セッション

検索結果は552件です。

P202 潰瘍性大腸炎におけるMRI拡散強調画像と内視鏡像との関連性の検討
宮本彰俊(昭和大学附属豊洲病院内科)
【目的】これまで我々は炎症性腸疾患(UCCD)におけるMRI拡散強調画像による範囲診断能の有用性とADC値(見かけの拡散係数)測定による病勢モニタリングの可能性を報告してきた.しかしながらADC値と臨床重症度の間には関連性が認められなかった.そこで今回我々は病変部のADC値と内視鏡重症度との関連性を検討したので報告する.【対象・方法】2006年10月から2007年10月までに当院で活動期潰瘍性大腸...

第94回日本消化器病学会総会

P203 潰瘍性大腸炎に合併したサイトメガロウイルス感染診断の臨床的意義
鬼武敏子(広島大学分子病態制御内科学)
【目的】難治性潰癌性大腸炎(UC)の約30%にサイトメガロウイルス(CMV)感染が合併することが報告されているがその臨床的意義は明らかにされていない.今回我々はUCに合併したCMV感染の臨床的評価について検討した.【方法】2003年から2005年にかけて当院で入院加療を行ったUC患者20症例について臨床的検討を行ったCMVの診断は血中サイトメガロウイルス抗原(C7HRP)陽性例をCMV陽性とした、...

第94回日本消化器病学会総会

P204 潰瘍性大腸炎に対するガンシクロビル投与の有用性の検討
高松徹(自治医科大学附属さいたま医療センター消化器科)
【目的】潰瘍性大腸炎において急激に症状が悪化する例や各種治療を行なっても効果が見られない例においてはサイトメガロウイルス感染腸炎の合併を検討する必要がある.しかしサイトメガロウイルス感染に対する治療基準の明確な指針がないのが現状である.今回我々は抗ウイルス剤が投与された症例から治療経過に影響を及ぼす因子を検討した.【対象・方法】2005年1月1日より2007年10月19日までの期間に潰瘍性大腸炎患...

第94回日本消化器病学会総会

P205 潰瘍性大腸炎緊急手術例の検討
飯合恒夫(新潟大学消化器・一般外科)
目的)潰瘍性大腸炎(UC)は急性増悪した場合緊急手術を行わなければならないことがある.しかしながらステロイドによる治療や全身状態の悪化により術後重篤な合併症を併発し治療に難渋することもある.本研究では当科でのUCに対する緊急手術例を解析しその特徴について検討した.対象)1986年以降当科で緊急手術を行ったUC13例.男=女=8:5.平均年齢38.3歳結果)手術適応は大出血4例中毒性巨大結腸症5例全...

第94回日本消化器病学会総会

P206 癌以外の合併症のために手術を行った潰瘍性大腸炎症例
小平誠(焼津市立総合病院消化器科)
【目的】潰瘍性大腸炎で外科的治療が必要な症例につき検討する.【方法】当院において過去5年間に経験された潰瘍性大腸炎症例のうち癌以外の合併症のため手術が必要になった症例をレトロスペクティブに検討した.【結果1症例1は69歳男性潰瘍性大腸炎発症4年目.当初直腸炎型と診断され5-ASAの内服にて治療を受けていた.平成14年2月誘因なく下血が出現ステロイド注腸を追加して改善したが6月から再度悪化.入院とな...

第94回日本消化器病学会総会

P207 爆発的に増殖し長期生存能を有する肝上皮性幹様細胞におけるHGF受容体C-metの経時的発現様式の検討
小暮公孝(群馬大学第一外科)
【目的】従来から醤歯類の肝臓には爆発的に増殖し長期生存能を有し多分化能をもつ上皮性幹様細胞の存在が知られている我々はこの肝上皮性幹様細胞の単離法とその培養法を確立しているが肝臓から採取される細胞であるのでHGF受容体の。-metを発現していると考え。-met抗体を用い経時的にその発現を検討した.【対象と方法1雄性ウイスターラットから得られた肝上皮性幹様細胞を2年間継代培養したものを用いた.トリプシ...

第94回日本消化器病学会総会

P208 骨髄細胞から肝細胞への分化過程におけるサイトカインの動態解析-GFP/CCl4モデルの解析より-
水永裕子(山口大学消化器病態内科学講座)
目的:我々は肝硬変症に対する自己骨髄細胞投与療法(ABMI ther・apy)の開発を行ってきた.基礎研究モデル(GFP/CCI4モデル)として四塩化炭素(CCI4)投与による持続肝障害を想起したマウスにおいて末梢から投与したGFP陽性骨髄細胞が効率よく肝臓に定着し肝芽細胞を経てアルブミン陽性肝細胞に分化することを示した.骨髄細胞投与により肝機能肝線維化や生存率の改善が明らかになった.今回は骨髄細...

第94回日本消化器病学会総会

P209 体成分分析装置による慢性肝疾患患者の体成分の解析とNSTへの導入
尾城啓輔(慶應義塾大学消化器内科)
【目的】肝硬変患者は蛋白・エネルギー低栄養状態に陥りやすくQOL低下の一因となるだけでなく予後とも関連することが報告されている.適正な食事療法や運動による栄養状態の管理が重要でありさらに近年はBCAA製剤投与による改善効果が示されているこれらの栄養状態の評価のため身体測定による身長体重上腕三頭筋皮脂厚上腕戸戸の測定や血液検査による血清蛋白濃度遊離アミノ酸バランスなどが用いられてきた.しかし肝硬変で...

第94回日本消化器病学会総会

P210 急性肝不全症例の成因とその治療経験
千田剛士(県西部浜松医療センター消化器科)
【目的】急性肝不全に対する治療および予後はその成因により大きく異なり合併症を含めた対策も必要とされる.また最近は生体肝移植の選択も広がりつつある:今回われわれは過去5年間に経験した急性肝不全についてその成因治療選択転帰などを評価検討することを目的とした.【対象】2002年から2007年に当院消化器科を受診し入院となったPT40%以下あるいはT.Bilsmg/dl以上をきたした急性肝炎重症例を対象と...

第94回日本消化器病学会総会

P211 慢性肝疾患における13C-フェニルアラニン呼気テストの有用性について
水口泰宏(東京労災病院消化器内科)
【目的】13C-フェニルアラニン呼気テスト(PBT)が慢性肝疾患症例の肝予備能を評価する上で有用か否かについて検討すること.【方法】対象は健常者(Cont群)7例ウイルス性慢性肝炎(CH群)48例とウイルス性肝硬変(LC群)18例(Ch皿dA 7例Ch皿dB 8例ChhdC 3例)である.13C一フェニルアラニン100mgを経口投与後10分毎に60分後まで呼気を採取し△13CY。。を測定して3幽間...

第94回日本消化器病学会総会

P212 難治性肝性脳症患者におけるPolaprezincと硫酸亜鉛投与の意義についての検討
高口浩一(香川県立中央病院消化器内科)
目的:肝硬変の肝性脳症および高アンモニア血症の治療としてはラクツロース製剤tBCAA製剤非吸収性抗生剤食事療法等があるが難治性の症例も見られる亜鉛はその欠乏によりアンモニア代謝の低下をきたすことが報告されでいる.今回われわれは亜鉛を含む胃潰瘍製剤であるPolaprezincと硫酸亜鉛を使用し難治性の肝性脳症患者の高アンモニア血症に有用であるかどうかを検討したので報告する.対象:難治性の高アンモニア...

第94回日本消化器病学会総会

P213 アミオダロン肝障害に対するウルソデオキシコール酸の投与効果の検討
安崎弘晃(横浜市立大学附属病院消化器内科)
【目的】抗不整脈薬であるアミオダロンは肝障害を引き起こすことが歴史的に知られている.薬剤の中止以外に有効な治療法は存在しないが不整脈に対して最終選択薬としての役割を持つアミオダロンは中止が困難であることがある.我々は第93回日本消化器病学会総会t第15回JDDWにおいてアミオダロン肝障害とその関連因子について報告をしてきたが今回我々はアミオダロン肝障害に対するウルソデオキシコール酸(UDCA)の効...

第94回日本消化器病学会総会

P214 肝疾患症例における肝代謝性H2受容体拮抗薬ラフチジンの血中動態(第2報)
加賀谷尚史(金沢大学消化器内科学)
【目的】肝代謝性H2受容体拮抗薬ラフチジン(Laf)の肝疾患患者での安全性については明確では無い.しかしLafは消化管ホルモンを介した強力な酸分泌抑制効果胃粘膜組織血流増加に基づく粘膜保護作用を有しラットにおいて肝組織血流を増加させ肝保護作用を示す可能性も示唆され肝疾患患者での有用性が期待できることからその薬物動態の解析が重要である【方法】当院消化器内科に入院したウイルス性肝疾患患者のうち同意を取...

第94回日本消化器病学会総会

P215 肝エキノコックス症9例の検討
三浦紗智子(北見赤十字病院消化器科)
当院ではこれまで9例の肝エキノコックス症を経験したのでその臨床像につき検討し報告する.【対象】1993年より2007年までの15年間に当院で経験した肝エキノコックス症9例につき検討した.【検討項目】(1)診断の契機(2)肝病変の個数(3)病変の石灰化の有無(4)肝外病巣の有無(5)血清中抗エキノコックス抗体反応の結果(6)肝切除術の有無(7)経口治療薬投与の有無(8)治療後の効果(9)生存期間の各...

第94回日本消化器病学会総会

P216 巨大肝嚢胞に対する塩酸ミノサイクリン注入療法の検討
藤永哲治(大阪府立急性期・総合医療センター消化器内科)
【目的】2004年10月から2007年10月までの3年間に画像診断で最大径10cm以上の巨大肝嚢胞を有し嚢胞による自覚症状が認められた8例について嚢胞ドレナージ術と塩酸ミノサイタリン注入療法の治療効果を検討した.【方法】対象は巨大肝嚢胞による自覚症状を有した8例でそのうち1例はエタノール注入療法後の再発例であった.治療対象となった肝嚢胞の大きさは全例で最大径12cm以上存在部位は左葉1例右葉7例で...

第94回日本消化器病学会総会

P217 重症型アルコール性肝炎の1例
森なお子(東京都立広尾病院消化器内科)
【背景】重症型アルコール性肝炎(Severe Alcoholic Hepatitis : SAH)は年々患者数が増加しているが依然として予後は不良である.今回は我々は血漿交換や持続的血液濾過透析を含む集学的治療を行い臨床所見の改善を認めたが橋出血の合併を来し死亡した重症型アルコ■…ル性肝炎の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.【症例】42歳 女性【主訴】吐血意識障害【現病歴】平成18年1...

第94回日本消化器病学会総会

P218 重症型アルコール性肝炎の一例
足立加津彦(済生会江津病院)
アルコール性肝炎(AH)の中でも急性腎不全消化管出血等諸種の合併症を認め多くは1ヶ月以内に死亡するものを重症型アルコール性肝炎(SAH)という. SAHでは諸種の治療が試みられているが確立された治療法はない.今回副腎ステロイドグルカゴンーインスリン(GD療法血漿交換(PE)の併用にて救命しえたSA且の一例を経験したので報告する【症例】54歳男性【主訴】黄疸食欲低下【既往歴】糖尿病アルコール性肝障害...

第94回日本消化器病学会総会

P219 白血球除去療法が著効し救命しえた重症型アルコール性肝炎の1例
大田悠司(浜松労災病院消化器科)
【症例】34歳女性【主訴】全身倦怠感発熱【生活歴】焼酎4~5杯/日【既往歴】軽度うつ病【現病歴】1ヶ月前より全身倦怠感出現し2週間前より持続する発熱が出現していたが放置.家人より顔色の不良を指摘され当院救急室受診.肝酵素の上昇指摘され精査目的にて入院【理学所見】体温:38.1℃1605cm67.kg右季肋部に肝を2横指触知した結膜に黄疸あり.両側下腿軽度の浮腫あり.【入院時検査所見1WBC 145...

第94回日本消化器病学会総会

P220 急性肝炎様に経過した非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の1例
安部宏(東京慈恵会医科大学青戸病院消化器・肝臓内科)
【症例】40歳女性【主訴】上腹部不快感【既往歴】平成10年11月に原因不明の急性肝炎で6ヶ月間のステロイド投与により寛解【飲酒歴】なし【現病歴】平成19年2月5日より上腹部不快感出現し近医受診血液検査にて高度の肝障害を認めたため2月21日当科紹介受診し緊急入院となった.【身体所見および血液検査所見】意識清明貧血・黄疸なし腹部に肝を2横指触知浮腫を認めずWBC9400Hb14.6Platele22....

第94回日本消化器病学会総会

P221 やせに伴う非アルコール性脂肪肝炎の2例
野登はるか(東京女子医科大学消化器内科)
著しいやせに伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)進行例2例を経験したので報告する.【症例1】42歳女性(生活歴)飲酒縦なし.高血圧・糖尿病・高脂血症の合併なし.(臨床経過)18歳時クローン病と診断され再燃寛解を繰り返しプレドニンを内服している.32歳頃より肝機能障害を認め入院.この際BMI 17AST 1451U/1ALT 1081U/1γ一GTP631U/Lアルブミン3.lg/dl総コレステロ...

第94回日本消化器病学会総会