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検索結果は552件です。
- P022 当院における上部消化管内視鏡的異物除去術の検討
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杉本啓之(安城更生病院内科)
【目的】上部消化管異物は緊急内視鏡の対象として紹介されることが多い.当院における上部消化管異物に対する内視鏡的異物除去術の治療成績について検討したので報告する.【対象と方法】2002年7月から2007年9月までの5年間に上部消化管内視鏡検査もしくは治療を施行された29095例のうち内視鏡的異物除去術を施行された32例(0.11%)を対象とし年齢性別存在部位異物の種類発症原因及び背景治療方法合併症に...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P023 Helicobacter Pylori陰性で内視鏡的萎縮を伴わず粘膜下腫瘍様の形態を呈した非腸型非胃型胃癌の1例
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中田和智子(国際医療福祉大学三田病院消化器センター)
Helicobacter Pylori(H. Pylori)の感染診断には偽陰性や萎縮による陰性化の問題がある.尿素呼気試験を含む複数の診断法に加えて胃粘膜萎縮の評価がなされた非噴門部のH. Pylori陰性胃癌の報告は検索されなかった.【症例】48歳女性【現病歴】前景にて検診目的で行った上部消化管内視鏡検査で異常を指摘された.【検査所見】抗H. Pylori抗体陰性尿素呼気試験陰性.【上部消化管...
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- P024 粘膜下腫瘍の形態を呈し胃憩室内に発生した胃癌の一例
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岡本史樹(防府消化器病センター・防府胃腸病院外科)
症例は46歳男性平成18年4月に検診の上部消化管内視鏡検査で胃粘膜下腫瘍を指摘された.胃前庭部後壁に約2cmの中心陥凹を伴う隆起を認め胃粘膜下腫瘍と診断した.その時点では治療せず経過観察3カ月から半年ごとに内視鏡検査を行っていたが平成19年5月の検査で増大傾向認め手術を目的に平成19年7月に入院となった.7月3日に幽門側胃切除術D1郭清施行した.摘出標本で胃前庭部後壁に径4cmの中心陥凹を伴う隆起...
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- P025 粘膜下層に浸潤し多発性に生じた胃リンパ球浸潤性髄様癌の1例
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本田洋士(広島市立安佐市民病院)
【はじめに】胃リンパ球浸潤性髄様癌(gastric carcinoma with lymphoidstroma;GCLS)は粘膜下腫瘍様の立ち上がりを呈しi著明なリンパ球浸潤を伴う胃癌である.近年GCLSはその特徴的な形態や良好な予後EBウィルス関連胃癌として注目を集めている.今回多発粘膜下腫瘍様形態を示すGCLSを経験したので報告する.【症例】75歳男性.検診の上部消化管内視鏡検査にて胃前庭部に...
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- P026 胃原発小細胞癌の一例
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山口隆志(奈良社会保険病院消化器内科)
胃原発の小細胞癌は稀な腫瘍であり一般の腺癌に比べ浸潤傾向が強く転移もしゃすいため予後不良である.今回我々は胃原発と診断した小細胞癌を経験したので報告する.症例は80歳の女性.心窩部痛を主訴に来院した.上部消化管内視鏡検査より噴門部から胃体上部小早に耳介状の潰瘍性病変を認めた.内視鏡による生検のHE染色では円形中型の腫瘍細胞が充実性に増生しており悪性リンパ腫が疑われたが免疫組織学的検査ではkerat...
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- P027 診断に難渋した胃小細胞癌の1例
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藤井慶太(横浜南共済病院外科)
症例は71歳女性.平成19年3月空腹時の上腹部痛主訴に近医を受診.投薬にて改善せず5月に上部消化管内視鏡を施行した.胃前庭部に2型腫瘤を認めたが生検ではclass3で上皮性か非上皮性かの判別も不能であった.6月に当院外科を紹介受診腹部造影CT上は幽門前庭部小判側に3cm大の内部low densityな腫瘤を2個認めた.ガリウムシンチでは胃悪性リンパ腫疑いであった.当院にて再度上部消化管内視鏡下に生...
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- P028 G-CSF産生胃癌の1例
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松原浩(JA愛知厚生連加茂病院消化器内科)
【はじめに】本邦におけるG-CSF産生腫瘍の報告例は少なくそのうち多くが肺癌で胃癌の報告例はさらに少ない.男性に多く好発年齢は60歳代後半その予後は2~6ヶ月と不良であることが知られている.【症例】75歳男性.【主訴1体重減少【既往歴】高血圧糖尿病胆国後【現病歴】体重減少を主訴に当科外来受診黒色便もみられたため精査加療目的で入院となる.上部消化管造影検査で噴門部直下から胃体上部にかけて約10cm大...
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- P029 Alpha-fetoprotein(AFP)産生胃微小粘膜内癌の1例
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平崎照士(住友別子病院内科)
【はじめに】Alpha-fetoprotein(以下AFP)産生胃癌の全胃癌症例に占める頻度は2~9%と報告され胃癌の中では比較的稀な組織型とされている.また肝転移率が高く予後不良な疾患である.進行癌として発見されることが多くAFP産生早期胃癌の報告は少ない.なかでも粘膜内癌の報告はまれでこれまで谷口らが報告した1例のみである.今回われわれは術前診断可能であったAFP産生微小粘膜内癌の1例を経験し...
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- P030 AFPおよびPIVKA-IIを産生した食道癌再建胃管癌の1例
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碓井彰大(千葉大学先端応用外科学)
AFPPIVKA-Hを産生した極めてまれな食道癌再建胃管癌の1例を経験したので報告する.<症例>75歳男性.52歳時に食道癌の診断で右開胸開腹胸部食道亜全摘胸骨前経路胃管再建術を施行した.平成18年10月下腹部違和感にて近医受診上部消化管内視鏡検査にて門歯列から34cmの再建胃管に15mmの発赤病変を指摘され生検の結果tub2粘膜筋板の浸潤も認めた精査加療目的に当科入院術前精査の結果T1(sm)N...
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- P031 最近経験したAFP産生胃癌の3例
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香田正晴(鳥取大学医学部機能病態内科学)
AFP産生胃癌は全胃癌の2~9%であり比較的稀な組織型である.また増殖能が高く脈管侵襲が高度で肝転移の頻度も高い.今回我々はAFP産生胃癌の3例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.【症例1】70歳男性.下腹部痛と腹部膨満感を認め近医受診し肝臓に多発する腫瘤を認め紹介受診.上部消化管内視鏡検査にて胃体下部に1型進行胃癌を認め多発性肝転移を有したstageIVとして当科入院. TS1120m...
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- P032 肝血管腫を合併し貧血にて高齢発見されたOsler-Rendu-Weber病の1例
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内山崇(横浜市立大学附属病院・消化器内科)
【緒言】Osler-Rendu-Weber病は血管の形成異常と反復する出血を主徴とする常染色体優性遺伝性疾患である.多くは出血を契機に40歳までに発症するが肝血管腫を合併し貧血にて84歳で発見されたOsler-Rendu-We-ber病の1例を経験したので報告する.【症例】84歳女性.高血圧糖尿病貧血にて近医通院中2007年6月末より動悸息切れ下腿浮腫出現し7月Hb 6.2g/dlの貧血認め当院受...
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- P033 内視鏡的胃瘻造設術後に左腸腰筋膿瘍を合併しMRSA菌血症を伴った1例
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岩倉研二(牧病院消化器内科)
【緒言】腸腰筋膿瘍は敗血症や臓器不全など重篤な合併症をきたすことがあり早期診断が重要されているが早期には症状が不定で診断は困難とされている.今回内視鏡的胃痩造設術後に合併した腸腰筋膿瘍を比較的早期に診断し治療し得た症例を経験したので報告する.【症例】94歳男性意識レベルが低下にて当院に救急搬送され脳梗塞の診断のもと緊急入院となった.【既往歴】58歳:うつ病84歳:脳梗塞92歳:認知症【入院時外症】...
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- P034 BreathID systemにて胃排出能を測定したアクロメガリーの1症例
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秋本恵子(横浜市立大学消化器内科)
【背景】脳下垂体からの成長ホルモン分泌過剰で引き起こされるアクロメガリーは成人において額やあご手足など先端が肥大する病気であるが消化器系においては発癌特に大腸がんとの関連が知られている.そのため大腸内視鏡検査を依頼されることが多いが便秘の自覚症状に乏しくとも時に前処置が困難であることが経験的に知られている.今回治療前精査目的に入院の際にインフォームド・コンセントの下BreathID systemを...
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- P035 胃排出能を評価したMELASの1例:BreathID systemを用いて
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坂本康成(横浜市立大学消化器内科)
【背景】糖尿病においては自律神経障害による胃排出障害が起こることが成書に記載されている.またミトコンドリア脳筋症の一病形であるMELASにおいてもミトコンドリア障害による胃運動障害が報告されている.今回糖尿病教育目的で入院の際にインフォームド・コンセントの下BreathlD systemを用いて胃排出能を測定しえた症例を経験したため報告したい.【症例136歳男性主訴:特に症状なし家族歴:母MELA...
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- P036 von Recklinghausen病に合併した十二指腸GIST・カルチノイドの1例
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久保田教生(沼津市立病院消化器科)
von Recklinghausen病は常染色体優性遺伝で皮膚及び末梢神経に発生する神経線維腫とカフェオレ斑と呼ばれる色素斑を特徴とする疾患であり全身に多彩な随伴病変を生じることが知られている.数%の悪性腫瘍が発生すると報告されており特に消化器系の非上皮性腫瘍の合併が多いといわれている.今回我々はvon Reckhnghausen病に合併した十二指腸GIST・カルチノイドの症例を経験したので文献的...
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- P037 選択的動脈刺激肝静脈サンプリング(ASVS)が切除範囲決定に有用であった多発微小内分泌細胞性腫瘍の1例
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和栗暢生(新潟市民病院消化器科)
【緒言】機能性内分泌腫瘍は時に通常の画像診断が困難な微小病変も多い特にガストリノーマは微小病変が多発することもあり局在診断には選択的動脈刺激肝静脈サンプリング(ASVS)が有用とされている.今回我々は著明な高がストリン血症の精査の上でCa負荷ASVSが有用であった1例を経験したので報告する.【症例】60代目女性.検診上部消化管内視鏡にて十二指腸に活動性びらんの多発を胃体部にタコイボびらん様の小隆起...
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- P038 内視鏡的粘膜下層剥離術にて切除した十二指腸カルチノイドの一例
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渕上忠史(新日鐵八幡記念病院消化器科)
症例は70歳女性平成11年近医の上部消化管内視鏡検:査で十二指腸頭部に隆起性病変を指摘.以後定期的に内視鏡で経過観察されていた.平成18年8月の上部消化管内視鏡で形態・大きさの変化等は認めなかったが生検でカルチノイドが疑われ精査加療目的で当科紹介となった.上部消化管内視鏡検査では十二指腸球部前壁に頂部に星芒状の陥凹を伴う粘膜下腫瘍様隆起性病変を認め超音波内視鏡検査では病変は第2層由来で第3層を圧排...
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- P039 十二指腸カルチノイドの4例
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遠藤文菜(市立札幌病院消化器科)
消化管カルチノイドについてはすでに多くの報告がなされているが十二指腸原発のものは比較的稀な疾患であり消化管カルチノイドに占める割合は全体の14.9%である.今回我々は4例の十二指腸カルチノイドを経験したので若干の文献的考察を加え報告する.症例1;71歳女性.2001年5月スクリーニング目的に施行した上部消化管内視鏡検査(以下GIS)にて十二指腸球部前壁に1cm大の隆起性病変を認め生検:を施行したと...
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- P040 十二指腸粘膜に特徴的内視鏡所見を呈した膵炎の2症例
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丸山保彦(藤枝市立総合病院消化器科)
膵癌による十二指腸狭窄はよく経験するが膵炎による十二指腸の変化については報告例が少ない今回groove pancreatitisにより十二指腸球部に炎症性ポリープを生じSDAに狭窄を呈した症例と膵仮性嚢胞が下行脚へ穿賦した症例において観察された十二指腸の内視鏡所見を中心に報告する.【症例1】44歳男性主訴は食後腹部膨満感.ウイスキーボトル半分/日を15年間.H19年2月より心窩部の膨満感食欲低下あ...
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- P041 粘膜内癌を合併した孤立性過誤腫性十二指腸ポリープの一例
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関野雄典(都立広尾病院消化器内科)
【症例】84歳男性【主訴】ポリープ切除目的【既往歴】高血圧.60歳交通外傷で輸血を契機にHCV感染以降慢性肝炎にて内服治療.82歳特発性血小板減少性紫斑病にてステロイド治療開始し減量中.【現病歴】上部消化管内視鏡検査を2007年6月に実施したところ十二指腸下行部に有茎性ポリープを認め切除目的にて同年7月3日入院となった.【身体所見】特記すべき所見なし【検査所見】WBC 3900Hb 14.5Plt...
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