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検索結果は50件です。
- 大腸腫瘍の再発に関与するメタボリックマーカー
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木村 聖路(国民健康保険三戸中央病院 内科)
【目的】今回、大腸腺腫と粘膜内癌の内視鏡治療後のサーベイランスにおける再発率と町民検診データにおける各種メタボリックマーカーとの関連性を検討した。【方法】内視鏡治療した腺腫、粘膜内癌患者348例のサーベイランス期間(観察期間63.2月、検査回数3.4回)に5mm以上の腺腫または癌を再治療した再発群(A群)156例と再治療病変がなかった非再発群(B群)192例に分類し、さらに正常大腸群(C群)306...
第196回東北支部例会 >
- 非B非C肝細胞癌に対する外科切除例の検討
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原 康之(東北大学病院 移植再建内視鏡外科)
【背景】近年、生活習慣病やNAFLD/NASH等と関連の強い非B非C型(NBNC)肝細胞癌が増加傾向にある.今回我々は肝細胞癌に対する初回肝切除症例について臨床像・病理組織像・治療予後について検討した.【対象】1999年2月~2012年11月の間に肝細胞癌に対し当科で施行した初回肝切除206例.【結果】NBNCHCC(NBNC群)51例,肝炎ウィルスが関与するもの(BC群)155例.BC群の内訳は...
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- 寛解期の潰瘍性大腸炎患者に発生した抗生剤起因性急性出血性腸炎の1例
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日下 順(東北大学病院 消化器内科)
【症例】40歳、女性【主訴】血便【既往歴】38歳時~:潰瘍性大腸炎【現病歴】平成25年8月にクモ膜下出血で他院にて手術。術後約10日間、抗生剤(SBT/ABPC)が使用された。術後12日目頃より腹痛が出現し、その後、血便も認め、潰瘍性大腸炎で通院中の近医に紹介。CT上、右側結腸優位の著明な壁肥厚を認め、9月12日、当科紹介入院となった。【経過】入院時のCT検査では、上行結腸から横行結腸の著明な全周...
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- 腸管ベーチェット病の術後吻合部潰瘍にインフリキシマブが有効であった1例
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半田 智之(独立行政法人 国立病院機構 仙台医療センター 総合診療科)
【症例】43歳、男性【主訴】血便、嘔吐、心窩部痛【既往歴】昭和62年、前医にて回盲部潰瘍に対して回盲部切除術施行された。術後に腸管ベーチェット病と診断され、当科へ紹介となった。5ASA内服、在宅ED療法を施行していたが、吻合部潰瘍再燃により入院を繰り返し、PSL投与により寛解導入していた。平成16年に吻合部潰瘍からの大量出血によりショック状態となり、吻合部切除術を施行した。平成22年よりコルヒチン...
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- 腹腔鏡下幽門側胃切除術により切除した胃Glomus腫瘍の1例
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土屋 堯裕(東北大学病院 胃腸外科)
【症例】37歳男性【現病歴】近医にて施行の上部消化管内視鏡検査にて胃前庭部の粘膜下腫瘍を指摘され、2012年3月に当院消化器内科紹介となる。EUSでは第4層を主座とする16mm大の内部均一な低エコー類円形腫瘤であり、平滑筋腫疑いとして経過観察の方針となった。2013年4月に施行したfollow upの内視鏡検査では最大径20mmと軽度の増大傾向を認めた他、中~高エコーの内部不均一な腫瘤として描出さ...
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- 生物学的製剤が効果減弱し入院加療を要したクローン病の治療経過と予後に関する検討
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只野 敏浩(東北大学病院 消化器内科)
【背景】Infliximab(IFX)やAdalimumab(ADA)等の生物学的製剤(Biologics;Bio)の効果が減弱したクローン病(CD)は治療に難渋することが多い。今回Bio効果減弱し入院治療を行った難治性CDの治療経過を解析し、退院後の予後について検討した。【方法】2011年1月~当科でBio効果減弱にて入院加療を要したCD49例を対象とし、臨床背景、入院治療内容と転機、退院後治療...
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- Streptococcus intermediusによる皮下膿瘍を伴った難治性肝膿瘍の一例
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山本 一成(岩手医科大学内科学講座 消化器・肝臓内科分野 消化管分野)
【症例】55歳男性【既往歴】33歳:扁桃腺摘出,50歳:Behcet病,脾臓摘出,51歳:両鎖骨下静脈閉塞【現病歴】平成20年よりベーチェット病の診断でPSL 5 mgを内服していた.平成25年5月初旬に下顎腫脹を自覚し,歯科でう歯を加療した.5月29日から右季肋部痛あり,肝S3にCTで腫瘤を認めた.周囲に造影増強効果を伴い肝膿瘍の診断となり,CTRX・CLDMで治療し縮小傾向となった.しかし,6...
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- 分枝型IPMN切除悪性例の病理学的亜型分類別の臨床的特徴
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越田 真介(仙台市医療センター 仙台オープン病院 消化器内科)
【目的】分枝型IPMN切除悪性例の病理学的亜型分類別の臨床的特徴を明らかにする。【対象】当施設で膵切除が施行され分枝型IPMNと病理診断された79症例(1988.12-2013.2)のうち、悪性(high grade dysplasia: HGDとIPMN由来浸潤癌:IC)と診断された34例。【方法】対象を亜型分類4型(gastric, G; intestinal, I; pancreatobil...
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- 副腎出血を契機に発見された自己免疫性膵炎の1例
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伊藤 美保(山形大学 第二内科)
【症例】51歳男性。【主訴】腰背部痛。【現病歴】2013年3月に突然、背部正中から左側に強い疼痛が出現した。疼痛持続のため近医を受診、湿布を処方され経過観察となった。その後症状改善なく、4月同院を再診、鎮痛薬を処方され、症状の改善を認めた。しかしその際の腹部単純CTで副腎出血を指摘され、当院に紹介となった。【検査結果】血液検査では、膵アミラーゼ 1583 U/l、リパーゼ 1921 U/l、エラス...
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- 難治性潰瘍性大腸炎に対するTacrolimus投与終了後における再燃予測因子の検討
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内藤 健夫(東北大学 医学部 消化器内科)
[背景]2009年に保険適応となって以来、Tacrolimus(Tac)は難治性の潰瘍性大腸炎(UC)に対する寛解導入において広く利用されている。しかしながら維持効果についてはエビデンスがなく、現行の保険診療では原則3カ月までの投与となっている。その為チオプリン製剤へのbridging therapy(BT)が必要となるが、投与終了後に再燃する症例も多く、再燃の予測因子ついても明らかになっていない...
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- 嚢胞形成を認め,脾静脈腫瘍栓を伴った膵腺房細胞癌の一例
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西条 勇哉(仙台厚生病院 消化器内科)
症例は71歳男性.スクリーニング目的の腹部超音波検査にて膵尾部に嚢胞性病変を指摘され2012年10月に当科紹介となった.造影CT上膵体尾部に径50mm大の多房性の嚢胞性病変,及び嚢胞内部に造影効果を伴う20mm大の結節性病変を認め,その一部は脾静脈への進展が疑われた.造影超音波検査でも同様の所見であった.MRIでは多房性の嚢胞がそれぞれ異なる信号強度を認めた.本人の都合で2ヵ月後に精査入院となった...
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- 膵原発と考えられた悪性リンパ腫の1例
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藤谷 拓(独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター )
【症例】82歳女性【主訴】背部痛【現病歴】H25年7月中旬より背部痛が出現し、症状が悪化したため、近医受診した。採血にて膵酵素の上昇と、腹部超音波で膵腫大を指摘され、当院紹介受診となった。腹部CT上、膵頭部を中心とした巨大な腫瘤の他に脾にも腫瘤が認められたため精査目的に当科入院となった。【画像所見】腹部MRIでは辺縁優位に造影増強効果が認められ、T2WIは膵実質と等信号を呈した。MRCPでは腫瘤に...
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- 健診で発見されたMacro AST血症の1例
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遠藤 啓(岩手医科大学 内科学講座 消化器肝臓内科分野)
【症例】62歳女性【主訴】高AST血症の精査【既往】34歳帝王切開、61歳大腸癌 手術【家族歴】特記事項なし【生活歴】飲酒なし、喫煙なし【現病歴】自覚症状はなかったが2008年に健診で高AST血症(AST 69IU/L、ALT 16IU/L)を指摘され近医に通院。2012年5月AST 131IU/L、ALT 15IU/Lと改善なく、2012年7月精査目的に当科紹介となった。2010年からグルコサミ...
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- 分枝型IPMNの経過観察例の検討-新ガイドラインを踏まえて-
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塚本 啓祐(宮城県立がんセンター 消化器科)
【目的】当科で診療した分枝型IPMNの経過観察症例について新ガイドライン(以下、新GL)に基づき検討する【対象】1996年4月~2012年12月に当施設で分枝型IPMNと診断した210症例のうち、180日以上の観察が可能であった103例【方法】1.臨床的背景2.病変の進展と内容について検討した。なお新GLで提唱されたWorrisome Feature(以下、WF)を有する症例群をWF群、それ以外を...
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- 腹痛発作を反復し形態変化もみられた胃前庭部異所性膵の一例
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半田 朋子(東北労災病院 胃腸科)
【症例】64歳 女性【主訴】上腹部痛【既往歴】18歳:気管支喘息 28歳:帝王切開 53歳:好酸球性肺炎(PSL5mg内服)骨粗鬆症【現病歴】平成23年10月24日上腹部痛、嘔気を認め近医より紹介受診、上部内視鏡、造影CTにて胃前庭部前壁に前庭部を占める5cm大の粘膜下腫瘤(以下SMT)と、採血上WBC 13200、CRP 43.61の炎症所見を認め、同部への感染が考えられCMZ投与にて軽快した。...
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- 特異的な浸潤形式を示した通常型膵管癌の一例
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塚本 啓祐(宮城県立がんセンター 消化器科)
【症例】77歳男性【既往歴】高血圧、糖尿病、慢性心房細動、慢性腎不全【現病歴】大腸癌、胃癌の重複癌及び膵腫瘍にて他院から紹介、術前精査目的に当科入院。【入院時血液学的検査】BUN22.0mg/dl、 Cr1.67mg/dlと軽度腎機能障害を認め、腫瘍マーカーはCEA6.0ng/ml、CA19-9 181U/mlと軽度上昇していた。IgG、IgG4は基準値内で抗核抗体は陰性であった。【腹部X線CT】...
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- IgG4陰性自己免疫性膵炎と考えられた一例
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鹿志村 純也(水戸済生会総合病院 消化器内科)
【はじめに】自己免疫性膵炎(AIP)の多くは1型AIP=lymphoplasmacytic sclerosing pancreatitis(LPSP)でありIgG4関連疾患の膵臓病変と考えられている。しかし、稀にIgG4陰性の2型AIP=idiopathic duct-centric pancreatitis(IDCP)が報告されている。【症例】60歳、男性。主訴:腹部不快感。既往歴:40歳から高...
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- 内視鏡的食道静脈瘤硬化療法における硬化剤注入量の術後の検査データおよび症状に与える影響についての検討
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菊地 亮介(JR仙台病院)
【背景と目的】当院では、待機的食道静脈瘤治療として透視下EISを行っている。待機治療の際は、全例術前にEUSを用いて供血路の推定、食道壁貫通血管や噴門部拡張血管の評価を行い硬化剤のシャント流出や過量注入を防ぐ戦略を立てている。硬化剤(EO)は静脈瘤に対して血管内皮細胞障害による血栓化閉塞を狙った治療であり、過量投与は偶発症の原因因子と考えられているが、実際にEOの注入量とその影響に関して検討した報...
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- Involvement of DNA methylation alterations in SDH-deficient gastrointestinal stromal tumours
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三上 貴浩(東京大学大学院 医学系研究科 代謝生理化学教室 日本学術振興会特別研究員DC)
Mutations of each subunit of mitochondrial complex II lead to tumourigenesis. The mechanism of this process is not clear, yet understanding of it is of importance for innovative therapies for SDH-defi...
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- 孤立性肝結核腫の1例
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宮下 祐介(仙台厚生病院 消化器内視鏡センター)
症例は70代、男性。心窩部痛のため前医を受診。腹部超音波検査、CT検査にて肝腫瘤を指摘され当院初診紹介となった。当院受診時の血液検査では、炎症反応の上昇や肝機能障害は認めなかった。当院での腹部超音波検査では、肝左葉に40mm大の辺縁不整な低エコー腫瘍を認め、腫瘍内の一部に嚢胞状の所見を認めた。ソナゾイドによる造影では、腫瘍が不均一に染影され、Kupffer相では明瞭なdefectとして描出された。...
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