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検索結果は61件です。

インターフェロン投与により速やかに軽快するアナフィラクトイド紫斑を合併したC型慢性肝炎の一例
山道 忍(長崎大学 大学院 展開医療科学講座 (第一内科))
症例は66歳,男性.50歳時にC型慢性肝炎の診断.1992年,他院でインターフェロン(IFN)投与を行ったが無効であり,その後よりSNMC,UDCA投与を続けていた.2005年1月から,当院でPeg-IFN-α2b+リバビリン療法を導入した(ジェノタイプ1b,HCV-RNA 730KIU/ml).次第に肝機能異常は改善し,投与開始18週でHCV-RNAは陰性化した.しかし,44週で肝右葉に肝細胞癌...

第090回九州支部例会

広範囲な0IIc早期胃癌類似所見を呈した胃限局性原発性アミロイドーシスの一例
古賀 睦人(飯塚病院 外科)
症例は81歳女性。高血圧・冠攣縮性狭心症で近医通院中であり、アスピリン腸溶錠を内服していた。今まで膠原病、特に慢性関節リウマチを指摘されたことはなかった。腹痛、黒色便を主訴に近医受診。上部消化管内視鏡検査にて前庭部前壁の出血性早期胃癌を疑われ当科紹介となった。当科受診時血液検査にてHb8.5mg/dlと貧血があり、上部消化管内視鏡検査では前庭部から胃角大弯を中心に前壁から後壁にかけて広範囲な境界比...

第090回九州支部例会

肝血管筋脂肪腫の一例
松元  敬(福岡大学筑紫病院 消化器科)
症例は60歳女性。検診のUSにて肝腫瘍を指摘され当科受診。血液検査では肝障害はなかった。肝炎ウィルスマーカーはHBs抗原・HBc抗体・HCV抗体のいずれも陰性であった。腫瘍マーカーは、AFP 1.9 ng/ml、PIVKA-II 20 mAU/ml、CEA 2.0 ng/ml、CA 19-9 30 U/mlといずれも正常範囲内であった。USでは肝S1に最大径33mmの内部不均一な高エコー結節を認め...

第090回九州支部例会

壁外性発育を来たした高悪性度胃GISTの1例
福満 雅史(済生会熊本病院 消化器病センター)
症例は65歳、女性。2007年5月の健診での上部消化管内視鏡検査にて胃穹窿部前壁に粘膜下腫瘍様の隆起性病変を指摘され、同月に精査目的で当科外来を受診した。上部消化管内視鏡検査では弓隆部前壁にbridging foldを伴う、立ち上がりは比較的急峻な手拳大の粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認め、腫瘍は正常粘膜で覆われていた。また、弓隆部後壁にも小指頭大の粘膜下腫瘤状隆起を認めた。超音波内視鏡検査では、弓隆...

第090回九州支部例会

診断が困難であった出血性大腸潰瘍の一例
福森  光(鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 消化器疾患・生活習慣病学)
症例は31歳の女性。平成5年他院にてSLEと診断され、その後、SLE再燃・寛解を繰り返していた。平成18年末よりSLEの増悪に伴い、腎機能低下が進行し、透析導入目的で平成19年3月26日当院入院した。副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤内服、透析療法により加療していたところ、5月14日 暗赤色の下血が出現した。Hbは4.0g/dLまで低下しており、同日上部消化管内視鏡検査(以下GIF)および全大腸内視鏡...

第090回九州支部例会

急性発症した男性自己免疫性肝炎の1例
小野 茉莉(国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 肝臓科)
 【症例】 症例は38歳,男性.主訴は全身倦怠感.既往歴に肝機能異常を認めず.常用薬剤や発症3ヶ月以内の頓用薬剤を認めず.機械飲酒.2007年5月下旬より微熱,全身倦怠感,食欲低下出現し近医受診,高度の肝機能異常を指摘され,当院紹介入院となった.
 血液生化学検査では T.bil 7.0 mg/dl, AST 295 IU/L, ALT 652 IU/L,ALP 568 IU/L,γGTP ...

第090回九州支部例会

肝内胆管肉腫様癌と肝細胞癌の衝突癌の1切除例
川原 大輔(佐世保中央病院 外科)
肝内胆管癌の中でも肉腫様癌は、一般に稀な特殊型であり予後不良な疾患であるとされている。今回、我々は発熱、全身倦怠感、体重減少を契機に発見され、術後の病理診断にて肝内胆管肉腫様癌と肝細胞癌の衝突癌と診断された一切除例を経験したので報告する。症例は64歳、男性。1995年よりC型慢性肝炎にてインターフェロンによる治療を行っていたが、1999年以降通院していなかった。2007年4月頃より体重減少、5月よ...

第090回九州支部例会

原発性胆汁性肝硬変症の親子発症例
福田 ゆり(国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 肝臓科)
 【症例1(母親)】 50歳,女性.主訴は肝機能異常.既往歴に肝疾患なし.常用薬剤なし.飲酒歴認めず.母方祖母に肝疾患を認めたが詳細不明.1994年検診で肝機能異常を指摘され来院した.血液生化学検査では T.bil 0.61 mg/dl, AST 34 IU/L, ALT 34 IU/L, ALP 940 IU/L,γGTP 129 IU/L と胆道系優位の肝機能異常を認めた.肝炎ウイルス関連マー...

第090回九州支部例会

術前診断に難渋した限局性膵炎の一切除例
隈本 朝子(久留米大学臨床研修管理センター)
症例は59歳女性。平成19年6月上腹部不快感を主訴に近医で施行した腹部USで、膵体部にhypoechoic massを認めたため、精査目的に6月19日当科入院となった。入院時現症に異常はなかった。血液生化学検査では、FBS 123mg/dl, HbA1c 6.4 %と軽度の耐糖能異常をみたが、AMY 55 U/l、CEA 2.5 ng/ml、CA19-9 28.5U/ml、DUPAN 2 26 U...

第090回九州支部例会

診断に苦慮した胆管内粘液産生腫瘍の一例
垣内 誠也(新古賀病院 消化器内科)
【はじめに】胆管内粘液産生腫瘍は比較的稀であり,その診断には苦慮することが多い。今回我々はその一例を経験したので報告する。【症例】76歳女性。平成19年2月19日、腹痛が出現。近医受診し血液生化学検査にて肝胆道系酵素の上昇を認め,腹部エコーにて左肝内胆管の軽度拡張を認めた。しかし腹部造影CT検査・上部消化管内視鏡検査・MRCPなど施行されたが特に異常を認めず、保存的加療にて軽快していた。5月22日...

第090回九州支部例会

膵外病変が中心であり胆嚢癌との鑑別が困難であった自己免疫性膵炎の一例
武谷 憲二(公立学校共済組合 九州中央病院 研修医)
症例は55歳男性、2000年1月初旬に黄疸、心窩部痛、食欲不振にて当院紹介受診。血液検査にてビリルビン、肝胆道系酵素上昇認め、閉塞性黄疸の診断にて入院となった。腹部エコー所見では3管合流部下部に腫瘤を指摘されたがCT所見では明らかな腫瘤は指摘できなかった。ERCP、MRCP所見では3管合流部下部に腫瘤によると思われる圧迫像認め、胆嚢癌の診断にて手術の方針となったが、術中所見にて右1次分枝への浸潤、...

第090回九州支部例会

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により切除しえた食道血管腫の1例
神田 愛子(大分大学 医学部 消化器内科)
【症例】75歳、女性。【現病歴】平成19年5月の検診で食道胃接合部の腫瘤を指摘され、近医を受診。上部消化管内視鏡検査にて、同部に約10mmの表面にやや不整な発赤を伴うほぼ平滑な山田3型の亜有茎性隆起性病変を認めたため、精査加療目的にて当院を紹介受診された。当院での上部消化管内視鏡検査で病変は上皮性と思われ、超音波内視鏡(EUS)にて内部はモザイク状で、粘膜下層、筋層には及んでおらず内視鏡治療の適応...

第090回九州支部例会

外傷後に発症したSchoenlein-Henoch紫斑病の1例
宮田 康平(福岡大学病院 消化器内科)
 症例は60代男性。2006年9月27日に屋根より転落し、当院救命センター入院。顔面多発骨折に対する整復術施行後、経過良好であった。10月14日より腹痛・嘔吐が出現し、精査・加療目的にて当科転科となった。絶飲食にて症状および炎症所見は改善傾向であったが、10月20日に両下腿の紫斑が出現し、10月21日に腹部症状の増悪を認めた。CTで胃の拡張および十二指腸の著明な壁肥厚を認め、腸閉塞の診断にてイレウ...

第090回九州支部例会

診断に苦慮した胆管癌、胆嚢癌合併胆管拡張症の1例
藤原 元嗣(健康保険諫早総合病院 外科 )
(目的)今回、胆管癌ならびに胆嚢癌を合併していた成人の胆管拡張症で、術前診断に苦慮した症例を経験したので文献的考察を含めて報告する。
(症例と結果)70歳代の女性。2007年2月、腹痛、背部痛のため当院内科受診した。精査にて膵管胆道合流異常と嚢状の胆管拡張を認め、胆管癌、胆嚢癌の並存も疑われたため外科紹介となった。確定診断はつけられなかったが、悪性疾患が強く疑われたため全身麻酔下に開腹した。...

第090回九州支部例会

吐血を契機に発見された完全型Bechet 病の一例
久野 くみ(福岡大学 医学部 消化器内科)
症例:50歳代、男性。主訴:吐血現病歴:元来健康であったが、X年9月中旬頃よりタール便を自覚。9月26日吐血し近医受診、著明な貧血を認め当科紹介入院となった。既往歴:5年前、大腸ポリープ生活歴:飲酒歴;1年前より禁酒、喫煙歴;1日20本、30年間。家族歴:特記事項なし。現症:意識は清明、血圧120/72 mmHg、脈拍92/分(整)、体温37.3℃、眼瞼結膜に貧血を認めた。心音、呼吸音異常なし。腹...

第090回九州支部例会

後腹膜原発のCastleman病の1例
藤田 陽子(公立学校共済組合 九州中央病院 臨床研修医)
症例は36歳男性。以前より頚部リンパ節腫大を自覚していた。2007年4月に左上腹部痛、圧迫感を認め、近医受診。腹部エコーにて脾腫、腹部腫瘤認めたため、精査加療目的にて当院紹介受診。腹部CTにて、右腎内側に動脈相にて均一に造影される直径7cm大の腫瘤を認め、aneurysmもしくは腫瘍からの出血が疑われた。また、傍大動脈や腸間膜に多数の1~2cm大の境界明瞭な腫瘤を多数認めた。出血が疑われたため、血...

第090回九州支部例会

膵管ステント留置が著効した出血性膵仮性嚢胞と膵管狭窄を伴う慢性膵炎の一例
梅木 千津子(長崎市立市民病院 内科)
症例は51歳、男性。主訴は心窩部痛、背部痛。平成18年6月頃より胸焼けあり、AMY高値のため9月2日国立嬉野医療センター紹介受診。アルコールによる急性膵炎の診断にて入院治療。その後も急性膵炎をたびたび発症し入院治療。平成19年2月6日膵炎再発し3月16日まで近医入院治療。経口摂取再開すると増悪をくりかえしていた。4月4日膵嚢胞内出血あり、SMVからPVに血栓を認めワーファリン治療が行われ4月23日...

第090回九州支部例会

混合型IPMC(Intraductal papillary-mucinous carcinoma)の一例
小河原 大樹(長崎市立市民病院 内科)
症例は67歳男性。主訴は左下腹部痛。52歳より糖尿病、66歳より高血圧症にて近医通院加療中、平成19年6月中旬より左腹部痛が出現し腹部CT検査を行ったところ膵体部に40mm大の多房性嚢胞を認め6月29日精査、加療目的にて当院紹介。腹部MRI検査で膵体部に40mm大の多房性嚢胞を認め主膵管は性に拡張していた。超音波内視鏡検査(EUS)では膵体部に41.8×32.3mmの多房性嚢胞を認め内部に9.3m...

第090回九州支部例会

輸液製剤(TPN)により白血球減少症をきたしたクローン病の1例
深堀 理(福岡大学筑紫病院 消化器科)
症例は23歳男性。2004年発症の小腸大腸型クローン病の患者。腹痛、下痢および小腸病変による下血のため入退院を繰り返していた。2007年2月20日より下血が出現し3月1日に外来受診。Hb9.0と貧血を認め入院となった。入院後TPNにて加療を開始するも貧血が進行しHb5.7まで低下し輸血を行った。大腸内視鏡検査にてS状結腸から下行結腸にかけて縦走潰瘍を認め、上行結腸は高度の狭窄をきたし内視鏡で以深へ...

第090回九州支部例会

明らかな基礎疾患を有しない門脈血栓症の1例
岸 昌廣(福岡大学病院 消化器内科)
症例は30歳代の男性。2006年9月下旬より39℃前後の発熱が続くため10月上旬に近医を受診し抗生剤と解熱剤を処方されたが、この時の採血で高度の炎症反応(白血球数 21200/μl、CRP 28.1mg/dl)を指摘されたため当院を紹介された。外来で行った超音波検査にて門脈左枝内に実質エコー像が認められたため、敗血症と門脈血栓症の疑いにて緊急入院となった。緊急に血管造影を行ったところ、上腸間膜静脈...

第090回九州支部例会