セッション

検索結果は19件です。

超高齢者の出血性胃十二指腸潰瘍に関する検討
枡 かおり(仙台市医療センター仙台オープン病院・消化器内科)
【背景・目的】高齢化社会により80歳以上の超高齢者の出血性胃十二指腸潰瘍(HGDU)を診療する機会が多くなった。当院の超高齢者HGDU症例を検討し、その問題点を浮き彫りにすることを目的とした。【対象・方法】2005.1‐2009.12に入院加療したHGDU501症例を対象に、80歳以上の超高齢者93例をA群、80未満の408例をB群とした。内服歴、ASA、内視鏡的止血成功率、死亡率、H. pylo...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者におけるカプセル内視鏡診断を通じた小腸精査のあり方
若松 隆宏(関西医大・3内科)
【目的】侵襲の少ないカプセル内視鏡(CE)は高齢者において有用であるがその診断を受け侵襲の多いダブルバルーン内視鏡(DBE)を高齢者にも非高齢者と同様のアルゴリズムで行なうべきか検討の余地がある.そこで高齢者におけるCE診断後の経過につき当施設での症例をもとに検討した.【方法】対象は現在までに当院でCEを行なった75歳以上の高齢(A)群45例(平均80.3歳,最高齢92歳)と74歳以下の非高齢(B...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢被験者が多い施設における大腸内視鏡検査とAdvanced neoplasia
三枝 直人(三鷹中央病院・外科)
【目的】高齢者に対する全大腸内視鏡検査の施行可能性と意義について検討する。【方法】2005年6月より2010年10月までに経口前処置後に同検査施行2218例の初回結果を、65歳未満の非高齢者(A群)・65歳以上84歳以下の高齢者(B群)・85歳以上の超高齢者(C群)の3群に分けて以下の項目、Advanced neoplasia(AVN)保有者とAVNの局在を検討した。同一患者に複数病変がある際は最...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者の潰瘍性大腸炎患者の治療 -名古屋市立大学病院の現状-
溝下 勤(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】我が国では潰瘍性大腸炎(UC)の患者数が年々増加しており、高齢者の初発例増加も原因の1つと考えられる。また近年UC患者に対して保険適応となった新規治療薬(タクロリムスやインフリキシマブ)は、免疫系に作用し薬効を発揮するが、種々の併存疾患を有し諸臓器の機能低下や免疫機能低下のある高齢者への投与は、有効性・安全性などについて未知の部分が多い。今回我々は、高齢者(65歳以上)のUC患者で、重症度...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者早期胃癌症例におけるESD後の中長期予後および再発形式からみた適切なフォローアップの検討;大阪大学ESD study group10施設1007例の検討から
加藤 元彦(大阪大ESD Study Group, 大阪大・消化器内科)
【目的】高齢者の早期胃癌に対するESDは短期成績の観点からはfeasibleであるとされている。一方で、生命予後を含めた中長期的な観点からのESDの有用性や治療後の適切なフォローアップ法についてのエビデンスは少ない。こうした点を明らかにするため今回多施設でレトロスペクティブな検討を行った。【方法】大阪大学ESD study group参加10施設にて1999年10月より2010年12月にESDを施...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

当院における高齢者に対する大腸ESDの現状
玉井 尚人(国立がん研究センター中央病院・消化管内視鏡科)
【目的】 当院では, 拡大内視鏡を用いた術前内視鏡診断にてcM-SM微小浸潤癌までの病変と診断し, 一括切除が妥当であると判断した場合には, 年齢制限を設けず高齢者に対しても大腸ESDを施行している. 本検討の目的は, 当院における高齢者に対する大腸ESDの現状を明らかにすることである. 【方法】 1998年2月から2010年12月までに当院で大腸ESDを施行した症例を75歳以上の高齢者群と75歳...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者食道癌に対する外科的切除の治療成績の変遷と意義
森田 勝(九州大大学院・消化器・総合外科学)
【目的】75歳以上の高齢者、とくに80歳以上の超高齢者に対する食道切除術の意義を明らかにする目的で、合併症、予後を年齢別に比較し、さらに年代別の治療成績の推移を検討した。【方法】食道癌切除例1106例を、I群(74歳以下)990例、II群(75-79歳)93例、III群(80歳以上)23例にわけ治療成績を比較した。II, III群では心・肺機能正常を手術適応とし、リスクを有する場合、二期手術を行っ...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

超高齢者予定開腹手術における合併症発生関連因子の検討
高間 雄大(香川大・消化器外科)
【目的】近年、85歳以上の予定開腹手術症例が増加傾向にある。そこで今回我々は、超高齢者予定開腹手術症例の術後合併症発生に関連する因子を明らかとすることを目的に検討を行ったので報告する。【方法】’00年1月~’11年2月の間に施行された85歳以上予定開腹手術症例95例を、術後合併症の有無で分け(無49例・有46例)、男女比、BMI、術前アルブミン値(以下Alb値)、小野寺らのPNI、既往歴(糖尿病・...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

当院における高齢者胃癌化学療法の現況
高張 大亮(愛知県がんセンター中央病院・薬物療法部)
【背景】胃癌患者の高齢化の傾向は明らかであるものの、本邦における進行胃癌に対する臨床試験 (JCOG9912, SPIRITS) では75歳以上の後期高齢者が除かれてきたため、高齢者胃癌に対する化学療法の適応・効果・安全性は明らかではない。【目的】75歳以上の後期高齢者進行胃癌の化学療法について、当院での現況を明らかにする。【方法】2000年から2010年1月までの間に当院において化学療法を開始し...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者C型慢性肝炎患者の長期予後に及ぼすインターフェロン(IFN)治療の効果
福井 博(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
[目的]高齢C型慢性肝炎患者の肝発癌と予後に及ぼすIFN治療の効果を検討する目的で、長期間経過を観察し得た177例の成績をCoxの比例ハザードモデルを用いて多変量解析する。[方法]肝生検施行後に長期間(平均6.3±3.5年、最長18.2年)経過をみた65歳以上のC型慢性肝炎患者90例(男/女:42/48例)を高齢群、同様に長期間(平均9.1±5.4年、最長18.2年)経過をみた55~64歳のC型慢...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者における自己免疫性肝疾患の特徴
三神 昌樹(帝京大・内科)
【目的】自己免疫性肝疾患は中年女性に好発することが知られているが、近年高齢者における初発例が増加している。今回われわれは、原発性胆汁性肝硬変(PBC)および自己免疫性肝炎(AIH)において、診断時年齢により若年発症例と高齢発症例に分け、その臨床的特徴を比較検討した。【方法】当院において経過観察されているPBC症例85例(年齢59.9±12.0歳、男性/女性9例/76例)、AIH例43例(年齢58....

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢肝細胞癌のガイドライン推奨治療法との一致率と予後
木岡 清英(大阪市立総合医療センター・肝臓内科)
【目的】肝癌診療ガイドラインでは肝細胞癌の治療法を肝障害度と腫瘍数・腫瘍径で定めており、年齢は考慮されていない。当院も年齢は考慮せず、切除可能なものは肝切除、ただし、腫瘍径3cm以下・腫瘍数3個以内で、腫瘍の周りに5mm程度のsafety marginを確保できる場合は経皮的局所治療(局所療法)の適応とし、それ以外に関しては可能な限り肝動脈塞栓術(TAE)を行うようにしている。今回、この治療方針で...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者(75歳以上)における肝細胞癌切除術の意義
谷合 信彦(日本医大・外科)
【目的】肝細胞癌(HCC)の肝切除術において一般的な手術適応基準には年齢因子がないが,それでよいのか?肝移植時に高齢者ドナーはレシピエントの予後が不良であることから高齢者の肝切除術において肝再生は良好なのか?など高齢者におけるHCC肝切除術において未解決な問題が多い.今回,75歳以上HCC症例を検討し,安全かつ有効な治療法としての肝切除術の意義を検討した.【方法】1990~2010年に教室における...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

超高齢者(80歳以上)の進行肝癌(HCC)に対するソラフェニブ単独治療の成績
加藤 知爾(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】高齢化が進む本邦では高齢者進行肝癌が増加している。進行HCCに対する分子標的薬ソラフェニブの高齢者における治療効果や安全性は確立していない。今回我々は超高齢者(80歳以上)進行HCCに対するソラフェニブ単独治療の成績を検討した。【対象と方法】当院で2009年7月~2011年2月までソラフェニブ治療を開始した55例中、投与1ヶ月後に画像による抗腫瘍効果の判定が可能な47例を対象とした。非高齢...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者に対する胆膵内視鏡治療後合併症に対する予防と対策
岩田 恵典(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科))
【目的】ERCPでは胆管への選択的深部挿管が困難な症例が存在する.深部挿管困難例では処置時間も長くなるが,高齢者ではできる限り短時間での治療の完遂が要求され,偶発症を防止する工夫も必要である.今回,我々は当院でのERCPの治療成績,合併症として膵炎の予防と対策について検討したため報告する.【対象と方法】2007年4月から2010年9月までにERCPを施行した692回のうち乳頭未処置の初回ERCP ...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

当院過去10年間における胆石症の年齢別・年代別検討
西川 稿(上尾中央総合病院・消化器内科)
【はじめに】我が国の胆石保有率は10~15%と推測されるが、近年は高齢者の、胆石症患者は年々増加傾向との報告がある。時代により高齢者の胆石症が実際増加しているのか?治療法の変貌はあるのか?当院10年間の胆石症について検討する。 【目的】当院における胆石症で入院となった患者の動向を年代別、年齢別に分類し胆石症の数の動向、治療法の変化、予後などを検討する。【対象】当院に過去10年間の入院した、胆石症患...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者の急性胆管炎
中路 聡(亀田総合病院・消化器内科)
【背景】本邦では人口動態の変化に伴って高齢者が著明に増加し,高齢者に対する内視鏡治療を行う機会が大幅に増加している.重篤な基礎疾患を有したり,予期しない偶発症のため長期間の入院を要したり,致命的になるケースも存在するため高齢者の急性胆管炎の特徴を知っておくことは重要であると思われる.【方法】65~74歳までを前期高齢者,75~84歳までを後期高齢者,85歳以上を超高齢者と分類し64歳以下の若年者と...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者の慢性膵炎の診断と治療
齋藤 格(がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科)
(目的)高齢者の慢性膵炎の特徴を明らかにし、診療指針を作成する。(対象・方法)自己免疫膵炎65例と慢性膵炎確診212例を対象とし、診断時の年齢により高齢者(65歳以上)と非高齢者(65歳未満)に分けて臨床像を比較検討した。(結果)(1) 自己免疫性膵炎は、高齢者40例(男女比1:0.29)と非高齢者25例(1:0.47)で高齢の男性に多かった。高齢者と非高齢者で、び慢性膵腫大(高齢者42%、非高齢...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療

高齢者IPMNに対する治療選択
深澤 光晴(山梨大附属病院・消化器内科(1内科))
【目的】国際ガイドライン(GL)により診療指針が示されたが,手術浸襲が大きいこと,比較的緩徐な進行を来たすことを考えると,高齢者に対する治療選択については更なる検討が必要である.切除例の病理結果とGL手術適応ながら年齢や併存疾患などにより経過観察の方針となった例の長期経過を解析した.【方法】当科で診断したIPMN 256例中65歳以上の高齢者は171例,そのうちGL適応を満たした74例(主膵管型1...

第53回日本消化器病学会大会高齢者における消化器疾患の診断と治療