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検索結果は18件です。
- ステント留置後の大腸癌に対する腹腔鏡下手術の短期成績の検討
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脇 悠平(愛媛県立中央病院)
【はじめに】2012年1月より大腸癌に対する大腸ステントが保険収載されたが、ステント留置後の腹腔鏡下大腸切除の安全性・妥当性に関しての報告は少ない。 【目的】ステント留置後の大腸癌に対する腹腔鏡下手術の短期成績に関して検討した。 【方法】2012年4月から2013年1月までの10ヵ月間で、大腸ステント留置後に腹腔鏡下手術を施行した左側結腸癌および直腸癌手術8例(S群)と腹腔鏡下左側結腸...
第099回四国支部例会 >
- Hemosuccus pancreatitisを合併したIPMCの1例
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相引 利彦(愛媛県立中央病院 消化器内科)
症例は79歳男性。高血圧、狭心症にて近医通院中であったが、定期採血にて貧血を指摘された。上部下部内視鏡にて異常を認めなかったため、精査目的に当院紹介となった。上部内視鏡にて乳頭部からoozingを認めた。同日施行したCTにて膵体部に嚢胞性病変と尾側膵管の拡張を認め、Hemosuccus pancreatitis(HP)と診断した。EUSでは直径30mm大の低エコー性腫瘤の内部に20mm大の嚢胞性病...
第099回四国支部例会 >
- IPMNにおけるEMT関連因子(Twist1, Bmi1)発現の意義についての検討
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石川 大地(徳島大学 医学部 外科)
【背景】我々は膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)におけるNotchシグナル経路が悪性度と関連することを報告してきた。Notchシグナルと上皮間葉移行(EMT)は密接に関連していることも報告されている。【方法】IPMN切除例(n=35)を対象に腫瘍部のEMT関連因子(Twist1、Bmi1)発現を免疫組織化学染色で評価し、臨床病理学的因子との関連、E-cadherin, Jagged1発現との相関を検討...
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- 十二指腸神経内分泌腫瘍の1例
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榮 浩行(三豊総合病院 内科)
症例は70歳代男性、2012年12月にアルコール性ケトアシドーシス、急性腎不全で当科入院、保存的加療にて全身状態は改善傾向を認めた。入院時に腹痛を訴えていたため、上部消化管内視鏡検査を施行したところ、十二指腸上十二指腸角(SDA)に15mm大の境界不明瞭な粘膜下腫瘍様病変を認め、隆起部分の粘膜は浮腫状で、中心に発赤、陥凹を伴っていた。同部位からの生検で、類円形核を有する均一な細胞のシート状増生を認...
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- 低血糖発作を繰り返したIGF-II産生大腸癌の1例
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寺前 智史(徳島大学病院 消化器内科)
【症例】患者は40歳代男性、主訴は右季肋部痛と食欲不振。約2ヶ月前より右季肋部痛及び食欲不振を自覚し近医を受診した。血液検査でCEA高値、CTで肝に多発腫瘤影を認め、精査のため当科に紹介された。受診当日の外来で意識が朦朧となり血液検査を行ったところ、血糖50台と低値を認めたため緊急入院となった。現症は、心窩部に肝を5横指触知する以外は特に所見を認めなかった。血液検査では、白血球 24500/μl、...
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- 虚血性大腸炎を合併した直腸動静脈奇形の1例
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丸橋 朋子(1 JA徳島厚生連阿南共栄病院 内科)
症例は60歳代男性。50歳代で脳梗塞の既往があり抗血小板剤を内服していた。平成23年に胆管結石症で総胆管空腸吻合術を受けた。平成24年2月に大量下血と腹痛を主訴に近医を受診し同日入院した。上部消化管内視鏡検査およびS状結腸内視鏡検査で出血部位を確認できず、精査目的に第5病日に当科に転院した。当科入院時には腹痛と下血は既に軽快していたが、Hb7g/dlと貧血を認めた。第6病日の造影CT検査では腸管に...
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- PPI服用中のGERD患者の症状についての検討
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影本 開三(独立行政法人国立病院機構高知病院)
【はじめに】本邦において,高齢化やH.pylori(HP)感染率の低下に伴い胃食道逆流症(GERD)は増加傾向にある。その治療に関してはプロトンポンプ阻害薬(PPI)がファーストチョイスされある程度の効果は見られている。しかし、PPIの投与にもかかわらず症状が完全に消失しない症例が多々見られることが報告されるように成った。そこで今回当院と高知県内の市中三病院との共同研究でGERD患者でPPI投与治...
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- 好酸球増多症、DICを併発する急性肝炎を来した薬物性肝障害の一例
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丹下 和洋(済生会今治病院)
【症例】17歳 女性【主訴】腹痛 発熱【既往歴】特記事項なし。【現病歴】10日前より上気道炎症状が出現し、近医にて抗生物質、総合感冒薬を処方された。6日前より再度感冒様症状、全身倦怠感、腹痛が出現し、前医を再受診した。急性胆嚢炎の診断にて、絶食、輸液、抗生剤投与し、一時的に改善見られたが、2日前より症状の増悪あり、精査加療目的に当院紹介となった。【経過】入院時、血液検査にて好酸球の著明な増多(WB...
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- 遷延する黄疸に対し、UDCAよりbezafibrateが有効であった急性肝炎の1例
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川田 愛(高知赤十字病院 内科)
患者は53歳男性。既往歴は高血圧、30歳時に原因不明の劇症肝炎。飲酒歴はビール1000mlを週2回程度。2012年7月1日から咽頭痛があり、2日にA耳鼻科受診。扁桃炎としてMINOなどを処方された。4日から発疹が出現し、5日にB院受診。急性扁桃炎の診断で6日より入院し抗生剤加療を受けた。入院時に軽度の肝機能検査異常もあり、腹部超音波検査で胆嚢ポリープ、脂肪肝を指摘された。MINOの薬物リンパ球刺激...
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- 漢方薬長期服用者にみられた特発性腸間膜静脈硬化症の2例
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長末 智寛(松山赤十字病院 胃腸センター)
症例1は65歳、女性。既往歴として46歳時に卵巣癌の手術歴があり、術後の体力低下や更年期障害などに対して加味逍遥散、補中益気湯と防已黄耆湯を約15年間内服していた。約4ヶ月間持続する右側腹部痛を主訴に当センターを受診した。大腸内視鏡検査で回盲部から近位横行結腸にかけて暗紫色調を呈する軽度の浮腫状粘膜面を認め、同部からの生検で、粘膜固有層内や粘膜筋板付近の血管周囲に抗酸性物質の沈着を認めた。抗酸性物...
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- 巨大脾類表皮嚢胞の1例
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松本 早代(麻植協同病院 消化器科)
脾嚢胞は、近年の画像診断の進歩によりその報告例は増加しているが、未だ比較的稀な疾患である。今回われわれは、肝障害を主訴に来院し、診断治療された巨大脾類表皮嚢胞の1例を経験したので、文献的考察を加えて報告する。症例は30歳の女性。平成24年7月の検診にて肝障害を指摘され、9月上旬に精査および加療目的で当科に受診した。腹部超音波検査、CTおよびMRI検査にて肝全体に脂肪沈着を認めたが、その際、偶然に脾...
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- サイトメガロウイルス腸炎の合併を契機にSweet病のを合併発症を認めたした潰瘍性大腸炎の1例
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武原 正典(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 消化器内科学)
症例は40歳代男性。2011年1月血便が出現し、近医で直腸炎型の潰瘍性大腸炎と診断され、当科に紹介。5-ASA製剤、ステロイド局所療法を行うも血便が持続し、関節痛の出現を認めたためプレドニゾロン(PSL)内服を開始し、症状の軽快を認めた。2013年1月より粘血便、関節痛が出現したため、PSL20mgの内服を再開した。2月6日の大腸内視鏡検査では直腸に血管透見の低下を認めるのみであったが、PSL5m...
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- 腸重積を来した上行結腸巨大脂肪腫の2例
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行本 敦(市立宇和島病院 内科)
【緒言】大腸脂肪腫は無症状のことが多いが、増大するにつれ腹痛、便通異常が出現し時に腸重積を併発する。今回、腸重積を来した上行結腸巨大脂肪腫の2例を経験した。成人での腸重積は稀であり、当院で過去5年間における上記の脂肪腫2例を含む成人腸重積症例6例を併せて報告する。【症例】症例1は60歳代の男性。食後に出現する上腹部痛を主訴に来院した。腹部造影CTでは上行結腸の腫瘍を先進部として横行結腸に向かい重積...
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- 経直腸的前立腺生検後出血に対して、内視鏡的止血術を施行した一例
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寺澤 裕之(三豊総合病院 内科)
症例は70歳代、男性。2012年10月に検診でPSA高値を指摘され、精査目的に当院泌尿器科へ紹介となった。腹部MRI検査では前立腺の右葉に拡散強調像でvery high、T2強調像でlowな1.3mm大の結節を認め、前立腺癌もしくは前立腺上皮内腫瘍が疑われたため同年11月、入院のうえ経直腸的前立腺生検を施行した。術後は出血などの有害事象を認めず、翌日退院となった。生検後4日目に、血便を主訴に当院救...
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- 敗血症経過中に腸腰筋膿瘍が明らかとなった糖尿病合併アルコール性肝硬変の1例
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末内 辰尚(阿南医師会中央病院 内科)
症例は68歳、男性。主訴は発熱、意識障害。既往歴は55歳時にアルコール性肝硬変、67歳時に糖尿病を指摘。現病歴は2011年8月に発熱、意識障害が出現したため近医を受診し、血圧低下を認め、同日入院した。血液培養では、Enterobacter cloacaeが検出され、敗血症性ショック、DICの診断で、保存的加療を開始された。第10病日にはショック状態より離脱し、第14病日に当院へ転院し治療を継続した...
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- 診断に苦慮したIgG4関連疾患の一例
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忽那 茂(松山赤十字病院 肝臓・胆嚢・膵臓内科)
【症例】34歳、男性【主訴】左下腹部痛【生活歴】飲酒歴:機会飲酒程度 喫煙歴:なし【現病歴】平成24年4月末より食後に増悪する左下腹部痛を繰り返していた。5月9日に症状増悪したため近医を受診した。単純CTにて膵尾部腫大を認めたため当科紹介され、急性膵炎の疑いにて同日入院した。【検査所見】WBC 8490/μl Hb 12.7g/dl Plt 38.6/μl T.bil 0.6 mg/dl, AST...
第099回四国支部例会 >
- 膵胆管合流異常に併発し、著明な肝内胆管拡張を認めた胆管癌の1例
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花山 雅一(市立 宇和島病院)
【緒言】解剖学的に膵管と胆管が十二指腸壁外で合流する先天奇形を膵胆管合流異常といい、高率に胆道癌を合併することが知られている。演者らは来院時検査で著明な肝内胆管の拡張を認め、膵胆管合流異常に併発した胆管癌の1例を経験したので報告する。【症例】37歳女性。平成24年9月に腹部違和感の自覚。近医で施行した腹部エコーで胆嚢腫大を指摘され、当科外来を紹介受診した。来院時血液検査でT-bil 3.1mg/d...
第099回四国支部例会 >
- 胃発癌・予後予測因子としてのAID (activation-induced cytidine deaminase)発現の意義
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江藤 祥平(徳島大学 消化器・移植外科学)
【目的】Helicobacter pylori (H.pylori)感染下の胃発癌において、遺伝子変異酵素AID (activation-induced cytidine deaminase)は重要な役割を果たしているが、臨床病理学的因子との関連は明らかでない。またProtein kinase Ciota (PKCiota)は各癌腫において腫瘍浸潤・転移に関与するとの報告があるが、その下流のNFκ...
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