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検索結果は15件です。

ダブルバルーン式内視鏡を用いた内視鏡治療成績
藤田 朋紀(小樽掖済会病院・消化器病センター)
【目的】ダブルバルーン式内視鏡(以下DBE)により,従来は治療不可能であった疾患に対しての治療が可能となっている.当院では,2004年よりDBEを導入し,その成績,問題点につき本学会で報告してきた.また, DBEを用いた術後腸管に対するERCP関連手技,大腸挿入困難例のESD・EMRも行っている.今回,当院でのDBEを用いた内視鏡治療成績を検討したので報告する.【対象】 2004年11月から201...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

バルーン内視鏡を使用した小腸ポリープ切除術と受動彎曲機能付きシングルバルーン小腸内視鏡の使用経験
細江 直樹(慶應義塾大・内視鏡センター)
【背景、目的】Peutz-Jeghers症候群などの小腸ポリープに対するバルーン内視鏡を使用した内視鏡的ポリープ切除術の有用性が報告されているが、それらの処置を安全に行う工夫は少ない。一方、大腸ポリープに対しては、ポリープ茎部の一部分にスネアリング前にクリッピングを行い、そのクリップを足掛かりに、切除面にクリッピング、もしくは留置スネアを追加して行うアンカークリップ法が考案されている。今回、バルー...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

ダブルバルーン内視鏡(DBE)を用いたクローン病の小腸病変の評価と小腸狭窄に対するバルーン拡張術の有用性
山田 弘志(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】DBEを用いた小腸クローン病の術後腸管の評価および深部小腸狭窄に対するEBDの有効性を検討する。【方法】2003年6月~2011年12月にDBEを施行したクローン病80例中術後吻合部を観察できた46例(男女比38:8、平均年齢36.6歳、当院初回入院時までの平均罹病期間9.2年、平均手術回数1.4回)。吻合部病変はRutgeertsの分類に準じて評価した。また、小腸狭窄で腸閉塞を来した28...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

クローン病小腸狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術の適応,治療手技の妥当性および有用性とその要因に関する検討
平井 郁仁(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景】クローン病(以下,CD)の病態は経年的に変化し,年数を経るごとに狭窄病変や穿孔性合併症のリスクが増大する.小腸病変では,腸管狭窄の合併が多く,外科手術の主要因となっている.内視鏡的バルーン拡張術(以下,EBD)は外科手術を回避する有用な方法であるが,適応や方法の詳細は確立しておらず,長期的には狭窄症状再燃などの課題もある.【目的】当科でのCD小腸狭窄に対するEBDの短期治療成績から本治療の...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

バルーン小腸内視鏡によるクローン病小腸病変の評価とバルーン拡張術の解析から~治療反応性の予測は可能か?~
馬場 重樹(滋賀医大・消化器内科)
【目的】バルーン小腸内視鏡を施行した小腸病変を有するクローン病症例を対象に検討を行い、治療介入により粘膜治癒が得られている症例やバルーン拡張術に対して反応が良好である症例の特徴を解析する。【方法】クローン病小腸粘膜病変の評価をRutgeertsのスコアに準じて0から4までの5段階に評価し、粘膜障害スコア0もしくは1をMucosal healingと定義した。(1) 2006年1月より当院で複数回バ...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

大腸挿入困難例に対するダブルバルーン内視鏡を使用した原因探索と有用性
黒河 聖(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
目的:通常の大腸内視鏡検査では盲腸まで到達できない例は10%前後と報告されている.また,盲腸は病変の好発部位でもあり観察精査を要する.大腸内視鏡検査で盲腸まで到達できない大腸挿入困難例に対して,ダブルバルーン内視鏡(DBE)を使用すれば,ほぼ確実に盲腸まで到達できる.深部大腸挿入不可能な症例に対してDBEを使用して全大腸観察を可能とし,その挿入困難原因を検討し,深部大腸における治療を要する病変の有...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

大腸内視鏡挿入不能例に対するダブルバルーン内視鏡を用いた内視鏡治療の有効性、安全性-多施設共同前向き試験(DBC study)の結果に基づいて
堀田 欣一(静岡がんセンター・内視鏡科)
【目的】われわれは多施設共同前向き試験を行い大腸内視鏡挿入不能例に対するダブルバルーン内視鏡の有用性を報告した(UMIN000003464、Gastrointest Endosc 2012、UEGW2011、第83回総会)。しかし、ダブルバルーン内視鏡を用いた大腸内視鏡治療の詳細な報告はほとんどない。目的はダブルバルーン内視鏡を用いた大腸内視鏡治療の有効性、安全性を明らかにすることである。【方法】...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

非熟練者でもできる!挿入困難例に対するダブルバルーン大腸内視鏡検査(第2報)
根本 大樹(福島県立医大・会津医療センター準備室(小腸・大腸・肛門科))
【目的】大腸内視鏡挿入困難例は、専門病院の熟練内視鏡医が検査を行うことが一般的であるが、熟練内視鏡医の数は限られており、地理的にも偏在がみられる。一方、ダブルバルーン内視鏡(DBE)を用いた大腸内視鏡検査(DBC)は、挿入困難例に対して有用であることが報告されてきた。しかし、挿入困難例に対するDBCが、非熟練者でも有効であることを実証した報告はない。挿入困難例に対するDBCの、非熟練者における有用...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

改良型シングルバルーンオーバーチューブST-Y0001-2C1を用いた内視鏡処置
大圃 研(NTT東日本関東病院・消化器内科)
【背景と目的】消化管内視鏡処置において最も重要な事は安定したスコープの操作性を確保することである。我々は小腸内視鏡用のシングルバルーンオーバーチューブ(ST-SB1:長さ1320mm内径11mmオリンパス)を長さ690mmと短縮し、口径を12.2mmと大口径化したオリンパス社の試作品(ST-Y0001-2C1)を使用する機会を得たので、その使用法と有用性を報告する。【対象】スコープ操作不安定な1)...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

DBERCP145例の既往術式別成績とインジゴカルミン管腔内注入による輸入脚判定法
矢野 智則(自治医大・消化器内科)
【目的】従来は経皮的もしくは外科的に治療されてきた消化管再建術後の胆膵疾患に対して、ダブルバルーン内視鏡によるERCP(DBERCP)が可能になった。しかし、既往術式によっては困難な例もあり、既往術式別の成績を明らかにする。また、Roux-en-Y(RY)吻合部における輸入脚判定の新たな方法の有用性も評価する。
【方法1】2002年4月から2012年1月の間に当院でDBERCPを行った255...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

バルーン内視鏡を用いたadvanced endoscopic therapyの検討
島谷 昌明(関西医大・3内科)
【背景】ダブルバルーン内視鏡(DBE)は小腸疾患の診断・治療を目的に開発され、小腸疾患の診断・治療の有用性が多数報告されているが、DBEの功績は小腸疾患のみでなく、大腸・胆膵疾患症例に対する内視鏡的アプローチも可能とした。【目的】今回、DBEを用いた内視鏡治療ついて検討する。【対象】対象は2006年2月~2012年2月までDBEを施行した495例955件のうち1) 大腸挿入困難例:36例49件、2...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

ダブルバルーン内視鏡を用いた術後再建腸管を有する胆道疾患に対する治療手技と成績
堤 康一郎(岡山大大学院・消化器・肝臓内科学)
【目的】バルーン内視鏡の開発により、主として経皮的手技を要してきた術後再建腸管を有する胆道疾患に対する治療は、内視鏡的アプローチにて可能となった。当院での手技、成績と工夫を報告する。【方法】対象は2008年1月から2012年1月までに胆道疾患が疑われダブルバルーン内視鏡(DBE)を施行した79例178件。DBEはEC-450BI5(Fujifilm)を使用。再建法別に、胃切後Roux-en Y(R...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

術後腸管に対するERCPにおけるダブルバルーン内視鏡の有用性の検討
水野 浩志(仙台厚生病院・消化器内科)
【目的】Billroth-II(B-II)やRoux-en-Y(R-Y)などの術後再建腸管におけるERCPは、吻合部からの距離、屈曲や術後の癒着のため従来困難とされてきた。しかしこれらの症例に対するバルーン内視鏡(BE)を用いたERCPの有用性が報告されている。当院でも近年症例が増加傾向にあり、診断あるいは治療を完遂するために種々の工夫をしている。今回われわれは、術後腸管に対して当院にてダブルバル...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

Roux-en-Y法再建例に対する小腸バルーン内視鏡を用いた胆膵内視鏡治療
石井 健太郎(東京医大・消化器内科)
【目的】近年登場したダブルバルーン内視鏡(DBE)やシングルバルーン内視鏡(SBE)は従来挿入困難とされてきたRoux-en-Y法(R-Y)を初めとした術後腸管再建症例に対する内視鏡治療を可能とし,これまで多くの報告がなされている.しかし、実際の胆膵内視鏡治療においては現在のスコープおよび処置具は必ずしも十分とは言えず成功率を高めるためには更なる工夫とテクニックが必要とされる。今回我々は特にR-Y...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学

胃術後患者に対するOlympus社製 short type シングルバルーン内視鏡(SBE)(proto type)を用いたERCPの使用経験と従来型との比較
奥脇 興介(北里大東病院・消化器内科)
【背景】近年,バルーン内視鏡によるERCPが行われており,SBEの有用性が報告されているが,有乳頭症例の成績は満足いくものではなく,課題は多い.【目的】Olympus社製proto typeであるshort type SBE(SIF-Y0004,有効長15200mm,外径9.2mm,チェンネル径3.2mm)及びスライディングテューブ(有効長880mm)を用いたERCPの使用経験を報告し,従来型SB...

第54回日本消化器病学会大会バルーン内視鏡が変えた診断・治療学