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検索結果は552件です。
- P523 進行肝細胞癌に対する5FU/PEG-IFNα-2b併用療法
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牛尾晶(岩手医科大学第一内科)
目的:肝細胞癌(HCC)治療において最近の局所治療の進歩により早期肝細胞癌の予後は改善しつつある.一方多発例や門脈腫瘍浸潤等を伴う進行肝細胞癌においては有効な治療法がなくその予後は極めて不良である.今回我々はペグインターフェロン製剤(PEG一][FNα一2b)を用いて5FU/PEG-IFNα一2b併用療法を施行しその効果を検討した.対象:2006年8月から2007年10月までに当科で経験した肝両葉...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P524 当院における超高齢者の肝細胞癌治療の現状
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林亮平(県立広島病院消化器内科)
【目的】近年肝細胞癌症例の高齢化が顕著となってきている.当院における高齢者・超高齢者の肝細胞癌の特徴について検証した.【対象と方法】対象は平成13年4月から19年9月までに当院にて初回発見した肝細胞癌患者366名(男性259名女性107名平均年齢68.6±9.7歳).治療時の年齢が65歳までを成人群(113名)66歳から79歳を高齢群(219名)80歳以上を超高齢群(34名)として臨床病理学的諸因...
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- P525 最大径5cmを越える肝細胞癌に対する切除前リピオドリゼーションの再発予防効果
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山下洋市(九州大学消化器・総合外科)
【はじめに】肝細胞癌(HCC)に対する術前リピオドリゼーション(LPD)の臨床的意義に関しては未だ一定の見解を得ていない.径5cmを越える肝細胞癌は術中にAlbumin mRNA陽性細胞が有意に多く血液中に散布され(Hepatol-ogy 1998)有意に予後不良である.術後転移再発予防という観点から何らかの術前治療が必要と考え術前LPDを施行してきた.【対象と方法】1986年から2006年までに...
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- P526 肝細胞癌に対する血管内治療におけるFPDを用いたLCI(Cone-Beam CT)の有用性並びに今後についての検討.
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山中伸一(大阪赤十字病院消化器科)
肝細胞癌に対する血管内治療においてDSA(Digital Subtraction Angiography)にCTHA(CT during Hepatic Arteriography)・CTAP(CT during Arterial Por-tography)を組み合わせたIVR-CTは精度の高い診断・治療を行う上で必要不可欠な存在となっている.しかし実際には設備投資・設置面積等の理由により肝細胞癌...
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- P527 肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術の造影USによる効果判定と再発についての検討
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豊原真久(奈良県立医科大学消化器内科)
【目的】肝細胞癌に対する治療法については手術非適応例ではラジオ波焼灼療法施行例が増加している.しかし依然併用療法も含め動脈塞栓術(TAE)施行例も多くその効果判定に際し造影USの有用性について多くの報告がなされている.しかし我々の施設ではTAE後の造影USによる効果良好例でも局所再発する症例を経験している.そこで少数例ながら無再発症例と比較検討し若干の知見を得たので報告する.【方法】対象は2005...
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- P528 慢性肝疾患患者におけるMRI拡散強調画像の意義
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小林真(市立四日市病院消化器科)
【背景】MRI拡散強調画像(diffusion weighted image:以下DWI)は水分子の拡散を画像に応用したものであり脳梗塞の超急性期における虚血性細胞性浮腫や悪性腫瘍などの細胞密度の上昇間質の線維化等水分子の拡散が制限される場合に高信号になるとされる.拡散はTlT2緩和とは異なる物理現象であり血流動態をみる造影CTとも異なるアプローチが可能である.われわれはDWIを肝疾患患者のフォロ...
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- P529 Single-level dynamic CTHAを用いた客観的肝腫瘍血行動態解析の試み
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小林聡(金沢大学放射線科)
【目的】Single-level dynamic CT during hepatic arteriography(SLD-CTHA)は肝動脈造影剤CT撮影時にテーブル移動を行わず目的とする肝腫瘍や肝病変を数十秒間連続して撮影することにより病変の動脈性血行動態を詳細に観察する検査手法である.今回我々はSLC-CTHAを用いた肝腫瘍血行動態解析の客観化を試みたので報告する.【対象と方法】2007年4月...
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- P530 超音波ガイド下穿刺におけるマイクロコンベックスプローブの使用経験
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廣井喜一(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科)
【はじめに】現在診断治療において滅菌のプローブカバーをつけて超音波ガイド下に穿刺を行う形が主流となっている.したがってコンベックス型が多く次いでセクタ型で行うことが多い.しかしセクタ型では恥部での死角が多いこと分解能でやや劣ることコンベックス型ではプローブ幅が広いため穿刺角度がつき過ぎることが欠点とされていた特にこの壁表面に対する角度の問題は垂直方向に対して広角となるために深部症例での穿刺ルートが...
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- P531 腹部血管造影検査での肝動脈分岐形態に関する検討
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小林慎二郎(東京女子医大消化器外科)
【緒言】肝動脈の分岐形態には変異が多いことは周知の通りだがその知識は手術やIVR施行に際し必要不可欠である.既に上腹部の動脈分岐に関する研究報告は数多くされているが煩雑なものも多く理解し難い.今回我々は肝動脈の分岐形態を5つの型に分類しその頻度を検討した.【対象と方法】2000年10月から2006年10月までの7年間で腹部血管造影検査を施行した1035症例を対象とした.腹腔動脈及び上腸間膜動脈造影...
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- P532 Sonazoidを用いた肝腫瘍の血流診断の経験
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山田誠吾(中部労災病院消化器科)
(はじめに)本邦においても2007年1月より第2世代超音波造影剤のSonazoidが臨床に導入された.今回は肝腫瘍の検出治療効果判定など有用性について検討した.(対象および方法)対象は肝細胞癌20症例25結節肝血管腫3症例3結節転移性肝腫瘍3症例3結節計26症例31結節である.使用エコー機種はProsoundalO(ALOKA)を用いた.造影剤はSonazoidを用いた.造影剤はペルフルブタンマイ...
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- P533 肝腫瘍性病変の診断・治療における超音波造影剤Sonazoidの有用性について
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盛田篤広(京都第二赤十字病院消化器科)
【はじめに】第二世代の経静脈性超音波造影剤Sonazoidは2007年1月より本邦での臨床に導入されたが肝腫瘍性病変の診断・治療におけるその有用性について検討した.【対象及び方法】対象は2007年4月より10月までに造影超音波を施行された21症例24結節(肝細胞癌(HCC)18胆管細胞癌1転移性肝腫eS 1限局性結節性過形成(FNH)2肝膿瘍2).使用機種は東芝製APLIO及びアロカ社製Pr(>S...
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- P534 造影超音波を用いた肝腫瘤の血流動態の検討
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塩沢一恵(東邦大学医療センター大森病院消化器内科)
【目的】造影超音波を用い肝腫瘤と肝実質のtime intensity curve(TIC)を作成し肝腫瘤の血流動態について検討した.【対象・方法】対象は慢性びまん性肝疾患症例のうち腹部超音波で結節が確認されその後腹部造影CTと造影超音波が施行された37症例39結節、造影CT上早期相で高吸収域後期相で低吸収域を呈した24結節をA群早期相で等吸収域後期相で低吸収域を呈した4結節をB群全時相において低吸...
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- P535 DUPAN2の上昇と共に短期間で急速な増大を来たし胆管細胞癌との鑑別が困難であった炎症性偽腫瘍の一例
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若杉英樹(札幌医科大学第一内科)
症例は63歳男性.主訴:特になし.平成19年2月右季肋部痛にて他院を受診し胆嚢炎の疑いで入院となった.抗生剤投与により軽快したがその際の腹部CTにて肝S6に腫瘤性病変を指摘されさらなる精査目的に前医転院となった.前医で施行されたPETにて肝SlおよびS6に集積を認めたため肝腫瘤の精査目的に同年3月当科転院となった.肝炎ウイルスマーカーは陰性であり臨床的に背景肝は正常と考えられた.CTAPにて肝S6...
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- P536 胃に穿破したアメーバ性肝膿瘍の1例
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荒川和久(群馬大学大学院臓器病態外科学)
症例は26歳男性平成19年4月上旬より心窩部痛が出現し同時期より発熱も認めるようになったため5月上旬近医を受診した.消化管内視鏡検査腹部CT検査を施行し上部消化管内視鏡検査で胃体部小轡に壁外性の圧排所見があり腹部CT検査で肝外側区に尾側に突出する8×6cmの腫瘤を認めた.肝腫瘍疑いで精査加療目的で当科に紹介となった.血液検査にて白血球数の増加CRPの上昇があり近医でのCT検査では嚢胞性腫瘤であった...
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- P537 男性同性愛者に発症したアメーバ性肝膿瘍の一例
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西尾雄司(名鉄病院消化器科)
赤痢アメーバ症は男性同性愛者の性感染症として注目され増加傾向にある.今回我々は男性同性愛者に発症したアメーバ性肝膿瘍の一例を経験したので報告する.【症例】56歳男性39℃前後の発熱が出現し近医を受診したが症状が改善しないために当院血液内科を紹介され不明熱として精査加療目的にて入院となった.入院時血液生化学検査では高度の白血球数増加とCRP上昇軽度の肝機能障害を認めた.入院後抗生剤投与を続行したが発...
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- P538 保存的治療にて治癒した肝膿瘍破裂の3例
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長野寛史(亀田メディカルセンター)
【背景】肝臓は膿瘍形成の対象になることが最も多い臓器で全腹腔内膿瘍の13%であり内臓膿瘍の48%を占めている.肝膿瘍は外科的ドレナージが治療の主体であるが経皮的ドレナージでも同等の成績が得られるとされている.しかしドレナージのタイミングが遅れると肝外に穿破する例が認められ腹腔困睡破の頻度は1.8%と報告されている.今回我々は細菌性肝膿瘍破裂を保存的治療にて治癒した症例を3例経験したので報告する.【...
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- P539 Inflammatory pseudotumorを伴った細菌性肝膿瘍の1例
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森重真奈美(広島共立病院消化器内科)
肝炎症性感腫瘍(In且ammatory pseudotumor:IPT)は比較的稀な良性腫瘍で臨床的に発熱腹痛などの炎症所見を伴い肝実質内に線維性結合織の増生と形質細胞を中心とする炎症性細胞浸潤で特徴付けられる.原因不明の腫瘤性病変で悪性腫瘍との鑑別が常に問題となる.今回我々は肝悪性腫瘍との鑑別が困難であり肝切除術を施行した肝IPTの1例を経験したので報告する.症例は79歳女性来院1週間前から増悪...
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- P540 経皮的内瘻化術により治癒した肝癌治療後難治性肝膿瘍の1例
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前田浩輝(和歌山県立医科大学第二内科)
症例は79歳C型肝硬変の男性.肝S5に径10mm大の肝細胞癌を指摘され受診腫瘍は小さいtOfAFP 89.lng/m1PIVKA-II 102mAU/mlとマーカーが高値であったためTACEを先行しRFAを追加した30日後に発熱右季肋部痛出現腹部造影CTで肝S5に治療と異なる部位に約30mm大の肝膿瘍を認めた.膿瘍ドレナージを施行膿性胆汁を排出した.スルペラゾン4g/日の高用量:投与を行い炎症反応...
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- P541 門脈圧亢進症による小腸静脈瘤破裂の1例
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松清大(東邦大学医療センター大橋病院外科学第三講座)
症例)73歳女性.腹痛を主訴に来院した.腹部膨満を認め自発痛圧痛は著明であった.右鼠径部には軽い圧痛を伴う鶏卵大の膨隆を認めた血液学検査所見で炎症所見の上昇と高度貧血を認めた.腹部単純レントゲンにて著明な小腸ガス像腹部CTでは右鼠径部に大腿ヘルニア嵌頓と考えられる所見と多量の腹水を認めた.さらに腹部CTでは骨盤腔に造影剤の貯留像すなわち腹腔内出血と考えられる所見も認められた.大腿ヘルニア嵌頓による...
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- P542 プロテインC低下に伴う門脈血栓症の2例
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吉竹直人(獨協医科大学内科学(消化器))
【はじめに】門脈(PV)血栓症の成因には肝硬変等の門尤症に合併したものが最も多いがプロテインC欠損症等の凝固充進状態によるものも稀に報告されている.今回我々はプロテインC低下が原因と思われたPV血栓症の2例を経験したので報告する【症例1】47歳男性.平成16年7月26日から発熱を認め8月4日近医受診した.炎症反応と肝胆道系酵素は高値であり腹部CTで上行結腸憩室炎及び上腸問膜静脈(SMV)血栓症を認...
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