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検索結果は17件です。

高齢者C型慢性肝疾患の長期予後とウイルス排除の重要性
小林 正宏(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】近年人口の高齢化により肝疾患患者の高齢化も著しい.高齢者がC型慢性肝疾患を有することで,予後にどのような影響があるかを知ることは治療介入を判断する上で重要である.そこで今回は当院で1990年代に60歳以上の年齢で当院を受診した症例の長期予後を検討した.
【対象】1990年より2000年までに当院を受診したC型慢性肝疾患997例(慢性肝炎718例,肝硬変279例)を対象とした.内訳は男...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢・非線維化進展C型慢性肝疾患の遺伝子多型測定の有用性
是永 匡紹(国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター)
【目的】C型慢性肝疾患に対する経口抗ウイルス剤開発により,IFN不応者も高率にウイルス排除が可能になる一方で,治療対象の多くを占める高齢者には,病態が進行しない症例も存在する.近年,肝線維化・肝発がんに関与する遺伝子多型(SNPs)も報告され,SNPsを組み合わせることで経口抗ウイルス剤治療適応者を絞り込めるか否かを明らかにするため以下の検討を行った.【方法】2010.01~2013.1の期間に,...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

肝硬度測定を用いた高齢C型肝炎の検討
井上 泰輔(山梨大・1内科)
【目的】高齢と線維化は肝発癌の危険因子でありIFN治療適応に重視される.そこで年齢と肝硬度の肝癌とIFN適応判断へ与える影響を検討した.【方法】1)2010年2月よりFibroScanを行ったC型肝炎721例(HCC無554,有167,平均62.7歳)の担癌状態と肝硬度を年齢別にROC解析で評価した.低肝硬度肝癌例では他の発癌リスク(DM,HBV既往等)を検討した.2) IFN検討時遺伝子検査と肝...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者C型肝炎に対する抗ウイルス療法の現況と有用性 ―多施設共同研究―
小瀬 嗣子(大阪大大学院・消化器内科学)
[目的]高齢者C型肝炎患者は肝発癌の高リスク群であるが,Peg-IFN/RBV療法で治療効果が得られた症例では発癌抑制効果が認められる.今回,高齢者C型肝炎に対するPeg-IFN/RBV療法とTVR/Peg-IFN/RBV併用療法の治療効果を検討した.[方法] Peg-IFN/RBVを開始した高ウイルス量C型肝炎754例(1/2型=497/257例) (検討1),TVR/Peg-IFN/RBVを開...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者C型肝炎におけるウイルス排除を目指した治療の有効性と安全性
柿沼 晴(東京医歯大大学院・肝臓病態制御学, 東京医歯大・消化器内科)
【目的】C型肝炎における肝線維化進展の速度や発癌率は,高齢者では若年者に比し高い.発癌抑止効果を得るためには高齢者においてもウイルス排除を達成することが重要と考えられるが,テラプレビル3剤併用療法は困難な点もある.そこで高齢者におけるウイルス排除を目指したPegIFN/Ribavirin(PEG/RBV)併用療法の有効性と安全性につき検討をおこなった.
【方法】当院および関連施設でPEG/R...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者C型肝炎に対するテラプレビル併用インターフェロン治療効果向上のための工夫
山本 義也(市立函館病院・消化器病センター)
【目的】高齢者C型肝炎患者に対するインターフェロン療法は,副作用や合併症などが治療困難因子となる.今回,65歳以上の高齢者における1型高ウイルス量C型肝炎に対するペグインターフェロン/リバビリン(RBV)併用療法(PR療法),ならびにテラプレビル(TVR)併用療法の治療効果について非高齢者との比較検討を行った.【対象】研究参加施設で施行したPR療法322例(男/女150/172例,非高齢/高齢;2...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者,肝線維化進展例に対する3剤併用療法(triple therapy)の治療成績と問題点
小関 至(札幌厚生病院・3消化器科(肝臓科))
【目的】高齢者,肝線維化進展例に対するtriple therapyの治療成績と問題点を検討する.【対象と方法】Triple therapy を行ったC型慢性肝疾患65例{年齢中央値61(18-71)歳,男性36例 (55.4%),IL28B TT44例 (67.7%)}を対象とした.年齢65歳以上15例 (IL28Bminor47%, 前治療無効 (NVR) 18%),65歳未満50例(IL28B...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者に対するC型慢性肝炎の3剤併用療法の工夫―効果と安全性に関する検討―
大嶋 重敏(秋田大大学院・消化器内科学)
【目的】C型慢性肝炎に対する3剤併用療法の高齢者における治療効果と安全を検討し,さらに高齢者でも安全に施行するための工夫について検討した.【方法】秋田県において3剤併用療法を受け,解析可能なC型慢性肝炎患者143名を対象とし,65歳未満 (若齢群)と65歳以上 (高齢群)の背景因子,ウイルス消失率と副作用について検討し,また高齢者の本治療の安全性に寄与する因子について検討した.【成績】143例のう...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者C型慢性肝炎に対するPegIFN・Ribavirin・Telaprevir3剤併用療法の治療効果
本多 隆(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】C型慢性肝炎患者の高齢者ではPegIFNとリバビリン併用療法の効果は低下するが,高齢者における発癌率は高く,このような症例において発癌を抑制することは重要である.発癌のリスクの高いこのような症例においてSVR率を向上させることが必要である.そこで高齢者に対するPegIFN・Ribavirin・Telaprevir 3剤併用療法の効果及び副作用について検討した.【対象,方法】当院および関連施...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者C型慢性肝炎の発癌リスク因子とインタフェロン治療による発がん抑止効果
鈴木 祥子(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】Telaprevir併用療法が困難な高齢者においては,発癌リスクを抑止するための治療が必要である.本研究では高齢者に対するinterferon(IFN)治療の発癌抑止効果を検討した.【方法】65歳以上のC型慢性肝炎に対して従来型IFN単独療法・PR併用療法を施行し非著効であった301例,および1年以上のPeg-IFN長期療法を施行した65例について,治療による発癌抑止効果を検討した.【成績...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

高齢者におけるPegIFN+RBV少量併用量法の有効性と安全性の検証
柴田 壮一郎(信州大・消化器内科)
【目的】これまでPeg-IFN+RBV少量併用療法が高いALT正常化率を有し副作用が少ないことから,高齢者や線維化進行例の治療に有用であることを報告してきた.今回,この少量併用療法の高齢者における有用性を検証するため,症例を蓄積し,高齢群と若年群に分け効果と安全性を比較検討した.【方法】Peg-IFN+RBV少量併用療法を受けた33例を65歳未満の若年群17例と65歳以上の高齢群16例に分けて{年...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

血小板低下を伴ったあるいは肝癌発癌後のC型肝硬変症に対するPSE併用IFN療法の現状
森 哲(大分大・1内科)
【目的】我々は血小板低下を伴ったあるいは肝癌発癌後のC型肝硬変症患者に対しPSEを施行後にIFN治療を行っている.その治療効果,肝発癌,異所性再発などを検討し, PSE併用IFN療法の有用性と今後の展開を検討した.【対象と方法】当科において血小板数10万未満IFN治療を行ったC型肝硬変症例82例をPSE施行群28例と非施行群54例に分け以下の項目について検討した. 検討項目1) 背景の比較.2)I...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

C型肝硬変に対するPSE,脾摘併用IFN治療
佐々木 由子(松山赤十字病院・肝胆膵センター)
【目的】C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療は近年SVR率が良好となり,C型肝硬変症例でもIFN治療を導入することが多い.部分的脾動脈塞栓術(PSE)や脾摘により脾機能亢進の改善を図った後にIFN治療を行った症例について治療効果や有用性について検討した.【方法】組織学的,または血液検査所見や画像所見にて臨床的に肝硬変と診断し,IFN治療を行なったC型肝硬変症例49症例(男性30例,女...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

閉経後のC型慢性肝炎におけるPEG-IFNα-2a/RBV併用療法+Raloxifene hydrochlorideの有効性・安全性に関する検討(中間報告)
野崎 昭人(横浜市立大市民総合医療センター・消化器病センター)
【背景】本邦でのPEG-IFNα2b+RBV併用療法では,特に女性・高齢者の有効性(SVR率)は低いとの報告が多い.我々は高齢者女性でのSVR率の低さは閉経によるエストロゲン受容体(ER)親和性の低下が原因の一因でないかと推測し,PEG-IFNα-2a+RBV併用療法に骨粗鬆症治療薬であるRaloxifene hydrochlorideを加えることで治療効果の上乗せ効果を検討する事とし,下記臨床...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

PEG-IFNα-2a/RBV併用療法に対するビタミンD追加投与の検討
高清水 眞二(東海大八王子病院・消化器内科)
【目的】標準療法(PEG/RBV)におけるビタミンD(VD)追加療法はPEG/RBV療法の有効性を上げることが報告されている.1型高ウィルス量のC型慢性肝炎に対する標準療法(PEG/RBV)では半数の症例でSVRが得られるが,加齢とともにSVR率が低下する.PEG-IFNα-2a/RBV併用療法へビタミンD(VD)を追加投与することで抗ウイルス効果が向上するか検証し,さらに血清25(OH)D濃度と...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

分岐鎖アミノ酸亜鉛含有栄養補助食品の摂取によるインターフェロン治療への影響と効果
長尾 由実子(久留米大・消化器疾患情報)
【目的】C型慢性肝疾患患者の高齢化が進む中で,インターフェロン(IFN)治療を安全に提供することは難しくなっている.私どもは,低アルブミン血症が死亡に関わる因子であることを住民検診で証明した.一方で,分岐鎖アミノ酸亜鉛含有栄養補助食品(以下,本品)を摂取すると,肝予備能が改善されることも証明した.そこで,本課題では本品がIFN治療のアドヒアランスならびに治療効果にどのような影響を及ぼ...

第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界

佐田 通夫(久留米大・消化器内科)
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第55回日本消化器病学会大会高齢者・肝機能低下例に対するC型肝炎治療の適応と限界