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検索結果は56件です。
- 大腸Inflammatory myoglandular polyp の一例
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長尾 一寛(愛知医科大学 消化器内科)
【症例】40歳,男性【既往歴】特記すべき事項なし【現病歴】検診で便潜血陽性を指摘され他院にて下部消化管内視鏡検査(CS)を施行したところ,S状結腸にポリープを認めたため治療目的で当院紹介となった.平成25年1月,CSではS状結腸に直径約12mm大の発赤調で表面が比較的平滑なIp型ポリープを認め,内視鏡的粘膜切除(EMR)にてポリープを切除した.病理組織検査所見では粘膜固有層の炎症細胞浸潤と,嚢胞状...
第119回東海支部例会 >
- 直腸癌術後に肝再発、膣再発、骨盤内局所再発を来たした1例
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岩田 至紀(愛知県がんセンター 中央病院 消化器外科)
症例は75歳女性。以前から便秘と血便を自覚していたが放置していた。肛門痛が出現したため2012年8月に前医受診された。大腸内視鏡検査で直腸Rbから肛門管にかかる後壁主体で半周性の2型腫瘍を認め、生検で高分化腺癌を認めた。造影CTでは明らかな遠隔転移やリンパ節転移の所見は認めなかったが、腫瘍による尾骨浸潤が疑われ、精査加療目的に当科紹介された。RbP、type2、cAI(尾骨)、cN0、cH0、cP...
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- 胃迷入膵の直上に発生し術前深達度診断が困難であった早期胃癌の一例
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村林 桃士(伊勢赤十字病院 消化器内科)
症例は83歳男性。腹痛、腹満、排便量の低下があり当院外科を受診、腹部CTにてS状結腸癌によるサブイレウスが疑われ精査目的に当科に紹介となった。腹部造影CTではS状結腸に全周性の壁肥厚、胃前庭部小彎に造影効果を伴う壁肥厚を認めた。下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に狭窄を伴う全周性の2型腫瘍を認め、金属ステントを留置した。上部消化管内視鏡検査では前庭部小彎に3cm大の潰瘍性病変を認め、生検にて低分化腺...
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- 癌関連網膜症を合併した神経内分泌癌G3の1例
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大庭 行正(浜松医科大学附属病院 肝臓内科)
【症例】81歳男性【主訴】夜盲、羞明【既往歴】糖尿病、高血圧症、脳梗塞【家族歴】特記事項なし【生活歴】喫煙:5~7本/日×20年、アルコール:なし【現病歴】平成25年3月頃より進行性の夜盲、視野狭窄を自覚し4月下旬に近医眼科を受診した。5月に精査加療目的に当院眼科を紹介受診となり癌関連網膜症と診断され、原発精査目的の胸腹部単純CTにて肝右葉に径5cmほどの低吸収域と門脈本幹周囲腹部リンパ節の腫大を...
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- 過去10年間の当院におけるHIV感染症非合併急性B型肝炎の検討
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久野 剛史(独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター 消化器科)
【目的】近年Genotype A型(G-A)急性B型肝炎(AH-B)の発症が増加し日本国内にも蔓延している。そこで過去10年間の当院におけるHIV感染症非合併急性B型肝炎をGenotypeごとに臨床的に検討した。【方法】2002年9月から2013年5月まで約10年間に当院を受診したHIV非合併急性B型肝炎30例のうちGenotypeを特定できた27例を対象とした。HBs抗原陽性、IgMHBc抗体陽...
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- 膵癌と肝細胞癌を合併した一切除例
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伊藤 達也(伊勢赤十字病院 消化器内科)
【症例】67歳男性。【既往歴】平成17年S状結腸癌手術【現病歴】平成24年1月中咽頭癌発見時のPET-CTにて膵体部に集積を認めたが、中咽頭癌の化学放射線療法を優先されていた。中咽頭癌治療後、膵体部腫瘤精査目的に、同年6月当科紹介受診となった。【当科紹介時検査所見】HBs-Ag:(-)、HCV-Ab:(+)、PIVKA-IIは8926mAU/mlと高値であり、AFP、DUPAN-2、CA19-9は...
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- 診断に苦慮した若年者巨大肝腫瘍の1例
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鈴木 祐香(名古屋第二赤十字病院 消化器内科)
症例:16歳女性。現病歴:学校検診で尿蛋白陽性を指摘され、近医より当院腎臓内科紹介受診。その際、施行した腹部超音波検査で巨大肝腫瘍を指摘され、精査目的で消化器内科紹介となる。既往歴:特記事項無し。薬剤:経口避妊薬やホルモン製剤の使用歴は無く、その他常用薬も無し。家族歴:特記事項無し。入院時現症:身長150.5cm、体重42.1kg、BMI18.6、右季肋部中心に児頭大の硬い腫瘤を触知。検査所見:血...
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- 化学療法が著効した肝転移を伴った胃小細胞癌の1例
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倉田 祥行(名古屋掖済会病院 消化器科)
【症例】67歳男性 【既往歴】不安定狭心症、糖尿病、胆石手術 【現病歴】2011年2月食思不振・体重減少にて初診。腹部CTにて肝内に多発する腫瘤と胃壁の肥厚所見を認め、精査加療目的に入院となる。 【検査所見】上部内視鏡検査にて噴門部小弯側に周囲にながらかな立ち上がりを伴った不整潰瘍性病変を認めた。生検にて分化度の低い癌組織を認め、免疫組織学的検索にてchromogranin A、...
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- 胆嚢悪性リンパ腫の1例
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山田 啓策(半田市立半田病院)
症例は68歳男性。右季肋部痛を主訴に近医受診し腹部超音波検査(US)、単純CT検査にて胆嚢内に胆石、胆嚢底部の壁肥厚を認めたため精査目的にて当科紹介受診となった。当院施行のUSでは胆嚢内に最大径10mmの胆石、底部の著明な壁肥厚を認め、RASやcomet signも伴っていた。また、胆嚢と接する肝S4領域に低エコー領域を認めた。腹部ダイナミックCT検査では胆石と底部の壁肥厚を認め胆嚢底部は周囲より...
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- 大腿ヘルニア嵌頓で発見された胃癌腹膜播種の1例
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前田 光貴(松阪中央総合病院 外科)
大腿ヘルニアは日常診療でよく遭遇する疾患であるが、大腿ヘルニア嚢内に腫瘍が存在することは非常にまれである。今回我々は大腿ヘルニア嵌頓を契機に発見された胃癌腹膜播種の1例を経験したので報告する。【症例】69歳女性【既往歴】虫垂炎、脂質異常症、GERD【出産歴】3人経腟分娩【主訴】右鼠径部膨隆【現病歴】1ヶ月ほど前より右鼡径部膨隆を認め2012年11月某日に当院外科外来を受診。【入院時現症】身長147...
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- CEA高値を契機に発見され内視鏡的摘除3年後に局所再発を来したIsp型直腸pSM癌(head invasion)の1例
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野口 大介(三重県 厚生連 鈴鹿中央総合病院 外科)
【症例】70代男性。H22年直腸RsのIsp型ポリープに対しESD施行。病理所見は高分化型腺癌, pSM (head invasion), ly0, v0, 断端陰性であり追加切除行わず経過観察となった。1年後のCFで異常なく、その後診察を自己都合で中止。3年後健診でCEA高値 (37.5ng/ml)を指摘され精査目的で来院。【大腸内視鏡検査】前回ESD施行部と思われる肛門縁から15cmの直腸Rs...
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- 切除不能胃癌に対するTS-1+Cisplatin併用療法中に可逆性後頭葉白質脳症を発症した1例
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三浦 眞之祐(安城更生病院 消化器内科)
【はじめに】TS-1+Cisplatin併用療法は切除不能胃癌に対しての標準治療である.今回,我々は切除不能胃癌に対しTS-1+Cisplatin併用療法中に可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome以下PRES)を発症した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.【症例】70歳,男性.2013年4月,近医より上部消化管...
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- 術前に診断し得た膵管内管状腺癌の一切除例
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呂 成九(JA愛知厚生連 江南厚生病院 外科)
症例は82歳男性。右季肋部痛と体重減少を主訴に当院受診した。CT検査では肝内胆管・総胆管の拡張が認められ、血液生化学所見で高ビリルビン血症を認めた。ダイナミックCT検査で、膵頭部に最大径45mmの早期濃染する腫瘤と主膵管内の乳頭状腫瘤が認められた。EUSで、拡張した膵管内に管状乳頭状の充実性腫瘍を認めた。胆管腔内超音波法により、腫瘍による胆管の圧排像が確認され、減黄のため胆道ステントを留置した。同...
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- 下血を契機に診断された小腸カルチノイドの1例
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十時 利明(三重大学医学部附属病院 消化器・肝臓内科)
【症例】40歳代、男性。タール便にて前医を受診し、Hb5.4g/dlの貧血を指摘された。上下部消化管内視鏡で特に異常所見を認めなかった。輸血後、Hb9.1g/dlまで回復したが、小腸出血が疑われ精査目的で当科紹介受診した。外来でカプセル内視鏡検査(CE)を施行し小腸(内服開始から1時間28分)に粘膜下腫瘍(SMT)様の隆起性病変を認めた(小腸通過は3分~3時間53分)。出血は認めなかった。入院後施...
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- 短期間に増大し,内部に出血を認めたコレステロールポリープの1例
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黒川 雄太(藤田保健衛生大学 坂文種報徳会病院 消化器内科)
今回我々は,病理組織学的に出血を伴った稀な胆嚢コレステロールポリープの1例を経験したので報告する。症例は34才の男性。2012年2月に受けた総合健診の腹部超音波検査(US)で,胆嚢底部に大きさ17×12mmの隆起性病変を指摘され,精査のため当院に紹介された。当院で6月に行ったUSでは,形態は有茎性,内部は比較的均一で,内部エコーレベルは胆嚢壁と等エコーを呈しコレステロールポリープと考えられる像であ...
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- 診断と再燃においてステロイド・ミニパルス療法が有用であった自己免疫性膵炎の一例
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羽根田 賢一(春日井市民病院)
症例は71歳男性。体重減少と口渇を主訴に近医を受診。糖尿病(HbA1c 11.7%)、CA19-9上昇、腹部CTで膵尾部腫大を認め平成23年2月に当科紹介。CA19-9 187.6U/ml、Span-1 34.8U/mlと上昇していたが、IgGも 175mg/dlと上昇していた。腹部造影CTでは膵尾部腫大および尾部背側の造影不領域を認めた。MRCPでは体部主膵管の長い狭窄と尾部主膵管の断続的狭窄を...
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- アルコール性肝硬変に筋肉内血腫を合併した2例
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荒木 幸子(名古屋市立東部医療センター 消化器内科)
【はじめに】アルコール性肝硬変は肝不全や消化管出血などの様々な合併症をきたす予後不良の疾患である。今回我々は筋肉内血腫の合併を契機に死に至ったアルコール性肝硬変の2例を経験したので文献的考察を加えて報告する。【症例1】39歳、女性。飲酒歴焼酎4杯/日がありアルコール性肝硬変で当院通院中。階段から転落し左臀部を打撲され当院受診。同部の腫脹が著明であり緊急入院となった。入院後腫脹と皮下出血は急激に増悪...
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- 当科における腹臥位胸腔鏡下食道切除術の成績
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青山 佳永(刈谷豊田総合病院 外科)
【はじめに】食道癌に対する開胸開腹食道切除術は手術侵襲が非常に高度であり,術後十分な社会復帰ができない例も少なくない。そのため現在までに低侵襲化を目指し様々な方法で鏡視下手術が食道癌手術に導入されている.その中で腹臥位による胸腔鏡下食道切除術は2006年に日本に紹介,導入され、優れた操作性,術野展開が得られることより徐々に普及している。年間食道癌手術件数が10例ほどの当科では、鏡視下食道切除を導入...
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- 腫瘍形成性膵炎との鑑別に難渋した膵頭部癌の一例
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室井 航一(医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院 内科)
【症例】58歳,男性.【既往歴】糖尿病,脂質異常症,虫垂炎手術.【嗜好歴】飲酒:20~40代はウイスキーボトル1/2~1本/週.53才で禁酒.喫煙:20本x40年.【現病歴】35才時に急性膵炎初発.53才時に急性膵炎で入院歴あり.平成25年5月25日腹痛を主訴に近医を受診し,急性膵炎再発として入院.症状改善後に食事を再開したところ肝機能障害と黄疸が出現し,7月9日当科へ紹介となった.【入院時現症】...
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- 蛋白漏出性腸症をきたしたcollagenous colitisの1例
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尾関 智紀(愛知医科大学 消化器内科)
【症例】63歳、女性【既往歴】59歳時、ギランバレー症候群【現病歴】平成22年10月頃から心窩部不快感のため近医より処方されたランソプラゾール、メトクロプラミド、モサプリドを服用していた。平成23年10月頃から頻回の水様性下痢が持続し、さらに平成24年2月頃より両下腿の浮腫が出現したため当院紹介受診された。血液生化学検査にて低蛋白血症を認めたため、平成24年2月27日精査加療目的にて当院入院となっ...
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