セッション

検索結果は64件です。

閉塞性黄疸を来した巨大肝嚢胞に対し,塩酸ミノサイクリン注入療法が奏効した1例
八幡 晋輔(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科)
症例は76歳,男性.2週間前からの尿濃染,全身倦怠感を主訴に当院を受診.T-Bil 9.3mg/dlと黄疸があり,腹部エコー・CT にて肝門部S4/8に12cm大の嚢胞および両側肝内胆管の拡張を認め,巨大肝嚢胞による胆管圧迫に伴う閉塞性黄疸と診断した.嚢胞は単房性で壁不整や腫瘤像を認めず,試験穿刺の細胞診にて悪性所見を認めないことから良性単純性肝嚢胞と考えられた.高齢であることやドレナージチューブ...

第098回近畿支部例会

内科診療所におけるB型肝炎122例の検討:核酸アナログを中心とした治療の実態
菅野 雅彦(すがの内科クリニック)
【目的】B型肝炎患者は診療所にも意外に多く来診しているが、肝機能障害を主訴としていない場合は病態精査や治療に結びつかないことも多い。また経過観察のみの症例では脱落例も多いが、当院での現状について報告する。【対象と方法】通院中のB型肝炎患者は、2009年秋(来診患者40名/日)の調査では74例、本年9月(50名/日)の再調査では89例であった。3年間に脱落した33例(44.6%)の理由、及び現在の治...

第098回近畿支部例会

内視鏡的に診断が困難であった上部消化管出血の一例
楊 和典(兵庫医科大学肝胆膵内科)
【はじめに】上部消化管出血のまれな原因の1つとしてHemosuccus pancreaticusがある。これは、慢性膵炎や膵仮性嚢胞、膵腫瘍の合併症として起こる膵管からの出血である。今回、我々は膵仮性動脈瘤破裂によると考えられる消化管出血を来たした1例を経験したので報告する。【症例】54歳、男性【主訴】吐血【既往歴】慢性膵炎に伴う仮性膵嚢胞に対して超音波内視鏡下に穿刺術術後【嗜好歴】焼酎 3合/日...

第098回近畿支部例会

不明熱を契機に診断された肝、胃、腎サルコイドーシスの一例
竹尾 元裕(関西医科大学香里病院 内科)
【症例】32歳女性【主訴】発熱、歐気【既往歴】27歳より気分障害で心療内科投薬加療中【現病歴】約2週間より39℃の発熱、嘔気、顔面の紅斑を認め、近医で肝機能障害を指摘され当院紹介となり、精査加療目的で入院となった。【経過】血液検査で白血球上昇(白血球分画で好酸球増多)、肝胆道系酵素の上昇、軽度の腎機能障害を認めた。当初ウイルス感染症あるいは薬剤性肝障害を疑われた為、全薬剤内服中止のうえ安静、輸液で...

第098回近畿支部例会

胃十二指腸出血性病変に対しアルゴンプラズマ凝固術 (APC) を施行したOsler-Weber-Rendu病の1例
林 宏樹(三木市立三木市民病院 消化器内科)
症例は70歳台女性である。高血圧症で近医に通院していた。以前より鼻出血を繰り返し耳鼻咽喉科に通院していたが、血液検査で貧血を指摘され精査目的に当科を紹介受診した。鉄欠乏性貧血であり消化管精査を行うこととした。下部消化管内視鏡検査では異常を認めなかったが、上部消化管内視鏡検査で胃および十二指腸に多発する毛細血管拡張症を認め、貧血の原因と考えた。治療としてアルゴンプラズマ凝固術 (APC) を施行した...

第098回近畿支部例会

ヘリコバクター・ピロリ菌除菌治療後に幽門狭窄を来した悪性リンパ腫の1例
中沢 和之(西村会 向陽病院 消化器内科)
症例は81歳、女性。主訴は、嘔吐、食欲不振。2007年1月、近医を受診、上部消化管内視鏡検査で、異常所見を認めたため、精査加療目的で当院紹介され入院した。血液検査で、Hb 7.4g/mLと貧血を認め、sIL-2R 941U/mLと上昇を認めた。抗H.pylori(HP)IgG抗体 陽性。上部消化管内視鏡検査では、幽門部全周から胃角部にかけて広範な潰瘍性病変を認めた。生検病理検査では、胃悪性リンパ腫...

第098回近畿支部例会

腹腔内出血で発症した肝原発sarcomatoid carcinomaの一例
松本 寛史(済生会滋賀県病院 消化器科)
症例は60歳代男性。入浴後に意識消失をきたし救急搬送。来院時、血圧低下を認め、腹部は軽度膨隆を認めた。血液検査では貧血を認め、腹部CTで多量の腹腔内出血と肝S5、S3にそれぞれ最大径50、13mmの腫瘤を認め、肝腫瘍からの腹腔内出血と診断した。腫瘍は腹部MRIではT1で低信号、T2で不均一な高信号、拡散強調像で辺縁が高信号で、肝特異相では造影剤の取り込みは認めなかった。第15病日に再度腹腔内出血を...

第098回近畿支部例会

虚血性腸炎に合併した門脈血栓症の1例
塩山 えりか(国保中央病院 内科)
【症例】45歳、男性。 【主訴】下腹部痛、下痢、下血。【現病歴】平成24年5月10日午前2時頃から突然の下腹部痛が出現し、その後頻回の下痢と下血がみられるようになったため近医を受診し、当院紹介となった。【現症】血圧150/92mmHg。体温 36.5℃。眼瞼結膜に貧血なし。腹部は平坦・軟で、下腹部に軽度圧痛を認める。【検査所見】WBC 11730/μl、Hb 16.4g/dl、T-Bil 0.9m...

第098回近畿支部例会

化学放射線療法が著効した後に脳転移が発見された食道癌の一例
三浦 由雄(市立伊丹病院 消化器内科)
症例は70歳代男性で、2010年12月に嚥下困難感を主訴に当院を受診された。上部消化管内視鏡検査にて下部食道から胃体上部にかけて全周性の隆起性病変を認め、生検ではsquamous cell carcinomaが認められた。CT検査では所属リンパ節の腫大と腎門部レベルの大動脈周囲リンパ節の腫大を認めたため、stageIVaの食道癌と診断した。化学放射線療法(radiation 60Gy、5-FU 2...

第098回近畿支部例会

脂肪腫と鑑別困難であった膵原発高分化型脂肪肉腫の一例
石田 裕美(一般財団法人甲南会 甲南病院 内科)
【症例】70歳台男性【現病歴】当院通院中,7年前の腹部単純CTで膵体部実質内から膵外に及ぶ脂肪性腫瘤が指摘された.脂肪腫を疑ったが,経過観察のCTで緩徐な増大が認められた.【画像所見】CTにおいて腫瘤は,膵体部実質内では5cm弱,膵外では長径10cmを超えおり,薄い被膜に覆われた脂肪濃度腫瘤であり,膵内発生が疑われた.周囲臓器への浸潤はみられなかった.膵外の腫瘤内には索状,微細結節状の軟部組織濃度...

第098回近畿支部例会

腹腔内出血を繰り返した肝類上皮血管内皮腫の一例
印藤 直彦(淀川キリスト教病院 消化器センター消化器内科)
症例は60代男性。腹痛にて近医を受診、エコーにて腹水と腹腔内腫瘤を認めたため精査加療目的に当科に紹介入院となった。造影CTにて周囲液貯留を伴った、肝S6より肝外に突出する腫瘤を認めた。肝腫瘤の破裂と診断し同日TAEにて止血を得た。肝血管腫の破裂と診断し手術適応と考え、当院外科にて待機的手術の方針となり一旦退院とした。しかし外来待機中に腹部膨満感、動悸が出現しHb6.7g/dlと貧血著明であり、CT...

第098回近畿支部例会

当院での膵臓胆道疾患におけるspyglass systemの有用性と課題
加藤 邦洋(大阪市立大学 大学院 医学研究科 消化器内科学)
【背景】2010年に本邦に導入されたspyglass systemは超細径ファイバースコープと4方向の先端アングル機能を持つディスポーザブルの細径経口胆膵内視鏡である。これにより膵、胆道疾患の病変診断能の向上が期待されているが、現在導入施設は少なく本邦では十分な検討がなされていない。【目的】膵、胆道疾患におけるspyglassの有用性と課題を検討する。【対象・方法】胆管狭窄例2例(いずれも胆管癌)...

第098回近畿支部例会

膵仮性嚢胞破裂により縦隔炎をきたしたアルコール性慢性膵炎の1例
平山 貴視(神戸赤十字病院 消化器内科)
 膵仮性嚢胞は、急性膵炎や慢性膵炎の経過の中でしばしばみられ、感染や出血などの合併症をきたした場合、治療に難渋する疾患である。成因別にみると、アルコール性慢性膵炎のほうが、膵仮性嚢胞の合併率が有意に高い。発生後6 週間を超えた場合、自然消退は期待できず、合併症発生率も高いとされている。今回我々は、膵仮性嚢胞破裂により急性縦隔炎、急性肺炎をきたした、アルコール性慢性膵炎の症例を経験したので報告する。...

第098回近畿支部例会

憩室内腺腫に対する内視鏡的加療後遺残病変の1切除例
中本 貴透(奈良県立医科大学 消化器・総合外科)
症例は60歳台、女性。平成24年2月中旬に近医での下部消化管内視鏡検査で上行結腸に20mm大のIIa病変を指摘され、4月初旬に同病変に対し内視鏡的粘膜下層剥離術(以下;ESD)を施行された。その際、病変の中央部が遺残した。同部位は憩室内に発育した病変であることがわかり、内視鏡的に切除不可能と判断された。前医切除病変の病理組織診断は、高度異型腺腫であった。同遺残病変の加療目的に5月下旬に当科紹介受診...

第098回近畿支部例会

PEG+RBV併用療法再燃後のウイルス減少時期に再度のPEG+RBV併用療法を試みて著効に至った2例 ― Two-step interferon rebound therapy(TIRT)の試み ―
福島 寿一(兵庫県立西宮病院 消化器内科)
C型肝炎に対して1990年代初めに始まったインターフェロン(IFN)療法は、リバビリン(RBV)やペグインターフェロン(PegIFN)の開発・導入に伴い治療成績は向上してきた。しかし2004年以降標準的治療となったPegIFN+RBV2剤併用療法においても、難治性の1型高ウイルス量症例のウイルス排除率は5割強に留まっている。今年に入り始まったプロテアーゼインヒビター、テラプレビル(TVR)を加えた...

第098回近畿支部例会

診断に難渋した自己免疫性肝炎の1例
太田 高志(NTT西日本大阪病院 内科)
症例は50歳代男性.高血圧に対してamlodipine内服,ノコギリヤシエキスのサプリメントも内服していた.X年1月に全身倦怠感を自覚し近医を受診.肝障害を認め,加療目的で当科に緊急入院となった.入院時の血液検査でT-Bil. 14.9mg/dl, AST/ALT 1204/1569IU/Lと著明な肝障害が認められた.ノコギリヤシエキスのDLSTが陽性,HBs-Ag,HCV-Ab,ANA陰性であり...

第098回近畿支部例会

好酸球性食道炎の1例
陶山 遥介(京都第一赤十字病院 消化器内科)
好酸球性食道炎は嚥下困難や食道のつまり感などの症状を有し、食道粘膜に著明な好酸球浸潤をきたすアレルギー性疾患である。以前より欧米では注目されている疾患ではあるが、本邦では消化器内科の領域でも認知度の低い疾患の一つと考えられる。【症例】87歳、男性。【主訴】食道のつまり感。【既往歴】2000年-左腎癌術後。2001年より前立腺癌にてホルモン療法中。【現病歴】2012年7月頃より食道のつまり感、食欲不...

第098回近畿支部例会

EUSが診断に有用であったvon Hippel-Lindau病(VHL)に合併した多発性漿液性嚢胞腫瘍(SCN)の一例
高田 良司(大阪府立成人病センター 肝胆膵内科)
症例:57歳 女性.主訴:特になし.既往歴:47歳時に胆管細胞癌手術,56歳時に右腎細胞癌手術.生活歴:喫煙歴なし,飲酒歴なし.現病歴:2002年他院で胆管細胞癌の手術の際に多房性膵嚢胞を指摘された.膵液細胞診を過去に2回行っているが,悪性細胞は認めず、経過観察されていた. 2012年9月の腹部超音波検査にて主膵菅拡張の増悪を認めたため精査目的に当科紹介となった.受診後検査結果:身体所見に特記なく...

第098回近畿支部例会

4年以上無症状生存中の癌性腹水を伴うS状結腸リンパ節転移をきたした原発不明癌の1切除例
三城 弥範(医療法人それいゆ会 こだま病院 外科)
症例は63歳男性。S状結腸間膜の腫瘍に対し開腹手術を施行。癌性腹水を伴っており、姑息的にリンパ節を含むS状結腸を切除した。病理診断では低分化型腺癌であった。病理学的にも臨床的にも原発は特定できなかったが、免疫染色にてCA19-9が陽性を示したことなどを総合的に判断し、膵癌に準じた治療を行うこととした。Gemcitabine+TS-1で術後24ヵ月間無症状、無再発で経過したが、剥離断端より局所再発を...

第098回近畿支部例会

最近経験した胆嚢捻転症の2例
三長 孝輔(日本赤十字社和歌山医療センター 消化器内科)
【症例1】89歳女性、BMI13.7。2012年8月中旬に嘔吐、腹痛を主訴にERを受診。右側腹部に圧痛があり、血液検査では白血球12000/μl、CRP1.89mg/dlと上昇していた。腹部超音波検査では胆嚢腫大と胆嚢壁の全周性肥厚、3層構造を認めたが結石はなかった。腹部造影CTでは肝表の腹水および胆嚢の下方偏位、壁の浮腫状肥厚、造影効果不良があり、胆嚢管が途中で急峻に向きを変えていたことから胆嚢...

第098回近畿支部例会