- PD2-01 高齢者早期胃がんに対する内視鏡的切除の現状
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後藤田卓志(国立がんセンター中央病院内視鏡部)
く背景〉内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は従来外科切除の対象であった病変に対しても内視鏡的な根治切除を可能とした、一:方で高齢者早期胃がん治療において低侵襲という一面から適応を越える病変に対して患者・家族には非常に魅力的な新たな選択枝となりつつあることも事実である〈目的〉内視鏡切除が施行された早期胃がん患者の年齢構成の変遷と高齢者(80歳以上)と若年者(65歳未満)とに分けた切除後の経過を検討する...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-02 高齢者に対するESDの有用性と合併症予後の検討
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大仁田賢(長崎大学第二内科)
【目的】早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は外科治療に比べ低侵襲な治療として普及してきているが高齢者においての治療適応基準は確立されたものはない.今回高齢者におけるESD施行症例の合併症予後を非高齢者と比較検討した.【方法】対象は2001年1月から2007年8月までESDを施行した胃上皮性腫瘍777例(早期胃癌645例腺腫132例).75歳以上を高齢者(76-92歳年齢中央値79歳)...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-03 高齢者早期胃癌に対するESD適応についての検討
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万井真理子(神戸大学医学部附属病院光学診療部)
【目的】高齢化社会に伴い高齢者に消化器癌の治療が必要となる機会が増加している.近年急速に普及しているESDは各臓器機能の低下や基礎疾患を合併する高齢者に対しても低侵襲で有用性の高い治療法として期待される.今回高齢者早期胃癌に対するESDの安全性・根治性を非高齢者と比較検討しその妥当性を検討する【方法】2001年11月から2007年10月までにESDを施行された胃腫瘍性病変482病変のうち評価可能な...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-04 高齢者早期胃癌に対するESDの有用性と安全性
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中川昌浩(広島市立広島市民病院内科)
1目的】早期胃癌に対する内視鏡治療は大きな腫瘍径やUL(+)などの従来の治療手技における制約がESDにより解消されつつありGotoda論文を根拠にしてのガイドライン病変からの適応拡大が積極的に試みられている.当科では年齢に関係なくESDを積極的に施行しており高齢者の早期胃癌に対するESDの有用性t安全性などについて検討した.【方法12001年6月~2007年9月の期間に当科でESDを施行した早期胃...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-05 高齢者における早期胃癌に対するESDの現況と問題点
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梅垣英次(大阪医科大学内科学第二講座)
【はじめに】高齢化社会を迎え高齢者に対する内視鏡治療を行う機会も少なくない.高齢者は複数の慢性疾患をもったり日常生活活動度認知機能やQOLの保持が治療目標となることもあり特に80歳以上の超高齢者に対する内視鏡治療による生命予後の改善効果を疑問視する声もある.【目的1早期胃癌に対してESDを施行した65歳以上79歳未満の高齢者80歳以上の超高齢者を対象としてESDの現況と問題点を明らかにし高齢者特有...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-06 高齢者に対する食道癌EMR/ESD拡大適応の妥当性
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清水勇一(北海道大学消化器内科)
【目的】従来まで深達度m3以深の食道表在癌症例に対しては原則的に郭清手術の適応とされてきたが食道癌は高齢者に好発することもあり手術侵襲は過大なことが多くEMRの拡大適応も治療の選択肢になり得ると思われる.我々は今まで積極的にm3sm癌症例に対しEMR/ESDを行ってきたが今回高齢者における治療成績について報告する.【対象】01年4月から07年4月までの期間に当科にて内視鏡切除が行われた食道癌症例1...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-07 高齢者食道癌患者に対する治療戦略
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成宮孝祐(東京女子医科大学消化器外科)
(目的)高齢者社会の到来により併存疾患を高率に有する高齢者の食道癌患者も増加しているが治療法については一定の見解は得られていない.食道癌の術前の併存疾患進行度合併症重複癌などを考慮し治療方針決定のための検討を行った.(対象)1996年から2005年までの食道癌手術症例553例中75歳以上の高齢者53例(9.6%)をA群化学放射線療法をおこなった195例中75歳以上の高齢者18例(9.2%)をB群と...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-08 高齢者食道癌に対する外科的切除成績の変遷と妥当性
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森田勝(九州大学消化器・総合外科)
食道癌に対する外科治療は侵襲が大きいため高齢者では行われないことも多い今回食道切除の合併症予後を年齢別に比較しさらに年代別の治療成績の推移を検討した。【対象方法11%4~2007年に切除した食道癌症例1030例を1群(高齢群:75歳以上)109例H群(対照群:75歳未満)921例に分け術後合併症予後の検:討を行った合併症発生に関わる因子はLogistic回帰分析にて解析した.さらに治療成績の変遷を...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-09 高齢者C型慢性肝炎に対する治療法の選択
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中川美奈(東京医科歯科大学医歯学総合研究科分子肝炎制御学講座)
【目的】C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)療法は副作用が強く中止減量:で十分な投薬量を確保できないことが治療効果の低下につながる.高齢化社会が進む中で高齢者に対する工FN療法の適応基準が問題となることから高齢者におけるIFN療法の有効性と安全性につき検討をおこなった.【方法12004年12月より当院および関連施設でIFN治療を導入したC型慢性肝炎504例のうち最終効果判定可能であった3...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-10 高齢者C型肝炎に対するPeg-IFN/Ribavirin併用療法
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平松直樹(大阪大学消化器内科学)
高齢化社会が進むにつれて高齢者C型肝炎に対する抗ウイルス療法の是非が問題となっている.線維化進展例が多い高齢者では発癌や肝疾患関連死のリスクが高いがIFN療法によってウイルス排除ができれば予後は著明に改善する一方著効率はPeg-IFNやRibavirin併用によって大幅に改善されたが高齢者では抗ウイルス効果が低くまた副作用の問題もあり治療適応の判断が難しい.今回高齢者C型肝炎に対するPeg-IFN...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-11 高齢者C型慢性肝炎におけるペグインターフェロン・リバビリン併用療法の効果
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本多隆(名古屋大学大学院消化器内科学)
【目的】C型慢性肝炎患者は年々高齢化し高齢者でのウイルス駆除が必要となっている.このためPegIFNとリバビリン併用療法における高齢者の背景と治療効果及び治療効果の期待できる症例の検討を行った.【方法】名古屋大学および関連施設において併用療法を施行したC型慢性肝炎502例geno-typel型/2型385/117を検討した.平均年齢55.0歳男/女269/233高齢者:65歳以上男/女50/59で...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-12 高齢者(70歳以上)C型慢性肝炎におけるPEG-IFNα-2b/Ribavirin併用療法の治療成績
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高橋祥一(広島大学大学院医歯薬学総合研究科分子病態制御内科学)
【目的1高齢者(70歳以上)C型慢性肝炎のPEG-IFNα一2b/Ribavirin併用療法の安全性有効性について検討した.【方法】2004年12月から当科及び関連病院でPEG-IFNα一2b/Ribavirin併用療法を施行したC型慢性肝炎1172例(lb高ウイルス症例(lbH)920例1b高ウイルス症例以外(others)252例のうち投与終了後24週経過したlbH517例(年齢61士10.5...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-13 高齢者肝癌患者に対する生命予後改善とQOL維持を目指した治療法選択
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保坂哲也(虎の門病院肝臓センター)
(目的)治療法の進化により肝疾患患者の高齢化が進んでおり以前よりも高齢者肝癌患者が増加してきている.今回我々は高齢者肝癌患者のこれまでの治療成績を元に予後改善とQOL維持を目指した治療法選択を検討した.(方法)1990年目2006年に当院で初発の肝癌と診断され治療を行った75歳以上の症例116例を対象とし治療法別の予後および治療法の妥当性について検討した(結果)(1)対象の背景因子は年齢の中央値は...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-14 高齢者肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術の妥当性~長期予後と安全性の観点から~
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高橋宏和(佐賀大学付属病院内科)
【背景目的】近年特にHCV感染者の高齢化とともに肝細胞癌(且CC)患者の高齢化が進み高齢者の治療機会が増加している今回ラジオ波焼灼術(RFA>における高齢者と非高齢者での長期予後安全性を比較し高齢者肝癌に対するRFAの妥当性を検討した.【対象方法】<検討1>対象は2000年2月掛ら2007年8月までに佐賀大学および佐賀県立病院でRFAを施行された初発且CC患者404名平均観察期間は422カ月平均年...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-15 高齢者における肝細胞癌患者の治療の特徴
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小暮高之(東北大学病院消化器内科)
【目的】高齢者の特徴として若年者と比較して平均余命が短いことパフォーマンスステイタス(PS)が低いこと複数疾患を合併が多いことなどが挙げられる通常の治療ストラテジーに沿って治療法を決定することが必ずしも最良ではないとの判断でより低浸襲な治療法が選択されることもまれではない.今回当科において治療方針の決定がなされた肝細胞癌患者において高齢者の特徴と問題点を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】...
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高齢者における消化器疾患の治療
- PD2-16 高齢者に対する高侵襲手術(肝切除術)の与える臨床的影響
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北順二(獨協医科大学第2外科)
(目的)高齢者人口の増加に伴い今後も消化器系疾患による外科切除症例も増加することが予想される.高齢者に対する高侵襲な手術が術後経過に影響を与えるかを検討した.(対象と方法)当科では2000年4月から2006年12月までに単発の肝細胞癌に対して肝切除を207症例および肝門部胆管に対する葉切除+胆管切除を28症例に施行した.手術施行時の年齢を非高齢者群(70歳未満)と高齢者群(70歳以上)に分けそれぞ...
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