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検索結果は56件です。

C型慢性肝炎に対するIFN,リバビリン併用療法著効10年後に認めた肝細胞がんの2例
廣瀬 崇(豊橋市民病院)
【はじめに】C型慢性肝炎に対するIFN治療によるウイルス消失により,その後の肝細胞癌発生のリスクが減少することは周知の事実であるが,ウイルス消失後にいつまで肝細胞癌のサーベイランスが必要であるかは不明である.今回,我々は,ウイルス消失10年経過後に初発肝細胞癌を発生した2例を経験したの報告する.【症例1】63歳 男性.H14年,A2F3,genotype 1b,高ウイルス量,組織学的にはA2F3の...

第119回東海支部例会

C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン、リバビリン、テラプレビルの3剤併用療法における薬剤アドヒアランスと治療効果について
和田 啓孝(小牧市民病院 消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎に対する抗ウイルス治療はペグインターフェロン、リバビリン、テラプレビルの3剤併用療法により約70%の高い治療効果が期待できる。しかしながらその強い副作用により、治療の完遂や、初期投与量の継続は極めて困難である。また薬剤の投与量が治療効果に影響を与える可能性がある。今回ペグインターフェロン、リバビリン、テラプレビルの3剤併用療法における薬剤アドヒアランスについての検討を行った。【...

第119回東海支部例会

セフトリアキソン(CTRX)を使用し、有症状の偽胆石症を発症した3例
河辺 健太郎(名古屋記念病院 消化器内科)
(症例1)70歳女性。2ヶ月前から肺炎で当院に2回入院し、総合内科でCTRXによる治療を行っていた。転院後、胆道系酵素の上昇と心窩部痛が出現し近医より当科へ紹介となった。CTで総胆管結石を認めた。CTRXは肺炎による1回目の入院で2g×20日間、2回目の入院で2g×7日間を使用していた。CTを見返すと、無症状ながら 2回目の肺炎での入院時には胆嚢結石は出現していた。2回目肺炎の退院後より10日で肝...

第119回東海支部例会

トシリズマブ投与後にEBVの再活性化をきたした一例
梶川 豪(一宮市立市民病院 消化器内科)
症例は70歳男性。10年以上関節リウマチに対して整形外科通院中で、現在トシリズマブの投与中。2012年10月15日より食欲不振・倦怠感が出現。その後38℃台の発熱が出現し食欲不振も持続するために10月22日当院受診。肝胆道系酵素の上昇を認め、急性肝炎の診断で同日消化器内科入院となった。スクリーニングの採血では明らかな肝炎の原因は指摘できず。トシリズマブ投与後の免疫不全状態も考慮し、CFPM、ACV...

第119回東海支部例会

慢性下痢に対して大腸粘膜生検で診断し得た腸管スピロヘータ症の2例
八鹿 潤(名古屋第一赤十字病院)
腸管スピロヘータ症Intestinal spirochetosis(IS)は、Brachyspira属グラム陰性桿菌による人畜共通感染症で、本邦では比較的稀な疾患である。自覚症状に乏しく治療の是非を含めその病態については未だ不明な点が多い。今回慢性下痢症を主訴に受診し、ISと診断した2症例を経験したため報告する。【症例1】75歳男性。S状結腸早期大腸癌に対し内視鏡的治療の既往があり、過敏性腸症候群...

第119回東海支部例会

重篤な急性咽喉頭炎を合併した潰瘍性大腸炎の一例
木下 雄貴(豊橋市民病院 消化器内科)
【はじめに】潰瘍性大腸炎は関節炎、虹彩炎、膵炎、皮膚症状などの腸管外合併症を伴うことがある。今回我々は、重篤な急性咽喉頭炎を合併した潰瘍性大腸炎の一例を経験したので報告する。【症例】50歳代男性。【既往歴】高血圧。15歳時に虫垂切除。【現病歴】20XX年7月半ばより血性下痢があったが放置していた。8/11から咽頭痛や発熱があり、近医耳鼻科に通院し抗菌薬が投与された。8/20、耳鼻科受診時に喉頭蓋に...

第119回東海支部例会

肺腺癌の転移性空腸腫瘍による腸重積症に対し内視鏡的整復を試みた一例
小林 新(市立四日市病院)
【背景】肺癌の小腸転移は稀だが,肺癌の増加と集学的治療の進歩による進行例の生存期間延長から近年増加傾向にある.【症例】81歳,男性 【主訴】嘔吐【既往歴】喘息【現病歴】2011年11月当院呼吸器科で右肺上葉腺癌cT2aN3M0と診断され,2012年1月より化学療法(CBDCA+Pemetrexed,DTX,GEM)を行っていた.2013年6月に多発脳転移が出現し,7月17日よりガンマナイフ治療のた...

第119回東海支部例会

上部消化管内視鏡検査から診断に至ったOsler-Weber-Rendu病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)の1例
春田 明範(半田市立半田病院 消化器内科)
【症例】61歳 男性【既往歴】左慢性中耳炎【現病歴】2012年初頭よりめまい感・耳鳴りあり当院耳鼻科に通院中、同年10月にめまい感・ふらつき・不眠にて当院精神科受診した際、血液検査にて鉄欠乏性貧血を認めたため消化器内科を初診された。上部消化管内視鏡検査施行し胃毛細血管拡張症を認めた。カプセル内視鏡では十二指腸から空腸にかけて毛細血管拡張が多発していた。CTでは肝全体にシャントが多発しており、CT3...

第119回東海支部例会

保存的加療が奏効した上腸間膜静脈・門脈血栓症の4例
金子 雅直(藤枝市立総合病院)
【はじめに】上腸間膜静脈・門脈血栓症は比較的まれな疾患であり、無症状のものから腸管壊死などの重篤なものまでさまざまな症状を呈し診断が困難な場合も多いとされる。今回われわれが経験した上腸間膜静脈・門脈血栓症の4例を報告する【症例1】25歳、女性。心窩部痛で来院し、CTで門脈血栓症と診断。採血でATIIIの低値をみとめた。ヘパリンナトリウム投与後ワルファリンカリウムで加療し症状の改善をみとめた。【症例...

第119回東海支部例会

甲状腺濾胞癌の膵転移の一切除例
市川 健(済生会松阪総合病院 外科)
症例:50歳代女性。既往歴:16年前子宮全摘術と甲状腺濾胞癌手術、9年前に非定型抗酸菌症。家族歴:特記事項なし。主訴:右鼠径部痛。現病歴:当院受診1か月前より時々右鼠径部痛あり、軽快しないため来院。身体所見:腹部は平坦軟、右鼠径部に僅かに圧痛あるも膨隆はなし。腹部USにて右鼠径部には20mm大のリンパ節腫大を認めた。同時に膵体部に36mm大の低エコー腫瘤が指摘された。血液検査:WBC・CRP等炎症...

第119回東海支部例会

当院におけるC型慢性肝炎のIFN治療での血小板減少に対する脾臓摘出、PSEの比較検討
田中 健士郎(小牧市民病院)
【目的】C型慢性肝炎に対する抗ウイルス治療はペグインターフェロン、リバビリン、テラプレビルの3剤併用療法が標準的治療とされ、高い治療効果を得ている。しかしIFNは副作用に血小板減少作用があり、脾機能亢進を伴う血小板数低値のC型慢性肝炎患者は十分な治療を受けられない実情がある。今回我々は脾臓摘出術(脾摘術)もしくは部分的脾動脈塞栓術(PSE)施行後にIFN治療を施行されたC型慢性肝炎患者について、血...

第119回東海支部例会

健診で発見された1cm大の非典型画像を呈したIntraductal papillary-mucinous carcinoma(IPMC)の1例
芳川 昌功(豊橋市民病院 消化器内科)
【はじめに】IPMNは2006年に初めて国際診療ガイドラインが発刊され,2012年に改訂されているが,分枝型で嚢胞径が1cm以下の場合は2~3年毎の経過観察で良いとされている.今回,健診の腹部エコーで1cm大の膵腫瘤を指摘され,手術後の病理結果がIPMCの結果であった1例を経験したので、貴重な症例と考え報告する.【症例】61歳女性【主訴】なし【既往歴】特記事項なし【生活歴】飲酒歴,喫煙歴ともになし...

第119回東海支部例会

短期間に自然消失した胃壁内多発腫瘤の1例
杉浦 潤(国家公務員共済組合連合会 名城病院 消化器内科)
【症例】70歳代男性。2013年4月26日、腹痛を主訴に近医を受診。血液検査にて白血球の上昇と腹部超音波検査にて肝左葉に突出する様な低エコー腫瘤を認め、2013年5月7日当科紹介となり、同日精査加療目的に入院となる。現症:入院時体温37.0℃、上腹部に軽度の圧痛を認めた。血液生化学検査所見:WBC6900/μl、RBC437万/μl、Hb13.4g/dl、Plt43.0万/μl、AST21IU/l...

第119回東海支部例会

多発性巨大肝血管腫の1例
久野 真史(岐阜大学 医学部 腫瘍外科)
【緒言】肝血管腫は比較的頻度の高い疾患であり典型的な画像所見のものであれば診断に迷うことは少ないが、時に悪性腫瘍との鑑別が困難な症例も存在する。今回診断に苦慮した多発性巨大肝血管腫の外科的切除を経験したため若干の文献的考察を加え報告する。【症例】40歳代男性。特記すべき既往歴、家族歴なし。2013年5月頃から心窩部痛、食欲不振有り、近医にて腹部単純CT施行され肝腫瘍を指摘され精査加療目的にて当科紹...

第119回東海支部例会

肝腫瘍に対するCTA CTAP後に腫瘍の自然消褪を認めた一例
川合 真令(常滑市民病院 消化器内科)
(症例)72歳男性 既往歴:B型慢性肝炎、肝硬変、痔核、輸血歴なし 平成24年9月26日に健康診断にて肝障害を指摘され、当院消化器内科を受診した。腹部エコー上S4にドップラーでは血流シグナルを認めない長径約29mm短径約17mmの低エコー域と腹部造影CT上動脈相で濃染し,平衡相で周囲肝実質より低吸収域となる腫瘍を認めた。以前よりB型肝硬変が指摘されており、腫瘍マーカー(AFP:209ng/mL、P...

第119回東海支部例会

経過中PPIにて改善傾向を示した胃原発悪性リンパ腫の一例
吉田 大(藤田保健衛生大学消化管内科)
症例は70代女性。1年半程前より胃部不快感を自覚し近医を受診。上部内視鏡検査を施行された。その結果、胃体下部前壁側に潰瘍性病変を認めたが生検病理はGroup Iと良性であった。抗潰瘍薬の投薬が継続されたが潰瘍病変に改善無く、当院に紹介となった。当院の初回内視鏡検査では、前医の内視鏡所見と同様に胃体下部前壁側に潰瘍性病変を認め、同部位からの生検で特に悪性所見は認めなかった。PPIを継続し、2ヶ月後に...

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