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検索結果は15件です。

難治性潰瘍性大腸炎におけるインフリキシマブの有効性の検討
吉村 直樹(社会保険中央総合病院・内科)
【目的】タクロリムス(FK506)、インフリキシマブ(IFX)の適用拡大により難治性潰瘍性大腸炎(UC)における内科治療の選択肢が増え、寛解導入率、維持率の更なる向上が期待される。今回IFXを導入したUC症例の治療成績を検証しIFXのUC治療における有効性と位置づけについて検討した。【方法】当院にて平成22年6月以降IFXを導入した50例(平均年齢:36.2±11.3歳)を対象とし、Rachmil...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

当院における難治性潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブの臨床成績
佐久間 大(昭和大豊洲病院・内科)
【目的】2010年6月より難治性潰瘍性大腸炎に対してインフリキシマブ(IFX)の投与が新たに承認された。当院で18例の難治性潰瘍性大腸炎に対してIFXを投与し寛解導入、寛解維持の有用性を検討したので報告する。【方法】ステロイド治療抵抗性を認め、治療法としてIFX投与を行った18例(ステロイド抵抗性8例、ステロイド依存性10例)を対象とした。IFX 5mg/kgを0,2,6週に投与し、有効例において...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

難治性潰瘍性大腸炎に対するタクロリムスの粘膜治癒効果に関する検討-免疫調節剤は生物学的製剤による粘膜治癒を上回るか?-
松浦 稔(京都大附属病院・消化器内科)
【背景】Infliximabの登場以来,炎症性腸疾患(IBD)における粘膜治癒(mucosal healing;MH)は重要な予後規定因子であることが明らかになってきた.一方,タクロリムス(Tacrolimus;以下Tac)は即効性かつ強力な免疫抑制作用を有するIBD治療薬の一つであるが,MH促進効果については未だ明らかではない.そこで今回我々は,Tac治療導入後の内視鏡所見をretrospect...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

潰瘍性大腸炎における内視鏡的粘膜治癒の特徴と治療選択基準としての意義
伊藤 貴博(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【目的】クローン病と同様,潰瘍性大腸炎(UC)の治療において粘膜治癒の重要性が議論されているが粘膜治癒の定義や内視鏡所見については一定の見解が得られていない.本研究では内視鏡による粘膜微細構造の解析から,粘膜治癒に相当する内視鏡的特徴を明らかにし,これに基づいたUC治療の再燃予防効果を検証した.【方法】(1)UC121例で内視鏡時の生検材料の組織学的重症度と内視鏡的微細構造を比較し,粘膜治癒に相当...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

難治性潰瘍性大腸炎に対するinfliximabの治療効果、粘膜治癒効果の検討 tacrolimusとの比較を中心に
黒羽 正剛(東北大病院・消化器内科)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対する新たな寛解導入療法としてinfliximab(IFX)が登場し治療成績の向上が期待されている.当科ではステロイド抵抗性,依存性の難治性UC 症例にIFXもしくはtacrolimusを用いている.当院におけるIFX,tacrolimusの寛解導入,粘膜治癒効果,予後の現状を解析し治療効果を比較した.【対象と方法】難治性UC患者30名(IFX投与群12例,ta...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

クローン病に対するInfliximabの短期および長期経過に及ぼす因子についての検討
松岡 克善(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】クローン病に対するInfliximab (IFX) 治療の適正化を図るために、IFXによる短期および長期成績とそれらの有効性予測因子を検討した。【方法】2002年5月から2010年9月までに、当院で疾患活動性に対してIFXを導入したクローン病138例を対象とし、短期および長期経過と、それらに影響を及ぼす因子をretrospectiveに解析した。短期成績については、0, 2, 6週の寛解導...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

抗TNF-α抗体(インフリキシマブ: IFX・アダリムマブ: ADA)による瘢痕治癒を含む長期完全寛解(deep emission)を目指したクローン病の治療戦略
山下 真幸(札幌厚生病院・IBDセンター)
【目的】抗TNF-α抗体によるクローン病の治療目標は単に症状を抑制するのみならず内視鏡的瘢痕治癒を目指したより高いゴールに変遷しつつある。臨床的寛解(CDAI<150)+内視鏡的瘢痕治癒を完全寛解(deep remission)と定義し、いかなる治療戦略が長期完全寛解率を向上しうるか検討した。【方法】2002年から2010年の間にIFXにより寛解導入された314例中6ヶ月以上計画的維持投与が可能で...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

クローン病におけるRe-set療法と粘膜治癒の検討
山田 哲弘(東邦大医療センター佐倉病院・内科)
【目的】Infliximab(IFX)の登場により腸管病変粘膜の治癒とその維持が、長期寛解維持につながることが認識された。一方で寛解導入後のIFX維持投与中にも関わらず再燃する二次無効例も存在し、中でも画像評価にて粘膜病変が高度に存在するもの(高度な狭窄、ろう孔を伴う狭窄)ではIFX投与継続にても寛解を維持できない。当院では内科治療困難な高度病変を外科的に切除する、つまり外科的粘膜治癒を実現させ、...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

Crohn病の腸管粘膜治癒判定におけるダブルバルーン小腸内視鏡の役割-超音波内視鏡の検討も含めて
加藤 真吾(埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科)
【目的】今回我々はクローン病(CD)の診断およびinfliximab(IFX)治療効果判定におけるダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)の有用性について検討した。また、DBE下EUSについても検討した。【方法】2006年4月より2011年3月までの間、当科にてDBEを施行したCD患者80 例(施行回数173 回)につき検討した。使用した機種はFUJIFILM EN-450T5/W,超音波内視鏡検査には...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

クローン病に対するInfliximabの長期治療成績と内視鏡的バルーン拡張術併用の意義
小野 陽一郎(福岡大筑紫病院・内視鏡部)
【目的】IFXの長期治療成績に加え、腸管狭窄への対処法として内視鏡的バルーン拡張術(EBD)併用の意義を明らかにする。【方法】2011年1月迄に当科でIFXを投与したCD患者248例中、維持投与を行った185例に対する有効性を遡及的に評価した(平均観察期間28.4ヶ月)。併用薬については、免疫調節薬、在宅経腸栄養(HEN)の有無に関して検討した。治療効果判定は、追加治療を要さず、或いは腸管切除以外...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

小腸切除後のクローン病における治療選択
渡辺 修(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】ダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)を用いた小腸術後クローン病(CD)の治療法の検討を行った。【方法】2003年から2010年まで小腸病変を切除した18例を検討した。手術時に病変が残存、術後残存小腸が200cm以下の難治例は術直後からIFXを開始した。またDBEによる内視鏡所見及び内視鏡時に行った造影所見のうち最も高度の炎症所見を、正常・びらん、潰瘍、狭窄の3群に分類し、正常・びらん群は現行...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

クローン病および潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ投与症例の検討―外科の立場から
松田 圭二(帝京大・外科)
【目的】クローン病症例,特に外科手術症例に対するインフリキシマブ(IFX)の効能を明らかにすることを目的とた.【対象と方法】当科で経験したクローン病58例のうち,IFX投与歴のある20例について臨床学的に検討を加えた. 【結果】男性16例,女性4例,クローン病発症年齢は平均25.7±9.0歳(12~51歳),病型は小腸型3例,大腸型1例,小腸大腸型16例で,肛門病変は16例(80%)にみられた.既...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

当院におけるAdalimumabの治療効果-IFX二次無効・不耐例を中心として-
河野 友彰(兵庫医大・内科(下部消化管科))
【はじめに】昨今、クローン病(以下CD)におけるBiologicsは活動期治療の中心的なものになりInfliximab(以下IFX)においては本邦で1万人以上のCD患者に投与されている。しかしIFX無効・不耐・効果減弱症例が認められ、種々の対策が検討されている。その中で昨年11月に本邦でCD治療に対する第2のBiologicsであるAdalimumab(以下ADA)が使用可能となった。今回当院にお...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

クローン病に対するadalimumabの治療効果
竹島 史直(長崎大病院・消化器内科)
目的:adalimumabはクローン病に対する新たな治療方法として2010年10月より保険承認されている。本剤の欧米クローン病患者における安全性、有効性はすでに多くの研究者により報告されてきているが、本邦患者における検討はこれからの課題と考えられる。今回我々は、長崎大学病院とその関連施設でのクローン病患者におけるadalimumabの短期有効性、安全性について、さらにIFXの投与期間や副作用の有無...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望

当科におけるAdalimumabによるクローン病治療の検討
鎌田 紀子(大阪市立大・消化器内科)
【目的】クローン病(CD)に対するAdalimumab(ADA)は、Infliximab(IFX)に次ぐ生物学的製剤として保険収載された。当科でのADAの治療成績を短期効果中心に検討した。【方法】2011年3月末までに当科でADAを投与したCD46例を対象に、全例内視鏡検査施行後にADA投与を行い、Harvey-Bradshaw Index(HBI:寛解4以下)、CRPにて有効性を評価した。【結果...

第53回日本消化器病学会大会生物学的製剤時代におけるIBDの治療とその選択-粘膜治癒と長期的展望