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検索結果は17件です。

自己免疫性胆管炎モデルNOD.c3c4マウスにおける胆管炎および唾液腺炎に対するB細胞の炎症促進的役割
守時 由起(秋田大大学院・感染・免疫アレルギー・病態検査学)
【背景】原発性胆汁性肝硬変の患者の90%以上で認められる血清学的特徴として抗ミトコンドリア抗体(AMA)であるが、疾患重傷度とは相関せず、脳死肝移植後にも抗体価の低下はみられない。またPBC自然発症動物モデルのひとつであるdnTGF-βRIIマウスでは遺伝子的B細胞欠損により胆管障害が増悪することから、制御性B細胞の関与が示唆されている(Moritoki, et al. Gastroenterol...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

原発性胆汁性肝硬変におけるHLAの検討
梅村 武司(信州大・消化器内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)はその病態に自己免疫的機序が関与していると考えられている。従来、PBCはHLA-DRB1*08との関連についての報告がされている。最近のGWASのデータではPBCとHLA領域の有意な関連性が示唆されているが、本邦では本疾患とHLAとの関連性についての詳細な検討は行われていない。本研究ではPBC患者におけるHLAについての検討を行った。【方法】1980年から201...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

PBC慢性非化膿性破壊性胆管炎の有無による肝脂質代謝の検討
中牟田 誠(国立九州医療センター・消化器内科, 国立九州医療センター・臨床研究センター)
【目的】慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)は、PBCの組織学的診断に重要である。しかしながら、CNSDCは認めないものの、抗ミトコンドリア抗体(AMA)陽性、胆道系酵素上昇、IgM高値であり、臨床的にPBCと診断される症例も存在する。この事実は、CNSDC出現以前にすでにPBCの初期病態が形成されている可能性を示唆している。我々は、PBC肝の脂質代謝異常が病初期よりすでに惹起されていること、P...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

原発性胆汁性肝硬変において治療反応性および肝線維化の進行に寄与する因子
熊木 天児(愛媛大大学院・先端病態制御内科学, Toronto Western Hospital, University of Toronto)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)において治療反応性および肝線維化の進行に寄与する因子を明らかにする。
【方法】トロント大学関連病院でPBCと診断された683例のうち、診断時および経過観察中に肝生検の施行されており、4年以上の間隔のある69例。肝生検69組をscore化した(Histopathology 2006)。診断時および経過観察中の血液生化学検査成績によりウルソデオキシコール酸(U...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

本邦における原発性胆汁性肝硬変の移植時期選択方法の評価―全国調査肝移植例における検討からー
廣原 淳子(関西医大・3内科)
【目的】進行した原発性胆汁性肝硬変(PBC)に対する肝移植の評価は定まったものがある。現在、肝移植の至適時期の選択には本邦では日本肝移植適応研究会モデルによる予測予後が推奨されているが、欧米におけるMayoモデルが本邦症例にも妥当か否かは明らかにされていない。厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班では1980年以来、継続してPBC全国調査を実施して...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

PBC-AIH overlap 症候群の病態と治療戦略
小木曽 智美(東京女子医大・消化器内科)
【目的】PBC-AIH overlap症候群(Overlap)の診断・治療は未だ確立されていない。Overlap自験例の病態を検討し今後の治療戦略の確立を目的とした。【対象と方法】1996年厚生省診断指針でPBCと診断される451例と1999年AIH国際スコアリングシステム(AIHスコア)がprobable以上のAIH 358例で、両診断基準をみたす36例をOverlapとし、臨床病理学的に検討し...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

自己免疫性肝炎の病態形成と自己反応性T細胞、NKT細胞、制御性T細胞の動態の関連
佐伯 千里(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
【目的】自己免疫性肝炎(AIH)の発症進展機序は不明である。我々は樹状細胞(DC)と高分化型肝癌細胞の融合細胞(FC)とIL-12の免疫により自己免疫性肝細胞障害が誘導されるモデルを作製し研究を行ってきた。本研究ではこのモデルにおける自己反応性T細胞、NKT細胞、制御性T細胞(Treg)の動態と病態形成の関連を検討した。【方法】C57BL/6マウス骨髄由来DCとHepa1-6のFC皮下接種とIL-...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

自己免疫性肝炎の新国際診断基準の特徴と問題点
金子 晃(NTT西日本大阪病院・消化器内科)
【目的】2008年に提唱された自己免疫性肝炎(AIH)の新国際診断基準の特徴と問題点について検討した。【対象】大阪大学消化器内科学関連の18病院から登録されたウイルス肝炎非合併のAIH 170例を対象とした。【成績】新基準における評価項目は自己抗体、IgG、肝組織像、肝炎ウイルスの有無の4項目のみに簡素化され臨床の現場で使いやすいものとなった。この4項目のうち抗核抗体については、わが国のようにHE...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

自己免疫性肝炎における新国際診断基準の再評価
阿部 和道(福島県立医大・消化器・リウマチ膠原病内科)
【目的】2008年に自己免疫性肝炎(AIH)の新国際診断基準(新基準)が提唱された. しかし, 抗核抗体(ANA)の測定法の違いや肝組織においてこれまで本邦では一般的ではなかったemperipolesis(EP)の評価が問題となっている. 今回我々はAIH症例のラット肝とHEp2細胞を用いた蛍光抗体法でのANA力価の比較検討を行った. さらに組織標本を見直しEPについても再評価した. 【方法】当院...

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自己免疫性肝炎病期進行例の病態と予後
鈴木 義之(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】本邦の自己免疫性肝炎(AIH)は予後は良好であるとの報告が多いが、近年では肝不全兆候を伴う肝硬変(LC)への進展例も散見される。一方最近では急性発症例や組織学的検査が不可能な高齢症例の増加に伴い診断に苦慮する症例も増加し、治療開始が遅れ病期の進行をきたすこともある。このため我々は進行例や発癌症例の病態と治療の反応性を解析し、いかに有効な治療を行うかを検討したので報告する。【方法】1979年...

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新規自己免疫性肝炎(AIH)モデルにおけるAIH劇症化機構の解明
青木 信裕(京都大大学院次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点・消化器内科)
ヒト自己免疫性肝炎 (AIH)は、血中自己抗体の出現を伴い、臓器特異的な自己反応性T細胞の脱制御が想定される自己免疫疾患であるが、慢性肝炎から劇症肝炎まで多彩な経過をとる。このような特異なAIHの病態の解析が可能な自然発症型の動物モデルがなかったが、最近私達は、抑制性共刺激分子PD-1欠損マウスに新生仔期胸腺摘除を施行することで、ヒトAIHに類似したAIHが発症し、約4週齢で死に至ることを見いだし...

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成因不明の急性肝不全:自己免疫性および薬物性症例との関連に関するデータマイニングによる解析
中山 伸朗(埼玉医大・消化器内科・肝臓内科)
【目的】我々はデータマイニングの自己組織化マップ(SOM)法によるクラスタリングで,急性肝不全症例は従来の病型分類とは異なる3群に分類されることを報告した。このうち全体の31%を占めるクラスターII群は自己免疫性(15%),薬物性(16%)および成因不明例(41%)が多く,自己免疫性の70%,薬物性の46%はこの群に分類されていた。従って,II群の成因不明例には両成因の症例が含まれている可能性があ...

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抗ミトコンドリアM2抗体(M2抗体)は薬物性肝障害(DILI)において一過性に陽性を示すことがある
渡邊 真彰(北里大・消化器内科)
【目的】ミトコンドリア全9分画に対応するミトコンドリア抗体(AMA、FA法)は、DILIなどPBC以外の疾患でも陽性を示しうる。一方、現在本邦で普及し、M2分画のみに対応するMESACUP-2テスト(ELISA法)によるM2抗体の定量測定(正常値7未満)は、PBCにおいて感度、特異度とも高い。しかし本研究は、M2抗体もDILIにおいて一過性に陽性を示す場合があり、PBCとの誤診を防ぐ必要があること...

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自己抗体陽性の薬物性肝障害の特徴
辻 恵二(広島市立安佐市民病院・内科)
【目的】薬物性肝障害の診断において自己抗体が陽性の場合、自己免疫性肝疾患との鑑別に難渋することがある。今回我々は薬物性肝障害における自己抗体陽性例の特徴と自己免疫性肝疾患との鑑別について検討を行った。【方法】当院にて2000年1月から2010年12月までに薬物性肝障害と診断された158例を対象とした。薬物性肝障害の診断はDDW-J 2004の診断基準、自己免疫性肝炎(AIH)の診断はIAIHG (...

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オウゴン含有処方を中心とした、漢方薬による薬物性肝障害症例の検討
及川 哲郎(北里大東洋医学総合研究所)
【目的】漢方薬による薬剤性肝障害の報告は近年増加傾向にある。構成生薬にオウゴンを含む漢方薬が原因となることが多いとされるが、漢方専門の単一施設における詳細な解析は行われていない。今回我々は2000年から2009年にかけ、当施設で漢方薬による薬物性肝障害と診断した症例につき検討した。【方法】DDW-J2004ワークショップ薬物性肝障害診断基準によって、漢方薬による薬物性肝障害と診断した21例を対象と...

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DDW-J 2004 薬物性肝障害診断基準案の適応前後での当院における薬物性肝障害症例への検査施行率の変化
綾田 穣(増子記念病院・肝臓内科)
【目的】薬物性肝障害(DILI)の診断はその他の肝疾患の除外診断が基本である.しかし,当院では十分な鑑別診断が行われていないものがみうけられた.そこで,2007年より薬物性肝障害(DILI)が疑われる症例に対し,DDW-J 2004 薬物性肝障害診断基準案を適応についてのアナウンスを行い,その前後での検査施行率の変化について検討を行った.【方法】対象は,当院においてDILIと診断された症例のうち,...

第53回日本消化器病学会大会自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date

滝川 一(帝京大・内科)
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