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検索結果は15件です。
- 便潜血と糞便RNAアッセイの組み合わせによる大腸がんスクリーニングの有用性
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栗山 茂(医科)
【目的】我々は糞便中のCOX-2 mRNA(COX-2)やmicroRNA発現を指標にした大腸がん診断法を開発しその有用性を報告してきた。今回、大腸がん患者における糞便中COX-2及びmiR-21、miR-92aの発現と免疫学的便潜血検査(FOBT)を組み合わせた糞便アッセイの大腸がん診断能を検討した。【方法】内視鏡的・病理的に診断された進行腺腫26例、がん138例(病期は0期: I期: II期:...
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- バーチャル小腸内視鏡
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吉川 俊之(静岡県立総合病院 消化器内科)
【目的】全小腸をバルーン内視鏡により観察することは容易でない。狭窄が疑われるケースではカプセル内視鏡は禁忌となる。小腸病変の位置を客観的に示すことはしばしば困難である。我々はこれらの問題を解決する目的で、CTにより小腸を立体的に描出する、バーチャル小腸内視鏡(VE)を開発し、小腸病変の検索に積極的に活用している。現在我々の施設で行われているVEのプロトコールを示し、臨床上の有用性について述べる。【...
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- 胃ESDにおける酢酸インジゴカルミン併用法の有用性について
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海老 正秀(名古屋市立大学大学院 消化器代謝内科学)
胃ESDは2006年に保険収載されて以来全国各地にて行われている.胃ESDにおいて重要なことの一つに水平方向への伸展範囲の診断があげられる.2012年度まで当院では,コントラスト法,NBI併用拡大観察などを用いて行ってきた.しかし,それらの診断方法では不十分と思われる病変も存在する.今回我々は,河原らの報告した酢酸インジゴカルミン併用法(AIM法)を独自にアレンジし,ESDに用いたところ満足のいく...
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- 当院における大腸ESDの現状とスネア併用Hybrid ESDの有用性
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山村 健史(名古屋大学大学院医学研究科 消化器内科学)
【目的】大腸ESDは2012年4月より保険収載され、各施設で施行可能となった。しかし手技難易度が高く、合併症のリスクも高いことが問題となっている。当院では処置困難な場合は途中でスネア切除を併用するHybrid ESD(HE)へ移行することがあるが、分割切除になってしまう症例が発生する。今回当院における大腸ESDの現状とHEの有用性について検討した。【方法】対象は当院で2006年9月から2013年2...
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- H. pylori感染診断における抗H. pylori -IgG抗体法偽陰性の検討
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市川 仁美(浜松医科大学 第一内科)
【目的】H. pylori (Hp)感染は胃癌の重要なリスクファクターであり,正確なHp感染診断が重要である.感染診断法として抗Hp-IgG抗体法(抗体法)が頻用されるが,抗体法には偽陰性例が存在する.今回,抗体法での偽陰性例について萎縮性胃炎の指標として用いられる血清ペプシノゲン(PG)値との関係を検討した.【方法】当院ピロリ菌胃癌リスク検...
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- 上部消化管粘膜下腫瘍に対する直視型コンベックス式EUSによるEUS-FNA
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松崎 一平(名古屋大大学院 消化器内科学)
消化管粘膜下腫瘍に対する超音波内視鏡下穿刺術(EUS-FNA)は、病理組織学的診断を得る上で有用とされているが,当院の成績では20mm未満の病変や胃大彎病変で採取率が低い傾向を認めた.直視型(forward viewing:FV)コンベックス式EUSは病変との固定性がよいのが特徴であるが,斜視型(oblique viewing:OV)コンベックス式EUSと直接比較した報告はこれまでない.【目的】上...
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- 大腸腫瘍性病変に対する非拡大観察NBI所見分類(NICE分類)の検討
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濱田 康彦(三重大学医学部附属病院 光学医療診療部)
【背景】大腸腫瘍性病変に対するNBI拡大観察分類は複数の施設より提案され,腫瘍の異型度・深達度診断においてその有用性が報告されている.しかしその有用性にも関わらずスコープのスペックによる問題などにより,大腸拡大内視鏡診断は一般的とは言い難いのが現状である.一方,Tanaka,Sanoらにより大腸腫瘍の非拡大観察NBI所見分類 (NICE) 分類が提唱されている(Dig Endosc 2011; 2...
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- 大腸LSTに対する当院での治療法の変遷および治療成績
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水島 隆史(岐阜県立多治見病院 消化器内科)
【背景】大腸ESDは2010年1月に先進医療として承認,12年4月に保険収載された.当院では先進医療承認前は直腸の病変のみに施行,先進医療承認後は行わず保険収載後は全大腸の病変に施行している.【目的】大腸LSTに対する当院の治療法,治療成績を時代別に検討する.【対象と方法】(1)2008年1月~13年3月に当院で治療したLST245病変,顆粒型:顆粒均一型(UNI)120病変,結節混在型(MIX)...
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- 大腸腫瘍性病変の深達度診断精度の検討
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吉峰 崇(名古屋第二赤十字病院 消化器内科)
【背景目的】当院での大腸癌の治療として、手術療法としては腹腔鏡補助下切除を、内視鏡治療としてはESDを積極的に行っている。また、術前診断として2009年よりNBIならびに拡大内視鏡観察を積極的に導入している。大腸腫瘍性病変の深達度診断精度について明らかにする。【方法】対象は2009年1月から2012年12月までに内視鏡的または外科的切除を行った腺腫と早期大腸癌3456病変の内、拡大観察を施行した1...
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- 当院における切除不能進行胃癌に対するTrastuzumab併用化学療法
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戸川 昭三(社会保険中京病院 消化器科)
2011年HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発胃癌に対するTrastuzumabの投与が認可された。当院でもその適応症例において化学療法のひとつとして実施しているが、HER2が過剰発現している症例は20%前後の頻度とも言われており、対象症例が必ずしも多いとは言えない。今回当院でHER2過剰発現が確認された切除不能進行胃癌8例に対してTrastuzumab併用化学療法を行った。症例は...
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- 大腸癌検診における便中ヘモグロビン・ラクトフェリン同時測定法の有用性に関する検討
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市川 裕一朗(藤田保健衛生大学病院 消化管内科)
【緒言】現在、大腸癌スクリーニングに便中ヘモグロビン(F-Hb)を測定する免疫学的便潜血検査が広く行われている。しかし、F-Hbは腸内細菌による変性、癌以外の腸管出血性疾患などの影響により偽陰性・偽陽性を呈することも少なくない。生体では癌に対する免疫応答が誘導され腫瘍局所に好中球が浸潤し特殊顆粒内蛋白を放出する。なかでもラクトフェリン(Lf)の放出量が一番多く、Lfが大腸癌スクリーニングのマーカー...
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- 当科における内視鏡的に診断した原発性小腸癌についての検討
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高田 淳(岐阜大学 医学部 消化器病態学)
【目的】当科において内視鏡的に診断した原発性小腸癌について検討した.【対象および結果】2004年5月から2013年3月までの8年11か月間に当院で内視鏡的に診断した原発性小腸癌は7例であった.性別は男性3例,女性4例で,年齢は46歳から92歳で平均62歳,発見時自覚症状を認めたのは3例で,黒色便2例,腹痛1例,嘔気・嘔吐3例,無症状の4例はOGIB3例,肝腫瘍1例であった.診断はすべてダブルバルー...
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- 当院における残胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の治療成績の検討
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石原 誠(愛知県がんセンター中央病院 内視鏡部)
【目的】胃癌に対するESDは胃癌治療ガイドラインにおいて標準治療として確立している。近年技術的難易度が高い残胃癌に対してもその適応は拡大しているが、残胃癌に対するESDの報告は少ないため、今回残胃癌に対するESDの有用性を検討する。【方法】 愛知県がんセンター中央病院で、2003年1月~2013年2月に幽門側胃切除後残胃癌に対してESDを施行した21例(男/女=16/5、平均年齢67.1±11.2...
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- 潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎予測因子としての大腸全摘時回腸粘膜組織中FK506 binding protein 5,Nuclear receptor coactivator 2の可能性
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川村 幹雄(三重大学 消化管小児外科学)
【背景】潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘,J型回腸嚢肛門吻合(IPAA)後の約50%に回腸嚢炎が発症し,治療抵抗性,難治性症例では患者QOLを著しく低下させている.これまでに術後回腸嚢炎発症と術前ステロイド投与との関連が示唆されており,我々もステロイドと回腸嚢炎発症との関連性に着目し報告してきた.今回,ステロイドシグナル伝達経路の一部であり,多様な蛋白質の構造変換に関与していると考えられるFK506 ...
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- 当院における切除不能進行胃癌に対するTS-1+シスプラチン併用療法の検討
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田村 智(聖隷浜松病院 消化器内科)
【目的】胃癌治療ガイドライン第3版が2010年に示され、JCOG9912試験やSPIRITS試験の結果からTS-1+シスプラチン併用療法が初回治療としての標準療法として推奨された。今回、我々は最近3年間で行われた切除不能進行胃癌に対するTS-1+シスプラチン併用療法の成績について検討した。【方法】2006年1月1日より2011年12月31日までの間にTS-1+シスプラチン併用療法を初回治療として開...
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