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検索結果は15件です。
- 山形市における胃癌検診でのABC分類-A群の実態も含めて-
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吉澤 和哉(山形大学 医学部 内科学第二(消化器内科学)講座)
【目的】[1]胃癌リスクに対してABC分類の有用性が報告されており、山形市の一般住民検診で行ったABC分類について検討した。[2]H.pylori(Hp)既往感染者のA群への誤分類の増加が危惧されており、A群の胃X線所見とHp抗体・ペプシノゲン(PG)を検討した。 【方法】[1]2010年6月~2011年12月に胃X線検診とABC分類を行った連続3721名(39~74歳,平均6...
第195回東北支部例会 >
- 当院で経験した胃リンパ球浸潤癌の臨床的,病理学的検討
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大方 英樹(岩手県立中央病院 消化器科)
【背景】胃リンパ球浸潤癌(GCLS)は癌巣周囲に著明なリンパ球浸潤を伴う予後良好な腺癌であり,胃癌全体の約1~4%を占める特殊型胃癌である.また,EBV陽性が70-90%と高率でありEBウィルス関連胃癌としても注目されている.【目的】GCLSの臨床的特徴および病理組織像を明らかにすることを目的とした.【方法】過去12年間に当院で経験したGCLS12例を対象とし,臨床症状,内視鏡所見,予後,病理所見...
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- 当センターにおける胃癌治療の検討
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野口 哲也(宮城県立がんセンター 消化器科)
【はじめに】当センターは癌専門病院である特性上、診断から治療において、消化器科、消化器外科、腫瘍内科、そして、緩和医療科とそれぞれの専門医が担っている。また、その病院の特殊性から、紹介患者が多く、特に検診関連の症例も多くみられる。今回、診断から治療に至る胃癌症例8年間の推移について、検討した。【対象、方法】対象は、平成17年から平成24年までの8年間において、当センターを受診された胃癌患者1662...
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- ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診のあり方
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加藤 勝章(宮城県対がん協会 がん検診センター)
胃がん罹患のリスク要因としてはヘリコバクター・ピロリ(Hp)感染とそれに伴う胃粘膜萎縮の進展が重要である。そこで、血清Hp抗体検査とペプシノゲン(PG)法併用による胃がんリスク評価のABC分類(胃の健康度評価)を胃がん検診に導入し、効果的かつ効率的な胃がん対策の構築を目指そうという議論が盛んに行われている。しかし、ABC分類は、あくまでもの胃がん罹患予測であって、胃がんを診断するものでは無く、胃内...
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- 長期成績から見た早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の有用性
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八田 和久(東北大学病院 消化器内科)
【目的】早期胃癌に対するESDの技術確立とともに内視鏡治療の適応も拡大されてきている。当院におけるESDの長期成績を明らかにすることを目的とした。【方法】2003年6月から2008年3月までに当院で早期胃癌に対してESDを施行した235症例260病変のうち、5年以上経過観察が可能であった228症例を対象とした(追跡率97.0%)。絶対適応病変(A群、79例)、適応拡大病変(B群、104例)、適応外...
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- 高粘稠局注剤カルボキシメチルセルロースを用いたトレーニーでも安全な胃ESD
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渡辺 晃(福島県立医科大学医学部 消化器・リウマチ膠原病内科学講座)
【目的】ESDはトレーニーにとって難易度が高く習得に時間を要するが,その要因として粘膜下層の剥離が困難であることがあげられる.粘膜下層の剥離を安全に行うためには,局注により粘膜下層を十分に膨隆させることと,血管を視認し,出血させる前に予防的止血をすることが望まれる.そこで当院では,高粘稠局注剤であるカルボキシメチルセルロース(sodium carboxymethylcellulose: SCMC)...
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- 東北大学病院における完全鏡視下胃切除・体腔内吻合の導入
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田中 直樹(東北大学病院 胃腸外科)
教室では腹腔鏡手術に力を入れており、今年度からは内視鏡外科学会技術認定医3名を含む体制となった。胃癌領域では2007年から本格的に腹腔鏡補助下胃切除を導入し、症例数は年間40例程度で推移してきた。今回、胃癌を専門とする技術認定医を招聘したことを契機に、腹腔鏡手術の適応をMPN1(胃癌取り扱い規約第13版)まで拡大するとともに、完全鏡視下胃切除・体腔内吻合を導入した。幽門側胃切除術はデルタ吻合、胃全...
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- 除菌後胃癌の臨床病理学的特徴
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千葉 大輔(津軽保健生活協同組合 健生病院 内科, 弘前大学大学院医学研究科 消化器血液内科学講座)
【目的】H. pyloriの除菌は胃癌発生を抑制するとされ、最近、H. pylori感染胃炎に対する除菌治療が保険適用となった。しかし、H. pylori除菌後にも胃癌は発生し、通常胃癌と異なる特徴を有することも報告されており、今後の除菌の普及によりそのような胃癌が増加すると考えられる。そこで、H. pylori除菌後胃癌の内視鏡的及び臨床病理学的特徴について検討した。【方法】2009年から201...
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- 早期胃癌に対するESDの短期・長期成績の検討
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小坂 崇(岩手医科大学 医学部 内科学講座 消化器・肝臓内科分野)
【目的】早期胃癌ESD症例の短期成績および長期予後について明らかにする.【方法】2002年から2012年3月までにESDを施行した早期胃癌1272症例,1657病変を対象とした.術後病理診断に基づく内訳は,絶対適応(G)群1082例,適応拡大(E)群398例,適応外(O)群177例であった.さらにE群を,潰瘍非合併群[UL(-)/305例],潰瘍合併群[UL(+)/93例]に分けた.また5年以上経...
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- ESDを利用した胃癌の治療:一括切除は方針決定に有用である
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藤島 裕耕(山本組合総合病院 消化器内科)
近年、NBIを始めとした画像強調により胃微小病変の診断が普及している。インジコや酢酸を用いた溶液の散布で病変範囲が明確になることも経験するようになった。同時にESD処置具の進歩により一括切除が可能となり切除標本の大型化や正確な評価が可能となり、その後の治療方針決定に役立っている。しかし内視鏡治療ガイドライン病変外の扱いは施設間で差があるのが現状である。当院で胃癌の診断しESD施行した症例、特にガイ...
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- 当院で経験した検診発見胃癌と非検診発見胃癌の比較検討
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阿部 康弘(岩手県立中央病院 消化器科)
【背景】胃癌の死亡率は穏やかな減少傾向にあるが,依然死亡率の高い疾患である.胃集検やドック検診が広く普及し,多くの胃癌が無症状の時期に発見されている.【目的】当院における胃癌診療の現状を明らかにし,検診発見例の臨床病理学的特徴について非検診発見例と比較検討することを目的とした.【対象】過去1年間に当院で経験した胃癌症例225例(男性168例,女性57例)を対象とした.治療選択は切除術131例,ES...
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- 未分化型早期胃癌に対するESD成績と問題点の検討
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石山 文威(岩手県立胆沢病院 消化器内科)
【目的】20mm以下のUL(-)未分化型粘膜内癌はリンパ節転移のリスクが低く、近年内視鏡的切除の適応拡大が進められている。今回、当科における未分化型早期胃癌に対する治療成績について検討した。 【方法】対象は2008年1月~2013年1月の間、術前生検にて未分化型成分を認め、かつ20mm以下のUL(-)の粘膜内癌と診断しESDを施行した9例(30-77歳、年齢中央値67歳)。これらの症例に関し...
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- 消化管出血を契機として発見され内視鏡的止血術を施行した胃癌症例の検討
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川口 章吾(青森市民病院 消化器内科, 弘前大学大学院医学研究科 消化器血液内科学講座)
【目的】上部消化管出血に対する緊急内視鏡検査で診断された疾患のうち、胃腫瘍の頻度は約5%とされている。消化管出血をきたして内視鏡的止血術を行った胃癌症例の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。【対象】平成23年4月1日から25年3月31日までに消化管出血を主訴として当院を受診し、非静脈瘤性の上部消化管出血として内視鏡的止血術を行ったのは140例であった。このうち最終診断が胃癌であった15例(男...
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- 当科の早期胃癌に対するESD(endoscopic submucosal dissection)の長期成績
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村上 晶彦(岩手県立中央病院 内視鏡科)
【背景】当科では2004年にESDを導入した。2012年までに451例のESDを行った。【目的】当科施行の胃癌ESDの5年以上経過をみた症例で、追加外科切除となった症例、死亡症例については死因など検討した。【対象】2004年32例2005年37例2006年50例2007年36例2008年37例の192例について5年後の経過を調査した。それ以降2009年46例2010年67例2011年63例2012...
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- 今後増加が予想される上部限局胃癌(GC-U)に対する噴門側胃切除のhistorical data からみた妥当性
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山下 直行(坪井病院 外科)
胃切除の再建は切除範囲と同時に評価するべき.上部胃癌は増加が予想され,噴門側胃切除も十分に考慮すべき.2001~上部限局胃癌(GC-U)に迷走神経温存胃漿膜筋層縦切開噴門形成術(NP-EGP)をcMPN0までを対象に31例に施行(文献1:手術61:13,1861-18682007)施行.その1)合併症,2)根治性,予後3)栄養学的評価,4)術後障害の状況,5)残胃癌の対処,6)問題点と課題を示す....
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