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検索結果は552件です。

P262 胃・十二指腸潰瘍穿孔症例のフォローアップピロリ菌除菌治療は再穿孔予防に有効か?
山初和也(日本医科大学外科)
【緒言】H2受容体拮抗薬(H2-RA)の出現さらにはプロトンポンプ阻害薬(PPI)などの強力な胃酸分泌抑制剤の出現により上部消化管穿孔は減少しているがなお一定の数で存在するとともに最近はその発症年齢が広汎となってきている胃・十二指腸潰瘍穿孔症例では保存的治療もしくは大網充填術+腹腔洗浄ドレナージと臓器温存術式が一般的となってきた.今回教室において初回手術加療伊興穿孔した4例を経験しピロリ菌除菌がそ...

第94回日本消化器病学会総会

P263 ラフチジンのH.pylori除菌成功後に生じるディスペプシア症状抑制効果について
栢木真太郎(東京警察病院消化器センター内科)
【目的】Helicobacter pylori(以後H.pylori)除菌療法は潰瘍患者の消化器症状を改善すると報告されているが除菌成功後に症状を訴える患者が少なからず存在する. この除菌成功後の有症状時には酸分泌抑制薬を使用することが多くラフチジンは症状改善を期待して使われる酸分泌抑制薬の一つである.今回我々はラフチジンの維持療法としての効果を確認するために除菌療法施行後にラフチジンを投与した群...

第94回日本消化器病学会総会

P264 ペプシノゲン法による胃がん検診で発見されたH.pylori陽性萎縮性胃炎患者に対する除菌療法-組織学的所見と自覚症状に関する検討-
中水流正一(済生会千里病院内科)
【目的】H.pylori(以下Hp)感染により萎縮性胃炎が生じ胃癌発生に深く関与していると考えられている.我々は一般住民検診として行われている血清ペプシノゲン検査で同定された萎縮性胃炎患者にHp除菌療法を行い除菌前後の組織学的変化および自覚症状の変化について検討した.【方法】大阪府吹田市の血清ペプシノゲン法による胃がん検診が陽性で当院で内視鏡検査を受け迅速ウレアーゼ試験(又は血清Hp抗体)陽性で組...

第94回日本消化器病学会総会

P265 鳥肌胃炎に対するヘリコバクタピロリ除菌に関する検討
山内貴裕(岐阜市民病院消化器内科)
【目的】慢性胃炎でヘリコバクタピロリ(Hp)陽性患者に対する除菌適応は日本ヘリコバクタピロリ学会のガイドラインでは推奨されていない.しかし慢性胃炎の中でも鳥肌胃炎は心窩部痛などの自覚症状が強くまた比較的若年者に多くみられ胃癌との関連牲も報告されていて今後のHp除菌の対象疾患に加えることを考慮すべきと思われる今回は当科で経験した鳥肌胃炎の除菌症例について検討した.【方法】患者は平成19年1月より8月...

第94回日本消化器病学会総会

P266 polaprezinc投与によるHelicobacter pylori陽性若年者のMetallothioneinへの影響と胃癌の危険性の検討
三谷年史(虎の門病院消化器科)
目的:Polaprezincは亜鉛を含有するという特徴を持つ胃潰瘍治療薬でこれまでにHelicobacter pylori(H. pylori)胃炎を軽減すると報告があります.Metallothionein(MT>は構成アミノ酸の30%がシステインからなる金属結合蛋白で活性酸素種を吸収し組織損傷を減らすことが証明されています.我々はこれまでに胃粘膜におけるMTの発現が高いほどH. py-lori胃...

第94回日本消化器病学会総会

P267 血小板減少性紫斑病に対するヘリコバクターピロリ除菌の長期経過について
佐竹真明(山口大学消化器病態内化学)
【目的】近年血小板減少性紫斑病(ITP)に対するH.pylori除菌治療の有用性が報告されてきている.我々はH.pylori陽性ITP患者に除菌治療を行い良好な長期経過(平均35.4ヶ月(6-69ヶ月))を追跡できたので報告する.【方法】2000年11月から2004年12月までにH. plori感染の診断を行ったITP症例38例を対象とした.男性9人女性29人平均年齢は61.1歳(26-83)であ...

第94回日本消化器病学会総会

P268 当院における残胃の癌の臨床病理学的検討
別府直仁(大阪厚生年金病院外科)
【目的】残胃の癌とは第13版胃癌取り扱い規約にて「初回手術時の病変切除範囲再建法などを問わず再発癌の可能性も含めて胃切除後に発生したと考えられる胃癌」と定義されている.残燭の癌は初回手術から早手の癌発生までの介在期間初回病変(良悪性)残胃の癌の発生部位により特徴がありさまざまな分類が提唱されているが今回我々は介在期間に着目し初回手術より10年以上経過して発生した残胃の癌(残胃新生癌)とその他の癌と...

第94回日本消化器病学会総会

P269 胃癌組織における15-Hydroxyprostaglandin dehydrogenaseの発現動態の検討
達脇大(大阪市立大学大学院消化器内科学)
【目的】大腸癌や胃癌をはじめとした消化管癌の発生や進展にはプロスタグランジン(PG)E2が重要な役割を担っている.組織内の活性型PGE2量はPG合成酵素のシクロオキシゲナーゼ(COX)とPGE2代謝酵素の15-Hydroxyprostaglandin dehydrogenase(15-PGDH)で規定される.本研究では15-PGDHのヒト胃癌組織における発現動態を検討し組織型や細胞増殖・生命予後と...

第94回日本消化器病学会総会

P270 染色体不安定を呈するaneuploid胃癌は22q11.23のコピー数減少を呈する
内山哲史(岩国市医療センター医師会病院外科)
癌ではゲノム不安定を呈することは良く知られている.ゲノム不安定性は大きくはマイクロサテライト不安定性(MIN)と染色体性不安定性(CIN)とに分類される. CINはしばしばaneuploidyと密接に関係しそれらの発生に関与する遺伝子は多く報告されている.しかしながら胃癌におけるC]Naneuploidyにかかわる遺伝子異常についての報告はない.本研究ではFISHサイトメトリーアレイCGHを利用し...

第94回日本消化器病学会総会

P271 胃腺腫(groupIII病変)の癌化例の検討
林亨(香川県立がん検診センター)
【目的】胃腺腫(groupIII病変)は経過観察中の癌化などが問題になる.今回当施設にて経験した胃腺腫(groupIII病変)の癌化例について検討した.【方法】対象は当施設のGIFおよび生検にて胃腺腫(grouplII病変)と診断された146症例のうち3年以上経過観察された56症例である.対象患者は男性37名女性19名平均年齢64歳だった経過観察期間は3-11年平均5.6年だった.【成績】腺腫全体...

第94回日本消化器病学会総会

P272 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の治療成績
吉井新二(札幌徳洲会病院消化器内科)
【背景】近年ESDの普及によって早期胃癌の内視鏡治療における一括切除率が向上し適応は拡大されてきている.しかし早期胃癌のESDの長期成績は明らかになっていない.【目的】今回当院においてESDを施行した早期胃癌症例の治療成績を検討しESDの予後と適応拡大の妥当性について検討し報告する.【対象・方法】ESDを施行した胃腫瘍性病変95例中の早期胃癌71例(ガイドライン内病変43例適応拡大病変22例適応外...

第94回日本消化器病学会総会

P273 早期胃癌に対するESD後に胃切除胃全摘を要した症例の検討
弓場健義(大阪厚生年金病院外科)
【目的】ESD(Endoscopic submucosal dissection)の導入により早期胃癌における内視鏡治療の適応が拡大されつつある.当院では2006年4月よりESDが導入されたがESD後に胃切除胃全摘の追加を要した症例が出てきておりこれらについて臨床病理学的に検討を加えた.【方法】2006年4月~2007年9月に胃癌に対してESDを171例に施行した(ITナイフ).術前深達度M大きさ...

第94回日本消化器病学会総会

P274 早期胃癌の術前診断の正確性に関する検討~ESDを導入して~
赤坂智史(大阪厚生年金病院内科)
【背景と目的】2006年4月より当院ではESDを導入しそれに伴い早期胃癌の治療例数が大幅に増加し同時に外科との合同カンファレンスを開始した.今回術前診断の正確性についてESD導入前後の比較も含め検討した.【対象】2005年4月から2007年10月の間に外科手術を施行した174病変中術前診断M22SM28病変術前Mと診断され内視鏡治療を施行した177病変の計227病変を対象とした【結果と考察】術前診...

第94回日本消化器病学会総会

P275 胃底腺ポリープの頂上に高分化型管状腺癌を認めた1例
川瀬理恵(広島市立安佐市民病院内科)
【目的】胃底腺ポリープの背景胃粘膜は萎縮性変化に乏しく胃癌発生の低リスク群として知られている.今回我々は胃底腺ポリープの頂上に高分化型管状腺癌を認めた1例を経験したので報告する.【症例】症例は36歳女性.検診の上部消化管内視鏡検査にて胃体中部前壁に大きさ10mm大の頂上に不整形陥凹を伴う山田m型ポリープを指摘され当科紹介となった.前医および当院の生検はGroupIIでありCEAは正常範囲内であった...

第94回日本消化器病学会総会

P276 内視鏡的粘膜下層剥離術にて幽門部狭窄をきたした早期胃癌の2例
蘇原直人(しらかわ診療所群馬消化器内視鏡医療センター)
【はじめに】内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により広範囲な病変一括切除可能となったがそれに伴い併発する偶発症も認められるようになった.今回当院にて経験したESD後幽門部狭窄の2例につき報告する.【対象】平成18年4月より平成19年9月までに当院にてESDを施行した胃腫瘍243例(早期胃癌207例腺腫36例).そのうち前庭部病変は93例であった.【症例】幽門輪に切除範囲の及ばない前庭部病変は93例あ...

第94回日本消化器病学会総会

P277 EMR後再発胃癌のESD後に肝被膜下膿瘍を発症した1例
圓尾隆典(大阪赤十字病院消化器科)
【はじめに】内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は後出血や穿孔などの偶発症が多いことが知られている.今回EMR後再発胃癌に対してESDを施行し明らかな穿孔を来たしていないにもかかわらず肝被膜下膿瘍を併発したまれな症例を経験したので報告する.【症例】60代女性.既往歴:2007年1月子宮体癌で広汎子宮全摘.現病歴:2006年4月胃角小弩前壁の30mm大のIlc+1型早期胃癌に対し分割粘膜切除術を施行され...

第94回日本消化器病学会総会

P278 TS-1+CPT-11併用化学療法(IRIS療法)が奏効し治癒切除できた高度進行胃癌の1例
宮下憲暢(JA北海道厚生連網走厚生病院内科・消化器科)
症例は66歳男性主訴は周部不快感現病歴は平成17年4月主訴症状の改善がないため近医受診胃体部後壁に広範囲な5型隠匿(tub2>tub1>por)及び多発肝転移を認めた.手術不能胃癌と診断され化学療法目的に当院紹介入院となった.入院後全身精査を施行.画像診断において高度腹水胃壁の著明な肥厚胃周囲のリンパ節腫大多発肝転移左大腿骨大転子の骨転移などを認めcTXN2MIHIPI cStagelVと診断した...

第94回日本消化器病学会総会

P279 TS-1+CDDP療法が奏効したG-CSF産生胃癌の一例
森広樹(順天堂大学医学部消化器内科)
【はじめに】悪性腫瘍において明らかな感染巣がないにも関わらず白血球数の高値を示す症例がある.Granulocyte-colony stimUlating factor(G-CSF)の測定法の確立により多くのG-CSF産生腫瘍が報告されてきた.G-CSF産生腫瘍の報告は増加しているが大部分が肺癌であり胃癌の報告は稀である今回G-CSF産生胃癌を経験したので報告する.【症例】72歳男性.2006年に健...

第94回日本消化器病学会総会

P280 PTX(パクリタキセル)の投与にてPRを得られ併発した急性腎不全の著明な改善をも認めたスキルス胃癌の一例
芋瀬基明(岐阜県総合医療センター消化器科)
【症例】38歳男性【主訴】腹痛【現病歴】平成19年4月27日頃から腹痛を自覚したため5月1日に当科初診.腹部CTにて腹水の貯留と腫瘍マーカーの上昇が認められたため精査目的にて5月2日に当科入院となった【入院時現症】腹部は膨隆やや硬圧痛あり【入院時検査所見】BUN34mg/dlCr2.03mg/dlCEA213ng/mlCA19-9 397IU/ml【入院後経過】5月7日にGIFを施行したところ胃体...

第94回日本消化器病学会総会

P281 DICを併発した胃癌播種性骨髄癌症に対し化学療法が奏功し長期生存を得た一例
奥野貴史(彦根市立病院内科)
【症例】70歳男性60歳時に早期胃癌にて幽門側胃亜全摘術の既往歴がある.2005年秋頃より腰痛食欲不振体重減少が出現し徐々に増強していた.2006年4月帯状庖疹を主訴に当院皮膚科を受診した. DICと高ALP血症を認め当科紹介され精査目的にて入院となった.残胃に不整な襲集中像を伴う陥凹性病変を認め生検にて低分化型腺癌を認めた.また全身の多発性骨転移および骨髄への浸潤性転移を認めDIC併発胃癌播種性...

第94回日本消化器病学会総会