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検索結果は54件です。
- 虚血性十二指腸炎に急性膵炎を合併した一例
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安森 翔(九州労災病院)
虚血性十二指腸炎に急性膵炎を合併した一例九州労災病院 消化器内科安森 翔, 加来 豊馬, 板場 壮一, 田代 茂樹, 宮田 誠一, 田中 俊行, 村尾 寛之, 國吉 政美症例は73歳, 男性, 主訴は心窩部痛. 脳梗塞後でバイアスピリン(100mg/day), エパデールS(900mg/day)内服されていた. 2013年5月に突然の心窩部痛が出現し, その後嘔吐, 水様便を認め, 当院を受診し...
第102回九州支部例会 >
- 胃癌リンパ節転移との鑑別に超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA)が有効であった胃壁外発育型胃粘膜下腫瘍の一例
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山口 将太(長崎県上五島病院)
症例は75歳、男性。平成X年11月に早期胃癌に対して胃粘膜下層剥離術(ESD)を施行した。病理診断ではType 0-IIc、tub1、T1b2(SM2)(750μm)、ly(‐)、v(‐)、pHM0、pVM0であり追加切除の適応と判断したが本人の強い希望により画像検査による経過観察とする方針となった。平成X+1年12月の上部消化管内視鏡検査では再発所見を含め異常所見なく、腹部造影CTにおいても遠隔...
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- 肝癌に対する肝動脈化学塞栓術(TACE)後に肝膿瘍を合併した2例
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園田 悠紀(長崎大学 消化器内科)
【背景】肝動脈化学塞栓術(TACE:Trancecatheter arterial chemoembolization)は以前より肝細胞癌(HCC)に対して広く行われている治療法である。比較的安全であり、繰り返し治療できる利点があるものの、種々の偶発症も起こりうる。治療後の偶発症の一つとして肝膿瘍が知られている。当院にて2012年1月から2013年6月にかけて施行された145例のTACE症例のうち...
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- 十二指腸閉塞をきした胃石症の一例
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草場 喜雄(筑後市立病院消化器内科)
[症例]80歳代、男性。[主訴]悪心、嘔吐。[食嗜好]無類の柿好き。[現病歴]2013年6月6日より悪心、嘔吐が出現し、6月8日当院受診され著明な胃拡張を認めたため、精査加療目的で入院となった。胃管挿入後、約1000mlの排液を認め、悪心・嘔吐は改善した。上部消化管造影検査では、胃・十二指腸内に移動する複数の陰影欠損(胃内:約50mm、十二指腸内:約35mm)を認めた。また、上部消化管内視鏡検査(...
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- 食道原発神経内分泌癌で気道狭窄をきたし、化学療法により窒息を回避できた一例
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峯 彩子(長崎大学病院消化器内科8)
背景:神経内分泌癌(NEC)は悪性度の高い腫瘍であり、進行が早く予後不良とされている。今回我々は食道原発の神経内分泌癌により、気道狭窄症状を来し、化学療法導入後に速やかに症状改善を認めた一例を経験したため報告する。症例:78才、男性、既往歴:左小脳梗塞・アルツハイマー病・第6頸椎棘突起骨折・胃潰瘍、生活歴:機会飲酒、喫煙30本/日、現病歴:平成25年3月下旬よりふらつきを認め、近医を受診した。上部...
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- IgG4関連硬化性胆管炎との鑑別が困難であった膵癌の1例
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澤瀬 寛典(佐世保中央病院消化器内視鏡科)
【症例】75歳男性【主訴】自覚症状なし【既往歴】2型糖尿病、咽頭筋ジストロフィー【現病歴】2型糖尿病、咽頭筋ジストロフィーで当院内科にかかりつけ。2013年1月10日の定期受診での血液検査で肝胆道系酵素の上昇と、腹部造影CTで胆管と膵管の拡張と膵鉤部に造影効果の高い腫瘍性病変を認めたため当科紹介受診となった。【経過】ERCPでは下部総胆管に狭窄を認めたが立ち上がりはなだらかで壁不整はみられず、ID...
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- 胃癌術後のVirchowリンパ節転移と鑑別が困難結核性リンパ節炎の一例
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織田 枝里(熊本大学大学院 消化器外科学)
【はじめに】早期胃癌術後に左鎖骨上リンパ節腫脹を認め、Virchowリンパ節転移と鑑別困難であった結核性リンパ節炎の症例を経験したので報告する。【症例】78歳 女性。2012年6月、胃癌(L 0-IIc T1a(M)N0H0P0M0 StageIA)に対し、幽門側胃切除術、D2郭清、R-Y再建施行。術後は外来経過観察中であったが13年3月、左鎖骨上リンパ節の腫脹を認めた。Virchow転移を疑い全...
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- NBIで観察し得た周辺性エナメル上皮腫の1例
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竹田 幸子(宮崎県立延岡病院 内科, 宮崎大学医学部 内科学講座 消化器血液学分野)
【症例】86歳, 男性【現病歴】食道癌に対して数回の内視鏡治療歴があり, 術後経過観察のため2011年11月に内視鏡検査を施行した. 右側硬口蓋に径10mm程度の褪色陥凹性病変を認めた. 陥凹内に大小不同の不整な凹凸を有し, 易出血性であった. NBI拡大観察にて走行不整な拡張した血管を認めた. 【経過】その後同病変は拡大し, 凹凸不整が目立ち, 結節状隆起を伴った. 隆起部で樹枝状の不整な拡張血...
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- IFN-αの少量長期療法を行ったC型肝硬変の1例
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成田 翔平(長崎医療センター肝臓内科)
症例は63歳、男性。特記すべき既往歴なし、輸血歴なし、肝疾患の家族歴なし。1983年に肝機能異常を指摘され、近医にてフォローされていた。1994年肝生検にてC型慢性肝炎と診断された。1997年当科外来初診、AST 30IU/ l、ALT 53IU/l、AFP 6ng/ml、genotype 1bであった。1998年よりIFN-βを8週間投与されるもウイルスは消失しなかった。2001年AST 113...
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- Ball Valve Syndromeを来した胃GISTの1例
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戸田 洋子(慈愛会今村病院外科)
胃の腫瘍が十二指腸内に脱出し,これが幽門を閉塞し腹痛や嘔吐などの症状を呈するものはBall valve syndromeと呼ばれている.脱出腫瘍のほとんどは上皮性腫瘍によるものであり粘膜下腫瘍によるものは稀である.今回,胃体下部大彎に発生しBall valve syndromeを呈した胃GIST の1切除例を経験したので報告する.症例は64歳の女性.2013年7月 気分不良にて近医受診.貧血を認め...
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- テラプレビル3剤併用療法中に敗血症を発症し治療中断したが、SVRを達成した1例
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大園 芳範(宮崎大学医学部内科学講座消化器血液学分野)
【症例】63歳 女性 【主訴】発熱 【生活歴】飲酒歴なし、喫煙歴なし、アレルギーなし、輸血歴なし【既往歴】17歳時に虫垂切除術【現病歴】2012年6月上旬からC型慢性肝炎に対してテラプレビル(TVR) 3剤併用療法を開始されていた。治療開始4週目にHCV RNAが未検出となりRVRを達成。経過中に有意な副作用の出現もなく治療を継続していた。7月中旬に7本目のPEG-IFNを注射したところ、同日の夕...
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- ESTで軽快し、乳頭機能不全症が疑われた1例
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都甲 和美(大分赤十字病院消化器内科)
背景)Oddi括約筋の機能不全は、乳頭括約筋機能不全(Sphincter of Oddi Dysfunction, 以下SOD)と総称され、胆道痛や特発性再発性膵炎などの病態を起こしうる。2006年にRome III criteriaが発表され、診断および治療について提唱されている。しかしながらSODの診断にはしばしば乳頭括約筋圧測定( sphincter of Oddi manometry, S...
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- 短期間で消化管病変を認めた高齢発症Henoch-Schonlein紫斑病の1例
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鈴木 翔(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野)
【はじめに】Henoch-Schonlein紫斑病(HSP)はアレルギー機序から来る全身性の微小血管炎により、皮膚、消化管、腎臓、関節などが障害される疾患である。好発年齢は4-7歳であるが、成人発症が全体の約5%にみられる。今回、腸炎症状が先行し、短期間で典型的な紫斑と消化管病変が出現した高齢発症のHSPの1例を経験したので報告する。【症例】60歳、女性。20XX年5月初旬、嘔吐、下痢、腹痛、血便...
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- 肝細胞癌との鑑別を要した、肝原発Lymphoepithelioma-like carcinomaの1例
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山田 優里(宮崎大学医学部内科学講座消化器血液学分野)
症例は72歳、女性。約20年前よりC型慢性肝炎に対して肝庇護療法を受けていた。腹部エコーでS5肝表に23mm大の低エコー腫瘤を認め、HCCを疑われ当科に紹介された。腹部造影CTにて同腫瘤は動脈優位相で淡く染影され、平衡相にかけてwash outされた。また肝門部リンパ節腫大も認めた。同腫瘤は造影エコーにてearly vascular phaseで周囲の肝実質と同程度の染影効果を示し、比較的早期より...
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