セッション |
検索結果は552件です。
- P062 腸重積を合併した小腸inflammatory fibroid polypの一例
-
松田高幸(草津総合病院消化器外科)
infiammatory fibroid polyp(以下IFP)は消化管の粘膜下に発生する炎症性腫瘤で胃に発生することが多く小腸では比較的まれである.今回われわれは腸重積にて発症したinflarnmatory fibroid polypの一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は85歳女性で腹痛・くりかえす嘔吐を主訴に救急搬入された.臨床所見として腹部膨満と下腹部痛を認めたが明ら...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P063 ダブルバルーン内視鏡により低侵襲な術式を選択することができた小腸血管腫の1例
-
津久井大介(自治医科大学消化器内科学講座)
【目的】小腸出血の頻度は全消化管出血のうち2~5%と少ない.なかでも出血を来す小腸原発性腫瘍のうち血管腫はまれである。今回我々はダブルバルーン内視鏡を用いて部位診断し外科切除を行った症例を経験したので報告する【方法】症例は42歳男性.2005年12月頃より黒色便を数回自覚し息切れが出現したため近医受診.Hb4.4g/dlのため入院となり上部下部内視鏡検査等消化管出血精査も異常認められず小腸出血が疑...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P064 小腸に存在したmuco-submucosal elongated polyp(MSEP)の一例
-
辛島嘉彦(福岡大学筑紫病院消化器科)
症例は33歳男性.平成19年1月12日排便時に黒色便を認め全身倦怠感めまいを主訴に近医受診血液検査にてHb 5.2mg/dlと高度貧血を指摘され上部・下部消化管内視鏡検査施行するも明らかな出血源を認めなかった.その後も便潜血検査は持続陽性であったため小腸病変評価目的に当院消化器科紹介受診入院となる.既往歴家族歴に特記事項なく入院時診察所見血液検査所見に明らかな異常所見は認めなかった.経口的ダブルバ...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P065 腸重積症を呈した回腸悪性リンパ腫の1例
-
玉田智之(水戸赤十字病院)
(はじめに)腸重積症は小児に多く認め成人には比較的稀な疾患である.部位として回盲部に多い.成人の腸重積の原因としては腫瘍が多くその他潰瘍憩室ポリープなどがあるb症状は一般に慢性型でかつ反復型が多くまた腹痛や下血など自覚症状で特異的なものはない.今回我々は腸重積症を呈した回腸悪性リンパ腫の1例を経験したので報告する.(症例)54歳男性.5年ほど前より時々血便を認めたが経過を診ていた.1ヶ月ほど前より...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P066 MLPの形態をとった回盲部MALTリンパ腫の1例
-
佐野村洋次(広島大学大学院分子病態制御内科学)
腸管原発悪性リンパ腫は全消化管悪性腫瘍の1一一5%と比較的まれな疾患で中でもMLP(Multiple Lymphomatous Polyposis)の形態をとるものは非常にまれである.また近年ダブルバルーン小腸内視鏡検査による小腸画像診断の進歩や大腸MALTリンパ腫に対するHelicobacterpylori除菌療法の有用性を認める報告が散見される.今回我々はMLPの形態をとった回盲部MALTリン...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P067 小腸穿孔で発症した小腸原発T細胞性リンパ腫の1例
-
横山航也(成田赤十字病院外科)
【はじめに】小腸原発悪性リンパ腫は頻度が低く特徴的な症状や所見に乏しいため術前診断が困難とされる今回穿孔性腹膜炎で発症した小腸原発T細胞性リンパ腫の1例を経験したので報告する.【症例】60歳女性貧血と下腹部痛を他院にて外来精査中のところt夜間突然の下腹部痛の増強と発熱を認め当院に搬送され緊急入院となる.【血液樋】白血5300/㎜3cRP6.5mg/dlHb.9.8g/dl【榔cT1右上腹部に腹水を...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P068 血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)の治療中に発症した消化管穿孔の1手術例
-
大谷裕(国立病院機構岡山医療センター外科)
【はじめに】当院は臓器疾患別に診療科が細分化しており各疾患に対する高度な医療を提供する責を担っている.他院では不可能な難知性疾患に対する専門的な治療も数多く行っているがそれらの慢性期治療中に発症した消化器症状から外科的治療につながるケースを年間に数例経験する.今回我々は血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)の治療中に発症した消化管穿孔を経験した.【症例】81才男性.血管免疫芽球性T細胞性リンパ腫...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P069 10mm大の直腸ss癌の一例
-
福田安伸(川崎市立多摩病院消化器肝臓内科)
症例は59歳男性.2006年11月に健康診断で便鮮血陽性のため大腸内視鏡検査を希望し精査目的で紹介受診となった.大腸内視鏡検査では直腸(Rs)に径約10mm大の立ちあがりが比較的明瞭な弱発赤調のIs型ポリープを認めた.インジゴカルミン撒布後の拡大観察ではほとんどがIIIL型pitで占められていたがポリープ頂部は微出血のため十分なpit観察が不可能であった.肉眼上は腺腫性ポリープあるいは腺腫内癌が考...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P070 リンパ節転移漿膜下浸潤を来たしたMicropapillary patternを呈する直腸癌の1例
-
竹下雅樹(恵寿総合病院消化器病センター)
Micropapillary carcinomaは乳腺膀胱肺唾液腺などで報告される脈管侵襲リンパ節転移を高頻度に伴う予後不良な癌とされている.しかし大腸での報告はほとんどない.今回われわれは大腸原発のMicropapinary patternを伴う直腸癌を経験したので文献的考察を加え報告する.症例は84歳男性H19年8月便潜血陽性にて当院受診下部消化管内視鏡検査にて直腸に1型腫瘍認めm癌と診断しE...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P071 Invasive micropapillary carcinoma成分を伴った大腸癌の1例
-
進士誠一(日本医科大学千葉北総病院外科)
【はじめに】Invasive micropapillary carcinoma(以下IMPCと略記)は乳腺尿路肺唾液腺等の組織において報告されており高率にリンパ節に転移する予後不良な組織型として注目されている.本邦でのIMPC大腸癌の報告例は少ないが大腸においても高度のリンパ管侵襲とリンパ節転移を来たし従来の組織型と比べ進行例の頻度が高いとされる.今回我々はIMPC成分を伴う大腸癌の1例を経験した...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P072 びまん浸潤型を呈し急速に進行した大腸腺扁平上皮癌の1例
-
山下聡(虎の門病院消化器科)
症例は72歳女性10年前に回盲部癌に対して右半結腸切除術(D2廓清)5年前に下行結腸癌に対して内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行され局所完全一括切除を受けた.その後は1年毎に大腸内視鏡の定期物:査を受けていた.今回血便を主訴に来院し腹部に触診にて腫瘤を触知した.大腸内視鏡検査にて横行結腸に発赤調の粗造粘膜深めの小潰瘍を伴う全周性の4型腫瘍を認めた.組織生検で扁平上皮癌が認められ横行結腸癌(扁平上皮...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P073 大腸癌再発イレウス例に対するバイパス術と胃婁造設術の2例
-
木下浩一(日本バプテスト病院外科)
【目的】大腸癌の再発による消化管閉塞はしばしば遭遇する病態である.これまで対処不能とされてきたこの病態にも全身化学療法の進歩による比較的長期予後の見込まれる症例に対してはその治療選択に苦悩することが多いがQOLを考慮した積極的な治療も必要となってきた.今回当科で経験した大腸癌再発イレウスの2症例に対して症状緩和を目的に行った腸管バイパス術と再イレウスに対する胃婁造設術についてその終末期患者の背景因...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P074 我々が経験した大腸腺扁平上皮癌の一例
-
松井芳夫(国立病院機構霞ヶ浦医療センター外科)
大腸癌はその多くが高~中分化型腺癌であり腺扁平上皮癌の発生頻度はとくに低い本邦の報告では全大腸癌の0.1%である.また発見時に進行した症例が多く通常の腺癌に比べ予後は不良とされている.今回我々は下血を主訴とした上行結腸腺扁平上皮癌を経験したので報告する.症例は54歳男性現病歴は平成18年10月の健診で便潜血反応陽性であった.12月に下血貧血症状も出現したため当院を受診した.血液検査で軽度の貧血(H...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P075 虫垂腫瘍による虫垂穿孔および膿瘍形成後S状結腸に瘻孔形成した一例
-
千葉裕樹(弘前大学消化器血液内科)
【はじめに】今回我々は虫垂腫瘍が原因で虫垂穿孔し腹腔内膿瘍形成後S状結腸に痕孔形成した一例を経験したので報告する、【症例183歳男性【主訴】食欲不振便秘【既往歴】40年前:胃潰瘍にて胃全摘出術【現病歴】食欲不振便秘体重減少を主訴に当院受診.腹部CT上右下腹部に膿瘍が認められた.入院後保存的加療にて膿瘍の縮小傾向がみられたため下部消化管精査施行.虫垂入口部に腺腫様腫瘍が認められた他S状結腸に痕孔形成...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P076 S状結腸癌を先進部に肛門から脱出した成人腸重積の1例
-
杉田博二(八尾徳洲会総合病院消化器内科)
症例は78歳女性.平成18年12月肛門から腸管と腫瘍の脱出認め近医受診し紹介来院した.既往歴に高血圧高脂血症大腿骨右上腕骨骨折がある.便秘症で下剤服用中であり2日か3日に1回程度の排便である.来院時血液生化学所見はWBC8200CRP<03RBC392万HGB12.7HT3&4α一FP10.0CEA3.8CA19-9 1.7だった.腹部超音波検査では腸管全体にGas像と直腸肛門付近に全周性の浮腫を...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P077 大腸癌臍転移の一例
-
四万村司(聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科)
内臓悪性疾患の騰転移はSister Mary Joseph結節といわれ発見から死亡まで一年以内との報告も多いように悪性疾患の予後不良因子として認知されている.しかしその定義があいまいであったためか悪性疾患の末期兆候に見られる皮膚転移の症例も含まれていると思われる.近年化学療法などの全身治療の開発により胃癌や子宮体癌などの疾患では膀転移を認めるような進行癌でも長期予後を得た症例の報告がみられるように...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P078 15歳のHNPCC症例
-
中山剛一(久留米大学外科学講座)
Non-polyposis colorecta1 cancer(HNPCC)は家系内に様々な腫瘍を発生する常染色体優性の遺伝性疾患である.最近家系内に大腸癌にり患した近親者がいる15歳の横行結腸癌症例を経験したので報告する.症例は15歳の女性.血便を主訴に近医を受診し横行結腸癌と診断され紹介となった.家族歴で父親は44歳時に上行結腸癌48歳時に膵癌が発見されそれぞれ手術が施行されたが死亡.2人の叔...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P079 FOLFOX療法が奏功し切除可能となった横行結腸癌肝転移の1例
-
中谷晃典((財)東京都保健医療公社東部地域病院外科)
今回我々は肝転移を伴った横行結腸癌に対し結腸窪窪切除術後FOLFOX療法を施行し著明な肝転移巣の縮小が得られ切除し得た症例を経験したので報告する.症例は65歳女性.近医にて貧血および右上腹部腫瘤を指摘され当院受診.腹部CT所見では右上腹部に約4cm大の腫瘍を認め一部腹壁への浸潤を疑う肥厚性所見もみられた.また肝S2に約5cmS4-8に約2cm大の腫瘤を認めた.さらに腹水貯留もあり癌性腹膜炎の状態が...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P080 FOLFOX4中止後FOLFIRIが著効し原発巣および転移巣切除に至ったS状結腸癌の一例
-
滝西安隆(昭和大学横浜市北部病院内科)
【症例】52歳女性【現病歴】2006年11月過り鮮血便出現2007年1月当院消化器センターにて下部消化管内視鏡検査施行S状結腸に半周性2型大腸癌が認められたCTでは多発肝転移および肺転移を認め全身化学療法開始となった.【臨床経過】初回治療として2007年2月よりFOLFOX4(L-OHP 125mg1-LV 150mg5-FU(bolus)600mg5-FU(infUsion)900mg)を開始し...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P081 進行直腸癌術後再発・転移に対して放射線療法及び4th line化学療法により長期生存を得ている1例
-
高橋佑典(大阪厚生年金病院外科)
化学療法の進歩により進行・再発大腸癌においても奏効する症例がみられる今回進行直腸癌術後再発・転移に対し放射線療法及び多段階化学療法により5年以上生存している症例を報告する.症例は58歳男性.1997年11月直腸癌に対してマイルズ手術施行中分化腺癌でMPN1宜0POMOStage3aであった.術後に5-FU 500mgADR 40mgMMClOmg 一回投与以後3年間フルッロン(600rng/日)内...
第94回日本消化器病学会総会 >
|