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検索結果は58件です。
- C型肝硬変に合併した多発肝MALTリンパ腫の一例
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高川 友花(藤田保健衛生大学 医学部 肝胆膵内科)
【症例】70歳女性【主訴】肝腫瘍精査目的【既往歴】高血圧症【現病歴】C型肝硬変にて近医通院中、腹部USにて肝S4とS8に肝腫瘍を認め、肝細胞癌(HCC)が疑われ当科紹介。【理学所見】特記所見なし。【検査成績】WBC 2500/μl、Hb 11.2g/dl、Plt 4.3万/μl、Alb 3.7 g/dl、T-Bil 1.5mg/dl、AST 91 IU/l、ALT 60 IU/l、PT 87%、N...
第118回東海支部例会 >
- NBIシステム併用拡大観察とEUSの深達度診断の有用性について、食道癌根治手術を行った表層型食道癌13例を対象とした比較検討
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館 正仁(岐阜大学医学部附属病院 腫瘍外科 )
近年食道癌に対する深達度診断の重要性は増しそのモダリティーの進歩は著しい。内視鏡下粘膜切除や鏡視下食道切除の普及に伴い正確な診断方法の各施設での確立と標準化が望まれる。(目的)当科では食道表在癌に対し、消化管造影・通常内視鏡検査、超音波内視鏡での診断を行ってきた。NBI (narrow band imaging)により、粘膜表面の血管構築や微細構造を明瞭に描出し得ることが可能となり、食道においては...
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- 胆嚢癌との鑑別を要した黄色肉芽腫性胆嚢炎の2例
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杉山 誠治(木沢記念病院 総合診療科)
【症例1】60歳、男性。2012年1月より2型、高ウイルス量C型慢性肝炎に対して2剤療法が開始され、7月にSVRが確認された。その際の造影CTで胆嚢底部に8mm大の多血性腫瘤を指摘されたが、2011年8月の造影CTではその所見は認めなかった。USでは胆嚢底部に内部が低エコーの腫瘍性病変を認めた。MRIでは拡散強調像で高信号を示した。PET-CTでは胆嚢底部の壁肥厚に一致して集積亢進を認めた。血液検...
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- 頸椎転移を契機に発見された膵尾部癌の1例
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村林 桃士(伊勢赤十字病院 消化器内科)
【症例】60歳男性。糖尿病にて内服加療中、3か月間続く右肩痛を主訴に20XX年7月当院整形外科を受診した。CT、MRIにて第5頸椎に腫瘍性病変を指摘され、原発巣の検索目的の胸腹部CTにて膵尾部に腫瘤を認めたため、当科へ紹介となった。血液検査では、CA 19-9 73099 U/mlと腫瘍マーカーの上昇を認めた。腹部CTでは、膵尾部に脾門部と接する7×5cm大の周囲膵より造影効果の乏しい腫瘤を認めた...
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- リンパ節転移を伴った副乳頭原発カルチノイドの1手術例
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奥野 充(岐北厚生病院 消化器内科)
症例は50歳、女性。健康診断にて上部消化管内視鏡検査を施行し、ファーター乳頭よりやや口側にφ15mm大の粘膜下腫瘍を認めたため、精査加療目的に入院となった。腹部ダイナミックCTではファーター乳頭部付近に動脈相で強く濃染されるφ8mm大の腫瘍性病変と、膵頭部背側にφ9mm大のリンパ節と上腸間膜動脈遠位側にφ8mmのリンパ節腫脹を認めた。超音波内視鏡検査では、副乳頭部にφ9mm大の境界明瞭で類円形の低...
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- 腹痛を契機に発見された回腸Peutz-Jeghers型ポリープの一例
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中西 和久(名古屋市立西部医療センター消化器内科)
症例は36歳男性、主訴は腹痛、嘔気。平成24年1月30日からの間欠的な腹痛、嘔気を自覚し、症状が続くために当院消化器内科を受診した。腹部造影CT施行したところ回腸末端に造影効果を認める2cm大の腫瘤性病変を認めるが、明らかなリンパ節腫大は認めなかった。その後下部消化管内視鏡検査施行したところ回盲弁より数cm口側に、表面が脳回状構造の巨大なポリープ様病変を認めた。肉眼所見では過誤腫性ポリープが疑われ...
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- 胃glomus腫瘍の1例
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鳥山 和浩(公立陶生病院 消化器内科)
症例は63才男性。健診UGI及び近医EGDにて前庭部にSMTを指摘され当院紹介となった。当院にて施行したUGI、EGDでは前庭部大彎やや後壁側に30mm大のSMTを認めた。色調は正色調、鉗子圧迫で弾性硬、表面にびらんは認めなかった。腫瘍頂部を生検したが正常粘膜の採取にとどまった。EUSでは第4層に連続する類円形、26mm×31mmの腫瘤として描出、辺縁整、内部は全体的にやや高エコーで一部低エコーの...
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- 膵石の乳頭部嵌頓による急性胆管炎、膵炎の1例
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小池 弘太(静岡市立清水病院)
【症例】58歳 男性【主訴】腹痛、黄疸【既往歴】33歳時大腸癌,肝転移にて結腸,肝切除、人工肛門造設術、アルコール性慢性膵炎【現病歴】2012年10月X日右季肋部痛にて当院受診。右季肋部に圧痛を認め、血液検査にて炎症反応および肝胆道系、膵酵素、ビリルビンの上昇を認めた。(WBC 132X10^2/μl,TB 10.15mg/dl,DB 6.61mg/dl,ALP 857IU/l,AST 139IU...
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- 内視鏡的乳頭腫瘍切除術を『抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン 2012』を遵守して遂行し後出血を来たした1例
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大脇 俊宏(名古屋第二赤十字病院 消化器内科)
慢性心房細動の既往があり、プラビックス50mg/day、ワーファリン1.125mg/dayの2剤服用していた76歳の男性患者が、貧血精査目的に2012年10月5日上部消化管内視鏡検査を受けた。十二指腸乳頭部に径20mm大の腺腫が指摘された。2013年1月8日超音波内視鏡検査で、腫瘍の明らかな胆管膵管内進展や十二指腸壁浸潤を認めず、2013年1月9日に内視鏡的乳頭腫瘍切除術を予定した。抗血栓薬服用者...
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- 下膵十二指腸動脈瘤破裂が原因となったhemosuccus pancreaticusの1例
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宮津 隆裕(浜松医科大学 第一内科)
【症例】70歳台男性【経過】201X年7月初旬より黒色便の自覚あり、近医受診にてHb 5g/dl台の貧血を認め、総合病院へ紹介受診となった。上下部消化管内視鏡検査施行されるも明らかな出血源は認めず。小腸からの出血が疑われカプセル内視鏡が施行されたが、有意な所見を認めなかった。その後黒色便は見られず、鉄剤投与にて貧血は回復し経過観察となっていた。11月初旬に再び下血が出現したため同院入院、上部消化管...
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- Vigorous achalasiaを伴った食道横隔膜上憩室の1例
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木村 幹俊(愛知医科大学 消化器内科)
【症例】47歳、男性。【経過】X-2年より胸やけ症状出現。X-1年9月より胸やけと逆流症状の増悪を認め近医受診。上部内視鏡・胸腹部CT検査にて横隔膜上憩室と診断。PPI内服治療行うも逆流症状の増悪を認め精査加療目的で入院となった。食道造影で下部食道右側に5.1cm×5.2cmの憩室を認めた。上部消化管内視鏡検査にて門歯から35cmの右側壁に広い開口部をもつ上皮にびらんを伴う憩室を認めた。食道内圧検...
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- PPI投与の中止により改善を認めた胃前庭部毛細血管拡張症(GAVE)の1例
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尾関 智紀(愛知医科大学 消化器内科)
症例は82歳女性。C型肝硬変にて当院通院中、黒色便およびふらつきを主訴に当科を受診。血液検査にてHb8.2と貧血の進行を認めたため、精査目的に入院となった。5年前から胃前庭部毛細血管拡張症(GAVE)からの出血にて、輸血およびアルゴンプラズマ凝固法(APC)にて治療を繰り返されていた。また強皮症が既往にあり、胃食道逆流症状があったためプロトンポンプ阻害剤(PPI)を継続服用しており、2年前に完全房...
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- ESDにて診断された胃MALT type lymphomaの一例
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加藤 雅一(浜松医科大学 第一内科)
73歳女性。X-2年の定期検診の上部消化管内視鏡検査では胃内に萎縮性胃炎以外には異常所見がなかったものの、X-1年11月の検診で胃角部後壁に2-3cm大、前庭部前壁に5mm大のSMT様隆起病変を指摘されたため、同年12月当院紹介受診。計2回の通常の生検では確定診断に至らず、粘膜切開生検も施行したが、リンパ球の浸潤を認めるものの確定診断は至らなかった。また、腫瘍は比較的急速に増大をしており、EUSで...
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- 化学療法中に大腸ステント内狭窄を認めるも原発巣が消失したS状結腸癌の1 例
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樋口 友洋(浜松医科大学 消化器内科)
【はじめに】本邦における大腸金属ステント留置は、(1)大腸癌術後の吻合部再発やSchnitzler転移による直腸狭窄、狭窄症状を伴う切除不能の大腸癌を含めた悪性腫瘍による狭窄(緩和医療目的)あるいは、(2)イレウス症状を併発する大腸癌で緊急手術回避目的(外科手術前の処置BTS; Bridge to Surgery)に対して適応であるが、切除不能例における全身化学療法導入前のステント留置に関しての適...
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- 当院におけるHCV関連肝癌根治治療後のSVRを目的としたIFN治療とその予後の検討
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和田 啓孝(小牧市民病院 消化器内科)
【目的】HCV関連肝癌ではその根治術後においても肝癌は高率に再発するために、治療後の抗HCV治療が予後に影響する。当院の治療方針として、HCV関連肝癌ではその根治術後において肝機能の改善を狙うIFN少量長期投与ではなく、SVRを目的とした抗HCV治療を第一選択とし治療を施行してきた。また肝癌再発後も積極的に抗HCV治療の再開継続を行ってきた。今回HCV関連肝癌根治術後における当院の抗HCV治療方針...
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- 食道神経内分泌細胞癌の1例
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石田 夏樹(浜松医療センター 消化器内科)
【症例】51歳,女性.2012年4月中旬より左頸部のリンパ節腫脹と疼痛が出現した.近医にて造影CT施行したところ両側頚部および腋窩に多発性リンパ節の腫大を認め悪性リンパ腫が疑われ,左頸部リンパ節からの生検では腺癌の病理診断であった.その後のPET-CTにて食道および左乳腺に高集積を認め,食道精査のため消化器内科紹介となった.上部消化管内視鏡検査にて胸部中部食道に長径5cm程度の3型腫瘍性病変が認め...
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- 腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除術(LECS)にて切除しえたGISTの1例
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石橋 浩平(市立島田市民病院 消化器内科)
【症例】58歳 男性。タール便、倦怠感、動悸を主訴に2012年11月6日に近医より当科へ紹介受診となった。採血上でHb 8.2g/dlと貧血を認め、緊急上部消化管内視鏡を施行した。体上部後壁に胃内発育型の巨大なSMTを認めた。表面粘膜は発赤調であったが活動性の出血やDelleは認めなかった。腹部造影CTでは胃内に突出した粘膜下に漸増濃染する4cm弱の境界明瞭な腫瘤を認めた。EUSでは筋層と連続する...
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- 腹痛と血便により突然発症したCollagenous colitisの一例
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山田 弘武(名古屋セントラル病院 消化器内科)
【症例】58歳,女性【主訴】腹痛【既往歴】便秘症,脂質異常症【現病歴】平成24年11月より嚥下時違和感あり.同年12月上部消化管内視鏡検査施行し,胃食道逆流症の診断でランソプラゾール30mg内服を開始した.平成25年1月31日24時頃より腹痛あり硬い便を排便した.その後軟便と腹痛が続くため2月1日受診.同日精査加療目的に入院となった.【現症】腹部は平坦,軟で左下腹部に圧痛を認めた.反跳痛や筋性防御...
第118回東海支部例会 >
- 後上膵十二指腸動脈瘤破裂血管内治療後に十二指腸狭窄を来した一例
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山田 健太(名古屋第一赤十字病院 消化器内科)
【症例】70歳代、男性【主訴】心窩部痛【既往歴】狭心症、発作性心房細動【病歴】平成24年12月、冷汗を伴う胸痛を認め当院救急搬送となった。【現症】血圧105/76mmHg、脈拍109回/分、腹部平坦軟、圧痛なし、腹部造影CTで後腹膜血腫、膵頭部領域に嚢状動脈瘤を認めた。来院後ショックバイタルとなり、輸血を行った後、血管造影で後上膵十二指腸動脈に動脈瘤を確認し、コイル塞栓術を施行した。大動脈造影で正...
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- 統合失調症患者に認められたゴム手袋胃石の1例
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藤岡 一敏(豊川市民病院 消化器内科)
【症例】79歳女性【既往歴】統合失調症(23歳時入院継続中)【主訴】嘔吐【現病歴】23歳時に統合失調症を発症した。以来、不穏興奮状態に対して抗精神病薬の多剤併用を余儀なくされ、薬剤性の麻痺性イレウスを繰り返していた。平成24年4月に嘔吐を繰り返すため、消化管精査目的で上部消化管内視鏡検査を施行したところ、胃内に約8×4×4cm大の暗褐色胃石を認めた。鰐口型鉗子による除去を試みるも食道通過は困難であ...
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