セッション |
検索結果は552件です。
- P342 限局性膵管狭窄を合併した膵内分泌腫瘍の一例
-
小倉健(大阪医科大学第2内科)
症例は42歳男性.平成18年4月心窩部痛で近医を受診し腹部USで膵管拡張を指摘され当科に紹介入院となった.MRCPでは主膵管は体部で狭窄を認めその尾側は径10mmと拡張を認めた. USでは膵管狭窄部に淡い低エコー腫瘤の存在が疑われたがMDCTでは明らかな腫瘤は指摘できなかった.十二指腸内視鏡では乳頭に異常なくERPでは膵体部に約3mm幅の限局した全周性の強い狭窄を認めた.狭窄部の尾側へのtube留...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P343 ソマトスタチンアナログが奏効した膵原発転移性神経内分泌腫瘍の一例
-
耕崎拓大(高知大学消化器内科)
【症例】58歳男性飲酒歴なし【主訴】膵の精査【現病歴】2006年出血性胃潰瘍のため近医にて加療された.その際腹部CTで膵尾部に腫瘤を認め精査のため紹介となる.【経過】採血では膵酵素の軽度上昇を認めたが炎症反応はなかった.CEACA19-9Dupan-IIは正常範囲であったCTでは膵尾部から脾門部に約6x3cmの造影効果のない低吸収域を認めた.脾腫部分的脾梗塞著明な側副血行路も認めた.PET-CTで...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P344 門脈腫瘍塞栓を伴った膵腫瘍の4例
-
大和弘明(北海道大学消化器内科学)
今回われわれは門脈腫瘍塞栓(PVTT)を伴った膵腫瘍の4例を経験したので報告する.症例1は60歳女性.背部痛全身倦怠感を主訴に受診した.腹部造影CT検査にて膵頭部に造影増強効果に乏しい腫瘤性病変と膵頭部病変より連続する門脈本幹内の陰影欠損がみられ腫瘍塞栓を疑った.亜全胃温存膵頭十二指腸切除(SSPPD)門脈合併切除術を施行した.組織型は低分化型管状腺癌でPVTTを伴っていた.症例2は72歳女性.腹...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P345 腎細胞癌術後5年目に発見され切除し得た膵転移の一例
-
永易希一((財)東京都保健医療公社東部地域病院外科)
今回我々は腎摘後5年目に発見され切除可能であった膵転移の1例を経験したため若干の考察を加え報告するt症例は73歳女性.2001年に左腎細胞癌の診断で当院泌尿器科にて経腰的左腎臓摘出術の既往がある.術後は同科外来で経過観察されていた術後5年目の定期検査で腹部CT・MR【所見上膵頭部にほぼ均一に濃染される約10mm大の孤立性腫瘍を認めた.超音波所見では同部位にやや内部不均一なlow echoic ma...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P346 腎癌術後多発膵転移に対し十二指腸温存膵全摘を施行した1例
-
藤田泉(東京女子医大消化器外科)
腎細胞癌は一般的に肺骨肝への転移が多く膵への転移は比較的稀であるが膵転移をきたすものには低悪性度で発育が緩徐なslOWgrowing typeが知られており積極的な切除により予後の改善が期待できる。今回他医で膵血管腫として4年経過観察された多発膵転移に対し十二指腸温存膵全摘を施行した症例を経験したので文献的考察を加え報告する.症例は67歳女性で1998年9月副腎細胞癌に対し騰落摘術が施行され術後補...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P347 消化管穿孔を来たしたアレルギー性紫斑病の1例
-
三上達也(弘前大学消化器血液内科学講座)
症例は60歳代の男性.H19年9月下旬より心窩部痛を自覚.十二指腸乳頭部癌およびアルコール性肝硬変の診断で前医入院術前検査を施行中大腿から下腿にかけて紫斑が出現.その後タール便が出現し上下部消化管内視鏡を施行したが出血源不明のため10月下旬に当科転院となった.皮膚所見からアレルギー性紫斑病を疑い当院皮膚科にて皮膚生検を施行.ほぼ毎日タール便は持続腹痛の悪化とともにCTにてfree airを認めたた...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P348 高度な消化管病変を呈したアレルギー性紫斑病の1例
-
山本富美子(豊橋市民病院)
【症例】28歳男性【主訴】腹痛【既往歴・家族歴】特記事項なし【現病歴】平成19年8月23日昼より心窩部の不快感を自覚し食思不振がみられた.症状の改善がないため8月26日に当院救急外来を受診した.黒色捜物暗赤色の下血を認めたため上部消化管内視鏡を施行したところ上十二指四角から下行脚にかけて不整な潰癌を全周性に認めた翌8月27日に外来を受診した際腹痛が増悪していたため精査目的に入院となった.【経過】補...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P349 下血で発症した抗リン脂質抗体症候群に伴う後天性第VIII凝固因子欠乏症に小腸潰瘍を合併した一例
-
佐藤俊(会津中央病院消化器病センター)
【症例】71歳女性.2007年4月かかりつけ医を受診した際に急激な貧血の進行を指摘されたs5月に下血が出現し他医に入院.出血源を同定できず精査目的で当科へ紹介となった.慨往歴】高脂血症糖尿病62歳時大腸穿孔.流産歴;妊娠3日中1回(第2子出産後1回)【家族歴】特記事項なし【翠眉及び経過】意識清明体温36.7℃血圧136/70脈拍80/分呼吸音正常心雑音なし.腹部平坦正中に手術痕肝脾腫なし.血液生化...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P350 蛋白漏出性胃腸症を呈したリンパ脈管筋腫症の1例
-
小田木勲(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科)
【症例】29歳女性.【主訴】下腿浮腫.【現病歴】数ヶ月前より下腿浮腫を自覚し他院を受診.尿蛋白陰性低蛋白血症を指摘され蛋白漏出性胃腸症の疑いで当科紹介受診となった.【現症および経過】入院時下腿浮腫を認めTP4.Og/dlAlb2.4g/dlと著明な低蛋白血症を認めた.CrO6mg/d1UNllmg/dlと腎機能は正常であった.胸部CTにて薄壁の小嚢胞性病変の多発少量の胸水を認め腹部CTリンパ管シン...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P351 慢性特発性偽性腸閉塞症の一例
-
井星陽一郎(九州大学病態制御内科学)
症例は40歳男性生来健康であった.平成15年より下痢嘔吐が出現し検診で低コレステロール」血症を指摘された.工日67行の下痢体重減少のため平成17年5月に前門入院し十二指腸・小腸の拡張を指摘され特発性吸収不良症候群として経過観察された.症状強くなり血清アルブミン1.7g/dlと低下したため平成19年7月に当科入院.身長169.2cm体重40.1kgとるいそうを認めた膠原病を疑う皮膚所見を認めなかった...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P352 Helicobacter pylori除菌療法により胃酸分泌能が回復し消化管Bacterial Overgrowth症候群が改善した1例
-
本田徹郎(自治医科大学消化器内科)
【はじめに】H.pylori除菌療法により胃酸分泌能が改善し胃の殺菌作用が回復したことで小腸bacteria1 overgrowth症候群が改善した特発性偽性腸閉塞症の1例を経験したので報告する.【症例】患者は65歳男性.44歳時に当院にて特発性偽性腸閉塞症と診断されその12年後に繰り返すイレウスのため広範囲小腸切除術が施行された術後12年が経過した頃より頻回の下痢体重減少浮腫が出現したため来院血...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P353 術前CTにより診断可能であった児石による癒着性イレウスの1例
-
鈴木貴久(トヨタ記念病院消化器科)
【症例】80歳女性【既往歴】30歳時肺結核.30年前に虫垂炎.【現病歴】2007年6月23日より間欠的な右下腹部痛嘔吐が出現し6月24日当院ERに受診したが急性腸炎の診断で帰宅症状改善なく6月26日当科を受診腹部CTで腫瘤および軽度の腸管拡張を認めイレウスを合併した腹部腫瘤の診断で入院.【身体所見】体温:36.8℃血圧152/92mmHg脈拍88/分・整.貧血・黄疸なし.右下腹部に下目大の腫瘤を認...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P354 両側卵巣および小腸の嵌頓を認めた高齢者鼠径ヘルニア嵌頓の一例
-
齊藤直人(吉祥寺南病院外科)
【目的】鼠径ヘルニア嵌頓はしばしば経験する緊急疾患ではあるが嵌頓内容は小腸や大網が多くを占める.今回われわれは両側の卵巣および小腸の嵌頓を認め緊急手術により寛解した一例を経験したので報告する【症例】症例は87歳女性.約1年前より左鼠径部に小手明大の腫瘤を自覚していたが放置していた.平成19年10月10日立位時右鼠径部にピンポンボール大の腫瘤を自覚し同時に急激な腹痛右鼠径部痛嘔気を伴ったため同日当院...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P355 急性上腸間膜動脈解離の2例
-
伊藤博(金沢大学救急部・集中治療部)
大動脈解離を伴わない上腸問膜動脈(SMA)解離は比較的稀な疾患である.今回保存的に観察し得た2例を報告する.【症例1]46歳男性激しい腹痛で無医を受診し腹部CT検査でSMA解離と診断され加療目的に本院入院となった.血液生化学検査で白血球数とCRPの上昇を認めた.腹部所見では膀周囲に圧痛のみ認めた.腹部造影CTでSMA解離を認めたが偽腔は血栓化しており大動脈やその他の主要分岐は異常なく腸管の虚血は認...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P356 腹腔動脈解離3例の検討
-
今本栄子(社会保険京都病院内科)
腹腔動脈などの腹部動脈解離はしばしば大動脈解離に伴って認められることがあるが大動脈解離を伴わない腹部動脈解離は稀であるしかし画像診断の進歩によりその報告が散見されるようになっている.われわれは腹腔動脈解離を3例経験したので報告する症例1.39歳男性平成18年2月28日より突然の左側腹部痛を自覚し3月4日当院救急外来を受診し腹部CTにて腹腔動脈起始部から群肝動脈胃十二指腸動脈脾動脈まで解離を認めた....
第94回日本消化器病学会総会 >
- P357 潰瘍性大腸炎患者の脂肪酸摂取n-3/n-6比と緩解維持効果との関連について
-
中島嘉之(自治医科大学附属さいたま医療センター消化器科)
潰瘍性大腸炎の緩解期においてn-3系多価不飽和脂肪酸比率を高めた食事により緩解維持率を上昇させる報告は認められるが脂肪酸摂取量と不飽和脂肪酸n-3/n-6比が再燃に及ぼす影響は明らかではない.【目的】難治性の潰瘍性大腸炎患者について聞き取りによる栄養調査から脂質摂取量:を明らかとし食事中脂肪酸の再燃・緩解維持効果に及ぼす影響について検討する.【対象】当院外来通院中の潰瘍性大腸炎患者.再燃群(cas...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P358 潰瘍性大腸炎再燃時のEdwardsiella tarda感染の意義
-
大草敏史(順天堂大学消化器内科)
【目的】Edwardsiella tardaは好気性のグラム陰性桿菌で魚類や鳥類に腸炎や膿瘍などの病気を起こすことが知られていたが最近になってヒトに感染し腸炎を引き起こすことが知られてきた.我々は潰瘍性大腸炎(UC)の再燃時の糞便細菌培養で少なからず同菌を検出し抗菌薬療法を施行した今までUCのsuper infectlonとして同工の意義を検討した症例研究はないのでここに報告する.【方法】UCの血...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P359 潰瘍性大腸炎に対する抗菌剤多剤併用療法の長期的な有効性について
-
加藤公敏(日本大学消化器肝臓内科)
【目的】腸内細菌をTargetとした潰瘍性大腸炎(UC)に対する抗菌剤多剤併用療法が順天堂大学大:草らにより開発され我々もその有用性を報告してきた.今回UCに対する抗菌剤療法の長期的な有効性も含めて報告する.【方法】対象はAMPC I500mgTC 1500mgmetronldazole 750mg/日の3剤(ATM)の2週間経口投与を行ったステロイド依存性19例抵抗性3例を含むUC26例である(...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P360 潰瘍性大腸炎に対する血球成分除去療法の成績とその内視鏡像の検討
-
日下利広(京都桂病院消化器内視鏡センター)
【背景】潰瘍性大腸炎(以下UC)に対する血球成分除去療法(以下CAP療法)が2000年に保険適応となりステロイドを中心としていた難治性UCの内科的治療は新たな武器を手に入れた.一般臨床病院である当院でも保険適応となった早期よりUCに対するCAP療法を積極的に施行しており今回その臨床治療成績と大腸内視鏡像について検討したので報告する【対象と方法】2003年5月から2007年9月までに当院で57症例(...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P361 中等症UCに対する5日間連続LCAP療法の安全性と効果
-
辻川知之(滋賀医科大学消化器内科)
【目的】血球成分除去療法は当初ステロイド抵抗性UCに対する効果で注目されたがステロイドナイーブ症例に対する治療など厭なる応用が模索されている.また従来の週1回よりも週2-3回目intensivetherapyがより早期の効果が期待できることが明らかにされている.今回我々は活動期UCに対する5日間連続LCAP療法の安全性と効果について検討したので報告する【方法】従来の治療継続中で明らかな増悪のみられ...
第94回日本消化器病学会総会 >
|