- 演題取り消し
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B型肝炎治療の最前線
- HBsAg消失を目標としたB型慢性肝炎に対するIFN治療の位置づけ
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保坂 哲也(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】核酸アナログ(NA)治療によるHBsAg消失率は未だ低率である.以前我々はNA投与例でのHBsAg消失に寄与する因子にIFN治療歴を報告してきた.そこで今回IFN治療によるHBs抗原消失に寄与する因子と治療後の経過を解析し,IFNとNAとの効果的な組み合わせ方法について検討した.【方法】当院でB型慢性肝炎に対して従来型IFN製剤を投与し,治療終了6ヶ月後の効果判定が可能だった544例(cI...
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B型肝炎治療の最前線
- B型慢性肝炎に対するpeg-interferon単独およびsequential療法の治療効果
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黒崎 雅之(武蔵野赤十字病院・消化器科, 全国赤十字病院肝疾患ネットワーク)
【目的】全国多施設共同研究によりB型慢性肝炎に対するpeg-interferon単独およびsequential療法の効果を検討した.【対象】Peg-interferon単独療法を施行した62例は,平均年齢36歳,HBe抗原陽性63%であった.Sequential療法を施行した28例は,平均年齢40歳,HBe抗原陽性50%であった.Sequential療法は,核酸アナログ長期投与例(ラミブジン・アデ...
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B型肝炎治療の最前線
- Sequential療法を用いたB型慢性肝炎におけるdrug freeとHBs抗原量の検討
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川中 美和(川崎医大・2総合内科)
【目的】B型慢性肝炎の治療目標はHBs抗原の消失およびHBV-DNAの低下,ALTの低下による肝発癌の抑制である.今回我々はSequential療法を行った症例のHBs抗原の低下,drug freeおよび若年者に対する治療効果について検討を行った.【方法】対象は当院で2000年から2012年2月までSequential療法を行った28例(全例HBs抗原>2000COI) 1)IFNを先行し核酸アナ...
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B型肝炎治療の最前線
- B型慢性肝炎の核酸アナログ治療中止おけるシーケンシャル療法の検討
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松本 晶博(信州大・消化器内科)
【目的】B型慢性肝炎の核酸アナログ(NA)治療中止時シーケンシャル療法の効果予測因子を検討した.【方法】対象は全国10施設にてNA中止時にIFNを使用したB型慢性肝炎67例.NA開始時年齢34歳(21~57歳),男52:女15,遺伝子型 B:C:ND=4:47:16,NA投与期間8ヶ月(4~121ヶ月),LMV 51:ETV 16.NA中止時にシーケンシャルにIFN投与を開始し,基本的に6ヶ月(3...
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B型肝炎治療の最前線
- B型慢性肝炎に対するPEG-IFNの早期抗ウイルス効果:Sequential療法も含めて
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榎本 大(大阪市立大大学院・肝胆膵病態内科学)
【背景】B型慢性肝炎に対してPEG-IFNα2aの48週投与が承認された.【方法】対象は当院でIFN 治療を行ったB型慢性肝炎28例(男性20例,36±6歳,遺伝子型C 26例):PM群) PEG-IFN単独投与9例(HBeAg+5例),PS群)エンテカビル(ETV) 36週以上投与後,PEG-IFNへのSequential療法9例(HBeAg+8例),NS群) ETV 36週以上投与後,天然型I...
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B型肝炎治療の最前線
- Drug freeを目指した核酸アナログ製剤中止後のPEG-IFNα2a療法の検討
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齋藤 正紀(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科))
【目的】B型慢性肝炎の治療は核酸アナログ製剤によるHBV DNAの持続的低値と肝機能の安定化であったが,HBs抗原定量とHBコア関連抗原測定法の進歩により核酸アナログ製剤の中止やHBs抗原の陰性化を目指す治療指針へ変化し核酸アナログ製剤の中止基準が示された.しかし中止基準を満たす症例は限定されており,HBs抗原の陰性化につながる治療は未だ確立されていない.今回Drug freeを目指した核酸アナロ...
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B型肝炎治療の最前線
- IL28B SNP・IP10値に基づいたペグインターフェロン療法の早期治療効果予測の試み
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松居 剛志(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
【目的】IL28BやIP10はC型慢性肝炎に対するIFN療法の効果予測因子として知られているが,B型慢性肝炎(CHB)における意義は明らかとなっていない.今回,CHB未治療例に対するPegIFNの治療早期のHBV量とIL28B,治療前IP10値の関連を検討した.【方法】対象は2007年から2013年までにCHB未治療例に対しPegIFNα2a投与を施行した26例.これらをIL28B TT群とTG群...
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B型肝炎治療の最前線
- 免疫反応解析によるETV-IFN Sequential 療法効果の予測
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近藤 泰輝(東北大病院・消化器内科)
【背景】慢性B型肝炎病態において細胞性免疫反応は重要な役割を果たしている.我々は慢性B型肝炎においてHBV特異的CTLs, Tregs等,様々な免疫反応を解析してきた.【目的】HBV特異的CTLs, HBcAg特異的IL10産生CD4陽性細胞解析によりETV-IFN治療効果予測が可能かを検討する.【方法】ETV-IFN Sequential療法施行患者8名について書面同意の上,経時的にPBMCs,...
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B型肝炎治療の最前線
- LamivudineとAdefovir併用療法不応例,多剤耐性例に対するAdefovirとEntecavir併用療法の長期成績
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中島 知明(札幌厚生病院・3消化器科(肝臓科))
【目的】Lamivudine(LAM)とAdefovir(ADV)併用療法(LAM+ADV)不応例,あるいは多剤耐性例に対してADVとEntecavir(ETV)併用療法(ADV+ETV)を行った症例について,長期の抗ウイルス効果および経時的な耐性変異に関する検討を行った.
【対象と方法】4年以上ADV+ETVを行った18例を対象とした.8例(44%)は多剤耐性株の検出を認めないLAM+AD...
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B型肝炎治療の最前線
- ラミブジン・アデホビル併用療法反応不良例に対するテノホビルへの切替効果
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三田 英治(国立大阪医療センター・消化器科)
【目的】核酸アナログの導入によってB型肝炎の鎮静化が得られるようになったが,長期投与例が増加するにしたがい,反応不良例から耐性化する症例を経験するようになった.耐性化例に対するkey drugはテノホビル(TDF)であるが,日本ではまだB型肝炎に対し保険適応がない.今回,ラミブジン(LAM)・アデホビル(ADV)併用療法反応不良例に対するADVからTDFへの切替効果を検討した.
【方法】LA...
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B型肝炎治療の最前線
- 薬剤耐性HBVに対するテノホビルの抗ウイルス効果とgenotypeによる相違
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柘植 雅貴(広島大大学院・消化器・代謝内科学)
【背景および目的】B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ(NAs)療法は,強力な抗ウイルス効果による肝炎の鎮静化が期待できる反面,薬剤長期投与による薬剤耐性変異株の出現が問題視されている.さらに,耐性変異株の出現率にはgenotype間で異なることが報告されている.これまで,当研究室では,HBV産生培養細胞株(in vitroモデル)を用いた薬効評価系について報告してきた.本研究では,各種薬剤耐性HB...
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B型肝炎治療の最前線
- 当院および関連病院における慢性B型肝炎に対する核酸アナログ療法の有効性に関する検討
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安中 哲也(岡山大・消化器・肝臓内科)
【目的】B型慢性肝炎に対する核酸アナログ療法の肝発癌に及ぼす影響は,いまだ充分に確立していない.当院および関連病院におけるB型慢性肝炎症例に対する核酸アナログ療法の有効性について検討した.【方法】 2011年1月~2012年3月に当院および関連病院を受診した慢性B型肝炎症例におけるB型肝炎ウイルスマーカー,肝機能検査,初発肝発癌を解析し,核酸アナログ療法の有効性を検証した.【成績】症例数は975例...
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B型肝炎治療の最前線
- B型肝炎治療における疾患進展と発癌に関わるウイルスマーカー
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坂本 穣(山梨大附属病院・肝疾患センター)
【目的】B型肝炎の治療目標は,耐性獲得の低い核酸アナログ(NA)やIFN適応拡大により,HBVDNAの陰性化のみならずHBsAg陰性化や発癌抑制に変化している.そこで,治療の現状と疾患進展・発癌をIL28B SNPsを含む各種ウイルスマーカーから検討した.【方法】経過観察中のB型肝疾患患者313例,55.8±14.2(19-89)歳,M/F=180/133,自然治癒例/ASC/CH/LC/他=14...
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B型肝炎治療の最前線
- B型慢性肝炎の血清マーカーを基とするFibrosis scoreによる線維化予測の検証
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池田 裕喜(聖マリアンナ医大・消化器・肝臓内科)
【背景と目的】B型慢性肝炎(CHB)に対する長期の核酸アナログ製剤(NA)投与により肝線維化が改善することが報告されている.しかし,侵襲を伴う肝生検を複数回行うことは容易ではない.最近,4つの血清マーカーを基とするFibrosis score(FS)によるCHBの線維化予測が報告された(Ikeda K et al, Hepatol Res 2012).我々はFSの有用性を検証するため,長期NA投与...
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B型肝炎治療の最前線
- HBV/HIV共感染におけるHBs抗原を制御するサイトカインの推移
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渡邊 綱正(名古屋市立大大学院・ウイルス学)
[目的]HIV拠点病院で経験したHIV合併HBV感染症の病態は,肝炎無症候性群,自然発症の肝炎群,抗HIV治療開始後の免疫再構築による肝炎群,の3つに分類された.これら病態はHBs抗原陰性化と関連し,これまでの検討では細胞性免疫の中心であるTリンパ球数のみでは説明できなかった.そこで今回,免疫機能の指標である血清サイトカインをモニタリングし,HBs抗原コントロールに及ぼす影響を解析した.[方法] ...
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