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検索結果は552件です。
- P242 超音波内視鏡検査で術前診断し得たpancreatic groove carcinomaの3例
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桑谷将城(北海道大学大学院消化器内科学)
膵groove領域は膵頭部・十二指腸・胆管により形成される“溝”であり特異な領域であるがゆえに同部位に発生する疾患の発見や診断に苦慮することは少なくない.今回われわれはCTにおいて膵groove領域に腫瘤性病変が認められ超音波内視鏡検:査で膵癌と術前診断し得た3例を経験した.症例1は51歳女性.症例2は58歳女性.症例3は83歳男性.いずれも発見契機は閉塞性黄疸であった.十二指腸内視鏡検査では全例...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P243 消化管出血をきたした膵癌の一例
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上村博輝(済生会新潟第二病院消化器科)
要旨:膵疾患により脾静脈閉塞をきたした場合sinistral portal hyper-tentionといわれる病態となり消化器静脈瘤を合併することが知られている.実際破裂に至る症例は少なくまた出血をきたしたものでも病理学的検討がなされている症例は少ない.今回出血部位につき病理学的検討を加えられた症例を経験したので報告する.症例は59歳男性.主訴は貧血発熱.2007年2月初旬より全身倦怠感の出現し...
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- P244 生前に原発を診断しえなかった膵管癌の癌性腹膜炎の一剖検例
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永嶋裕司(聖ヨゼフ病院内科)
今回我々は生前に原発を診断できず剖検にて膵管癌を原発巣と診断した癌性腹膜炎の一例を経験したので報告する【症例】63才男性【主訴】腹満感【既往歴】53才狭心症55才糖尿病【現病歴】平成19年2月上旬頃より腹満感あり近医受診腹部超音波にて大量の腹水を指摘され3月6日当院紹介入院となる.【検査所見】血液生化学検査:入院時はCRP 6.60DUPAN-2>1600、 Span-1290と高値を示した腹部C...
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- P245 食道癌術後経過観察中に発見された膵腺房細胞癌の1例
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北條荘三(富山県立中央病院外科)
【緒言】膵黙認細胞癌は膵腫瘍のO.7%と稀な腫瘍であり予後不良な疾患とされている.化学療法に関しても症例報告が散見されているのみであり効果の程は不明である.今回われわれは食道癌術後の経過観察中に腹部CT検査にて発見された膵腺房細胞癌の一切除例に術後補助化学療法を行っている症例を経験したので報告する.【症例】57歳男性54歳時に食道癌UtMtLt pTlb NO MO pStagelに対して食道抜去...
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- P246 急速な発育進展を呈した膵腺房細胞癌の1例
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田中英則(東邦大学医学部外科学第三講座)
症例は63歳男性平成16年4月急性胆嚢炎に対し当科で開腹胆嚢摘出術を施行その際施行したCTでは膵臓に腫瘤性病変は認めずERPによる直接造影においても主膵管に異常所見は認められなかった。平成17年8月頃より腹痛を自覚し1ヶ月に6kgの体重減少を認めたため当科受診血液生化学検査にて肝胆道系酵素の上昇を認めたため精査加療目的に入院CTにて膵頭部に直径25mm大の腫瘤性病変をまたMRIにて肝臓に多発腫瘤性...
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- P247 皮下腫瘤を契機に診断された全身転移を伴う膵腺房細胞癌の一例
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池添実里(兵庫県立西宮病院内科)
【はじめに】膵臥房細胞癌は膵腫瘍の約1%と比較的稀で早期に転移を起こす極めて予後不良の疾患である.皮膚病変として下腿に好発する皮下結節性脂肪壊死を合併することが報告されているが皮下に転移性腫瘤を認めたという報告例はない.【症例】68歳女性頚部前面の皮下腫瘤T食欲不振全身倦怠感便秘を主訴に来院.皮下腫瘤は可動性良好で約10mm大の硬い結節として触知され頚部前面や前胸部など体幹に多数認められた.腹部エ...
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- P248 著明な十二指腸内進展を認めた膵腺房細胞癌の1例
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藤井正彦(国立病院機構高知病院外科)
【緒言】膵腺房細胞癌(acinar cen carcinoma:以下ACC)は浸潤型膵癌の1%以下と比較的まれな腫瘍である.ACCは通常型腺癌と比較して予後良好とされ膨張性発育を示す症例が多い.今回われわれは十二指腸下行脚の隆起性病変として発見されたACCに対し幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した1例を経験したので報告する.【症例】55歳男性.貧血の精査のための上部消化管内視鏡検査で十二指腸腫瘍...
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- P249 前庭部萎縮性胃炎の診断における血清ガストリン値の有用性に関する検討
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菊地亮介(東北大学大学院消化器病態学)
【目的】H.pylori(Hp)感染による萎縮性胃炎は胃癌発症の危険因子である.萎縮性胃炎のスクリーニングでは体部萎縮の評価に優れるペプシノーゲン(PG)法が広く行われているが前庭部萎縮に関しては有用な指標がなく十分な検討は行われていない.主に前庭部G細胞から分泌されるgastrinは胃液酸度によるフィードバック調節を受け体部萎縮の進行に伴い血清中の値は上昇する.しかし前庭部萎縮が存在する場合その...
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- P250 血中グレリンIGF-1レプチン濃度に及ぼす胃粘膜萎縮の影響について
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川島淳一(埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科)
目的:胃から発見されたグレリンはその生理作用として成長ホルモン(GH)分泌と食欲の充進作用が知られている.GHは肝からのIGF-1分泌を介して身体の成長を促進するので胃から分泌されるグレリンがIGF-1の動態に影響している可能性がある.一方レプチンは脂肪細胞にて産生されその食欲抑制作用によって食欲の調整や体重コントロールに関与していることが推測されている.レプチンは胃体部粘膜においても産生されてい...
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- P251 胃酸分泌抑制と加齢の動脈硬化への影響
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洲崎文男(横浜南共済病院消化器内科)
【目的】われわれは逆流性食道炎患者でPPI投与に伴いガストリンとともにインスリン分泌とインスリン抵抗性指数がすることを以前本学会で発表した.インスリン抵抗性と加齢はともに動脈硬化を助長することが知られているためその観点から臨床的に検討した.【方法】QUEST問診票が4点以上かつ上部内視鏡検査で逆流性食道炎を確認した20名を対象に70歳以上を高齢者群70歳未満を非高齢者群として検討した.文書による同...
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- P252 ラベプラゾールとラニチジン短期投与における酸分泌抑制効果の比較-Bravoを用いた健常人ボランティアによるクロスオーバー試験-
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小野尚子(北海道大学光学医療診療部)
【背景】H2プロッカーとプロトンポンプインヒビターは消化性潰瘍やGERDの治療に広く利用されているが酸分泌抑制効果の発現にはいくつか異なった特徴を有する.【目的】ラニチジンとラベプラゾールの短期投与について効果発現tolerance短期休薬後の薬剤効果をBravoカプセルを用いた連続胃pHモニタリングを行って評価すること.【方法】Helicobacter r7ylori陰性の健常人ボランティア7名...
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- P253 プロトンポンプ阻害薬とH2受容体拮抗薬の単回経静脈投与における胃内pHの立ち上がりに関する検討
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飯田洋(横浜市立大学消化器内科)
【目的】出血性胃潰瘍などの胃酸関連疾患に対する薬物療法には迅速な効果が求められている.単回経静脈投与による胃内のpHを観察することによってFamotidine 20mg(以下FAM)とLansoprazole 30mg(以下LPZ)での効果発現を比較研究する.【方法】症状がなくヘリコバクター・ピロリ抗体陰性の健常男子ボランティア12名(年齢21-35歳)に対しtwo-way crossover s...
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- P254 胃・十二指腸潰瘍穿孔症例のフォローアップ:穿孔体質の可能性と除菌治療は再穿孔予防に有効か?
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加藤俊二(日本医科大学外科)
【緒言・対象】胃酸分泌抑制剤の出現により上部消化管穿孔症例数は減少しているがなお一定の数で存在し最近はその発症年齢が広汎かつ原因もさまざまである.穿孔治療は保存的もしくは大網充填術(OP)+腹腔内ドレナージと臓器温存術式が一般的となっている.再穿孔した4例示すとともに十二指腸潰瘍(DG)穿孔と非穿孔例の胃粘膜サイトカイン等の発現をmRNAレベルで測定し背景の違いや宿主因子の関与Hlpylcri除菌...
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- P255 85歳以上の超高齢者上部消化管出血に対する内視鏡治療の現況
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本田洋士(広島市立安佐市民病院内科)
【目的】近年高齢化社会に伴い高齢者の上部消化管出血が増加傾向にある.今回85歳以上の超高齢者上部消化管出血の臨床的特徴について検討する.【対象と方法】対象は2003年1月から2007年7月までの4年半の間に吐・下血のため緊急上部内視鏡検査を施行し入院した食道・胃静脈瘤を除く480例(男性351例女性129例平均年齢65.8±14.9歳)である.85歳以上を超高齢者群(以下A群)85歳未満を田暇高齢...
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- P256 高齢者の上部消化管出血の現状と止血の工夫
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片岡幹統(東京医科大学消化器内科)
【目的】当院での高齢者上部消化管出血の現状を明らかにするとともに新しいバイポーラ止血鉗子の有用性を検討した.【方法】上部消化管出血にて緊急内視鏡検査を施行した110例中60歳以上71症例をA群59歳以下39症例をB群とし以下の項目を検討した.L疾患の内訳 2抗凝固抗血小板薬内服歴 3止血法と止血成績(静脈瘤を除く)である.新しいバイポーラ止血鉗子手技は鉗子を開いたまま押し当て凝固止血する簡単な止血...
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- P257 当施設における出血性胃・十二指腸潰瘍に対するクリニカルパスの使用状況
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小野寺誠(岩手医科大学救急医学講座)
【目的】2005年7月目り導入した出血性胃・十二指腸潰瘍のクリニカルパスの使用現況を検討する、【対象】2005年7月より2007年7月までの2年間に当センターに入院しヒータープローブによる止血術を施行した出血性胃潰瘍(以下胃潰瘍)42例と出血性十二指腸潰瘍(以下十二指腸潰瘍)18例.【方法】それぞれの疾患において平均年齢入院期間止血回数再出血率バリアンスの原因を検討した.【結果】平均年齢は胃潰瘍6...
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- P258 腸上皮化生部におけるHelicobacter pylori(Hp)とOkadaella gastrococcus(Og)の免疫染色検査法による研究
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岡田隆幸(オカダメディカル)
【目的】Hp感染に伴う慢性胃炎が腸上皮化生萎縮を経て胃癌が起きると考えられている.Hp感染が胃癌発生に強く関与しながらHpは腸上皮化生に存在しないとされいまだに不明解の点で有る.グラム陰性球状菌OgがHpと共存し腸上皮化生に存在する事は電子顕微鏡検:査研究の中で報告してきた.この問題点に付いてHp及びOg免疫染色検査法を用い腸上皮化生におけるOgとHpの関係を比較考察した.【方法】Polyclon...
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- P259 Helicobacter pylori(Hp)及びOkadaella gastrococcus(Og)免疫検査法による胃粘膜組織疾患考察
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岡田隆幸(オカダメディカル)
【目的】Ogはウレアーゼカタラーゼオキシダーゼ陰性でアルジニンアミノペプチターゼ陽性微嫌気嫌気性のグラム陰性球状菌で胃粘膜細胞質内に存在する事ができる.一方Hpは主に胃粘膜細胞質外に存在するとされる. OgとHpの免疫染色検査法を用い胃粘膜組織疾患との関係をさらに詳しく比較検討した【方法】Hp陽性の慢性胃炎患者8名(男性:女性=5:3年齢21-83)から胃生検したホルマリン固定標本を用いpolyc...
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- P260 H.pylori感染胃粘膜におけるエピジェネティックな変化
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山本英一郎(札幌医大第一内科)
【目的】Helicobacter pylori(HP)感染による癌抑制遺伝子メチル化が胃癌の発生に重要な役割を担っていると示唆される.HP感染胃粘膜におけるエピジェネティックな変化を明らかとし感染者の中での胃癌ハイリスク群を設定することは胃癌の早期発見や予防のために極めて重要である.【方法】HP非感染胃粘膜群8例感染胃粘膜群46例の前庭部胃体部より内視鏡的生検し9遺伝子(CDH1SFRP1SFRP...
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- P261 Helicobacter pylori感染胃炎の除菌による内視鏡像と組織学的所見の変化
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八木健二(東京医科大学病院消化器内科)
【目的】H.pylori(HP)感染胃炎は消化性潰瘍ならびに胃がんの発生母地として重要とされている.しかしこのHP感染胃炎所見のうちいずれの所見が急性炎症を反映しどの所見が慢性炎症を表しているかに関しての詳細な報告は少ない.そこで除菌前・直後の内視鏡および組織学的所見の両者を検討した.【方法】HPの検索を含めた上部内視鏡検査を除菌前および除菌2ヵ月後に施行できた64人を対象とした除菌前および除菌2...
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