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検索結果は552件です。
- P222 抗ミトコンドリア抗体(AMA)陽性のNASHの5例
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宮里賢(医療法人かりゆし会ハートライフ病院内科)
抗ミトコンドリア抗体(AMA)は原発性胆汁性肝硬変(PBC)の約9割で陽性となる.今回我々はAMA陽性であったNASHの5例を経験したので報告する.【対象】AMA陽性で且つ病理組織学的にNASHと診断した5例でうち2例はPBCの経過中にNASHを合併した全て女性で平均年齢59.6±6.4歳(56~71歳〉であった.【方法】BMIASTALTγ一GTPALPAMA抗ミトコンドリアM2抗体IgMHbA...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P223 成人Still病に肝機能障害を合併し腹腔鏡下肝生検を施行しえた1例
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中村由紀(日本大学消化器肝臓内科)
今回我々は成人Sti11病に肝機能障害を合併し腹腔鏡下肝生検を施行した1例を経験したので報告する.<症例>44歳女性。平成16年頃から両膝の関節痛および微熱が出現するようになり消炎鎮痛剤の投与で経過観察されていた.平成18年7月に吐血・意識障害にて他院に入院成人発症Still病tまたはその類縁疾患疑いにてPSL投与開始され症状軽快外来にて経過観察されていた. PSL5mgで外来経過観察されていたが...
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- P224 経過中に特発性血小板減少症(ITP)様の血小板減少を認めたWilson病の一例
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先山あゆみ(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
症例は40代女性.約1年前に吐血しその際に食道静脈瘤・肝硬変を指摘された.血液検査にて血清Cu低山(28μg/dl)セルロプラスミン低値(3mg/dl)を認め肝生検にて肝細胞内に銅結合蛋白が染色されることからWilson病と診断されD一ペニシラミン投与が開始された.その約8ヵ月後に下腹部・下肢に紫斑が出現してきたため受診したところ血小板低下(9000/pl)を指摘された. PAIgG著明高値(63...
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- P225 免疫組織学的に診断し得たCTA後期相でコロナ様濃染を呈するアルコール性過形成結節の1例
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楊孝治(近江八幡市立総合医療センター消化器内科)
慢性アルコール性肝障害に多血性の結節性病変が出現し肝細胞癌との鑑別が問題となる場合がある今回我々はアルコール性肝障害に合併しCTA後期相でコロナ様濃染を呈した結節を免疫組織学的に過形成結節と診断し得た1例を経験したので報告する【症例】46歳女性【主訴】意識障害【既往歴】30歳代からアルコール性肝障害【現病歴】平成19年5月意識障害があり当科救急搬送され肝性脳症と診断し入院となった【経過】入院時T-...
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- P226 低用量のcandesartan cilexetilとpioglitazoneは相乗的に膵の炎症と線維化を抑制する
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菊田和宏(東北大学大学院消化器病態学)
【目的】PPARゴ作動薬であるtroglitazoneが動物実験で慢性膵炎の炎症と線維化を抑制することが報告されているがpioglitazone(PIO)の有用性については明らかでない.アンギオテンシンH受容体拮抗薬の一種candesartan cilexedi(CAN)を高用量投与するとラット膵の炎症と線維化が抑制されるが0.8mg/kg/day程度の低用量投与では無効と報告されている.今回ラッ...
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- P227 血清アミラーゼ低値を示した内蔵脂肪型肥満症例の臨床的検討
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石神信治(石神胃腸科内科医院)
[目的]演者は第39回日本消化器病学会大会(1997年)において血清アミラーゼ低値と膵echogenicity増強との間には密接な関連があることさらに第80回日本超音波医学会(2007年)において膵echogenicity増強にかかわる因子として体重増加高脂血症がありその背景として内臓脂肪蓄積が考えられることを報告した.今回t内臓脂肪型肥満症例にみられた血清アミラーゼ低値の背景にある病態を探る目的...
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- P228 急性膵炎新重症度判定基準案に基づく重症度スコアの旧基準との比較
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菊池理(倉敷中央病院消化器内科)
【目的】重症急性膵炎を早期に判定し集中治療を速やかに導入できれば救命率の改善が期待できる.よって急性膵炎の診療において速やかに重症度判定を行い集中治療の適否を判断することは極めて重要である.わが国では重症度判定には厚生労働省の急性膵炎重症度判定基準が一般に用いられているがより簡便にかつ正確に重症度を判定できるように改定案が作成され2008年から導入される予定である.今回新重症度判定基準案に基づく重...
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- P229 単純MDCTによる膵疾患スクリーニングの試み
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江藤奈緒(医療法人山下病院)
【目的】膵疾患のスクリーニングに超音波検査(US)が用いられるが満足できる成績ではない.当院ではVh・tual colonoscopy(VC)を4年前から行っているが膵癌を含めた膵病変が偶然に指摘されている.~方Dyriarnic MDCTの診断能は高いが造影剤の副作用などの問題からスクリーニングに用いるのは現実的でない.そこで単純MDCTによる膵疾患スクリーニングの可能性について検討した.【対象...
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- P230 CTによって診断困難な肝外胆管狭窄における超音波内視鏡の位置づけ
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西福康之(獨協医科大学消化器内科)
【目的】現時点で原因不明の胆管狭窄の対処方法に関し明確なコンセンサスは得られていない.だが胆管狭窄の原因病変がCTで指摘できない場合も悪性疾患が半数以上に存在するとの報告がある一方良・悪性胆管狭窄を鑑別する画像診断法は確立されていない.胆管狭窄機転をCTで診断できない症例において細径プローブの胆管挿入による診断能の報告は数件認められるが超音波内視鏡(EUS)を用いた詳細な検討はほとんどなされていな...
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- P231 細径ビデオスコープによる経口胆膵管内視鏡検査の有用性
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美登路昭(奈良県立医科大学消化器内科)
【目的】経口胆膵管内視鏡検査において細径ビデオスコープは従来のファイバースコープより操作員や画質に優れより多様な病変の詳細な情報を提供する可能性があるが本法の報告例は少なく有用性や問題点の検討は十分になされていない.【方法】2004年5月~2007年10月に細径ビデオスコープ(OLYMPUSCHF type BP260)を用いて12例(男性10例女性2例平均年齢69.7才)に計13回経口胆膵管内視...
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- P232 ラパ胆後cystic duct leakage症例の検討
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尾嶋仁(群馬県済生会前橋病院外科)
1995年1月から2007年10月までに当院にて腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は1618例施行している.術後のcystic duct leakage(CDL)は4例経験しておりその診断対処法経過について検討したので報告する.LC患者の平均年齢は58歳(27~81歳)で639%は女性であった.術後の合併症はO.62%の10例で内訳はCBD損傷=2例(O.12%)出血:2例(0.12%)術後出血:1例(0...
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- P233 胆嚢炎再発予防として胆嚢内瘻術を施行した症例の検討
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窪田裕幸(静岡市立清水病院消化器科)
【目的】高齢や基礎疾患等にて胆嚢摘出術が困難な胆石胆嚢炎症例に対しs胆嚢炎再発予防を目的とした経皮的あるいは経乳頭的胆嚢心急術を行った症例についてその治療成績を検討した.【方法】2000年から2007年までの7年間において当院にて急性胆嚢炎発症後胆嚢摘出術を行わなかった胆嚢結石症の患者のうちの6例に胆嚢内曲面を施行した.年齢は68~90歳男性4例女性2例.いずれの症例も脳血管障害虚血性心疾患肝硬変...
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- P234 当院における高齢者における総胆管結石診療の特徴
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佐貫毅(明石市立市民病院消化器科)
【目的】当院での高齢者総胆管結石症例についての検討を行う.【方法】2003年1月~2007年6月の4.5年間に経験した総胆管結石(自然排石後疑いを含み期間内再発は除く)190例のうち75歳以上の高齢者80例について74歳以下の非高齢者110例と比較した.【成績】高齢者80例のうち胃全摘後で経皮経肝的処置を施行した2例とBillroth-2術後症例で乳頭部に到達できなかった1例を除く77例に内視鏡逆...
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- P235 高齢者総胆管結石症に対するERBDの有用性
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浜田暁彦(京都桂病院消化器内視鏡センター)
【目的】総胆管結石症は高齢者に多いため複数の基礎疾患を有する症例が多い現在内視鏡的細石術が普及し経皮的や外科的治療に比べ低侵襲の治療が確立しているが高齢化の進行と共に裁石を行わずplastic stentのみでドレナージを行うERBDがより低侵襲な治療として容認されつつある.今回高齢者総胆管結石症の特徴とERBDが高齢・高危険群に対する治療としで有用であるか検討した.【対象と方法】2003年から2...
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- P236 当院における急性胆管炎に対するクリニカルパスの作成とその評価
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磯崎豊(松下記念病院消化器科)
【目的】2005年に「急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン(以下GL)」が発刊され臨床現場で用いられている.我々は昨年のDDWでGLを参考にした急性胆管炎に対するクリニカルパス(以下CP)を作成し報告した.今回このCPを実際に運用しその成績と問題点について検討を行ったので報告する.【方法】Gしにより急性胆管炎の重症度判定後軽症例では保存的に中等症例の場合は24時間以内に内視鏡的胆道ドレナージ術(以...
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- P237 Gemcitabine(GEM)+cisplatin(CDDP)による化学療法が有効であった膵未分化癌の1例
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飯尾禎元(東大阪市立総合病院消化器科)
症例は41才男性平成17年2月胸部腹部に歯痛を自覚増悪傾向があり5月に腹部CTを施行したところ膵尾部に径5、6cmの乏血性腫瘤と肝に径12cm4日間腫瘤を認めた膵島癌周囲肝門田のリンパ節腫大腹腔内骨盤底部直腸前面の数mmから1cm程度の結節影も認めた. CEACA19-9は正常範囲内であった.上部下部消化管には異常を認めなかった.肝SOLの生検を行い原発は不明であるが未分化癌と診断された.臨床的に...
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- P238 長期生存し得た切除不能膵癌2例の検討
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簑田竜平(福岡大学筑紫病院消化器科)
症例1:75歳女性2003年6月に背部痛が出現したため某医受診.US上膵癌が疑われ当科紹介入院となった.USCT上膵体部に径25mmの腫瘤がありDU-PAN-2が1200ng/dlと高値であった.造影USでは腫瘤は樹枝状血管があり血管相で全体が濃染された.経皮的腫瘤生検では高から中分化管状腺癌であった腹腔動脈や総肝動脈への浸潤があり非手術適応(Stage 4a)なく化学療法(gemzar l300...
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- P239 副膵管領域原発膵癌の1切除例
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渡邉典子(NHO三重中央医療センター消化器科)
症例は64歳男性.心窩部痛褐色尿全身倦怠感を主訴に当院外来受診.受診時黄疸を認め精査目的で入院.血液検査では高度な肝機能障害CA19-9の上昇を認めたが炎症反応は認められなかった.腹部エコー検査にて総胆管肝内胆管拡張膵頭部に低エコー腫瘤を認めた.上部消化管内視鏡検査では乳頭部を含め十二指腸に異常所見は認められなかった.腹部CT検査では膵頭部外側に低吸収域を認め総胆管は膵内で狭窄していたが主膵管には...
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- P240 肝細胞癌治療経過中に発見され化学定位放射線療法が奏功したTS1膵癌の1症例
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沢井正佳(奈良県立医科大学第三内科)
【はじめに】膵癌は予後が極めて不良で切除不能段階で発見されることが多く早期診断・治療が重要であると考えられている.肝細胞癌治療経過中に発見された2cm以下の小膵癌(TS1膵癌)に対して化学定位放射線療法を施行したところ腫瘍の消失を認めた我々が検索した限りTS1膵癌に対する化学放射線療法の報告はなく貴重な症例と考え報告する【症例159歳 男性 平成18年2月に近医でB型慢性肝炎と造影CTで肝右葉前後...
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- P241 pT1膵癌の3例
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菊地尚平(伊達赤十字病院消化器科)
各種画像診断の進歩にもかかわらず腫瘍径20mm以下三内に限局したpT1膵癌の発見率診断能はいまだ十分ではないまたpT1膵癌で根治手術が施行されてもt術後再発を来す症例が少なくない.当院で経験したpT1膵癌3例を検討した.【症例1】69歳男性腹痛を主訴に受診tUSで15mm大の膵体部低エコー腫瘤と主膵管拡張を認めた.CTでは腫瘤を指摘し得なかったがEUSで30mm大の腫瘤を認めた.ERCPで体部主膵...
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