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検索結果は552件です。

P001 逆流性食道炎を伴い認識困難であった微小SM食道癌の1例
土田知宏(癌研有明病院消化器内科)
【はじめに】食道癌が早期発見されるようになり表在食道癌に対するEMRが標準化しつつある今回我々は逆流性食道炎治療後EMRを行った微小SM食道癌を経験したので報告する.【症例】70歳男性.【既往歴】2006年9月早期胃癌に対しESD施行. HP陽性であったため除菌療法を施行.【嗜好歴】喫煙1日10本飲酒毎日焼酎2合.fiushing(+).【原病歴】2007年5月経過観察目的に内視鏡検査を行い食道ル...

第94回日本消化器病学会総会

P002 EMR施行後にリンパ節再発を来したm3 (ly0v0)食道癌の1例
錦織達人(東京都立駒込病院外科)
症例は70歳台の男性.1996年に胃癌にて胃全摘術を施行された.2003年6月の上部消化管内視鏡にて四切歯列から26cmの部位に食道癌を指摘された.Ut O-IIcTlb(sml)NOMO StageIの診断にて内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行した.病理組織学的所見はm3lyOvOであり追加治療は施行しなかった.2004年12月の胸部CT検査にて#106recRの腫大(約0.7cm)を認めたが増...

第94回日本消化器病学会総会

P003 皮膚筋炎を合併した食道癌の一例
小黒雅子(越谷市立病院消化器科)
悪性腫瘍に皮膚筋炎を合併することが知られているが手術不能の進行食道癌に皮膚筋炎を合併し治療により軽快した一例を経験したので報告する症例は74歳男性平成19年1月より前胸部のつかえ感が出現し食欲不振も加わり3ヶ月で体重が5kg減少した.近医で施行した上部消化管X線検査で食道癌と診断され5月16日に当科を紹介5月17日に入院となった.既往歴に特記するものはなく嗜好は飲酒5~6合/日タバコは平成2年まで...

第94回日本消化器病学会総会

P004 食道癌放射線治療後2ヶ月目に放線菌感染に伴うと考えられる大動脈食道瘻孔を起こし出血死した一例
石原慎一(香川労災病院内科)
症例は80歳代男性.平成18年7月頃より嚥下困難感が出現し近医受診した.内視鏡生検結果より食道癌(Squamous cell carcinoma)と診断され8月下旬当院紹介となった.上部消化管内視鏡検査では門歯より25~35cmに2/3周性の隆起性病変を認めた. CT等で全身検索した結果T2NOMOStage2aと診断した.入院後本人・家族の希望により放射線計66Gy照射し10月末退院となった.退...

第94回日本消化器病学会総会

P005 食道と下咽頭に併発した顆粒細胞腫の1例
宮崎正史(九州大学大学院病態機能内科学)
症例は20歳代の女性.時折心窩部痛を認めたため近医を受診した上部消化管内視鏡検査を施行されたところ心窩部痛の原因となる病変は明らかではなかったが食道に粘膜下腫瘍と思われる隆起性病変を認めた.本人家族の希望により当院を紹介受診した.来院時の身体所見血液検査所見では明らかな異常所見を認めなかった.また既往歴家族歴とも特記すべき事項はなかった.上部消化管X線造影検査では胸部下部食道の後壁に径1cm大の頂...

第94回日本消化器病学会総会

P006 食道表在癌を伴った顆粒細胞腫の1例
鈴木友宜(東京医科歯科大学食道胃外科)
【はじめに】穎粒細胞腫は比較的稀な疾患とされこれまで世界で約200例の食道発生例が報告されている.しかし食道扁平上皮癌を伴った押詰細胞腫の報告は稀である.今回術前に食道表在癌と粘膜下腫瘍が合併していると診断し内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行した1例を経験したので報告する.【症例】63歳男性.上腹部痛を主訴に2007年1月近医で上部消化管内視鏡検査(EGD)を施行され食道病変を指摘された.同年...

第94回日本消化器病学会総会

P007 ステロイドが著効しモンテルカストで寛解維持した好酸球性食道炎の1例
米山靖(新潟市民病院消化器科)
症例は50歳男性.心窩部痛・嘔吐を主訴に他院受診上部消化管内視鏡検査で軽度食道炎・胃炎を指摘されH2受容体拮抗薬等を内服するも症状の改善なく入院となった.血液学的検査・腹部超音波・腹部CTで異常所見を認めず当院での精査を希望し転院となった.入院時検査所見で末血中好酸球の増加を認め抗核抗体は弱陽性.糞便中の寄生虫卵は陰性胃十二指腸造影で明らかな狭窄は認めなかったが上部消化管内視鏡検査で食道粘膜全体の...

第94回日本消化器病学会総会

P008 長期生存が得られた食道原発小細胞癌の1例
土方康孝(愛知医科大学消化器内科)
【背景】食道原発悪性腫蕩のうち小細胞癌の頻度は少なく生存期間は平均5.3ヶ月と極めて予後不良であるとされる.今回我々は肺小細胞癌の標準的化学療法に準じたCP療法で長期生存が可能であった1例について報告する.【症例】症例80歳男性.平成16年10月頃より嚥下時のつかえ感を主訴に当科受診.上部消化管内視鏡検査にて胸部下部食道に長径3cm内殿の1/3周をしめる潰瘍を伴った粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認め生...

第94回日本消化器病学会総会

P009 食道小細胞癌4例の検討
関根理恵子(国立病院機構東京医療センター消化器科)
食道小細胞癌は比較的稀な疾患であるが悪性度が高く早期から脈管浸潤と遠隔転移を来たしやすく予後不良である.今回我々は2005年9月から2007年3月までに食道小細胞癌4例を経験した.症例1:64歳女性.2005年9月に下部:食:道小細胞癌多発肝転移と診断.CDDP+CPT-11で一時原発巣はCRとなったが6クール後にPDとなった. TXTに変更し2クール施行したが腫瘍は増大し2006年7月肝不全で死...

第94回日本消化器病学会総会

P010 食道類基底細胞癌の1例
陣内祐二(聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科)
症例は70歳男性.平成18年10月より嚥下困難が出現したがそのまま放置していた.症状が増悪したため平成19年2月に近医を受診した.上部消化管造影検査にて異常を指摘され当院紹介受診となった.上部消化管内視鏡を施行したところ門歯より約35cmに約半周性の発赤した隆起性病変を認めた.生検結果にて扁平上皮癌と診断された。胸部食道癌の診断にて平成19年4月に右開胸開腹食道亜全摘術胃管再建2領域郭清を施行した...

第94回日本消化器病学会総会

P011 保存的に軽快した特発性食道破裂の一例
浦川雅己(長野厚生連篠ノ井総合病院)
特発性食道破裂(Boerhaave症候群)は突発的に正常の食道が破裂・穿孔を起こすごくまれな疾患である.多くの場合は重篤な状態となり緊急手術が必要となることが多い.今回我々は保存的に治癒した特発性食道破裂の一例を経験したので報告する【症例】70代女性【主訴】心窩部痛吐血【既往歴家族歴】特記すべきことなし【現病歴】平成19年7月朝食時に差し込むような心窩部痛がありその後少量の血液を嘔吐し近医を受診し...

第94回日本消化器病学会総会

P012 食道・十二指腸同時穿孔の1例
亀井奈津子(聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科)
【はじめに】消化管穿孔はよく遭遇するが多発する消化管穿孔は稀である.同時に食道と十二指腸に消化管穿孔を認めた1例を経験したので報告する.【症例】71歳の男性.【既往歴】逆流性食道炎十二指腸潰瘍気管支喘息.【起始経過】56歳時頃から逆流性食道炎十二指腸潰瘍で内服治療を行っていた.腹部膨満食欲不振が出現.翌日腹痛背部痛呼吸苦出現したため近医を受診.胸部単純写真で右気胸と腹腔内free airを認め胸腔...

第94回日本消化器病学会総会

P013 経皮経食道胃管挿入術(PTEG)にて合併しIVRにて止血しえた総頚動脈瘤の1例
杉山宏(木沢記念病院消化器科)
【症例】91歳男性.誤嚥性肺炎で2004年7月30日に入院となった.全身状態改善後も経口摂取不良であったため経皮内視鏡的胃痩造設術(PEG)を考慮したが上部消化管内視鏡検査にて胃体下部前壁に胃癌を認めたためPEGは困難と診断し経皮経食道胃管挿入術(PTEG)を選択した.なお胃癌は通過障害をきたすほどの大きさではなく年齢全身状態を考慮し家人の希望にて経過観察となった.10月8日にX線透視下超音波ガイ...

第94回日本消化器病学会総会

P014 胸腔内穿破した進行食道癌に対し放射線化学療法にてCRを得られた一例
岩田英之(板橋中央総合病院外科)
【症例】62歳男性.【主訴】胸背部痛【現病歴】2007年2月突然右側胸部から背部にかけての痛みを自覚したため当院受診された.炎症反応の上昇右胸水の貯留を認め細菌性胸膜炎の診断で内科入院となった.【既往歴】高血圧胃潰瘍【入院後の経過】入院後抗生物質にて加療していたが入院第5病日に右中肺野に8cm大の浸潤影が出現した膿胸の診断にて胸腔ドレナージを施行し症状は軽快した.その後の精査の結果胸腹部CTにて食...

第94回日本消化器病学会総会

P015 Stage4食道小細胞癌に対しCPT-11CDDPによる化学療法が著効した一例
加野将之(千葉大学先端応用外科)
く症例>67歳男性.2006年11月近医の検診にて食道腫瘍を指摘され当科を紹介されて受診した精査の結果cT4(気管大動脈)N2(No.104R106recR)M1(肝骨)cStage4小細胞癌の診断となる同12月肺小細胞癌の治療に準じCDDP 100mg/bodyをday1CPT-11100mg/bodyをDay11428に施行した.1コース目施行中grade1の白血球減少を認めCPT-11の投与...

第94回日本消化器病学会総会

P016 5-Fluorouracil+nedaplatin+docetaxel併用化学放射線療法を行った食道癌と他臓器の重複癌の3症例
松谷毅(日本医科大学多摩永山病院外科)
【はじめに】Docetaxel併用化学放射線療法は頭頚部領域においてFP療法に比較して良好な治療成績が得られると報告されている食道癌と他臓器重複癌に対する5-Fluorouracil(5-FU)+nedaplatin(CDGP)+docetaxel(TXT)併用化学放射線療法を行った3症例を検討する【方法】適応は80歳以下performance status(PS)が0~2重篤な合併症がない本治療...

第94回日本消化器病学会総会

P017 交換時に用いる胃ろうボタンの長さに関する検討
稲森正彦(横浜市立大学消化器内科)
目的:近年の内視鏡的翻ろう造設術の広まりに関連し司ろうボタン交換症例が噌朝している.交換時に必ずしも同じ長さのものが挿入されるとは限らないがあらかじめ多くの種類の製品を揃えて置くには経済的空間的な限界がある.成書には「栄養状態の改善と共に交換の際長いサイズを必要とする.」と書かれているものも多い.我々は第12回HEQ研究会にて当院における交換の現況を報告したが今回ボタンの長さと推移に着目し検討を行...

第94回日本消化器病学会総会

P018 十二指腸腺腫早期十二指腸癌に対する内視鏡的治療
竹内基(東邦大学医療センター大森病院消化器内科)
【目的】近年十二指腸にも腺腫や癌などの病変が報告されているがそれらに対する内視鏡的治療の有効性を検討する.【対象】1998年から2007年まで十二指腸の隆起性病変の生検で腺腫と診断された患者16症例を対象とした.平均年齢は676±5.5歳男女比は11:5であった.15例で術前に超音波内視鏡(EUS)を施行し深達度が粘膜内であることを確認した、【方法】全例に生理食塩水局手下に4例は透明キャップによる...

第94回日本消化器病学会総会

P019 原発性十二指腸癌10例の検討
草野昌男(いわき市立総合磐城共立病院消化器科)
原発性十二指腸癌は消化管癌のなかでは発生頻度が低いものの進行した状態で発見されることが多いため予後不良とされている.われわれは多発肝転移を伴う原発性十二指腸癌に対し未だレジメンが確立されていない化学療法を行い15ヶ月の生存例を経験した.【目的】当院における過去10年間の原発性十二指腸癌の臨床病理学的検討を行う.【方法】1997年から2006年までの10年間に当院で病理組織学的に診断しえた原発性十二...

第94回日本消化器病学会総会

P020 当院における胃粘膜下腫瘍に対するEUSの時代的変化
松村倫明(千葉大学医学部腫瘍内科)
【目的】近年gastrointestinal stromal tumor(GIST)という概念が報告されて以降さまざまな研究報告からそのmalignant potentia1が明らかにされ粘膜下腫瘍に対する考え方は変化してきた.そこで今回当院において過去7年間に胃粘膜下腫瘍に対して施行したEUS症例133例についてその患者背景発生部位大きさEUS所見EUS診断の時代的変化についての検討を行った.【...

第94回日本消化器病学会総会