡検査(TCS)を行った。当院における患者さんに優しい大腸内視鏡検査の取り組みについて述べる。[工夫点]1)患者さんの気持ちを考慮し院内の雰囲気、受付の対応、ユニフォームの色等に配慮している。検査の必要性、sedationを使い苦痛の少ない検査について説明し、身長、体重、排便状態、腹...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

当院における大腸内視鏡検査システムに対する安全対策のトータルコーディネート
白倉 立也(松島病院・大腸肛門病センター)
当院では大腸内視鏡検査専門施設として1987年に開院し、年間計2万件以上の検査・治療を実施しているが、重篤な合併症や偶発症の発現は0.001%(2003年~2007年)と極めて低率に留まっている。ところで、大腸内視鏡検査は昨今の大腸癌の増加に伴い今後更に需要の増加が見込まれることや1回限りではなく定期的なフォローアップが必要となる検査であることから、被検者に優しくかつ安全な手技・管理が求められる検...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

苦痛なく安全な大腸内視鏡の挿入と工夫
山村 冬彦(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
大腸内視鏡検査では苦痛を最小限にとどめ短時間で挿入することは重要である。当センターでは軸保持短縮法での挿入を基本としている。これは大腸の4つの屈曲点を直線で結び、その線を大腸の軸と仮定し、その軸へ内視鏡を一致させるよう短縮しながら挿入する方法である。Rsを左トルクで越え、腸管を内視鏡画面の右に展開し、送気を最小限にしてS状結腸を極力押さずにたたみこむ。ループを作らずに短縮すれば、約25~30cmで...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

乳幼児に対する大腸内視鏡検査の安全性
鈴木 肇(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
【背景】本邦において大腸癌は罹患率,死亡率とも高く早期発見,早期治療が重要な疾患である.近年,様々なスクリーニング法の有用性が報告されているが,大腸癌の診断には大腸内視鏡検査が必須である.しかし,検査に伴う偶発症や死亡例も報告されており苦痛の少ない安全な検査が要求される.【目的】より慎重な前処置・前投薬および挿入が要求される,乳幼児に対する大腸内視鏡検査の安全性を検討する.【対象と方法】当院では小...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

患者にやさしい大腸内視鏡検査を目指して~患者心理からみた検討~
新美 惠子(東京大附属病院・光学医療診療部)
【目的】スクリーニング検査として大腸内視鏡検査の需要は高まっているが、上部内視鏡検査と比較し不快感や羞恥心を伴う検査である。技術的検査困難因子として、体型、手術歴などがあるが、不安や緊張といった心理面も大きく影響する。また、女性被験者は女性検査医を希望するという報告もある。患者にやさしい検査を行うために、技術的難易度と患者心理の関係を分析し、不安が大腸内視鏡検査に及ぼす影響を検討した。【方法】当院...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

大腸内視鏡検査中の映像観賞は苦痛を軽減させるか:無作為対照試験
日暮 琢磨(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】大腸癌の死亡率は上昇傾向であり、大腸内視鏡検査(CF)はその死亡率を下げうる重要な検査である。しかしCF時における不安や苦痛などによりCFの受容率・再診率は高いとはいえない。CFの苦痛を減らす手段として鎮痛剤や鎮静剤を用いる方法があるが、その副作用やその後のリカバリーの必要性、薬剤コストなどの問題があり、より簡便に苦痛を取り除けることが望ましい。CF中に音楽を聴きながら検査を受けると検査中...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

経鼻内視鏡を用いた前処置薬注入による上部・下部消化管内視鏡検査同日実施(one-day method)の有用性
結城 美佳(出雲市立総合医療センター・内科)
近年我が国の大腸癌患者は増加しており、早期発見のために下部消化管内視鏡検査(CS)は有用である。しかし以前我々の検討で便潜血検査陽性であってもCS未受検者が約4割あり、その理由に前処置に対する抵抗が約1割近との報告もある。今回経鼻内視鏡からの前処置薬であるポリエチレングリコール(PEG)注入によるCS前処置の苦痛軽減効果と上部・下部消化管内視鏡検査同日実施の有用性を検討した。【方法】当院にてH23...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

患者に優しい大腸内視鏡検査時の前処置:錠剤型洗腸剤の受容性と洗浄効果
辻 陽介(NTT東日本関東病院・消化器内科)
【目的】大腸がん増加とともに全大腸内視鏡検査の重要性も増しているが、検査時の前処置負担軽減は依然重要なテーマである。今回我々は現在広く行われているPEG(polyethylene glycol)法と錠剤型腸管洗腸剤法を比較し、患者受容性と洗浄効果について検討した。【方法】現在当院では新組成錠剤型洗腸剤(NaP)のPEG法に対する腸管洗浄度・患者受容性前向き比較試験(UMIN000005385)を行...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

クエン酸モサプリド併用による腸管洗浄液(PEG)減量の試み
田近 正洋(愛知県がんセンター中央病院・内視鏡部)
【目的】大腸内視鏡検査の前処置は、現在ポリエチレングリコール含有電解質溶液(以下PEG) 2Lを用いた腸管洗浄法が標準であるが、2Lの容量は患者にとって大変苦痛である。我々はPEGに消化管運動促進薬(クエン酸モサプリド;以下モサプリド)を併用することで腸管の洗浄効果が改善することを報告した(World J Gastroenterol; in press)。今回、モサプリド併用PEG 2Lを1.5L...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

大腸内視鏡検査時の二酸化炭素送気による被験者の苦痛軽減に対しての二重盲検比較試験成績
今井 亜希(札幌社会保険総合病院・内科・消化器科)
【背景】大腸内視鏡検査(CS)は,大腸癌や前癌病変のスクリーニングおよび治療手段として普及している。しかし、CSにおいて機器や挿入技術は着実に進歩・発展してきているものの、挿入時の痛みや送気による腹部膨満感など検査に伴う苦痛は少なくない。内視鏡検査時の送気ガスとして、空気の代わりに腸管からの吸収が迅速な二酸化炭素(CO2)を使用することの利点は、以前より報告されている。二重盲検比較試験としてCS時...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

細径大腸内視鏡(PCF-PQ260)の痛みに対する有用性の検討
佐藤 浩一郎(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科)
【目的】外径9.2mmの受動湾曲および高伝達蛇管を備えた細径大腸内視鏡(PCF-PQ260L)と汎用大腸内視鏡(CF-Q260AI)と痛みの程度をprospectiveに検討する。【方法】2010年1月から2011年8月の期間に施行された大腸内視鏡適応例で、細径大腸内視鏡群(PCF群)と汎用大腸内視鏡群(CF群)に封筒法で無作為に振り分け以下のごとく検討した。1.PCF群とCF群のVAS(0-10...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

直径6.8mmの極細径内視鏡による大腸内視鏡検査:高齢女性・挿入困難例での有用性
冨樫 一智(福島県立医大・会津医療センター準備室(小腸・大腸・肛門科))
【目的】直径11mm前後の細径内視鏡が大腸内視鏡検査で一般に使用されているが、経鼻内視鏡と同様の経を有する極細径内視鏡が大腸内視鏡検査で使用された経験は少ない。昨年4月に発売された極細径大腸内視鏡機器(長径6.8mm、通常内視鏡との面積比32%、全長・有効長は同一)について、内視鏡の挿入性・ポリープ発見能・被検者の受容性の観点から検討した。【方法】2011年9-11月に1施設で大腸内視鏡を行った7...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

大腸内視鏡挿入困難例におけるDBEの有用性について
鈴木 孝良(東海大・消化器内科)
【目的】本邦における大腸癌の頻度は近年増加傾向にあるが、その診断において大腸内視鏡検査は最も標準的方法である。しかし、通常大腸スコープを使用した場合、数%の確率で盲腸までの挿入が不可能な患者が存在する。そこで、挿入率を向上するために様々な工夫が行われてきた。大腸内視鏡挿入観測装置(UPD)は挿入率向上や挿入時の疼痛軽減に寄与することが明らかとなり、挿入困難例での先端透明フード(Cap)の使用も挿入...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

患者にやさしい大腸内視鏡-傾向と対策.大腸3D-CTによる挿入困難例の検討-
赤羽 麻奈(亀田メディカルセンター幕張・消化器科)
1. 大腸内視鏡(CS)による苦痛の原因と対策:CSが受診者に与える苦痛は、肛門から内視鏡を挿入するCSの特殊性に伴う不安、恐怖、羞恥心などの精神的苦痛と、内視鏡挿入に伴う腸管伸展痛による身体的苦痛に大別される。前者への対策は、十分な説明と同意、検査中の丁寧な語りかけなどの精神的援助である。後者への対策は、適切なスコープの選択、挿入手技の熟達、麻酔の適切な投与などである。我々は人間ドックにおいてs...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

当院の患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫-「浸水法」と先端柔軟大腸鏡の運用-
水上 健(国立久里浜医療センター・内科)
我々は少量注水後、直腸S状結腸の完全脱気を行うことでS状結腸を自ずと短縮させ腸管のらせん構造に合わせた捻り操作を行う-浸水法-(Dig Endosc 2007)を発表した。本法はS状結腸を伸展しないため無麻酔で苦痛の少ない検査可能であり、海外から従来法とのrandomized studyで鎮静剤の減量が可能であったと報告があり (C W. Leung et al.Endoscopy2010)、昨年...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

Endocuff:a new device for improving colonic adenoma detection
J-F.  Rey(Department of Hepatology and Gastroenterology Institut Arnault Tzanck)
Although colonoscopy is considered the most effective test for colorectal cancer screening, it remains an imperfect tool for the detection of adenoma. One reason for missing lesions is inability to vi...

第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

J-F.  Rey(Department of Hepatology and Gastroenterology Institut Arnault Tzanck)
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第54回日本消化器病学会大会患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫