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検索結果は18件です。
- 食道扁平上皮癌内腺癌に対しNBI拡大内視鏡を施行した1例
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山秋 司(金沢医科大学 消化器内科)
【症例】患者は64歳男性、近医にて胸部中部食道に腫瘍を指摘され生検にて扁平上皮癌と診断、精査目的にて紹介となった。入院後食道造影検査にて、胸部中部食道から下部食道にかけて細井らの分類で平皿状陥凹と楔状陥凹の変化を認めた為M3-SM1浸潤を疑う所見と考えた。上部消化管内視鏡検査では胸部中部食道に隆起性病変を認め口側に拡がる亜全周性の塑造粘膜を認めた。隆起性病変はIIa様隆起性病変を5時方向と10時方...
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- Barrett食道癌に対してESDを施行した1例
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湊 貴浩(金沢医科大学 消化器内科学)
[症例]66歳、男性。自覚症状はなし。64歳時に胃癌にて腹腔鏡補助下幽門側胃切除を施行。その後外来にて経過観察をしていた。65歳時の上部消化管内視鏡検査で、食道胃接合部に小結節を認めた。上部消化管造影検査では食道胃接合部後壁に5mm程度の、上皮性変化を伴う隆起性病変を認めた。精査目的の上部消化管内視鏡検査では食道胃接合部に柵状血管像を認め、Barrett食道が背景にあると考えた。Barrett食道...
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- 食道小細胞癌の1例
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丸銭 祥吾(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科)
症例は72歳男性。2012年3月頃より胸痛とつかえ感を自覚し、5月に近医にて上部消化管内視鏡検査にて中部食道に食道腫瘍を指摘され当科紹介となった。上部消化管内視鏡検査にて切歯より34-38cmの左側後壁中心に1/3周性の2型腫瘍を認め、口側および後壁側に5mmほど上皮内伸展を疑う連続した0-IIb病変を認めた。腫瘍部からの生検病理では、Squamous cell carcinomaを認めたが、一部...
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- 難治性潰瘍性大腸炎症例に対するインフリキシマブの有効性と安全性の後方視的検討
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高木 宏明(富山大学 第三内科講座)
背景・目的:本邦では、インフリキシマブ(IFX)が、2010年6月に、潰瘍性大腸炎に適応追加となったが、まだ承認されて時間がたっていないため、一般臨床における有効性及び安全性についての検討が不十分である。今回、一般臨床における難治性(ステロイド依存もしくは抵抗性)潰瘍性大腸炎患者へのIFX投与の有効性および安全性を後方視的に検討した。対象・方法:2007年3月から2012年8月まで富山大学附属病院...
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- カプセル内視鏡検査で小腸病変の観察を行ったアレルギー性紫斑病の2例
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濱本 愛子(福井大学医学部附属病院 消化器内科)
【症例1】53歳女性。主訴は下血と左下腹部痛。両下肢の紫斑で当院皮膚科を受診し、アレルギー性紫斑病を疑われて経過観察されていた。紫斑発症28日後に下血と左下腹部痛が出現したため、当科を紹介受診した。第XIII因子は46%と低下していた。上部消化管内視鏡検査(EGD)では胃、十二指腸に粘膜発赤が散在し、下部消化管内視鏡検査(TCS)では横行結腸からS状結腸を中心として全大腸に多数の小環状及び斑状の粘...
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- 胃重複症に膿瘍を合併したと考えられた一例
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藤原 秀(金沢赤十字病院 消化器病センター)
【症例】80歳代、女性【主訴】発熱、腰痛【既往歴】52歳甲状腺手術、80歳 右大腿骨頚部骨折 人工骨頭置換術【現病歴】2012年7月10日、右側腹部から腰部にかけての疼痛が出現した。7月16日夕より悪寒を伴う腰痛の増悪を認めたため当院救急受診となった。身体所見上は左側腹部痛に圧痛を認めた。血液検査ではWBC 13200/mm3,CRP 9.91mg/dl,BUN 61.8mg/dl,CRE 5....
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- 肝動注化学療法RD後にソラフェニブが著効を示した1例
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山宮 大典(金沢大学附属病院 消化器内科)
【症例】30代男性【主訴】全身倦怠感【嗜好歴】飲酒なし【現病歴】母親がHBVキャリアであり、幼少時にHBV感染を指摘されたが放置していた。2010年10月、健診にて高血圧・肝障害を指摘され、近医にてB型肝硬変と診断され、エンテカビルの内服が開始された。 同年12月、腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-II)の高値および腹部造影CTにて、尾状葉に最大径40mmの多血性腫瘍と門脈左枝内腫瘍栓を認め、当院...
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- 術前診断に難渋した胆嚢神経内分泌腫瘍(NET G1)と診断された一例
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織田 典明(富山県立中央病院 内科)
【症例】70歳台、男性【現病歴】2011年11月空腹時心窩部痛を認め、当科紹介受診した。腹部エコーでは胆嚢全体の壁肥厚と壁在高エコーを認め、慢性胆嚢炎、胆嚢癌、黄色肉芽腫性胆嚢炎、胆嚢腺筋腫症が疑われた。さらなる精査目的に施行した造影CTおよび造影MRIでは、胆嚢全体の壁肥厚およびRASが存在し内腔に大きな胆嚢結石を認めた。頚部には造影効果のある腫瘤が充満し粘膜面は不明瞭であったが、明らかな浸潤、...
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- 通常型膵癌に膵IPMNと胃GISTを合併した1例
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加藤 嘉一郎(福井県済生会病院 外科)
症例は60歳代男性.上腹部痛を主訴に受診した.採血ではHbA1cが11.2%と高値であり,重度の耐糖能障害を認めた.造影CTでは膵体尾部移行部に径15mm程度の遅延性に淡く濃染される領域があり,膵癌が疑われた.また腫瘍より尾側の膵管は拡張し,嚢胞状構造を認めた.また腫瘍より頭側の膵管の拡張は認めないが,膵頭部にも小嚢胞状構造を認めた.胃前庭部には径20mm程度の比較的境界明瞭で内部が均一な腫瘍を認...
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- 健常男性に発症した多発性アメーバ性肝膿瘍の一例
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大石 岳(国民健康保険 小松市民病院 消化器内科)
症例は36歳、男性。2012年5月中旬より約1週間にわたり持続する発熱・食欲不振・右上腹部痛を主訴に他院を受診された。炎症反応高値(WBC 16000/μl、CRP 20mg/dl)及び、腹部CTで肝両葉にわたり多発する低吸収域(計5箇所)を認め、多発性肝膿瘍と診断された。同院に入院され、6日間の抗生剤点滴(CPZ/SBT、DRPM、PFFX)を施行されたが改善せず、精査・加療目的に当科に入院とな...
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- 胆嚢管原発の胆管内乳頭腫瘍(IPNB)の1例
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松井 大輔(金沢大学附属病院 消化器・乳腺・移植再生外科)
症例は66歳女性.関節リウマチのため内科通院加療中であった。経過中に肝障害の増悪を認めたため、腹部造影CTを施行したところ、胆嚢管に腫瘤性病変を指摘され、精査加療目的に当科紹介となった。腹部CT・MRIでは、胆嚢管に紡錘状の腫瘤形成を認め、上腸間膜動脈より分岐した肝動脈後枝に接しており浸潤が疑われた。EUSでは、腫瘍の大部分は胆嚢管内に限局していたが、1ヶ所で漿膜下層への進展を疑う部分を認め、同部...
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- 経過中に両側卵巣切除を施行したstageIVの大腸癌の1例
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禿 晃仁(富山大学 内科学 第3講座)
【症例】69歳 女性 【現病歴】当院受診の1か月前から下腹部違和感を認めていた。受診前日に下腹部痛を増強したため、当院を紹介受診となった。【入院時現症】血圧109/54mmHg、脈拍60/分、体温35.6℃。結膜に貧血、黄疸なし。下腹部正中に圧痛を伴う腫瘤を4横指触知した。血液検査所見では、軽度の炎症反応を認め、CEA 83.0ng/ml、CA125 73IU/mlと腫瘍マーカーが上昇していた。腹...
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- 長期経過観察中の自己免疫性膵炎の一例
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谷川 明希子(福井赤十字病院 消化器科)
【症例】60才代 男性 【主訴】顎下部違和感【現病歴】2004年11月頃より無痛性の両側耳下腺腫大を自覚し、2005年1月に当院耳鼻科を受診した際の血液検査で膵酵素上昇を認め、腹部超音波検査で膵頭部に腫瘤性病変を指摘されたため、精査目的に当科受診となった。【既往歴】57才 胆嚢摘出術【検査所見】WBC 9300/μl、Hb 14.6 g/dl、Plt 21.7×104/μl、Na 139 mEq/...
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- 高齢者膵癌に対する化学療法の有効性の検討
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木藤 陽介(石川県立中央病院 消化器内科)
【背景】高齢社会を反映して癌患者に占める高齢者の割合は増加している。一方で、切除不能膵癌に対する化学療法の有効性は確立されているが、高齢者における有効性は明らかにされていない。【目的】高齢者切除不能膵癌に対する化学療法の有効性を明らかにする。【対象と方法】2007年~2011年までに当科で切除不能膵癌と診断された75歳以上の高齢者のうちECOG PS≦2の23症例を対象とした。BSC(Best s...
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- Tolosa-Hunt症候群様症状を呈した肝細胞癌の1例
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木田 明彦(富山県立中央病院 内科)
【症例】69歳男性で、2002年より慢性B型肝炎にて当院へ通院していた。2004年2月より肝細胞癌を認め、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、ラジオ波焼灼術(RFA)を複数回施行し、2011年11月に肺転移を認めたため、ソラフェニブトシル酸塩400mgを内服開始となっていた。2012年6月のCT検査では、肝内の肝細胞癌は良好にコントロールされていたが、肺転移は増大を認めていた。2012年6月中旬頃より...
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- 肝癌再発に一致してHBs抗原陽転化を繰り返した生体肝移植後の1例
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松川 弘樹(金沢大学附属病院 消化器内科)
【症例】62歳 男性【既往歴・家族歴】特記事項なし【現病歴】2004年に初めてB型肝硬変、肝細胞癌と診断され、以降治療を繰り返していた。2006年に肝細胞癌再発(最大径1.5cm、10個以上、ミラノ基準逸脱)を認めた際に生体肝移植を希望され、同年4月に息子をドナーとして生体肝移植を施行された。摘出肝の病理診断では脈管浸潤陽性(Vp1、Vv1、Va0)、stage4A(T2N1M0)であった。移植後...
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- 消化管出血にて発症し胃部分切除術を施行された胃壁内血腫の1例
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我如古 理規(福井赤十字病院 外科)
症例は73歳女性 。胆嚢摘出(41歳)、糖尿病の既往がある。大量下血を主訴として前医より精査加療目的に当科入院となった。上部消化管内視鏡検査では胃体下部小彎に径5cmの粘膜下腫瘍を認め、その頂部に出血源と考えられる陥凹形成を認めた。CT・MRI・PET等にて精査の後、胃部分切除術が施行された。病変は長径45mmの腫瘍性病変で、病理学的には漿膜下から筋層にかけての出血を伴う壊死組織が主体の胃壁内血腫...
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- Low-grade appendiceal mucinous neoplasmの1例
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武居 亮平(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科)
症例は73歳女性.変形性股関節症に対する術前検査として施行された股関節CT検査にて虫垂の腫瘤性病変を指摘された.精査の結果,虫垂粘液嚢胞腺腫または虫垂粘液嚢胞腺癌の診断で,手術加療目的に当科紹介となった.全大腸内視鏡検査では,盲腸には壁外性圧迫所見はなく,虫垂開口部に異常を認めなかった.骨盤造影CT検査では虫垂は9.5×5cmの嚢胞状腫瘤として認め,内部は造影効果を伴わない均一な低吸収を呈していた...
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