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検索結果は552件です。
- P483 肛門管癌を合併したCrohn病の一例
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佐瀬友彦(東北大学医学部附属病院胃腸外科)
[症例]26歳男性[現病歴]2000年5月大腸型Cro㎞病と診断されMesalazine1500~3000mg/day内服にて経過観察されていた.2007年に入り難治性肛門周囲膿瘍上行結腸~下行結腸の狭窄肛門部痛増悪を認めInfliximab投与にても改善せずt 2007年5月某日回腸痩増設+シートン手術を施行した.この際に肛門管周辺組織の生検を行ったところmucinous adenocarcin...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P484 悪性大腸狭窄に対するself expanding metallic stentの有効性
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畑泰司(市立豊中病院外科)
【はじめに】根治切除が不可能な悪性疾患による直腸狭窄での閉塞症状を改善する為に従来は人工肛門造設術などの手術による治療が行われてきた.しかし末期癌患者においてこのような侵襲を伴う方法はさらにQOLを損ねる可能性もあり.より負担の少ない方法が良いと言える.最近保険適応ではないが食道癌のようにステント留置を行うことが報告されている.【対象】2005年8月から2007年6月までに施行した悪性直腸狭窄に対...
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- P485 疼痛を伴った直腸癌局所再発に対するラジオ波凝固療法
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穴井洋(四天王寺病院放射線科・IVR科)
目的:痔痛を伴った直腸癌局所再発に対するラジオ波凝固療法(RFA)の緩和医療としての実効性と有用性について初期評価を施行した.対象と方法:対象は直腸癌局所再発7例(男性6例女性1例:年齢64-74:平均68歳)、全例局所麻酔下にCTガイド下もしくはUSアシスト併用CTガイド下にRFAを施行した.使用したRFAはValleylab社Cool-tipシステムもしくはRAdiotherapeutic社R...
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- P486 FOLFOX療法に伴う神経症状に対するカルバマゼピンの有効性と安全性を検討する第2相試験(OGSG603)
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村田幸平(市立吹田市民病院外科)
【目的】FOLFOX療法は大腸癌治療における標準治療法であるが末梢神経症状による治療中止が問題となっている.末梢神経症状の発現機序についてはL-OHPの代謝物がCaイオンをキレート化することでNaチャネルに作用し神経細胞を興奮させると示唆されている.カルバマゼピン(CBZ)はNaチャネルの不活化を促進することで末梢神経症状を予防すると考えられている.海外での有効性を示す臨床試験結果の報告を受け本邦...
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- P487 mFOLFOX6法とFOLFIRI法の交代療法を導入した進行・再発大腸癌症例の検討
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鈴木成治(日本医科大学消化器・乳腺・一般外科)
(目的)mFOLFOX6とFOLFIRI法の交代療法を導入した進行・再発大腸癌症例の有害事象・治療経過・抗腫瘍効果を検討した.(対象)mFOLFOX6法を施行した66症例中交代療法を施行した全23症例を対象とした(結果)男女比は14=9で施行年齢の中間値は65であった.G3の知覚性末梢神経障害は非交代療法例では12.2%に発生したのに対しt交代療法例では存在せずG1・G2は696列目両者ほほ同率で...
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- P488 大腸癌における5FUS-1抗癌剤感受性試験と術後化学療法
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杠葉良(日本医科大学武蔵小杉病院消化器病センター)
(背景)抗癌剤感受性予測により癌の個別化治療が可能となる.本研究では進行大腸癌組織に5FUS-1感受性を擬した抗癌剤感受性試験を施行その有用性について検:画した.(対象と方法)手術0際Stage23の進行大腸癌の癌腫部を無菌的に採取.5FUS-1抗癌剤感受性試験をCD-DST法にて施行した.薬剤濃度は5-FU単独=4.Opg/ml/120h5-FU:4.Opg/ml+CDHP:8.Oμg/ml/1...
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- P489 脱メチル化剤による癌治療の是非
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鈴木浩一(自治医科大学さいたま医療センター)
(背景と目的)DNAメチル化阻害剤を用いた脱メチル化誘導による癌治療が血液腫瘍で一定の効果を上げ消化器癌にもその適応が広がろうとしている.一方脱メチル化誘導そのものが遺伝子発現の不活化や染色体の不安定性を惹起することにより癌を誘発するとも考えられメチル化阻害剤による二次発癌が危惧されるがその詳細な検討はない.そこで我々はメチル化阻害剤による遺伝子修飾の変化をゲノムワイドに検出し二次発癌への影響を明...
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- P490 Patient controlled analgesia(PCA)を用いた80歳以上高齢者大腸癌の周術期管理-各年代との比較-
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森義之(山梨大学第一外科)
【目的】増加する高齢者消化器癌手術の問題点は高率な併存症や術後合併症の周術期管理と言われ低侵襲手術の必要性が議論されるしかし健常な高齢者が増加しているから高齢化しているのであり手術侵襲を控えるべきなのか検討が必要である周術期管理で術後痺痛管理は重要であるが進歩の著しい術後疾痛管理を含めて手術侵襲を評価した報告は少ない.術後痔痛管理にPatientControlled Analgesia(以下PCA...
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- P491 高齢者大腸癌症例の検討
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難波美津雄(佐野医師会病院外科)
[目的]高齢者大腸癌切除例を臨床病理学的に検討した[対象]平成7年6月からの80歳以上41例を高齢者79歳以下222例を非高齢者として比較した.[結果]高齢者は結腸癌33例直腸癌8例非高齢者は結腸癌134例直腸癌88例であった.高齢者の進行程度はstageO:3例(7.3%)1二3例(7.3%)2:18例(43.9%)3a:11例(26.8%)t 3b:2例(4.9%)4:3例(7.3%)で非高齢...
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- P492 高齢者大腸癌の予後規定因子の検討
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高木和俊(獨協医科大学第2外科)
【目的】高齢者(80歳以上)大腸癌の予後規定因子の検討.【対象】1995年1月から2005年12月までに手術を施行した高齢者大腸癌症例56例.【方法】MPNOまではD2郭清をそれ以上ではD3郭清を標準術式とした.性別病変占拠部位Stage術式原発巣切除の有無遠隔転移臓器腫瘍遺残臓器数生存率について検討した.生存分析はKaplan-Meier法を用いLogrank testにて検定を行った.予後規定...
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- P493 大腸腺腫の発生と血清脂質・動脈硬化との関連性について(第2報)
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石川尚之(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科)
【目的】これまで高感度CRP高値は大腸腺腫の発生のリスクになると報告してきた.最近大腸癌は存在部位により遺伝子の関与に違いがあるとの報告もあり今回大腸腺腫と血清脂質高感度CRPとの関連性について部位別異型度別に検討した.【対象】2005年6月から2006年8月までの大腸内視鏡検査を施行した大腸腺腫176例(男女比3:L平均年齢6L8歳)を対象とした.また大腸腺腫や癌を認めない259例(男女比3.1...
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- P494 独自のスコアを導入することによる有効な大腸癌検診を目指して
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坂本輝彦(東京女子医科大学東医療センター検査科)
【目的】metabolic syndrome(MS)の患者には大腸腫瘍が高頻度で合併するとの報告を考慮し大腸癌検診を行うのは有意義と考え独自のGastrointestinal MetabolicSyndrome Score(GIMScore.以下スコア)を参考とし健診例を中心に検討する【対象】以下の2群である.1)便潜血反応(FOB)陽性群:2005年4月~2006年9月に健診で全大腸内視鏡検査(...
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- P495 大腸がんの地域連携パス
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村田幸平(市立吹田市民病院外科)
消化器がんのなかでも大腸がんは増加の一途をたどっているが比較的予後がよく長期経過をたどることが多い.また検診から発見治療のプロセスで複数の医療機関を経ることが多く地域連携が重要となる.そこでがんの地域パスの手始めに大腸がんを取り上げた.3部構成とした.1.「早期発見パス」では便潜血での陽性例や血便便通不規則等の自覚症状を有する患者をスムーズに大腸内視鏡専門医のいる診療所や病院に紹介し治療を要するポ...
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- P496 虚血性直腸炎の3例
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田中敏宏(大阪市立総合医療センター)
【症例1】66歳・女性.5日間の便秘の後排便時冷感・腹痛に伴い血便を認めた為に精査加療目的に入院となる.既往歴に48歳:子宮全摘術52歳:高血圧65歳:胃癌.入院時血液検査にてWBC:10100/mm3CRP:15.8mg/dlと高度の炎症反応を示し下部消化管内視鏡検査にてRs~Rbに広範なうろこ模様・一部に白苔を伴う浅い潰瘍病変を認めた.生検組織にて粘膜上皮の消失・立ち枯れ像・好中球を中心とする...
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- P497 上行結腸に区域性病変を認めた上腸間膜動脈閉塞症の1例
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渡邉隆(福岡大学消化器内科)
[緒言]上腸間膜動脈閉塞症は心臓由来の塞栓子などにより腸管虚血壊死を起こし多くは緊急手術を要する予後不良の疾患と言われている.[症例]65歳女性.2007年8月心房細動に対してアブレーション治療を施行.その直後より著明な右腰背部痛が出現38度台の発熱およびCRP 20.Omg/dlと高度の炎症所見を認めた.緊急CT検査にて上行結腸に著明な壁肥厚および脂肪織の混濁を認めた.その後保存的加療にて症状は...
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- P498 シェーグレン症候群を合併し腸閉塞を併発した多発性腸間膜脂肪織炎の一例
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柿本一城(大阪医科大学第二内科)
症例は70歳代女性平成19年6月に篭耳下に腫瘤を認め慰霊耳鼻科にて切除術を施行された.病理診断は慢性耳下腺炎であり退院後より口腔乾燥症状が出現し血液検査にてシェーグレン症候群と診断された.7月末頃より食欲不振が出現したため当院を受診し腹部CTにて右側腹部に腫瘤像および左胸膜肥厚左胸水を認め精査目的にて8月10日に入院となった.入院時はWBC:16860/pLCRP:14.8mg/dしと炎症反応が著...
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- P499 腎細胞癌に合併したAA型消化管アミロイドーシスの一例
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鈴木亮(函館五稜郭病院消化器科)
症例は63歳女性.36歳頃より高血圧にて他院通院中であった.平成18年5月より腹痛下痢全身倦怠感が出現し次第に下腿浮腫も増悪するため5月30日当院受診した.総蛋白4.Og/dlアルブミン1.5g/d1と低値であったが尿蛋白は認められず精査加療目的に同日当科入院となった.下部消化管内視鏡検査を行ったところS状結腸から下行結腸にかけて全周性に粘膜が粗造となっており回腸末端では白苔を伴う縦走潰瘍を認めた...
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- P500 巨大結腸と結腸穿孔で発症した原発性アミロイドーシスの1例
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境雄大(弘前市立病院外科)
消化管はアミロイドの沈着部位として重要であるがアミロイドーシスによる大腸穿孔はまれである.今回われわれは巨大結腸を呈したアミロイドーシスによる結腸穿孔の1例を報告する症例は60歳の男性.腹痛と腹部膨満感を主訴に当科に入院した腹部は著明に膨満し右上腹部に腹膜刺激症状を認めた胸部・腹部単純X線写真で右横隔膜下の遊離ガス像と著明な横行結腸の拡張を認めた.消化管穿孔による汎発性腹膜炎と診断し緊急手術を行っ...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P501 内視鏡に依らない造影CTと血管造影で診断と治療をしたAngiodysplasiaの1例
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江林明志(昭和大学消化器内科)
【はじめに】出血を主とする大腸疾患の中では特に高齢者に関しては悪性疾患やまた良性疾患としては虚血性大腸炎憩室出血angiodysplasiaなどがあげられる.憩室出血やangiodysplasiaに関しては出血時で同定出来ないと非出血時はさらに同定が困難のケースもある.今回は頻回の内視鏡で責任病巣を同定出来ず緊急CTと血管造影で同定し血管塞栓で止血したangiodyspla・sia症例を報告する....
第94回日本消化器病学会総会 >
- P502 保存的に軽快した腸管嚢腫様気腫症の一例
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山本祐二(つくばセントラル病院外科)
【はじめに】腸管嚢腫様気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis以下PCI)は小腸結腸の腸管壁内に多量の気体を認める徴候で種々の病態から発生し得る.単一の疾患ではないが稀な病態である.今回腹痛を契機に発見され腹腔内遊離ガスを伴うため消化管穿孔を疑われたが保存的に軽快したPCIを経験したので報告する.【症例】80歳男性.家族歴に特記すべきこと無し。既往歴糖尿病高血圧...
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