セッション

検索結果は15件です。

非B非C肝細胞癌の囲い込みは可能か?
建石 良介(東京大・消化器内科)
【背景】近年の非B非C肝細胞癌の増加の背景には、生活習慣病の影響が強く疑われているが、例えば、糖尿病や脂肪肝といったくくりでは、人口の10-30%程度までしか絞り込むことができない。【方法】非B非C肝癌絞り込みの方策を検討するため、1)当科で経過観察された非B非C肝炎患者283人(平均54.1歳、男/女=191/ 92)における肝発癌危険因子を見るための後ろ向きコホート研究、2)当科で初回治療を受...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非B 非C肝癌に関連する新規リスクファクターの検討
山田 慎吾(久留米大・消化器内科)
【目的】NAFLD,糖尿病や肝線維化は非B非C肝癌の危険因子であるが、肝癌は進行した状態で発見されることも少なくなく、さらなる危険因子の同定が必要である。本研究の目的は、非B非C肝癌の新たな危険因子を同定することである。【方法】1995年から2010年に当院で肝癌と診断されHBs抗原陰性かつHCV抗体陰性の224名を非B非C肝癌群(Case群)とした。Control群として、1996年から2007...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非B非C肝癌における原因疾患別の臨床的特徴
織部 淳哉(大分大・1内科)
(はじめに)近年、ウイルス性肝癌は減少傾向にあり非ウイルス性肝癌の占める割合は増加している。ウイルス性肝癌にくらべて非ウイルス性肝癌の特徴については不明な点が多く、非B非C肝癌における臨床的特徴について検討した。(対象と方法)(1)1996年から2010年まで当科と関連施設で経験した初発肝癌1358例のうち非B非C肝癌を選別し、アルコール性、NAFLD関連、自己免疫性、cryptogenicに分け...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非侵襲的肝線維化測定による非B非C肝細胞癌発生予測の有用性
石橋 由佳(慶應義塾大病院・消化器内科)
【背景と目的】近年ウイルス性肝炎の治療法の進歩によりウイルス由来の肝細胞癌(HCC)が減少し、非B非C(nBnC) HCCが増加している。この中には特発性も存在するが、アルコール性肝障害(AL)や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が背景になっていることが多い。これらのnBnC HCCも肝線維化の進行したに多く認められることから、肝線維化測定は発癌のスクリーニングに有用である。我々はFibro...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

VTTQと背景肝因子を用いた発癌危険群の囲い込み戦略
青木 智子(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科), 兵庫医大超音波センター)
【目的】慢性肝炎・肝硬変からの発癌に関して様々な危険因子が報告されているが、Virtual Touch Tissue Quantification(VTTQ)で測定したせん断弾性波速度 (Vs) を加味した報告は多くはない。発癌既往の有無とVs・背景肝因子を比較・検討した。【方法】H20/10~H23/3にVTTQを行った慢性肝疾患765例 (男性428例、平均年齢61.9歳)を対象とした。肝細胞...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非B非C型(NBNC)肝細胞癌のサーベイランスにおける血中Insulin-like growth factor 1(IGF-1)測定の有用性
中西 満(北海道大大学院・消化器内科学)
【目的】NBNC肝細胞癌はNASH併発例の他,原因不明例でも生活習慣病の関与が指摘されているが適切なサーベイランスが行われていないのが現状である.血中IGF-1はインスリン抵抗性,肝予備能を反映する事や肝細胞癌患者における血中IGF-1の低下も報告されている.今回,NBNC肝細胞癌のサーベイランスにおける血中IGF-1測定の有用性を検討した.【方法】対象は2000年1月から2012年2月までに当科...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非B非C型肝癌の現状と問題点について
辻 邦彦(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
【対象】2012年までに診断した肝癌881例。C型が406例でB型の227例と合わせてウイルス性が72%、非B非C型は248例で全体の28%。【方法】非B非C型をAlcohol(A)群、PBC/AIH、不明群に分けB型、C型と比較検討した。【検討項目】1.成因別頻度と年次別推移、2.背景因子、3.肝予備能、4.腫瘍因子、5.予後、6.代謝関連因子、7.HB既感染率、8.NAFLD・NASHの関与【...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

NBNC肝細胞癌の診断時高度進行例を減少させるための病診連携の重要性
豊田 秀徳(大垣市民病院・消化器内科)
【目的】NBNC肝細胞癌(NBNC-HCC)診断時のサーベイランス形態と進行度,および診断後の生存率についてウイルス肝炎を背景とする肝細胞癌(viral-HCC)と比較検討した。【方法】1991年~2011年に当院で診断した肝細胞癌1741例を対象とし,診断時のstage,サーベイランス形態(A群:当院でのサーベイランス・B群:近医診療所でのサーベイランス・C群:サーベイランスなし)および診断後の...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

当院における非B非C肝細胞癌の現状と早期発見のための方策
福田 和人(市立池田病院・消化器内科)
【目的】当院における非B非C肝細胞癌(NBNC-HCC)の現状を解析し、早期発見のための方策について検討する【対象と方法】1989年より2011年までに当院で初回治療を行ったHCC 775例の原因をB型、C型、B+C型、NBNCに分類し、NBNCはさらにアルコール性肝障害、自己免疫性肝疾患、cryptogenic(NASHを含む)に分類した。各原因別に患者背景、腫瘍因子、予後について解析し、NBN...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

当院における非B非C肝癌の臨床的特徴
高畠 弘行(倉敷中央病院・消化器内科)
【目的】非B非C肝癌をB型及びC型肝癌と比較検討し、非B非C型肝癌の高危険群の設定の可能性の検討を行った。【方法】1985年4月より2011年12月までに当科において診断もしくは治療を行った肝癌症例2007例を対象とし、HBs抗原陽性のB群278例、HCV抗体陽性のC群1379例、両者陽性のB+C群38例、両者陰性の非B非C群312例に分けて検討を行った。【成績】非B非C群の年齢は70.5±9.7...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

多施設共同研究による非B非C肝癌の実態
細川 貴範(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】近年非B非C肝癌は増加傾向にあり,その危険群をどのように囲い込み早期発見するかは早急な検討課題である。【方法】厚生労働省研究班全国赤十字肝疾患ネットワークの協力のもと多施設共同研究として非B非C肝癌653例を集計し,当院のウイルス性肝癌と比較検討した。また当院で人間ドックを受診した10319例との比較をおこなった。【成績】非B非C肝癌653例の内訳はアルコール性256例,NASH70例,原...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

非B非C肝癌における腫瘍マーカーと予後について検討
田浦 直太(長崎大病院・消化器内科)
【目的】非B非C型肝癌(NBNC)の特徴としてウイルス関連肝癌症例と比較しPIVKA-IIが40mAU/ml以上の症例が多いと報告されている。また、肝癌症例における腫瘍マーカーと予後の関連については多数の報告があるがいずれもウイルス関連肝癌を主体とした報告であり、NBNCの腫瘍マーカーと予後ついての報告は少ない。本研究では、NBNCにおけるAFP及びPIVKA-IIと予後とに関連について検討を行っ...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

肝細胞癌(非B非C型)切除症例における臨床学的背景
林 順平(日本大・消化器肝臓内科)
【目的】肝細胞癌の多くが慢性肝障害を背景に発生することは周知の事実でそのほとんどはBおよびC型の肝炎ウィルス陽性である。第18回全国原発性肝癌追跡調査報告(2004~2005年)でも肝炎ウィルス陽性例が約83%を占めているが、約17%には背景にB型、C型肝炎ウィルス陰性例からも発生しており近年それらの検討も多くされるようになっている。今回われわれはHBs 抗原陰性、HCV抗体陰性の肝細胞癌切除症例...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

HBs抗原陰性・HCV抗体陰性肝細胞癌切除例の検討
中西 一彰(北海道大大学院・消化器外科学分野I, 北海道社会保険病院)
【背景・目的】わが国では肝細胞癌の90%以上がウイルス性慢性肝炎を背景としているが、それらの持続感染を認めない症例も少なからず経験される。、HBs抗原陰性・HCV抗体陰性(NBNC)肝細胞癌切除例を検討した。【対象・方法】2001-2010の肝細胞癌初回肝切除462例を対象とし以下の検討を行った。1.HBs抗原、HCV抗体別の症例数と背景因子・切除成績。2.NBNC群における背景因子と切除成績。【...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策

当科における非B非C型肝細胞癌切除例の検討
岡村 行泰(静岡がんセンター・肝胆膵外科)
背景:近年、B型、C型肝炎いずれも伴わない非B非C型肝癌(NBNC-HCC)の占める割合が増加している。また、肝炎ウイルスを背景とするHCC (B or C-HCC)は、HBs抗原、HCV抗体陽性の有無で判断するため、HBc抗体陽性のoccult B症例がNBNC-HCCに含まれる可能性がある。目的:NBNC-HCCの特徴を明確にするため、B or C-HCCとNBNC-HCCの比較検討を行い、ま...

第54回日本消化器病学会大会非B非C型肝癌を見落とさないための方策