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検索結果は24件です。

心室細動後に発症した急性膵炎の一例
孝田 博輝(鳥取大学医学部附属病院卒後臨床研修センター)
症例は70代男性。膜性増殖性糸球体腎炎にて腎臓内科へ通院中であった。X月10日に頭痛が出現し、救急外来を受診。その際に心拍数30/minと完全房室ブロックを認めたため、循環器内科へ緊急入院となった。同日、夜間に心室細動を認め心肺停止状態となる。心臓マッサージ施行後、電気的除細動にて洞調律に改善し、翌日に恒久的ペースメーカー移植術が施行された。術後より腹痛が出現、血液検査にて膵酵素上昇を認め当科へ紹...

第098回中国支部例会

粘液産生胆管腫瘍(MPBT)の一例
宮本 洋輔(岡山労災病院 消化器内科)
【症例】40歳代男性
【主訴】なし
【既往歴】過敏性腸症候群
【現病歴】2年前より肝機能障害と胆管拡張を指摘されていたが、放置していた。当院整形外科入院中、血液検査にて肝胆道系酵素の上昇を認め、当科に紹介された。
【経過】腹部エコーにて右肝門部肝外胆管から肝内胆管にかけて37×18mmの充実性腫瘤を認め、末梢の右肝内胆管が拡張していた。CTとMRCPでも同様の所見を認めた。...

第098回中国支部例会

門脈血栓症に対してダナパロイドナトリウム投与が奏功した2症例
石橋 はるか(広島市立安佐市民病院 消化器内科)
【はじめに】門脈血栓症に対してダナパロイドナトリウムを投与し,血栓消失が認められたとする報告が散見される。今回,我々はダナパロイドナトリウム投与により門脈血栓が消失した2症例を経験したので報告する。【症例1】症例は70歳代,男性。主訴は特になし。現病歴は,平成●年,大腸癌に対して開腹S状腫瘍切除術施行した。以後,当院外科で経過観察されていた。翌年4月,経過観察目的のCTで門脈血栓症を指摘され,当科...

第098回中国支部例会

小腸癌多発肝転移に対して術後化学療法が奏功した一例
難波 悠介(岡山大学病院消化器内科)
【症例】60歳代男性。【現病歴】2011年4月に健康診断で貧血を指摘され、近医で上下部消化管内視鏡検査、腹部CT検査を施行されたが明らかな原因は指摘されなかった。その後、食後に腹痛が頻回に生じるようになり前医を受診し、腸閉塞の診断で入院となった。腹部CTを施行したところ多発肝腫瘤を認め、さらにPET-CTで肝、空腸、上行結腸にFDGの集積を認めたため、当科紹介入院となった。【入院後経過】経口ダブル...

第098回中国支部例会

S状結腸癌腹膜播種により生じた急性虫垂炎の一例
清家 圭介(岡山市立市民病院 消化器センター)
【症例】80代男性【主訴】腹痛【現病歴】平成20年9月頃より便秘出現し、便潜血陽性もあり下部消化管内視鏡検査施行したところ、亜全周性の狭窄を伴う平成S状結腸に2型の腫瘍を認め、S状結腸癌と診断し、平成20年10月結腸部分切除術、D3廓清を施行した。術後診断はColon cacer. S 2型 35×30mm 7/8周性 SE N2 H0 P0 M0 stageIIIbであった。その後、カペシタビン...

第098回中国支部例会

肝硬変合併大腸癌術後に生じたストーマ静脈瘤・門脈血栓に対し、血管内治療が奏効した一例
大山 淳史(岡山市立市民病院 肝疾患センター, 岡山市立市民病院 消化器病センター)
症例は70代男性。以前よりC型肝硬変で当院通院中であった。平成23年9月中旬から排便時出血あり。下部内視鏡検査にて3/4周のtype2、S状結腸癌を認め、12月にS状結腸切除術を施行。術前のdynamic CTにて直腸周囲に発達した側副血行路を認めた。術中所見で門脈圧亢進による側副血行路の発達が高度であったため、腸管吻合は行わず人工肛門造設となった。平成24年3月に腹水コントロール目的に入院中、ス...

第098回中国支部例会

消化管出血をきたした小腸GISTに小腸異所性膵を合併した一例
安富 絵里子(津山中央病院消化器・内視鏡センター)
症例は36歳女性。平成24年3月に貧血、黒色便を認め小腸出血疑いで当院紹介受診となった。腹部造影CTで強く造影される約20mm大の腫瘤を空腸に認め同部位からの出血を疑った。カプセル内視鏡でもCTと同部位に約20mm大の軽度発赤を伴う粘膜下腫瘍を認めた。経口的ダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)を施行し空腸に約20mm大の中心にdelleを伴う軽度発赤調の粘膜下腫瘍を認め、クッションサイン陰性であり形...

第098回中国支部例会

経直腸的EUS-FNAにて確定診断した肝細胞癌骨盤内腹膜播種の1例
山根 昌史(鳥取大学医学部附属病院卒後臨床研修センター)
【症例】70歳代、男性。【現病歴】1997年3月、当科にてB型慢性肝炎と診断し、抗ウイルス療法を行っていた。2008年2月、肝S5に径17mm大の肝細胞癌(高~中分化型HCC)を認め、ラジオ波焼灼術を施行した。2010年7月、門脈後区域枝に腫瘍浸潤を認め、FARM+MMC+5-FU+CDDPによる肝動注療法を施行した。その後、同4剤及び低用量FP肝動注療法を行った。2011年10月中旬より下腹部痛...

第098回中国支部例会

肝転移巣内の膿瘍に伴う敗血症性ショックにて搬送された直腸神経内分泌癌の1例
三浦 慎一朗(県立広島病院 臨床腫瘍科)
【症例】
69歳男性。発熱を伴う肝腫瘤の精査・加療目的に近医より当院へ紹介となった。来院時、意識は混濁しており、体温39.5 ℃、血圧53/32 mmHg、四肢は温かくwarm shockの状態であった。造影CT検査にて、周囲に造影増強効果のある5 cm大の腫瘤を多数認め、転移性肝腫瘍が強く疑われた。そのうちの1つは、内部に空洞と鏡面形成を伴い、肝膿瘍の合併と判断した。敗血性ショックの状態で...

第098回中国支部例会

出血源同定に難渋した小腸Dieulafoy潰瘍の1例
池内 佳裕(広島大学病院 内視鏡診療科)
消化管出血患者の10~20%程度は初回検査で出血源が同定できず、出血を繰り返すことがある。今回、我々は出血源同定に難渋したが、3回目のダブルバルーン内視鏡 (DBE) にて出血源を同定し、止血処置を施行した小腸出血の1例を経験したので報告する。   症例は80歳代男性。67歳時冠動脈バイパス術後、近医でアスピリン、シロスタゾールを処方されていた。2012年4月黒色便とHb 5.5g/dLの貧血を認...

第098回中国支部例会

カロリミット®が原因と考えられた薬物性肝障害の一例
山口 祐貴(島根大学医学部 卒後臨床研修センター)
症例は30歳代、女性。2012年3月末頃より全身倦怠感、食思不振が出現し、4月上旬に職場で黄疸を指摘され近医を受診し当院紹介となった。受診時AST 1175 IU/l、ALT 1393 IU/l、T.Bil 10.2 mg/dl、ALP 513 IU/l、γ-GTP 107 IU/lと著明な肝機能異常を認め即日入院となった。今まで肝機能異常を指摘されたことはなく、各種肝炎ウイルスマーカー陰性、自己...

第098回中国支部例会

アスピリンとヘパリンによる保存的治療にて軽快した上腸間膜動脈解離の1例
末岡 智志(国立病院機構 岩国医療センター 消化器科)
【症例】39歳女性【主訴】心窩部痛、背部痛【既往歴】なし【現病歴】20XX年1月31日18時頃より心窩部痛、背部痛出現したため近医受診した。単純CTにて上腸間膜動脈血栓症が疑われたため、同日当院紹介となった。来院時は心窩部痛、背部痛は改善していた。造影CT施行したところ、上腸間膜動脈に解離を認め、真腔の閉塞はなく偽腔の一部に造影効果を認めた。また、周囲に側副血行路が発達しており、末梢の腸管虚血は認...

第098回中国支部例会

サイトメガロウイルス血症を合併した難治性偽膜性腸炎の1例
下地 清史(JA広島総合病院 消化器内科)
症例は86歳女性。近医にて細菌性腸炎疑いで絶食、抗生剤投与にて加療されていたが改善なく、採血にてWBC50000、CRP18と高度炎症反応認め当科紹介入院となった。入院後偽膜性腸炎疑いCDチェック施行し陽性となり偽膜性腸炎と診断しVCM 2g/dayで加療していたが腹痛、発熱は持続し血液データも著明な改善は認められなかった。入院後の採血にてCMVpp65AgC7-HRP陽性となったためガンシクロビ...

第098回中国支部例会

CA19-9高値をきたした類上皮嚢胞の1例
池本 珠莉(JA尾道総合病院 消化器内科)
【症例】47歳、男性【主訴】CA19-9高値【既往歴】十二指腸潰瘍【嗜好歴】喫煙:なし、アルコール:機会飲酒【現病歴】平成24年3月 近医にて施行した定期採血にてCA19-9 が88.2と高値を認めたため、当院紹介となった。当院の血液検査ではCEAは正常値であったものの、CA19-9は876.5U/mLと著明な上昇を認めた。膵酵素の上昇や耐糖能異常は認めなかった。腹部CTでは膵尾部から脾門部にかけ...

第098回中国支部例会

非定型抗酸菌症に合併した大腸扁平上皮癌の1例
野々下 崇(福山医療センター 内科)
大腸悪性腫瘍は組織学的には90%以上が腺癌であり、扁平上皮癌および腺扁平上皮癌は非常に稀である。その発生頻度は全大腸悪性腫瘍の0.025~0.05% であると報告されており、遠隔転移を来した状態で発見される事も多く、予後不良である。また、肺抗酸菌感染症は肺癌発症の危険を高めると報告する文献もあるが、大腸癌発症について言及する報告は少なく、本症例は極めて稀であると考えられる。今回我々は非定型抗酸菌症...

第098回中国支部例会

経管栄養チューブ挿入後に特発性腸管気腫症、門脈ガス血症を呈した十二指腸癌の1例
安井 七々子(福山医療センター 消化器内科)
門脈ガス血症、腸管気腫症はともに腸管損傷に関与する稀な病態であり、両者の合併は強く腸管壊死を示唆する所見とされる。腸管壊死を伴う門脈ガス血症は緊急手術が必要となるが、近年は画像の進歩により、少量の門脈ガスでも指摘できるようになり、腸管壊死を伴わない保存的治療が可能な例も増えている。今回我々は、経管栄養チューブを留置し、経腸栄養投与開始後に腹痛が出現し、腸管気腫症と門脈ガス血症を併発したため、緊急手...

第098回中国支部例会

肝細胞癌腫瘍内出血と診断し治療し得た2例
石原 裕基(岡山済生会総合病院)
【はじめに】従来,肝細胞癌腫瘍内出血は腹腔内出血と対照的に無症状な事が多く,診断することが困難であり報告数も少ない.今回我々は,症状を契機に診断し治療し得た肝細胞癌腫瘍内出血の2例を経験したので報告する.
【症例1】70歳代男性.もともと肝細胞癌を指摘されており加療予定であった.20XX年6月,右季肋部痛が出現した.近医を受診し,腹部CTで肝細胞癌腫瘍内出血を疑われたため当院へ紹介となった....

第098回中国支部例会

造影超音波が術前診断に有用であった黄色肉芽腫性胆嚢炎の1例
足立 優也(島根県立中央病院 消化器科)
症例は61歳女性.発熱と腹痛で当院紹介受診.初診時体温37.7度,右側腹部に軽度の圧痛を有する手拳大の腫瘤を触知した.採血ではWBC 16700/μl,CRP 10.9mg/dlと炎症反応高値を認めた.腹部超音波検査では胆嚢壁は最大24mm程度に浮腫性に肥厚し,狭小化した胆嚢内部には複数胆嚢結石を有していた.肝臓や他臓器との境界は不明瞭であった.腹部造影CTでは,著明に肥厚した胆嚢壁内に低吸収域を...

第098回中国支部例会

Focal Nodular Hyperplasia様病変(FNH-like lesion)と考えられた巨大肝腫瘤の一例
松田 真幸(岡山大学 大学院 医歯薬学総合研究科 消化器・肝臓内科学)
【症例】27歳,女性【服薬歴】1年前1ヶ月ピル内服【現病歴及び経過】2011年末より全身掻痒感を自覚.2012年6月,発熱あり近医受診,感冒処方で症状改善しないため採血施行.AST 210IU/L,ALT 229IU/L,CRP 4.97mg/dLと異常値を認め当院紹介.血液検査の結果,各種感染症は否定的,腫瘍マーカー,自己免疫マーカーも正常であった.CTで肝右葉に動脈相で早期濃染を伴わず,平衡相...

第098回中国支部例会

アメーバ性肝膿瘍再発を契機にHIV感染症の診断に至った一例
大谷 真帆子(独立行政法人国立病院機構 呉医療センター/中国がんセンター 消化器科)
症例は52歳男性,主訴は発熱.来院5日前から39℃前後の発熱と,日に数回程度の水様便が出現し,便はときに赤色であった.近医にて点滴加療などを受けたが改善せず,症状増悪のため当院搬送となった.既往歴として,約15年前に肝膿瘍に対して他院での加療歴があった.最近の海外渡航歴はなかった.WBC 10900/μl,CRP 26.58mg/dlと炎症反応上昇あり,造影CTで肝S3とS5の2箇所に低吸収域を認...

第098回中国支部例会