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検索結果は27件です。

低侵襲性治療によりいずれも根治し得た、胃、肝、上行結腸の3重癌症例
菅野 幸太(高崎総合医療センター消化器病センター消化器科)
【症例】70歳代後半女性. C型肝炎のscreening中に肝S5に最大径5cmの腫瘍濃染像を認め、AFP 32ng/ml, PIVKAII 4240 mAU/ml,より肝細胞癌(HCC)として治療目的で、2012年10月紹介入院となった。TACE前のscreeningで胃角部大彎にIIa+IIc病変認め、生検で高分化型管状腺癌であった.さらに下部消化管精査で上行結腸に約2.5cm大のIsポリープ...

第328回関東支部例会

急性胆管炎と膵炎を繰り返し発症したLemmel症候群の1例
福栄 亮介(東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科)
【目的】傍乳頭部に存在する十二指腸憩室(juxtapapillary duodenal diverticula; JPDD)は、しばしば遭遇するものの症状に乏しく、臨床上看過されることが多いが、まれにこの憩室により重篤な膵ないし胆道症状を惹起することが報告されている。今回我々はJPDDにより惹起されたと考えられる繰り返す急性胆管炎および膵炎の症例を経験した。【症例】60歳、女性。常習飲酒歴なし。上...

第328回関東支部例会

自己免疫性膵炎、硬化性胆管炎に下肢深部静脈血栓症を伴う後腹膜線維症を同時合併した全身性IgG4関連疾患の一例
萩原 弘幸(桐生厚生総合病院 内科)
【症例】72歳男性【主訴】黄疸【現病歴】当院糖尿病内科へ糖尿病、高血圧にて、外科へS状結腸癌術後にて通院されていた。2013年4月糖尿病内科定期受診時に眼球結膜黄疸認め、血液検査上肝胆道系酵素上昇あり、精査目的に当科紹介となった。【入院後経過】CT画像で膵全体に腫脹ありcapsule like lim様であった。下部胆管で閉塞あり、上流胆管拡張、後腹膜に低濃度病変あり、同部位で右総腸骨静脈狭窄あり...

第328回関東支部例会

高齢男性に発症した薬剤起因性自己免疫性肝炎の1例
宗友 洋平(東京慈恵会医科大学内科学講座 消化器・肝臓内科)
【緒言】薬剤起因性自己免疫性肝炎(AIH)の概念は1971年Reynoldsらが下剤として繁用されていたoxyphenisatinによるルポイド肝炎を報告したことに始まり,その後種々の薬剤に起因するAIHが報告されている.しかし,薬剤起因性AIHにおいて惹起される自己免疫現象と,肝細胞障害の機序は未だ十分解明されていない.今回我々は,スタチン製剤内服後に発症したと思われる薬剤起因性AIHの1例を経...

第328回関東支部例会

閉塞性黄疸を来した十二指腸濾胞性リンパ腫の1例
佐藤 慧(国立病院機構災害医療センター 消化器内科)
【症例】70歳代、男性【主訴】黄疸、食欲低下【現病歴】2012年4月に腹部膨満感を主訴とし肝膿瘍の診断で当科入院。入院時に行った上部消化管内視鏡検査で十二指腸球部から下行脚にかけ白色顆粒状隆起病変と下行脚に陥凹を伴う隆起性病変を認めた。一方、腹部CTでは腸間膜に多発する軟部陰影を認め一部腹膜の肥厚も認め悪性リンパ腫が疑われた。カプセル内視鏡と下部消化管内視鏡検査で小腸・大腸粘膜にも同様の病変が認め...

第328回関東支部例会

胆管微小過誤腫に併存した肝未分化癌の1例
白石 夏太郎(東大宮総合病院 消化器内科)
症例は,89歳男性。平成24年6月より呼吸苦,顔面と両側下腿の浮腫出現。その後も呼吸苦が改善せず同月当院救急搬送,入院となった。腎機能障害のため腹部単純CT,エコーを行い,肝辺縁の不整,著明な胸腹水貯留,肝内大小不同の腫瘤状陰影が多数認められた。肝癌,肝硬変に伴う腹水貯留と考えられた。Child-Pugh分類C(10点)であり,高齢の肝不全症例のため,積極的な治療介入は困難と判断。症状緩和目的で腹...

第328回関東支部例会

高Ca血症と白血球増多をともなった進行胆嚢癌の一例
竹内 優志(東京都済生会中央病院 内科)
【症例】65歳男性。生来健康な印刷業を営む男性。PS1。入院数か月前より体重の減少を自覚していたが様子を見ていた。入院当日に嘔吐し、右季肋部痛が出現したため救急外来を受診。腹部CT検査上、胆嚢腫瘤と腹腔内の多発リンパ節腫大、腫瘍による中部胆管狭窄、肝内胆管拡張を認めた。高熱、炎症反応上昇を伴ったため閉塞性化膿性胆管炎と診断し、緊急入院し胆管ドレナージを施行した。その後の精査で胆嚢癌stage IV...

第328回関東支部例会

慢性的な水様便および発熱を契機に発見された小腸原発perpheral T-cell lymphoma, not otherwise specified(PTCL-NOS)の一例
福与 涼介(東京医科歯科大学 消化器内科)
症例は69歳男性、 2008年7月より慢性的な水様性下痢を認め前医受診し精査をするも特異的な所見はなく過敏性腸症候群と診断された。2012年3月に6年間赴任したマレーシアより帰国後、7月から38度台の発熱、下痢および全身倦怠感が間欠的に出現した。2013年5月に前医を再診しCRPの上昇を認め精査目的に入院となった。腹部造影CTでは小腸壁の肥厚を認め、カプセル内視鏡にて空腸の粘膜萎縮および糜爛を認め...

第328回関東支部例会

悪性との鑑別に苦渋した進行性の閉塞性黄疸を呈したMirizzi症候群の1例
須藤 佑太(群馬大学医学部 臓器病態外科学)
 症例は52歳男性、腹痛と倦怠感を主訴に近医を受診した。閉塞性黄疸を認め、精査のため近医に入院となった。CT上、上部~肝門部の胆管壁肥厚とその肝側胆管の拡張所見を認めた。また、胆嚢頚部に結石を認めたが、胆嚢の壁肥厚は強くなかった。ERCPで肝外胆管の狭窄を認めるものの壁はスムーズであった。細胞診では悪性所見を認めず経過観察となった。経過観察の過程で、進行性の閉塞性黄疸を呈してきたためBD tube...

第328回関東支部例会

発症早期の持続的血液濾過透析が著効したアルコール性ケトアシドーシスの1例
富澤 彩智(公立富岡総合病院 消化器科)
症例は59歳男性。若い頃よりアルコールを多飲し、急性アルコール中毒の既往歴もある患者。数ヶ月前より飲酒量が増えたことにより無断欠勤や二日酔いの状態で出勤することが増えてきた事が契機となり、失職。1ヶ月前に転職するもストレスにより飲酒量は増えていた。数日前より食事はほとんど摂取せず、焼酎を10合/日飲酒していた。発症前日も同様に日中から飲酒していたが、夜になり腹痛出現。嘔吐・下痢(血便なし)も認めら...

第328回関東支部例会

アルコール多飲患者に発症した変異ウイルスを伴うde novo B型劇症肝炎の一例
森川 裕史(筑波記念病院 消化器内科)
【症例】60歳代、男性【既往歴】糖尿病、30歳代に肝疾患で入院し肝生検を施行(詳細不明)。【現病歴】糖尿病のコントロールは不良であった。日本酒2000ml、焼酎2000ml、ビール350mlを毎日飲酒し、1ヵ月前からは体調不良のためビール350mlへ減量していた。2013年6月、気分不快と倦怠感を主訴に前医を受診し、高度肝障害を認め当院へ救急搬送となった。【入院後経過】当院初診時、AST1581I...

第328回関東支部例会

肥満に伴う巨大食道裂孔ヘルニア付近の胃粘膜傷害(Cameron lesion)による慢性鉄欠乏性貧血の一例
宇賀神 ららと(自治医科大学付属病院 消化器肝臓内科)
【症例】42歳、男性【主 訴】体動時のめまい、ふらつき【現病歴】生来健康で20歳のころは体重80kg(BMI 28)程度であったが、初めて健診で貧血を指摘された30歳頃には、体重94kg(BMI 33)に増加していた。近医の上下部消化管内視鏡検査で出血をきたす病変を認めず、鉄剤内服で経過観察されていたが、貧血が持続するため、35歳時に小腸精査目的に当科紹介となった。ダブルバルーン小腸内視鏡検査(D...

第328回関東支部例会

早期胃癌ESD中に頚部食道穿孔をきたした1例
山口 晴臣(東京大学医学部附属病院 消化器内科)
 症例は88歳女性。ネフローゼ症候群にてステロイド長期内服中(PSL4mg/日)であった。2013年8月健診EGDにて幽門輪後壁に20mm大の扁平隆起を指摘、生検にてadenocarcinoma(tub1)と診断され、当科紹介となった。当科EGDでは、幽門輪後壁の早期胃癌0-IIaの他に、前庭部後壁に12mm大の早期胃癌0-IIcを認め、ESD目的に入院となった。ESDは蠕動と呼吸性変動のため内視...

第328回関東支部例会

無回転型腸回転異常を伴ったスキルス胃癌の1例
神野 雄一(横浜市立市民病院 消化器外科)
 症例は69歳男性、1か月前からの心窩部痛と嘔吐を主訴に近医を受診され、上部消化管内視鏡(FGS)で胃体部の巨大すう壁と幽門前庭部の全周性狭窄を指摘された。4型胃癌(幽門狭窄型)が疑われたが、生検ではgroup1であった。当院紹介後、再度FGS下のボーリング生検ではgroup1であったが、腫瘍マーカーがCA19-9 151U/mlと上昇し、腹部骨盤造影CT検査では胃体下部から幽門までの壁肥厚と周囲...

第328回関東支部例会

内視鏡的整復後に短期間で再発した横行結腸軸捻転症の1例
酒井 和也(横須賀市立うわまち病院 消化器内科)
我々は下部消化管内視鏡検査での整復後に短期間で再発し、横行結腸切除術を施行した横行結腸軸捻転の症例を経験したので報告する。症例は36歳女性、腹痛を主訴として当院外来を受診した。腹部は全体的に膨隆しており、上腹部に圧痛を認めた。腹部単純X線検査で腸管拡張像を認め、腹部CT検査では脾彎曲での結腸の狭窄、さらに、口側の横行結腸の捻転、上行結腸・横行結腸の拡張を認めたため横行結腸軸捻転症と診断した。下部消...

第328回関東支部例会

腸閉塞にて発症した回腸inflammatory fibroid polypの1例
佐久間 信行(東京厚生年金病院 消化器内科)
症例:
73歳、男性。平成25年11月に嘔吐と腹痛を主訴に近医を受診し、上部消化管内視鏡検査を施行したが、明らかな異常所見は認められなかった。帰宅後も嘔吐が持続したため、当院救急外来を受診した。腹部単純レントゲン検査および、来院時に腎機能障害を認めたため腹部単純CT検査にて腸閉塞の診断で入院となった。第2病日、イレウス管を挿入し、腹部単純レントゲン検査上、腸閉塞は解除された。第6病日、腎機能...

第328回関東支部例会

自己免疫関連蛋白漏出性胃腸症に後天性vonWillebrand症候群を合併し、ステロイドが著効した1例
林 泰樹(埼玉医科大学 総合診療内科)
症例は69歳女性。1か月前より眼瞼浮腫、臥床時呼吸苦、両下腿浮腫が出現したため、近医受診。胸部X線で両側胸水を指摘され、当科紹介受診し、即日入院。低アルブミン血症(Alb 2.8g/dl)を認めたが、肝腎心機能正常、尿蛋白軽度陽性(369mg/day)であった。 APTTの延長(82秒)を認め、第VIII因子活性低下、vonWillebrand因子活性、抗原量の低下を伴っており、血漿交差混合試験で...

第328回関東支部例会

頸椎転移を契機に発見された胆嚢癌の一例
重政 理恵(水戸済生会総合病院 消化器内科)
【はじめに】胆嚢癌の初発症状は腹痛や黄疸であることが多く、骨転移の症状で発症することは稀である。【症例】86歳、男性。主訴:左上肢の痺れと痛み。既往歴:74歳時に前立腺肥大の手術。76歳~高血圧にて降圧剤の内服治療を行っている。現病歴:2010年5月から左上肢の痺れと痛みを自覚して、6月に近医から当院へ紹介となった。頚部のMRIと骨シンチから頸椎(C7)の左椎弓に骨破壊像を認めて骨転移が疑われた。...

第328回関東支部例会

術前画像でsolid pseudopapillary neoplasmが疑われた膵体部癌の一切除例
塩田 沙織(東京大学 医学部 肝胆膵外科)
症例は53歳女性。2007年、前医にて施行した腹水精査目的のエコーで膵体部に5cm大の嚢胞性病変を指摘されたが、その後画像によるフォローを受けていなかった。定期的な血液検査は受けており2013年3月に軽度の肝酵素上昇を指摘。8月に増悪傾向を認めたため腹部エコー施行し、膵体尾部に内部に充実性成分を伴う8cm大の嚢胞性病変を指摘されたため9月、精査目的に当院消化器内科入院。腹部エコーでは、膵体部~尾部...

第328回関東支部例会

肝静脈の段階的な血栓化により肝不全死したBudd-Chiari症候群の1例
湯浅 絵理奈(国立病院機構 高崎総合医療センター 消化器病センター)
【緒言】今回我々は、右中肝静脈の血栓化が先行し、その後左肝静脈の血栓化が生じて肝不全死に至ったBudd-Chiari症候群の1例を経験したので報告する。【症例】35歳、女性。主訴:発熱、嘔気、腹部膨満。既往歴:28歳時に堕胎後、右内頚静脈血栓症発症(ヘパリン治療後、1年半ワルファリン服用)、32歳時流産。現病歴:平成22年より非B非C型肝硬変にて近医へ通院中、平成23年8月CTにて、下大静脈(IV...

第328回関東支部例会