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検索結果は552件です。

P543 Angelman症候群に合併し非典型的側副血行路を示した胃静脈瘤の1例
日暮琢磨(横浜市立大学附属病院・消化器内科)
【緒言】Angelman症候群は15番染色体の部分欠失により運動精神発達遅滞を引き起こしけいれん発作に対しバルプロ酸などが用いられる.この副作用として慢性膵炎を合併しさらに脾静脈閉塞から非典型的側副血行路を示した胃静脈瘤の1例を経験したので報告する.【症例】36歳男性.19歳時慢性膵炎と診断され増悪時にメシル酸ガベキサートを投与されていた.経口摂取困難にてIVH管理となっていたが2006年7月大量...

第94回日本消化器病学会総会

P544 胃静脈瘤に対するB-RTO後に門脈血栓を生じた2例
市村茂輝(東京医科大学消化器内科)
【緒言】B-RTO後の合併症として門脈血栓腹水肝機能の悪化が危惧されるが今回B-RTO後に門脈血栓を認め肝不全に至った2症例を経験したので報告する【症例1】62歳男性.アルコール性肝硬変食道静脈瘤にて経過観察中であった.59歳時に食道静脈瘤破裂にてEVLEIS施行後一部に門脈血栓が生じため抗凝固療法を行っていた.その後孤立性胃静脈瘤が増大しため出血予防のためB-RTOを施行した.胃静脈瘤は縮小した...

第94回日本消化器病学会総会

P545 NASHによると思われる肝硬変に合併した胃静脈瘤に対して施行した経頸静脈的逆行性胃静脈瘤塞栓術(TJO)後腹水顕性黄疸を来たした1例
村上匡人(村上記念病院内科)
はじめに:無症状で経過し静脈瘤破裂による吐血によってはじめて肝硬変と診断される例は最近では多くない一方孤立性胃静脈瘤に対するIVRとしての経頸静脈的逆行性胃静脈塞栓術(TJO)は安全確実な方法としてスタンダードな治療となってきている今回胃静脈瘤破裂による吐血によりはじめて肝硬変と診断されその原因としてNASHが考えられまたTJO後に一過性の肝不全を来たした稀な例を経験したので報告する症例:63歳男...

第94回日本消化器病学会総会

P546 Wilson病に合併した十二指腸静脈瘤破裂に対しヒストアクリルで緊急止血後待機的に同時性バルーン塞栓術(DBOE)を施行した1例
本田英明(自治医科大学附属さいたま医療センター消化器科)
【症例】33歳男性【主訴】嘔気意識消失【現病歴】1987年(9歳時)にWilson病と診断された1999年~2004年当センターに通院し以後他院へ紹介.2007年2月11日掛り体調不良嘔気があり2月13日排便時に意識消失し転倒.家族が発見した時は尿失禁と便失禁の状態であった.当センター搬送時は意識清明血圧127/68mmHg脈拍89/分呼吸数12回/分.暗赤色の便でありHb92g/dlと貧血を認め...

第94回日本消化器病学会総会

P547 Humoral hypercalcemia of malignancy(HHM)および著明な白血球増多症を呈した胆嚢癌の一例
静間徹
【はじめに】humoral hypercalcemia of malignancy(HHM)は腫瘍随伴症候群のひとつとして知られているが胆嚢癌においては一例の本邦報告例を認めるのみである.今回われわれはHHMおよび著明な白血球増多症を呈した胆嚢癌の一例を経験したので報告する.【症例1患者は82歳女性.食思不振・上腹部痛の精査にて平成19年1月に当科に入院入院時WBC 39700/p且Alp 530...

第94回日本消化器病学会総会

P548 広範な遠隔転移を来たした胆嚢原発腺内分泌細胞癌に対して集学的治療を施行した1例
穂積敏恵(伊勢崎市民病院内科)
【はじめに】胆嚢原発腺内分泌細胞癌は消化器内分泌腫瘍のなかで比較的稀であり予後不良とされている.胆道癌取扱い規約(第5版)では内分泌細胞癌と腺癌(多くは高・中分化型管状腺癌でその多寡は問わない)とが近接してまたは混在している癌が腺内分泌細胞癌である.今回我々は進行胆嚢癌と診断しGEMにて化学療法施行するも3ヶ月で永眠され病理解剖にて胆嚢原発腺内分泌細胞癌と診断された1例を経験した.文献的考察も含め...

第94回日本消化器病学会総会

P549 化学療法により胆管ステント挿入が容易になった胆嚢原発小細胞癌の一例
中澤克行(自治医科大学消化器内科)
胆嚢原発小細胞癌は稀であり非常に予後不良である.今回我々は胆嚢原発小細胞癌の一例を経験したので報告する.症例は64歳男性.眼球黄染を自覚し翌日近医を受診腹部エコーにて閉塞性黄疸と診断され当科紹介入院となった.腹部CTでは胆嚢頸部に50x4.6cmの腫瘤および傍大動脈リンパ節の著明な腫大(最大で7.4x4.9cm)を認め胆管閉塞をきたしているものと思われた.内視鏡的ドレナージ目的にERCPを施行.腫...

第94回日本消化器病学会総会

P550 胆嚢腺筋症に合併した進行胆嚢癌の一例
寺本仁(国立病院機構名古屋医療センター)
症例は49歳男性.毎年健康診断にて近医で腹部超音波検査をうけていた.2007年7月右季肋部痛にて近医を受診腹部超音波検査にて胆嚢癌胆嚢床浸潤の疑いにて当院へ紹介された。既往歴家族歴は特記すべきことなし.入院後腹部CT検査で胆嚢は充実性の腫瘍性変化があり胆嚢に接して肝S5にひろがる直径10cm大の腫瘍を認めた.腹部血管造影検査では胆嚢の腫瘍濃染は認めなかった.腹部超音波検査では胆嚢壁の肥厚肝S5への...

第94回日本消化器病学会総会

P551 胆管断端神経腫の1例
鈴木歩(八戸赤十字病院)
【症例】72歳女性【主訴】黄疸【既往歴】50歳時:胆石症にて手術【現病歴】平成16年頃より肝機能障害を指摘され近医へ通院していた.平成18年6月黄疸と肝機能障害の増悪を指摘され当院紹介腹部超音波にて肝内胆管及び総胆管拡張を認めMRCPでは下部胆管に結石が認められた.胆管結石による閉塞性黄疸の診断で加療目的のため当科入院.【経過】ERCでは総胆管結石を多数認めESTを施行し内視鏡的切石術を施行したま...

第94回日本消化器病学会総会

P552 重複胆管と膵胆管合流異常に合併した胆道癌の1例
土田幸平(獨協医科大学消化器内科)
症例:58歳男性。主訴:黄疸上腹部不快感.現病歴:平成19年7月頃より食欲不振腹部不快感が出現.近医受診し入院を勧められるも拒否.8月中旬より黄疸を認め全身倦怠感が強くなり8月17日近医受診.腹部CTにて肝内胆管の拡張を認め採血上もBi129mg/dlと高値であり同日精査加療目的に当科紹介入院となった.入院脚半症:意識清明眼結膜に貧血なし黄疸あり.血圧121/71mmHgHR86回/分体温36.9...

第94回日本消化器病学会総会

P553 肝内結石症術後に発症した粘液産生胆管内乳頭状腫瘍の1切除例
高橋道郎(東京大学肝胆膵・人工臓器・移植外科學)
今回我々は肝内結石症術後に発症した粘液産生胆管内乳頭状腫瘍の1切除例を経験したので報告する.【症例】60歳女性.【現病歴】1970年胆石症に対して胆嚢摘出術の既往があった。また1998年肝内結石症に対し肝外側区域切除施行されていた.2007年6月上腹部痛を主訴に近医受診.尿濃染発熱および肝胆道系酵素の上昇を認め急性胆管炎の診断抗生剤を投与したところ速やかに症状改善した.CTUSにて総胆管および肝内...

第94回日本消化器病学会総会

P475 metastatic Crohn's diseaseに対しInfliximabが有効であった一例
隅井雅晴(広島記念病院内科)
クローン病はしばしば腸管外合併症が生じることが知られている。皮膚病変はその代表的なもので診断時に約10%で認められる.結節性紅斑壊死性膿皮症はよく知られているが稀な病態として炎症性肉芽腫性変化が皮膚に認められることがありmetastatic Crohn’ s diseaseと呼ばれている今回我々は小腸型クローン病の経過中に前胸部に出現したmetastaticCrohn’sdiseaseに対しInf...

第94回日本消化器病学会総会