セッション

検索結果は16件です。

当院のクローン病に対するInfliximab二次無効症例の現状と倍量投与の治療成績
永井 健太(広島大・消化器・代謝内科)
【目的】クローン病(CD)に対しInfliximab(IFX)は有効であるが,二次無効症例の出現が問題となっている.今回,我々はIFX療法における二次無効症例の背景を検討し,また二次無効症例に対してIFX倍量投与を行った症例の治療成績について後ろ向きに検討した.【対象と方法】2003年2月から2013年3月まで当院でIFXが投与された108名のCD患者うち,少なくとも3回以上IFXが投与され,当院...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

クローン病に対するインフリキシマブ治療における免疫調節薬併用の重要性~インフリキシマブ二次無効の抑制はクローン病の長期予後を改善する~
石井 学(札幌厚生病院・IBDセンター, 川崎医大・消化管内科)
【目的】クローン病(CD)に対するインフリキシマブ(IFX)治療において,二次無効例に対する対応は臨床の現場における喫緊の課題であるが,二次無効を抑制する最善の方法は明らかにされておらず,二次無効が長期予後に与える影響についての報告も少ない.今回我々は,IFXにより治療されたCDを対象に,二次無効に影響する背景因子および二次無効の抑制が長期予後におよぼす効果を検討した.【方法】2002年5月から2...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

クローン病に対する抗TNFα抗体製剤治療による予後改善と課題
鎌田 紀子(大阪市立大・消化器内科)
【目的】当科のAdalimumab(ADA)とInfliximab(IFX)投与クローン病(CD)症例から,両製剤の有効性とその指標および限界について検討した.【方法】2013年3月末までのADA投与106例とIFX倍量(10mg/kg)投与35例について,臨床的及び内視鏡的有効性,治療戦略を検討した.有効性はHarvey-Bradshaw Index(HBI:寛解4以下),CRPで評価し,内視鏡...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

生物学的製剤治療クローン病における切り替え例,増量例についての検討
加賀谷 尚史(金沢大・消化器内科)
【目的】クローン病(以下CD)では,infliximab(IFX)とadalimumab(ADA)2種類の抗TNF α抗体製剤(以下BIO)が承認されている一方で,使い分けについては十分なコンセン サスが得られていない.一次無効例や二次無効例に対する対応も新たな課題である. 【方法】当院,主要関連施設でBIO治療中のCD症例を対象に,治療効果を特に治療順 序別(A群 IFX 5mg/kg→ADA,...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

クローン病術後の栄養療法・生物学的製剤併用の有用性
新崎 信一郎(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】クローン病(CD)患者の腸管手術を回避するために粘膜治癒を保つことが重要な役割を果たす.近年インフリキシマブ(IFX)を始めとした生物学的製剤が腸管切除術後の再発を予防すると報告されているが,術後どのような患者に生物学的製剤を用いるべきか明確な指針はない.一方,栄養療法(NT)も小児のみならず成人CD患者の術後再発を抑制することが示されている.そこで,栄養療法と生物学的製剤の併用が栄養療法...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

タクロリムスによる寛解導入治療後の予後と内科治療の現状
横山 陽子(兵庫医大・内科(下部消化管科))
潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis; UC)の治療はこの数年間で飛躍的な進歩を遂げ,2009年に保険承認されたタクロリムスも重症・難治症例に対して有効な寛解導入治療としてコンセンサスをえている.しかしタクロリムスにて寛解導入した後の維持については,しばしば難渋することが多く,内科医にとって今後の課題である.今回我々はタクロリムスにて寛解導入したUC患者を対象とし,その後の予後とUC...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治性潰瘍性大腸炎に対するtacrolimusおよびinfliximab治療の短期および長期治療成績
水野 慎大(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎の中にはステロイドに対して抵抗性を示す症例や,ステロイドが有効であるものの離脱が困難なステロイド依存例といった,いわゆる難治性潰瘍性大腸炎が存在する.難治性潰瘍性大腸炎に対するsalvage治療として,tacrolimus (Tac)とinfliximab (IFX)の2剤が用いられている.しかし,両薬剤の使いわけに関しては一定のコンセンサスはないのが現状である.そこで今回の検...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治性潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ・タクロリムス治療の長期予後と課題
遠藤 克哉(東北大病院・消化器内科)
【背景】難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対するインフリキシマブ(IFX)とタクロリムス(Tac)の短期的治療成績は次第に明らかになりつつある.当科でもIFX,Tacともに投与8週後の臨床的寛解導入率は約50%程度と他施設とほぼ同等の成績である.しかし,両剤による寛解導入後の長期的な寛解維持成績は十分に明らかにされていない.一般に,IFXで寛解導入した場合には同剤の維持投与により,Tacで寛解導入した場...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治性潰瘍性大腸炎に対する,タクロリムスの短期・長期治療成績と手術予測因子について
高津 典孝(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景と目的】タクロリムス(Tac)の難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対する長期治療成績や手術予測因子については知見に乏しい.今回,難治性UCに対するTacの短期・長期治療成績と手術予測因子について明らかにすることを目的とした.【方法】対象は2004年から2012年にかけて,当院にてTacによる治療を行った難治性UC患者66例.内訳は年齢中央値39歳,罹病期間中央値43ヵ月, DAIスコア中央値11....

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治潰瘍性大腸炎(UC)における内科治療例と手術例の予後の検討
齊藤 詠子(東京医歯大・消化器内科)
【目的】難治性UCにおける適切な内科治療と外科治療の適切な選択のための因子を明らかにする.【方法】2010年4月~2013年2月まで当院にて入院加療を要したUC92例(男性56例,女性36例)を対象に1.rescue therapyとしてのカルシニューリン阻害薬(Tac/CyA)及びインフリキシマブ(IFX)に関する背景因子及び治療成績の比較,2.手術例での背景因子,手術時期及び術後予後について検...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治性潰瘍性大腸炎に対するTacrolimus,Infliximab,CAP療法の治療成績と粘膜スコア別再燃率の検討―多施設共同研究
池谷 賢太郎(浜松南病院・消化器病・IBDセンター)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎に対する治療オプションは急速に充実し,近年Tacrolimus,Infliximabが保険承認され,CAP療法における治療スケジュールの回数制限がなくなった.今回,Tacrolimus,Infliximab,intensive GMA,intensive LCAPの短期治療成績と中長期経過,寛解導入成功後の再燃と粘膜治癒との相関を明らかにすることを目的とした.【方法】ほぼ...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

難治性潰瘍性大腸炎に対する抗菌薬多剤併用(ATM)療法における手術率と手術症例の検討
加藤 公敏(日本大・総合内科)
【目的】我々は,潰瘍性大腸炎(UC)に対する抗菌薬多剤併用ATM療法の有用性について報告してきた.今回,難治性UCを中心に,ATM療法の手術率と手術例について検討を行った.【方法】対象は,2004年以降ATM療法を受けたステロイド依存性31例,抵抗性5例の難治性UCを含む46例である(全大腸炎型29例,左側大腸炎型15例,直腸炎型2例で,重症5例,中等症37例,軽症4例).既存の治療に加えAMPC...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

術後合併症からみた重症潰瘍性大腸炎における内科的治療の限界
木村 英明(横浜市立大市民総合医療センター・炎症性腸疾患センター)
【目的】重症潰瘍性大腸炎(UC)手術例の術後合併症からみた,重症UCにおける内科的治療の限界について明らかにする.【方法】対象は2000年1月から2012年12月の当科におけるUC初回手術例289例中,重症に対する手術例89例(31%)(男性54,女性35,手術時年齢37.7±16.1歳).手術適応は重症かつ内科治療無効40例,大量出血33例,中毒性巨大結腸症11例,穿孔5例.術後合併症の有無で術...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

当科で緊急手術を施行された潰瘍性大腸炎症例の検討
小澤 毅士(東京大・腫瘍外科)
【目的】近年,新たな治療薬剤の登場に伴い,潰瘍性大腸炎 (UC)に対する内科的治療の幅が広がったものの,外科的治療を要する例は少なからず存在する.本研究では,当科で緊急手術を施行したUC症例と,待機的手術を施行したUC症例を比較検討し,緊急手術症例の特徴を明らかにする.【方法】1989~2012年に,当科で手術を施行したUC 115例中,緊急手術23例 (20%)(緊急群)と,癌以外の待機的手術5...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

手術例からみた高齢潰瘍性大腸炎症例に対する手術のタイミング
小金井 一隆(横浜市立市民病院・外科)
近年増加している高齢潰瘍性大腸炎(UC)症例にも,内科治療に抵抗し,手術適応となる症例がある.これらでは周術期死亡が多い報告もあり,手術適応の判断が重要となる.【目的】手術症例からみた高齢UC症例に対する適切な手術のタイミングを検討し,明らかにする.【対象】70歳以上で大腸切除術を行った42例(男31,女11)を対象とした.発症時平均年齢は67歳,手術時平均年齢は75歳で,全大腸炎型35例,左側大...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界

潰瘍性大腸炎術後慢性回腸嚢炎発生に対する病理組織学的予測因子の検討
荒木 俊光(三重大大学院・消化管・小児外科学)
【背景】回腸嚢炎は潰瘍性大腸炎(UC)に対する大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術(IAA)後に最も多く認められる合併症の一つである.当教室ではIAA時のCRP値が回腸嚢炎の予後に関連することを報告してきた.【目的】切除組織病理学的評価から慢性回腸嚢炎の発生予測因子を検討する.【方法】2003年1月から2011年12月までに当教室で活動期にIAAが施行されたUC180例のうち,肛門からの排泄再開後1年以上経...

第55回日本消化器病学会大会IBDに対する内科的治療とその限界