セッション

検索結果は17件です。

VTTQと血液生化学検査を組み合わせた肝線維化評価法
高木 慎太郎(広島大病院・消化器・代謝内科)
【背景】肝硬度測定装置の有用性は多く報告されているが、肝硬度の測定部位は1点であるため、肝の部分的評価であったり、また、サンプリングエラーなどの問題も生じる。【目的】Virtual touch tissue quantification(VTTQ)と血液生化学検査の組合わせることで、臨床においてより有用な非侵襲的肝線維化評価法を確立する。【対象と方法】2009年1月から2012年2月までにVTTQ...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

ELFスコアおよびVTTQを用いた肝線維化診断の有用性
高嶋 智之(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科))
【目的】肝線維化診断は、肝生検による方法が一般的であるが侵襲的かつサンプリングエラーなどの問題がありこれまでに血清中のバイオマーカーや画像診断を応用した非侵襲的検査法が次々に開発されている。今回我々は、新たな血清線維化診断法であるEnhanced Liver fibrosis panel (ELF)とVirtual Touch Tissue Quantification (VTTQ)を用いた肝線維...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

HCV感染者におけるARFIによる肝硬度測定の有用性の検討
原田 雅生(藤田保健衛生大・肝胆膵内科)
【目的】Acoustic Radiation Force Impulse(ARFI)により非侵襲的に肝線維化を定量的に評価できることが報告されている。HCV感染者の肝硬度についてstageとの関係、加齢による変化、HCCの有無との関係について検討した。【方法】2009年10月から2011年11月までにHCV感染者765例(HCC 62例)においてACUSON S-2000(Siemens)を用いて...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

急性肝炎におけるVirtual Touch Tissue Quantification(VTTQ)の有用性:急性期の肝細胞壊死と炎症評価に関する基礎的検討をふまえて
黒田 英克(岩手医大・消化器・肝臓内科)
【背景】我々は、VTTQを用いて急性肝炎の肝硬度を測定し、急性期の肝硬度上昇が重症度評価の指標となる可能性を報告してきた(第48回日本肝臓学会総会)。肝硬度上昇は肝細胞壊死と炎症に起因すると推測されるが、病理学的検討が困難な点から未だ不明瞭な点も多い。今回、急性肝炎における肝硬度測定の有用性を検討するとともに、急性肝炎モデルを作成し、肝硬度と病理所見との対比を中心に基礎的実験を行った。【対象・方法...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

肝硬度を用いた慢性肝疾患における肝発癌リスクの評価
辰巳 明久(山梨大・1内科)
【背景・目的】従来、肝線維化の診断による肝発癌リスク評価は肝生検にて行なわれてきたが、侵襲的でありスクリーニング検査としては行い難い。Transient Elastographyは肝線維化の程度を肝硬度(kPa)として非侵襲的に測定することができる。肝硬度測定が慢性肝疾患患者の肝発癌予測に有用であるかを評価するため、肝硬度によるHCC群と非HCC群との分別能、また非HCC群において、1年後の肝発癌...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

Support Vector Machineを用いたReal-time Tissue ElastographyによるF Stage推定値
矢田 典久(近畿大・消化器内科)
【はじめに】近年注目を集めているパーセプトロン型パターン認識手法であるSupport Vector Machine(以下SVM)は、パターン認識の能力において最も優秀な学習モデルの1つであることが知られている。本来線形識別器であるが、カーネル関数と組み合わせることで学習の簡便さを失うことなく非線形に容易に拡張できる。過去に我々が報告したLF Index(肝臓 Vol. 51 (2010) , No...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

C型慢性肝炎におけるReal-time tissue elastographyによる肝線維化と鉄沈着の評価とインターフェロン治療効果予測について
林 和彦(名古屋大・消化器内科)
【目的】肝生検は、肝線維化や鉄過剰などの有用な情報を得る事ができるが、侵襲があるため、近年超音波を利用したReal-time tissue elastography(RTE)が開発された。C型慢性肝炎では肝線維化や鉄沈着は病期の進行、発癌、インターフェロン(IFN)治療と関連があるため重要である。今回RTEの肝線維化、鉄沈着、IFN効果の診断精度について解析したので報告する。【方法】C型慢性肝炎9...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

C型慢性肝疾患の病期進展度診断におけるArrival-time Parametric Imagingの有用性について
和久井 紀貴(東邦大医療センター大森病院・消化器内科)
肝臓は門脈と肝動脈の2系統で栄養されている。C型肝炎ウイルスに罹患し病変が進展すると、肝血流バランスは門脈優位から肝動脈優位へと変化する。この肝血流バランスを画像診断で定量的に評価できれば病変進展度合い、すなわち肝線維化や門亢症による合併症の推測などを非侵襲的に行えるため臨床的に役立つ。【目的】C型慢性肝疾患における肝実質血流動態をArrival-time Parametric Imaging(A...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

C型慢性肝炎におけるFIB-4 indexを用いた肝線維化進行予測および肝発癌予測の検討
玉城 信治(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】FIB-4 indexは以下の式((年齢x AST)/(血小板数[109/L] x(ALT)1/2)によって算出される非侵襲的な肝線維化予測値であり、簡便に反復して測定できるメリットがある。そこでFIB-4の経時的変化と肝線維化進行および肝発癌との関連を検討した。【方法】当院にて2回肝生検を施行したC型慢性肝炎患者285例を対象とした。肝生検で得られたFibrosis stageの変化とF...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

当院のC型慢性肝炎患者におけるFibroTestの検討
長田 成彦(東海大大磯病院・消化器内科)
【目的】現在、日本ではC型慢性肝炎の肝組織の評価は肝生検により行われている。しかし肝生検は必ずしも安全な方法とは言えない。また病状が長期にわたるにもかかわらず、繰り返して行なうことは困難である。FibroTest (FT), ActiTest (AT)は、フランスのPoynardらにより、α2マクログロブリン、パプトグロビン、γ-GTP、総ビリルビン、アポリポ蛋白A1とALTの6つの項目を測定しそ...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

Fib-4はB型慢性肝炎抗ウイルス療法の肝線維化改善効果の評価および発癌予測に有用性である
澤田 康司(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【背景】HBV関連肝発癌は線維化進展例に多くみられ、肝線維化の評価は重要であり、そのgolden standardは組織診断である。近年、非侵襲的肝線維化マーカーの有用性がC型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝疾患において報告されているが、B型慢性肝炎(Hep B)においては少ない。今回HepBの線維化ステージ診断における非侵襲的肝線維化マーカーに関して検討した。【方法】当院において1988-201...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

画像や血液検査に基づく各種非侵襲的肝線維化マーカーの診断能の比較検討
太和田 暁之(千葉大大学院・腫瘍内科学)
[目的] 肝弾性度測定は,非侵襲的肝線維化推定法として普及してきた.またtype IV collagen7s(IVcol7s)やFIB-4は,血液検査成績から算出される簡便な線維化マーカーとして知られる.一方,造影超音波からみた肝における気泡の循環動態も,肝線維化を反映すると報告されている.今回我々は,これら4種の非侵襲的肝線維化マーカーにおける診断能を前向き研究にて比較検討し,多様な線維化推定因...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

ALT正常NAFLDの患者の肝線維化ステージを予測する各種スコアリングシステムの検討肝生検1350症例の多施設検討
米田 正人(横浜市立大・消化器内科)
【目的】NASHは日本で100万人罹患しているが,10年間で2割が肝硬変へ進展することが想定され,社会的な問題となっている.しかしながら1000万人のNAFLD患者全員に肝生検を施行することは不可能である.NAFLDの約20%はトランスアミナーゼが正常で推移することが知られているが,日常臨床においてトランスアミナーゼ正常NAFLD例は看過されやすい.今回多施設検討でALT正常NAFLD症例での各種...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

NAFLDの肝線維化診断におけるReal-time tissue elastographyの有用性の検討
越智 裕紀(愛媛大大学院・先端病態制御内科学)
NAFLDの予後は肝線維化と相関するため、肝線維化の程度を把握することは、重要である。近年NAFLDに対する肝硬度測定にて、血清学的検査や画像診断など非侵襲的診断方法の有用性が報告されている。肝硬度測定において、演者らはC型慢性肝炎に対してReal-time tissue elastography(以下RTE)の有用性を報告してきた。【目的】RTEによる肝硬度値(elastic ratio)の測定...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

Controlled Attenouation Parameter (CAP)による非侵襲的な肝脂肪定量法の検討
斎藤 聡(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】肝組織学的検査としては肝生検がこれまでゴールドスタンダードであり、線維化に関しては各種エラストグラフィーが定着しつつあるが、肝生検ではそれ以外の情報も多い。一方、肝生検は侵襲性が高く、サンプリングエラーもみられ、禁忌症例もあり、すべての症例に繰り返し施行することはできない。今回、非侵襲的な脂肪化定量法として、Controlled Attenouation Parameter (CAP)によ...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

Xenon CTを用いた非アルコール性脂肪性肝疾患の低侵襲な病期診断の試み
重福 隆太(聖マリアンナ医大病院・消化器・肝臓内科)
【背景】 NAFLDにおいて進行性病変であるNASHの診断には肝生検が必須であるが、侵襲性、経済面からNAFLD全例に施行することは困難である。我々は、脂肪に溶解しやすいxenon gasを吸入し、単純CTにて評価するXenon CT(Xe-CT)を用いNAFLDの病態解析を行ってきた(J of Gastroenterology 2012 in press)。今回、Xe-CTによるNAFLD病期診...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩

超音波elastographyによる肝癌の分化度診断と局所治療の評価
平良 淳一(東京医大病院・消化器内科)
【目的】近年、組織の硬さを計測し組織性状を診断するElasticity imaging(弾性映像法)が注目を集めている。当科ではElasticity imagingに使用する超音波画像診断装置として定量的に組織弾性をリアルタイムで測定・表示することを可能にしたShearWave Elastography(SWE)を導入している。肝腫瘍に対するElastographyの有用性の報告は未だ少なく、特に...

第54回日本消化器病学会大会低侵襲な肝疾患診断法の進歩