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検索結果は552件です。
- P122 肝外病変を伴ったIgG4関連硬化性胆管炎の一例
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古賀荒太郎(九州医療センター消化器科)
【背景】中高年発症の原発性硬化性胆管炎では自己免疫性膵炎の合併が多くまたIgG4関連硬化性胆管炎が含まれていることが明らかとなりつつある.今回我々は肝外病変を伴ったIgG4関連硬化性胆管炎の一例を経験したので報告する【症例】61歳男性.平成19年1月から1ヶ月間で4kg体重減少あり近医受診血液検査で肝障害IgG高値を指摘され腹部エコーで肝腫瘍を認めたため精査加療目的で当院紹介入院となった入院時血液...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P123 IgG4関連硬化性胆管炎をともなった肝炎症性偽腫瘍術後縦隔リンパ節および胸膜肥厚を認めステロイド治療にて軽快した1例
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黒瀬龍彦(北海道消化器科病院内科)
症例は60歳代男性既往歴に3年前右S6の肺腫瘍を疑われ他院にて手術施行.診断は器質化肺炎だった.患者は約20年前より近医で高血圧気管支喘息でフォロー中平成19年4月の同院の定期採血で肝障害を指摘され画像診断にて左胆管拡張を伴う腫瘍が疑われ同月当院紹介入院となった.なお腹痛発熱等の臨床症状はなかった.採血にて肝機能の軽度上昇を認めた.肝炎ウイルスマーカーは陰性だった.またIgG4469mg/dlと異...
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- P124 多発性筋炎を合併した原発性胆汁性肝硬変
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岸本有為(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
(症例)67歳女性(主訴)下肢筋力低下・筋肉痛(現病歴)平成18年12月15日近医の検診で肝機能異常を指摘.12月下旬頃より階段昇降困難感や筋肉痛が出現.精査加療目的で平成19年2月当科紹介受診.(入院後経過)入院時検査所見では肝胆道酵素筋原性酵素の上昇を認め抗ミトコンドリアM2抗体が陽性であった.肝生検にてportal inflammations complicated with spotty ...
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- P125 胆嚢腺筋腫症は胆嚢癌の危険因子か
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安野慶(順天堂大学消化器内科)
はじめに:胆嚢腺筋腫症(ADM)に癌を合併することなかでも分節型(砂時計様胆嚢)に多いとされている.第43回胆道学会で臨床的事項について報告した.今回ADMを背景として認められる切除胆嚢癌の標本を両者の関連性の有無につき病理学的に検討した.[対象及び方法]1985年から2006年に手術された切除胆嚢癌135例のうちADM(もしくはRASの増生)を認めた12例を対象とした.癌の組織分類分化度背景粘膜...
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- P126 当科における経皮的胆管ステントの治療成績
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金川武徳(済生会横浜市南部病院内科)
【目的】当科における経皮的胆管ステント治療の成績を報告しその利点と問題点を検討した.【対象】2003年12月から2007年10月までに手術適応がない閉塞性黄疽で受診しexpandable metanic stent挿入後追跡可能であった25例【方法】PTCDを挿入し7Frのチューブを留置した.約1週間後に造影を施行し狭窄部の長さに合わせてnon-coveredステントZilver635-TMの直径...
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- P127 切除不能・再発胃癌による閉塞性黄疸の検討
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碇修二(北海道消化器科病院内科)
【目的】切除不能・再発胃癌による閉塞性黄疸の検討を行う.【対象】2007年10月までに当院にて経験した切除不能・再発胃癌により閉塞性黄疸をきたした42症例のうち詳細な検討が可能であった34症例である.【結果】男性22例女性12例で平均年齢は639歳(44~88歳)であった.組織型は分化型10例未分化型24例であり初回に胃切除を施行した例はll例(stage H 1例stage IIIA 1例sta...
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- P128 膵動注療法が奏効した膵管癒合不全による重症急性膵炎の2例
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武市康敬(独立行政法人国立病院機構相模原病院消化器科)
緒言:重症急性膵炎の2例の報告に加えて51例の重症膵炎(A群二動注療法群23例B群:非動注療法群28例)について12ヶ月間における累積生存率を比較検討した.症例1=78歳女性.主訴:上腹部痛.生活歴:飲酒なし.現病歴:H18年1月28日突然以還部痛出現.血液検査でWBC26410P-AMY 1838.急性膵炎にて緊急入院入院後経過:入院当日の腹部CTではgrade3入院第2即日には重症度判定基準6...
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- P129 副膵管との交通が疑われた十二指腸重複症に合併した再発性膵炎の一例
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大枝敏(佐賀県立病院好生館内科)
十二指腸重複症はまれな先天異常であり出生10万人に1人以下との報告がある.また消化管重複症は回腸大腸食道が多く十二指腸は4-10%を占めるにすぎないと報告されている.副膵管と交通する十二指腸重複症は医学中央雑誌で検索する限り本邦では数例の報告しかない.急性膵炎の原因精査中に副膵管との交通が疑われた十二指腸重複症の1例を経験したので報告する.症例は38歳の女性22歳時に初発の急性膵炎を発症し以後4回...
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- P130 十二指腸狭窄で発症し十二指腸動脈瘤を認めたgroove pancreatitisと考えられた一例
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島田直(徳島赤十字病院消化器科)
Groove pancreatitisとは「膵頭部総胆管十二指腸に囲まれた溝(groove)に限局して発生する慢性膵炎」と定義されているしばしば腫瘤形成・十二指腸狭窄を来すため臨床的に悪性腫瘍との鑑別が問題となる.今回我々は十二指腸狭窄を来し十二指腸動脈瘤を認めたgroove pancreatitisと考えられる一例を経験したので報告する.症例は42歳男性.既往歴・家族歴に特記事項なし.平成18年...
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- P131 Doripenem(DRPM)とgabexate mesilateの膵局所動注療法が奏効した重症急性膵炎の一例
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藤戸努(四天王寺病院外科)
重症急性膵炎に対する蛋白分解酵素阻害剤・抗菌薬膵局所動注療法はガイドライン上推奨度C1と分類され十分な科学的根拠はないが行うことを考慮しても良いとされている.抗菌薬はimipenem/cilasta-tin sodium(IPM/CS)が多く用いられているがIPM/CSはgabexatemesilateに対し不安定である.今回重症急性膵炎に対しインフォームド・コンセントを得てDRPMとgabexa...
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- P132 網嚢切除が病態悪化に関与したと考えられる残胃全摘術後重症急性膵炎の一例
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古屋智規(市立秋田総合病院外科)
症例は60代男性.高度肥満あり.幽門側胃切除術後(早期胃癌)のフォローアップで残胃癌と診断されXX年11月残胃全摘(D1ρ吻合)を行った.前回手術の癒着高度であった.病理結果はtublpTl(M)lyOvOpPM(一)t pDM(一)pNOpStage IAcur A.術後ドレーン排液中アミラーゼ異常高値(1024001U/mL)で4日目より血性となり血管造影を行ったが出血部位同定出来ず.呼吸困難...
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- P133 膵膿瘍腔内結腸穿通腹腔内穿破により汎発性腹膜炎をきたし大量生理食塩水洗浄法(DL法)を行ったERCP後重症急性膵炎の一例
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古屋智規(市立秋田総合病院外科)
症例は70代後半女性.XX年11月近医に救急搬送され胆嚢総胆管結石の診断でERCP施行後急性膵炎を発症.第3病日重症判定第6病日に出血傾向が増悪し当科に搬送された.重症度スコア17点APACHE-Hスコア20点だった.大量補液を開始し持続的血液濾過透析動注療法選択的消化管除菌早期経腸栄養を行った.25病臥にfine needle aspiratiQnでMRSAによる続発性膵感染(膵膿瘍+感染性膵壊...
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- P134 多彩な膵外病変を合併した自己免疫性膵炎の一例
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大橋美穂(東京女子医科大学消化器内科)
自己免疫性膵炎(AIP)は多彩な膵外病変を合併する.今回AIPに硬化性胆管炎肝偽腫瘍ミクリッツ病を合併した症例について報告する.〔症例〕68歳男性〔既往歴〕62歳糖尿病〔家族歴〕姉:糖尿病〔アルコール〕ビール750ml/日×44年〔現病歴〕2004年より両顎下腺の腫脹を自覚し2005年より増大傾向であったため近医受診穿刺細胞診施行したところクラスIIであり経過観察となった.腹部エコーCTにてびまん...
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- P135 多臓器障害を伴った自己免疫性膵炎の2症例-IgG4関連硬化性病変として-
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濱野美枝(東京女子医大消化器病センター外科)
【緒言】自己免疫性膵炎は肝内外胆管狭窄後腹膜線維症など膵外病変をしばしば合併する.今回我々は多臓器障害を伴った自己免疫性膵炎の2症例を経験したので報告する.【症例1】59歳女性.H.15.7月水腎症腎不全にて近医入院後腹膜線維症の診断をうけPSL5mgの内服を開始した.H.16.9月頃より全身倦怠感肝機能障害閉塞性黄疸を指摘され精査加療目的に当科紹介された.入院時血液生化学所見ではT-bil 42...
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- P136 経過中に多重複癌を合併した自己免疫性膵炎の1例
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新井修(倉敷中央病院消化器内科)
【はじめに】近年自己免疫性膵炎の長期予後を考える上で悪性腫瘍の合併が問題視されるようになってきた.今回我々は経過中に腎孟癌膀胱癌胃癌の多重複癌を合併した自己免疫性膵炎(AIP)の1例を経験したので報告する.【症例】症例は68歳男性.2002年3月20日膵頭部腫瘤による閉塞性黄疸のため当科に入院したCT副膵のびまん性腫大ERCPで主膵管のびまん性狭細と肝門田胆管・下部総胆管狭窄を認めた.抗核抗体陽性...
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- P137 膵管の不整拡張像を呈した自己免疫性膵炎の2例
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平松万尚(岡山大学病院総合診療内科)
【症例1】72歳男性飲酒歴は機会飲酒程度.2003年膵腫瘍疑いで当科精査入院し膵管の拡張捨石を認め慢性膵炎と診断合併する平野糖尿病に対する治療のため外来通院中であった.2007年偶然発見されたIgG高値により自己免疫性膵炎(AIP)の可能性が疑われ再入院となった.IgG4値は867mg/d1と高値であり主膵管は頭部では狭細像体尾部では不整拡張像を認めた.2003年入院時と比較し膵腫大や一石の増大を...
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- P138 超音波内視鏡下膵嚢胞ドレナージが有効であった自己免疫性膵炎の一例
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馬渡弘典(横浜市立大学附属病院消化器内科)
【はじめに】自己免疫性膵炎(AIP)はステロイド治療に反応する予後良好な膵炎とされているがしばしば再燃が認められる.今回ステロイド維持療法中に膵仮性嚢胞を形成し超音波内視鏡下膵嚢胞ドレナージ(ENCD)が有効であったAIPの一例を経験したので報告する.【症例】76歳男性.2006年7月に初回入院となった.ERCPでは右肝管から前・後門町営に渡る広範囲に胆管狭窄を認め頭部主膵管の響町像膵尾部に小嚢胞...
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- P139 膵癌/胆管癌との鑑別が困難であった自己免疫性膵炎の3症例
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荒川泰雄(日本大学消化器肝臓内科)
自己免疫性膵炎(AIP)には膵腫瘤形成膵外病変として胆管壁肥厚や肝臓の偽腫瘍形成による閉塞性黄疸を伴う症例が存在し膵癌/胆管癌/肝癌との鑑別に難儀することがある.我々はAIP症例で胆管癌/膵癌との鑑別が困難であった症例と肝偽腫瘍を形成した症例を経験した.【症例1177歳男性 主訴:体重減少WBC 6100 RBC355万Hb 11.1%PLT 20.7万T-Bil O.76 AST 46 ALT ...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P140 C型慢性肝炎治療後に発症した自己免疫性膵炎の一例
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工藤彩子(沼津市立病院消化器科)
<症例>80歳の男性.<主訴>無症状く現病歴>以前よりC型慢性活動性肝炎指摘されており近医でSNMCを受けていた.平成13年2月26日より当院にて8週間IFN治療実施し著効を得た.その後外来で経過観察していたが平成19年1月22日の腹部エコーで膵腫瘤指摘され精査加療目的に当科入院となった.<既往歴>特記事項なし.<検査所見>WBC4700/FtiHGB 13.1g/dlPLT 16.4万/μlTP...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P141 縦隔リンパ節腫大多発肝腫瘤胆嚢炎および腹部大動脈周囲炎を伴った自己免疫性膵炎の1例
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松林宏行(静岡県立静岡がんセンター内視鏡科)
症例は62歳男性.2006年3月下旬に黄痘を発症し町医にて精査施行.下部胆管癌と多発肝転移の疑いと診断され同年4月に当院へ紹介された.来院時の血中CEA・CA19-9は正常好酸球23%lgG 1977mg/dL IgG4764mg/dl抗核抗体160倍と異常高値であった.腹部CT・USにて肝右葉に最大12mmの多発肝腫瘤胆嚢壁肥厚腹部大動脈壁肥厚および膵頭部の腫大を認めた.PET-CTではこれらの...
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