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検索結果は35件です。

P-047 TNBS誘発腸炎モデルにおけるCO-releasing molecule(CORM-3)による炎症制御機構
 
【目的1一酸化炭素(CO)はHeme Oxygenase(HO)によるHemeの分解産物の一つであり様々な動物モデルにおいて抗炎症効果を示すことが報告されている.CO吸入に加えCO-releasing molecule(CORM)がCO産生物質として用いられている.今回クローン病の実験動物モデルであるトリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)誘発腸炎モデルにおけるCOによる炎症制御機構について.新規...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-048 マウスDSS腸炎モデルにおける抗酸化酵素Peroxiredoxin-4の役割
 
【背景】潰瘍性大腸炎やクローン病などの難治性・再発性炎症性腸疾患ではその病態に過剰な酸化ストレスや抗酸化システムの破綻などが関与していることが明らかとなっている.一方Peroxiredoxin(Prx)は近年同定されたペルオキシダーゼ活性をもつ抗酸化蛋白質であり現在までに6つのサブタイプが報告されている.このうちPrx4は唯一の分泌型Prxであり大腸で高発現していることが明らかとなっているが炎症性...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-049 DSS腸炎モデルを用いた潰瘍性大腸炎に対する大建中湯の炎症抑制効果の可能性
松永尚治(山口大学消化器病態内科学)
【背景1潰瘍性大腸炎ではクローン病に比較して高齢発症の割合が多く治療における致命的な感染合併が問題となっており高齢者にも安全に使用できる治療薬の開発が望まれる.大建中湯は近年ではアドレノメデュリンの内因性放出および産生に関わり腸管の血流増加作用や炎症性サイトカイン産生の抑制作用を有することが報告されてきておりCrohn病に対する有用性も報告されているが潰瘍性大腸炎に関する報告はない.【目的】潰瘍性...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-050 ハプテン-タンパク複合体を蛍光観察できる新しい腸炎モデル
 
【目的】TNBSなどをマウスに注腸する腸炎モデルでは粘膜内でTNBSがタンパクと結合しハプテンータンパク複合体として抗原となりマクロファージに取り込まれT細胞を活性化することにより腸炎が発症するとされているしかし粘膜においてハプテンと区別しハプテンータンパク複合体を観察できないため腸炎発症の機序を検証することは困難であるまた治療効果の判定に利用する際にはハプテンータンパク複合体が形成されていない部...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-051 顆粒球・単球吸着に伴うhepatocyte growth factor産生シグナル伝達経路に関する一考察
西瀬祥一(山形大学内科学第二講座)
【目的】Hepatocyte growth f血ctor(HGF)は主に二二球・単球.(GM)か.ら産生されるサイトカインであり強力な粘膜損傷治癒効果を発現することから炎症性腸疾患での潰癌治癒過程においても重要な役割を担っているとする報告が散見される.我々はこれまでにGM吸着除去療法(GMA)時に二二HGF濃度が増加することHGF増加率はGM吸着率と相関することを明らかにしているがHGFが増加する...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-052 Anoxia/reoxygenation刺激はヒト大腸癌細胞株において上皮間葉系転換を誘導する
 
上皮二葉系転換(EMT)はがんの浸潤・転移において重要であり炎症酸化ストレス低酸素などで誘導されることが知られている.一方がん組織においては低酸素状態が存在することが知られているがその増大過程において血管新生や組織内圧の変化により.がん細胞はanoxia/reoxygenation(A/R)刺激に常に暴露されていると考えられる.そこでヒト大腸癌細胞株においてA/R刺激がEMTに及ぼす影響について検...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-053 Interleukin-37によるヒト大腸上皮下筋線維芽細胞のIL-8IP-10産生調節
 
【背景と目的】Interleu㎞1(兀)一37は近年IL-1 falnilyの7番目であるIL一工F7として報告されたサイトカインである. IL-37は内在性に自然免疫のシグナルを抑制し炎症を抑制すると報告された.今回我々は腸管における几一37の発現およびそのケモカイン産生の調節について検討した.【方法】潰瘍性大腸炎クローン病の腸管組織にてL-37の免疫組織化学を施行した.ヒト腸管上皮細胞T84に...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-054 レドックスナノ粒子による潰瘍性大腸炎に対するナノ治療法の開発
 
これまでサルファ剤やステロイド治療に対して十分な効果が得られず難治疾患に指定されていた潰瘍性大腸炎に対し抗TNFα抗体治療が好成績をあげ新しい時代が到来しつつあるしかしながら抗TNFCt抗体は免疫能の低下による感染症障害や遅発性過敏症などの副作用が懸念されるだけでなく安定性や極めて高価であるなど様々な問題があるのが現状である.タンパク質薬による医療費へ圧迫が財政破綻を招きかねない昨今安全で使いやす...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-055 潰瘍性大腸炎におけるIgG4陽性形質細胞浸潤の検討
 
(目的)IgG4はIgGの中でもっとも少ないサブクラスであるが自己免疫性膵炎患者血中で高値を示しその膵組織および種々の膵外病変においてIgG4陽性形質細胞が多数浸潤することが明らかになってきた.我々はこれを包括したIgG4関連硬化性疾患の概念を提唱した.しかし近年炎症性腸疾患の粘膜組織やリウマチ性関節炎などの慢性炎症魍織でIgG4陽性形質細胞浸潤が増加しているという報告も散見される.潰蕩性大腸炎患...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-056 潰瘍性大腸炎とアラキドン酸カスケード関連遺伝子多型との関連
 
【目的】今回われわれはUCと炎痙の機序に関1連するアラキドン酸カスケードの関連を解明するために’CyClooxygenase-2(COX2).5-lipooxygenase(5-LOX)および12-lipopxygenase(12-LOX)の遺伝子多型とUCとの関連を検討した.【方法】UC患者155例(男性90例女性65例)および健:常者137例(男性70例女性67例1)を対象とし採取した末梢血か...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-091 当院における潰瘍性大腸炎に対するアサコールの使用経験
 
【背景】アサコール錠は回腸末端部以降で90%以上のメサラジンを放幽するため大腸病変に対し効率よく抗炎症作用を発現できるとされる.今回我々は当院で本剤を使用した潰瘍性大腸炎(UC)症例の治療状況の検討を行ったので報告する.【方法】対象は2011年9月までに当院で加療したUC患者612例のうちアサコール投与を開始した56人.平均年齢401歳男性/女性:22/34例全大腸炎型/左側腸炎型/直腸炎型二23...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-092 難治性潰瘍性大腸炎に対するタクロリムス経口投与による寛解と非寛解群の比較について
伊藤亜由美(東京女子医科大学消化器内科)
【目的】難治性潰癌性大腸炎(UC)の新たな治療法としてタクロリムスの有効性が多く報告されている.今回タクロリムスを導入し臨床的寛解を得た群とタクロリムスを導入するも臨床的寛解を得られなかった非臨床的寛解群についてLichtiger’s Clinical Activity lndex(CAI)内視鏡所見についてはEnd(》scopic Activity Index(EAI)を用いて両群間の差異を検討...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-093 難治性潰瘍性大腸炎に対するTacrolimusの有効性に関する検討
 
【背景と目的1難治性潰:瘍性大腸炎(UC)に対するTacrohmusの治療効果とその有効性を含め検討した.【方法と対象】対象は2010年4月から2011年6月までの15か月聞に当院でTacrolimus投与開始となった9例(男性3例女性6例平均年齢40.1±12.7 et)全大腸炎型4例左側大腸炎型5例全例が再燃寛解型でステロイド依存型であった.Tacrolimus投与開始時の併用薬は全例で5-A...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-094 難治性潰瘍性大腸炎対するタクロリムスの治療成績の検討
春日井聡(岩手医科大学消化器・肝臓内科)
【目的1当科で難治性潰瘍性大腸炎に対しタクロリムスを投与した症例の経過に関して検討した.【方法12009年10月より2011年10月頃でにタクロリムスを投与された10症例に関して検討した.ステロイド依存性3例ステロイド抵抗性7例平均年齢487歳(22-74歳)男性5例女性5例全大腸炎型7例左側結腸炎型3例であった.初回投与量はO、025mg/kgを1日2回投与.2週間目標血中トラフ濃度を10~15...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-095 潰瘍性大腸炎患者におけるタクロリムス投与中の感染症について
武田輝之(福岡大学筑紫病院消化器内科)
【背景と目的】カルシニューリン阻害薬であるタクロリムス(以下Tac)は近年難治性潰瘍性大腸炎(以下UC)の治療薬として承認されその使用頻度も高まっている.しかしながらTリンパ球の作用を強力に抑制するため副作用として易感染性が問題となるbそこでTac投与中に生じる感染症の出現頻度臨床的背景等について明らかにすることを目的とした.【対象と方法】当院において2001年2月~2011年7月までの期間UC患...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-096 難治性潰瘍性大腸炎に対するinfliximabの問題点
前嶋隆平(いわき市立総合磐城共立病院炎癌性腸疾患センター)
【目的1難治性潰瘍性大腸炎(UC)はステロイド強力静注療法や種々の免疫抑制剤投与などの集学的加療が必要で患者が易感染性になる.Infliximab(IFX)はUCにおける有用な治療法であるが重症難治性UCでは更なる免疫不全が懸念される.今回我々は難治性UC患者へのIFX投与の有効性安全性に関して解析する.【方法】寛解導入率及びinfusion reaction遅発性過敏症その他副作用の有無に関して...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-097 クローン病の生物学的製剤による治療効果の検討
松井啓(虎の門病院消化器内科)
【目的】クローン病に対する生物学的製剤治療の短期及び長期予後について検討した.【方法]2011年10月31日現在当科でクローン病と確定診断され加療中の患者38例のうち当科でh血】dmabまたはAdalimumab g外し継続投与中の投与中の患者11例の治療効果についてretrospeotiveに検討した。【結果】Lnfli血ab群5例の背景:は平均年齢39歳男女比は4;1平均発症年齢は296歳平均...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-098 Adalimumabによるクローン病の寛解導入および維持効果の検討
石田久美(大阪医科大学附属病院第2内科)
【目的】現在活動期クローン病に対する寛解導入およびその維持においてbiologicsであるinfliXimab(IFX)は中心的な役割を担っている.しかし一方面IFXの効果減弱例無効例が少なからず存在し早急な対策が求められる完全ヒト型抗TNFα抗体製剤であるadalimumab(ADA)は新たなbioLogicsとして海外ではその有効性・安全性が広く知られるが本邦ではまだ報告が少なく.今後の課題と...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-099 当院におけるアダリムマブの有効性についての検討
中尾絵美子(東京女子医科大学病院消化器内科)
【目的】抗TNF-α抗体製剤であるlnfliximab(IFX)が2002年より臨床で用1いられ2010年10月からは新たな抗TNF一α抗体製剤としてAdalimumab(ADA)がクローン病に対して適応追加となり抗TNF一α抗体療法も選択肢ができた.今回当院におけるADAの治療効果の現状をtIFX投与からADA投与に変更した群と抗TNF-α抗体製剤ナイーブ群に分けその効果の差異を検討した.【方法...

第98回日本消化器病学会総会大腸

P-100 Infliximab二次無効クローン病に対するadalimumabの治療成績
山田雅弘(豊橋市民病院消化器内科)
1目的1 infiXimabは緩解導入や維持に有力な治療法として定着したが効果減弱例や効果短縮例がみられる.これらの症例に対して新たな生物学的製剤adalimumabを使用した成績を報告する.【方法と対象12010年11から2011年10月までに当院にてIFXを使用し緩解導入/維持療法を行ったクローン病患者のうち効果減弱や効果短縮が認められた14例に対してadalimurnabが投与された.このう...

第98回日本消化器病学会総会大腸