セッション

検索結果は552件です。

P362 潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎と鉄欠乏性貧血との関連に関する検討-鉄欠乏性貧血は回腸嚢炎診断の一助となりうるか?-
長尾宗紀(東北大学胃腸外科)
【背景と目的】潰瘍性大腸炎にて手術適応となり大腸全摘を施行した後の症例でも(鉄欠乏性)貧血を発症していることが多い.また回腸嚢肛門(菅)吻合後の晩期合併症の1つとして回腸嚢炎が挙げられるが適切な血清学的マーカーの欠如が指摘されている.そこで回腸嚢炎の有無と術後の貧血との関連性について検討した.【対象】2004年~2005年度内に当科で潰瘍性大腸炎の分割手術の最終過程すなわち回腸痩閉鎖術を終了しかつ...

第94回日本消化器病学会総会

P363 クローン病治療における成分栄養療法のコンプライアンスと栄養状態緩解維持についての検討
大塚博之(山梨大学内科学第一講座)
【目的】クローン病治療の緩解維持において成分栄養療法(Elemental Diet:ED療法)として1200kcal以上を投与することが必要とされている.一方経鼻チューブに対する抵抗感投与時間成分栄養剤の味覚狭窄例における腹部膨満感などによりED療法を継続することは必ずしも容易ではない.今回ED療法におけるコンプライアンスと栄養状態炎症反応併用薬剤からみた緩解維持の効果について検討した.【方法】E...

第94回日本消化器病学会総会

P364 当院におけるCrohn病へのInfliximab投与症例の検討
青山徹(埼玉医大総合医療センター消化器肝臓内科)
【目的】近年InfhximabによりCrohn病患者のQOLの著明な改善効果が得られるようになってきたしかしどのような症例に対しIn一血ximabを投与すべきかまた寛解維持投与はどのような症例に対し必要かなどの課題が残されている.今回われわれは当院におけるCrohn病に対するIn且iximab治療症例の検討を行った.【方法】2004年3月より2007年6月までの間に当院においてInfliXimab...

第94回日本消化器病学会総会

P365 クローン病患者におけるInfliximabの治療効果の検討
谷島麻利亜(東京女子医科大学消化器内科)
【目的】クローン病患者の薬物療法としてIn且iximabが有用である.今回我々は当院においてInfliximabを投与したクローン病患者の治療効果の検討を行った.【方法】2001年一一2007年の間に当院にてIn-fiiximabを投与した中等度~重度の活動期又は外痩を有するクローン病患者のうち副作用などなく長期継続投与可能でかつ経過を追えている16人を対象とした.検討項目はInfiximab投与...

第94回日本消化器病学会総会

P366 潰瘍性大腸炎に合併した真菌性脊椎炎の1例
田島陽介(新潟大学第一外科)
症例は58歳の男性.2007年3月より粘血便が出現し他院にて下部消化管内視鏡注腸造影を行ったところ潰瘍性大腸炎と診断されサラゾスルファピリジンとプレドニゾロンの内服絶食・完全静脈栄養などの治療を開始された.しかし発症1ヶ月後より40℃台発熱が続き血液培養の結果Candida albicansが検出されたため抗真菌薬の投与を開始された.さらに発症2ヵ月後より薬剤性と思われる皮疹肝障害が出現しサラゾス...

第94回日本消化器病学会総会

P367 ARDSを合併した重症潰瘍性大腸炎の1例
相良志穂(秋田大学医学部消化器内科)
【はじめに】炎症性腸疾患には多くの腸管外合併症が報告されている.今回急性呼吸促迫症候群(ARDS)を合併した重症潰瘍性大腸炎(UC)症例を経験したので報告する.【症例】67歳男性【主訴】血便【既往歴】66歳直腸癌で低位前方切除術【現病歴】2007年2月より時々血便を自覚近医で大腸内視鏡施行されUC(全大腸炎型)と診断され3月8日入院.プレドニゾロン40mgの投与を開始したが症状の改善なくアザチオプ...

第94回日本消化器病学会総会

P368 潰瘍性大腸炎に随伴した十二指腸炎の1例
森山友章(湘南鎌倉総合病院消化器内科)
症例は78歳女性.主訴は嘔気・嘔吐.1993年から左側大腸炎型の潰瘍性大腸炎(UC)と診断されサラゾピリン(SASP)とプレドニゾロン(PSL)などが投与された2003年出血下痢便に対して回虫球除去療法が行われtSASPにより緩解を維持していた2005年8月から血便や腹痛はなかったが嘔気・嘔吐が生じ食思不振と体重減少が続くため当科へ入院した.大腸内視鏡ではS状結腸から下行結腸にかけて単発性の浅い潰...

第94回日本消化器病学会総会

P369 ステロイド治療を契機としてB型肝炎が急性増悪しラミブジン療法が行われた潰瘍性大腸炎の1例
細井亜希子(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(以下UC)症例が増える中でt今後B型肝炎に合併した症例も経験されると思われる.通常重症UCの治療において大量のステロイドが用いられる.一方ウィルス性肝炎症例に対しステロイドを投与することは肝機能悪化に注意が必要である。今回我々はステロイド治療を契機としてB型肝炎が急性増悪しlamivudine療法が行われたUCの1例を経験した.これまでにlamivudine投与中のUC治療症...

第94回日本消化器病学会総会

P370 ネフローゼ症候群と潰瘍性大腸炎の経過中に原発性胆汁性肝硬変を発症した1例
山本章二朗(宮崎県立延岡病院内科)
症例は59歳男性.1988年にネフローゼ症候群を発症し他医で腎生検を行い微小変化型と診断され入院下でステロイドおよびエンドキサンにて加療された.1994年10月に血便下痢を認め大腸内視鏡検査を施行され全大腸炎型の潰瘍性大腸炎(以下UC)と診断されSASPを開始されその後は症状は落ち着いていた.その後は本人の希望によりPSL10mg/日の隔日投与メサラジン内服で加療しておりネフローゼ症候群潰瘍性大腸...

第94回日本消化器病学会総会

P371 colitic cancerと考えられた大腸癌の2例
石山晃世志(癌研究会有明病院消化器センター内科)
【症例1】59歳女性.2003年7月に感冒様症状にて近医を受診し右下腹部に手盛大の腫瘤を指摘されたため当院を紹介受診した.大腸内視鏡検査にて右横行結腸に発赤浮腫状粘膜管腔狭小化線状潰瘍および多発性炎症性ポリープを認めまた注腸検査では上行結腸の短縮と狭窄多発びらん潰瘍および回盲弁の消失像を認めた.腸結核を疑い抗結核薬を投与したが軽快せず2007年5月の定期大腸内視鏡検査にて高分化腺癌を認めたため右半...

第94回日本消化器病学会総会

P372 サーベイランス内視鏡を契機に診断された早期直腸Colitic cancerの1例
渡邊真(藤田保健衛生大学消化管内科)
【症例】42歳男性.既往歴・家族歴に特記すべき所見なし平成4年発症の全大腸炎型潰瘍性大腸炎にて近医外来通院中であった平成18年のサーベイランス内視鏡にて直:腸生検にてdysplasiaを指摘され当院紹介となる.平成19年1月の内視鏡検査では直腸(Rs)に丈の低い穎粒集族様病変を認め生検でlow grade dysplasiaと診断された.経過観察の平成11年5月17日の内視鏡検査では直腸(Rs)の...

第94回日本消化器病学会総会

P373 ATM療法が著効した潰瘍性大腸炎の2例
丸山尚子(藤田保健衛生大学消化管内科)
【背景】潰瘍性大腸炎は年々増加しており治療法も多様化している中でもPSL依存性・抵抗性では治療が長期化し寛解導入に難渋する症例が存在する.今回ATM療法(抗菌薬多剤併用療法)が著効した潰瘍性大腸炎2例を経験したので報告する.【症例1】35歳女性.平成7年発症の全大腸炎型で平成16年目り便回数増加血便がありPSL5mg~30mg/日の増減を繰り返していた.平成17年11月より膝・足関節痛が出現.PS...

第94回日本消化器病学会総会

P374 サイクロスポリン持続静注療法が腸管外合併症である多関節炎を伴った潰瘍性大腸炎に有効であった2症例
飯田智広(群馬大学病態制御内科学)
潰瘍性大腸炎には多彩な腸管外合併症を併発する.今回潰瘍性大腸炎の経過中に多関節炎を合併した2症例を経験した.1例はステロイド抵抗性のためもう1例はステロイドの副作用の危惧されたためステロイドパルス療法ではなく重症難治症例と同様にサイクロスポリンを4mg/kgの持続静注療法で加療を行った.導入後軽度の肝機能障害を認あたが療法開始後に速やかに関節炎症状および発熱も改善した.消化器症状下血も消失し緩解導...

第94回日本消化器病学会総会

P375 直腸に広範な潰瘍を形成した潰瘍性大腸炎4例の検討
中川正(奈良県立医科大学消化器・総合外科)
【はじめに】一般に潰瘍性大腸炎(以下UC)は近位大腸に向かい炎症が進展するが直腸に広範な潰瘍を形成する症例はまれである.さらに深部の炎症に比し直腸の炎症が軽微であるというrectal sparingは重症UCにしばしばみられ特徴の1つとされているわれわれは直腸に広範な潰瘍を形成する症例を4例経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.【症例の概要】男性2例女性2例.全大腸炎型3例左側大腸炎型1例...

第94回日本消化器病学会総会

P376 低用量アスピリンによる小腸大腸出血性病変の検討
黒木優一郎(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
【目的】近年の高齢化社会において心疾患や脳血管障害の予防治療として低用量アスピリンの使用例が増加している、今後更に使用頻度が増えることが予想され早急な対策が必要と考える当院において経験した低用量アスピリンによる小腸大腸出血性病変について検討した.【方法12005年から2007年9月まで当院で施行した血便を主訴とした緊急内視鏡うち低用量アスピリンを内服中であった小腸病変7例と大腸病変18例を対象とし...

第94回日本消化器病学会総会

P377 低用量アスピリン服用と大腸および食道出血性疾患との関係
友松雄一郎(藤田保健衛生大学第二教育病院)
【目的】低用量アスピリン服用と大腸および食道出血性疾患との関係について検討した【方法】1)2002~2007年に下部消化管出血をきたし大腸内視鏡検査を実施したのは474例であった.そのうち低用量アスピリンを内服していたのは42例であった.2)1997~2007年に消化管出血をきたし上部消化管内視鏡検査を実施した出血性食道疾患85例でそのうち低用量アスピリンを内服していたのは9例であった.年齢併用薬...

第94回日本消化器病学会総会

P378 ポリエクトミールを用いた虚血性腸炎の外来治療
山田哲(豊橋市民病院消化器内科)
【背景・目的】虚血性腸炎は下血腹痛をきたす代表的な下部消化器疾患である.重症例では壊疽型や狭窄型へと増悪する場合があり桐胴診断が治療法の選択に重要である.壊疽型や狭窄型への進展例では急性期の大腸内視鏡所見で病変粘膜が暗赤色を呈し浮腫も高度で特に壊疽:型では灰緑色を呈する.深い潰瘍を合併し腸管全周に及ぶ場合が多く緊急手術が必要である.一方一過性型の急性期内視鏡所見は粘膜の発赤やびらんが主体で浮腫も軽...

第94回日本消化器病学会総会

P379 当院で経験した腸結核7例の診断過程と臨床像に関する検討
大和隆明(川崎医大川崎病院肝臓消化器病センター内科)
【背景と目的】欧米ではHIV感染者で腸結核を含む肺外結核患者の増加が報告され日本でも近年増加傾向を示し臨床上注意すべき疾患である.我々は過去15年間に経験した腸結核7例の診断過程および臨床像について検討した【対象と方法11992年9月から2007年9月までの15年間に当院で診断治療された腸結核7例につきその臨床症状と大腸内視鏡所見注腸生検培養PCRQuantiFERON TB-2G検査腹部CT胸部...

第94回日本消化器病学会総会

P380 腸結核IBDの診断におけるクォンティフェロンの有用性
佐々木淳治(豊橋市民病院消化器内科)
【目的】腸結核における結核菌および乾酪壊死を伴う肉芽腫の検出率は低いため確定診断は現在なお難しい.2006年より保険収載となったクォンティフェロン(以下QFT)は結核菌に特異的なESAT-6CFP-10という蛋白を抗原としこれらを全血に添加してTリンパ球から放出されるインターフェロンγを定量する検査法であり感度は約80~90%特異度はほぼ100%とされている.今回当科での腸結核IBDの診断における...

第94回日本消化器病学会総会

P381 出血性大腸憩室症の診断と治療:CT血管造影(CTA)による出血部位の特定と血管塞栓術(IVR)
檜沢一興(公立学校共済組合九州中央病院消化器内科)
【目的】出血性大腸憩室緊急症の診断と治療内容を検討する.【方法】最近経験した出血性大腸憩室症は21例(男性12例女性9例平均年齢69歳)で8例は基礎疾患(脳梗塞6例心房細動1例腰痛症1例)のため抗血小板剤やNSAIDを内服していた.9例は再発症例で発症経過から憩室出血と臨床診断した.12例は初発例で全例大腸内視鏡検査を施行した.出血部位と出血:量の評価のため5例に腹部CT検査を行った.遷延する出血...

第94回日本消化器病学会総会