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検索結果は552件です。
- P462 胃粘膜下腫瘍の形態を示した脾動脈瘤の1例
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篠田知太朗(東京慈恵会医科大学附属柏病院外科)
症例は60歳代女性.健康診断の上部消化管造影で胃上部の隆起性病変を指摘され近医受診.上部消化管内視鏡で噴門部後壁に正常粘膜に覆われた3cm大の隆起性病変を認めたため胃粘膜下腫瘍と診断され精査加療目的で当院を紹介受診した.超音波内視鏡では第4層(mp層)の外側からの充実性腫瘤の所見を認めたため脾臓の圧排により胃粘膜下腫瘍様の隆起を呈したと考えられた.しかし腹部CTでは脾臓と胃壁の間に石灰化を伴う造影...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P463 健常人に発症した胃粘膜下血腫の1例
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大田悠司(浜松労災病院消化器科)
【症例】66歳男性.【主訴】心窩部痛【既往歴】特記すべきことなし【現病歴】2日前より嘔気が出現し翌日より心窩部痛が出現した.経過観察するも症状改善認めず当院当科受診し同日精査加療目的にて入院となった.【理学所見】体温:36.8℃165.5cm52.kg心窩部に圧痛を認める.【入院時検査所見】WBC 16000ptLHb 9.7Plt 27.3万/pLT.Bil O.9mg/dlGOT 24U/LG...
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- P464 門脈ガス血症胃壁内気腫を伴った上腸間膜動脈症候群の一例
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河野知樹(医療法人財団大樹会総合病院回生病院内科)
【症例】83歳女性【現病歴】脳梗塞後盾症のため寝たきりであった.平成19年5月13日より発熱嘔吐が出現し近医で点滴加療をされていた.5月14日深夜に黒色の直物を嘔吐後血圧低下および呼吸状態の悪化を来たしたため当院救急外来を受診した.【経過】来院時WBC 28000/plCRP 28.5mg/dlと著明な炎症所見を認めDICスコアも7点と高値であった.腹部CTでは胃から十二指腸にかけて著明な拡張がみ...
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- P465 食道裂孔ヘルニアをともなう左胃動脈仮性瘤破裂による左縦郭胸腔内血腫の1例
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三朝博仁(東海大学医学部付属大磯病院・外科)
今回病態の理解に困惑した食道裂孔ヘルニアをともなう左胃動脈仮性瘤破裂による左縦郭・胸腔内血腫の1例を経験したので報告する症例は88歳女性.早朝からの腹痛を主訴に当院救急外来を受診した.来院時意識清明.血圧143/62.腹部を全体的に痛がるが腹膜刺激症状はなし膳左側に大動脈の拍動を触知したため造影CT scanを行ったt画像上石灰化を伴う著明な腹部大動脈瘤を認めるものの解離の所見は見られなかった.ま...
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- P466 クローン病に対する術後緩解維持療法としての大建中湯の効果
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酒匂美奈子(社会保険中央総合病院内科・IBDセンター)
[目的]当科において2000年頃よりクローン病の緩解維持療法の一つとして大建重湯を投与していたケースが多くある.大建中部にクローン病に対する術後緩解維持療法としての効果が期待できるかどうかを検討する.[方法]対象は2000年1月より2002年10月までの間に当院大腸肛門病センターにおいて腸管切除術を施行されかつその後の経過が明らかな180例術後緩解維持療法として大建中湯(Zsg~15g)の投与を受...
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- P467 最近1年間に当院に受診したべーチェット病患者
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小橋川剛(東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター)
【目的】ベーチェット病(BD)は原因不明の多臓器疾患で眼口腔皮膚外陰部をはじめ腸管血管神経関節が侵される.現時点での診断法は臨床症状の組み合わせのみである.当院では炎症性腸疾患(IBD:クローン病(CD)潰瘍性大腸炎(UC))患者が多数受診しておりその鑑別が求められマーカーとなる鑑別診断法を模索する.【方法]当院通院のBD患者でBDと診断可能な症例を抽出し疫学解析する.第1報として’06年9月から...
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- P468 炎症性腸疾患患者における骨密度および骨代謝マーカーの検討
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中島佐知子(大阪大学消化器内科学)
【目的】我々はこれまで炎症性腸疾患患者では大腿骨骨密度低下が高率に見られることを報告してきた.そこで大腿骨骨密度低下群における骨代謝マーカー及び副甲状腺ホルモン(PTH)との相関を解析しその特徴を明らかにすることを目的とした.【方法】潰瘍性大腸炎(UC)49例(年齢46±15歳男/女=25/24)Crohn病(CD)35例(年齢40±14歳男/女=27/8)を対象とした.患者の腰椎あるいは大腿骨頚...
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- P469 炎症性腸疾患におけるアザチオプリン6-MP投与下での赤血球中6-TGN濃度血球パラメーターの検討
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河内修司(九州大学病態機能内科学)
【目的】炎症性腸疾患におけるアザチオプリン(AZA)/6-MP投与量と赤血球中6-TGN濃度6-TGN濃度と血球パラメーターとの相関を明らかにする.【方法】対象は当科でAZA/6-MP投与中の炎症性腸疾患患者75例.男性46例女性29例で年齢は13-70歳(平均3生8歳)であった.疾患は潰瘍性大腸炎40例Crohn病33例Behcet病1例indeterminate colitis 1例で罹病期間...
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- P470 炎症性腸疾患に対するAzathioprineの治療効果と安全性の検討
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垂水研一(川崎医科大学内科学食道・胃腸科)
[目的]Azathioprine(AZA)は本邦において潰瘍性大腸炎(UC)クローン病(CD)の治療薬として正式に承認されたことからその使用頻度は増加しているが一方で重篤な副作用もしばしば認められ問題となっている.当院の炎症性腸疾患患者におけるAZAの治療効果副作用について検討した.[方法]2000年~2007年10月までに当院および関連施設で診療された炎症性腸疾患症例で十分に病勢が評価され経過観...
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- P471 原発性胆汁性肝硬変に合併した炎症性腸疾患の2例
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新井修(倉敷中央病院消化器内科)
【はじめに】潰瘍性大腸炎(UC)の肝胆道系合併症として原発性硬化性胆管炎(PSC)の頻度は比較的高率であるが原発性胆汁性肝硬変(PBC)の合併例は比較的まれで合併頻度特徴など不明な点が多い.今回我々はPBCと炎症性腸疾患を合併した2例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.【症例】症例1は64歳男性.健診で肝機能異常を指摘された2004年7月の肝生検で慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)...
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- P472 原発性硬化性胆管炎の経過中に発症した右側結腸炎型潰瘍性大腸炎の1例
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松本由華(国立病院機構小倉病院消化器科・臨床研修部)
症例は72歳女性平成9年(62歳時)心窩部痛嘔吐発熱を主訴に当院外科に入院.画像所見より胆嚢総胆管結石を合併した原発性硬化性胆管炎(PSC)と診断し胆嚢摘出術および総胆管切開ドレナージ術を施行した.その後はウルソデオキシコール酸の投与を行いながら外来で経過観察していた.平成19年3月頃より1日2-3行の下痢が出現した.血便はなかった.平成19年6月11日胆管炎のため当院外科に入院.入院時の腹部骨盤...
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- P473 弟に潰瘍性大腸炎の家族歴を有しTurner症候群に合併したCrohn病の1例
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村上佳世(札幌医科大学第一内科)
症例は26歳女性.既往歴は10歳時にTurner症候群(45X/46XiX(q))家族歴は弟が全大腸炎型潰瘍性大腸炎(UC)と診断され大腸全摘除術が施行されている.現病歴は1993年より続く炎症反応高値の精査のため1997年8月大腸内視鏡検査を施行.盲腸からS状結腸にかけて縦走潰瘍を認め生検で非乾酪性肉芽腫を認めた上部消化管に異常は認めず大腸型Crohn病(CD)と診断され5-ASA内服を開始した...
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- P474 インフリキシマブによるinfusion reactionの1例
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小野川靖二(JA尾道総合病院内科)
【初めに】インフリキシマブによるinfusion reactionは比較的有名ではあるが実際に経験されることは比較的少ない.今回インフリキシマブによるinfusion reactionの1例を経験したので若干の文献的考察を含め報告する.【症例】21歳女性.17歳時よりCrohn病にて栄養療法を中心に加療されステロイド及び免疫調整薬は併用されていなかった.Crohn病増悪のため平成18年2月より当院...
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- P476 いわゆるtop down therapyを施行し長期経過観察しているクローン病の3例
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新井勝人(昭和大学医学部第二内科)
インフリキシマブ(IFX)はクローン病の自然史を変える可能性が考えられておりt早期導入(top down therapy)が検討されつつある.われわれはtop down therapyを3例施行し長期経過観察しているので報告する症例128歳女性.腹痛発熱を数年来繰り返してのち2005年3月に小腸大腸型のクローン病と診断された.中心静脈栄養(IVH)で寛解導入ののち成分栄養療法を施行するも再燃し下部...
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- P477 外科治療を回避しえた大量出血を反復したクローン病の1例
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山地統(公立昭和病院消化器内科)
【背景】クローン病の大量出血は比較的稀であるが輸血を要し時に出血を契機として死に至る重篤な合併症の一つである.また~度大量出血を起こした患者は大量出血を繰り返すことが多く過去の報告では多くの症例で外科治療を余儀なくされていた.今風我々は4度大量出血を繰り返しながらもインフリキシマブIVRにより腸管切除を回避し得た症例を経験したので報告する.【症例】16歳男性.下痢を主訴に近医を受診し大腸内視鏡で潰...
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- P478 クローン病に合併した小腸結石をシングルバルーン小腸内視鏡により採石しえた一例
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落合康利(虎の門病院消化器内科)
小腸結石は比較的稀な疾患で診断が確定してもその部位:的特性から主に外科的治療が選択されてきた.今回我々はシングルバルーン小腸内視鏡にて内視鏡的に採石しえた小腸結石の一例を経験したので報告する.【症例】41歳女性【既往歴】十二指腸潰瘍【現病歴117歳時に開腹手術腸切除術施行し小腸型クローン病と診断された.2004年のCFによる逆行性小腸造影では小腸下部に狭窄部位を認めたが自覚症状はなくEDと5-AS...
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- P479 クローン病を発症したSLEの1例
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桂田武彦(北海道大学病院消化器内科)
全身性エリテマトーデス(SLE)の治療経過観察中にクローン病を発症した症例を経験したので報告する.症例は23歳女性.16歳にSLEを発症.ループス腎炎に対し当院膠原病内科でステロイド大量療法を施行して改善が得られ経過観察されていた.その後prednisolone l2、5mg/day+mizoribine 150mg/dayでSLEとしての活動性は落ち着いていた.2007年1月より38℃台の発熱と...
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- P480 クローン病に合併したC型慢性肝炎に対してぺグインターフェロンリバビリン併用療法を行った1例
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川上研(大阪医科大学付属病院第二内科)
症例は25歳男性.2005年1月に持続する下痢右下腹部痛を主訴に近医を受診した.急性虫垂炎と診断され虫垂切除術が行われたが術後も症状及び炎症反応が持続したため再度開腹手術が行われた.手術所見では終末回腸に周囲と強固に癒着した炎症性腫瘤を認めたため回盲部切除術が施行された.切除標本では終末回腸の腸管膜付着側に縦走潰瘍を認め小腸型クローン病と診断され当科に紹介となった.初診時クローン病に関しては臨床的...
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- P481 6-MPによる高度骨髄抑制を契機に寛解状態となったCrohn病の一例
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宇賀神卓広(自治医科大学附属さいたま医療センター消化器科)
【症例】15歳女性【現病歴】2007年2月腹痛発熱下痢が出現し近医受診. 内視鏡で上行結腸からS状結腸に縦走潰瘍と敷石状所見小腸二十造影で下部回腸に縦走潰瘍を認め小腸大腸型Crohn病(CD)と診断成分栄養とmesalazine3000mgにて改善し低脂肪食として退院.4月13日下腹部痛あり炎症反応高値のため精査加療目的に当科紹介TPNで改善し成分栄養療法を勧めたが患者が拒否.低脂肪食としたが発熱...
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- P482 クローン病に伴う中毒性巨大結腸症術後の短腸症候群に対する長期栄養管理の1例
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石井明子(東海大学医学部付属東京病院外科)
症例は39歳女性.1995年にクローン病を発症しフォローアップされていたが1997年6月より血便頻回となりステロイド動注療法を行うも1997年8月15日中毒性巨大結腸症を発症.開腹所見で全結腸および小腸広範囲の壊死を呈しており大腸全摘およびトライツ靭帯から80cmを残し小腸切除空腸痩造設を施行した.術後はHFを含む集中全身管理を施行し救命に成功.術後脱水下痢低栄養を伴う短腸症候群の管理として200...
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