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検索結果は552件です。
- P322 肝細胞癌初回切除後19年後に出現した胆管細胞癌の1例
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高木慎太郎(広島大学大学院分子病態制御内科学)
【はじめに】肝細胞癌(HCC)は高率に再発をきたし10年以上無再発生存例の報告は多くはないまた胆管細胞癌(CCC)の発生については慢性肝疾患の関連性も示唆されている.今回我々はHCC初回切除後無再発で経過中19年後にCCCが出現した症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.【症例】65歳女性1988年7月健康診断にてHBsAg陽性を指摘され9月当科紹介.腹部超音波(us)cT上鞘s7に肝腫...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P323 若年に発症し根治術後早期にリンパ節再発を来したFibrolameller hepatocellular carcinomaの1例
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了徳寺大郎(東京都立駒込病院外科)
症例は26歳男性腰背部痛を主訴に受診した近医にて施行されたCT検査で肝腫瘤を指摘され平成19年2月当院紹介受診した.精査施行し肝細胞癌(M-St8cmc-T2NOMOStage2)と診断し同年4月拡大左葉切除術施行した.腹腔内に腹水なく腹膜播種リンパ節転移は認めなかった.切除標本所見は単純結節周囲増殖型H3EgFc(一)Fc-inf(一)Sf(一)SONOVpOVvOVaOBOIMOSM(一)NL...
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- P324 閉塞性黄疸を呈した胆管浸潤肝細胞癌に対しRFAが有効であった1例
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今井径卓(済生会新潟第二病院・消化器科)
【症例】80歳男性.1996年にC型慢性肝炎と診断され2003年2月腹部超音波検査(US)にて肝S5-8に肝細胞癌が疑われたため当科紹介t肝動注化学塞栓療法(TACE)およびラジオ波焼灼療法(RFA)を施行した.2007年3月27日より腹痛下血黄疸が出現し3月30日精査加療目的に入院した.【検査成績】AST 801U/1ALT 861U/1T-bil 6.69mg/dlD-bil 5.34rng/...
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- P325 膵癌組織におけるAmphiregulinの発現の検討
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西村貴士(滋賀医科大学消化器内科)
【目的】Amphireg山nは全長252のアミノ酸からなりEGFTGFαheparin-binding(HB)一EGFbetacellu㎞などを含むEGF familyに属しているまたEGF receptorに結合して上皮細胞間質細胞の増殖応答を誘導しその反応は上皮細胞問質細胞でもautocrineparacrineとして作用していることが知られている.AmphiregUlinのmRNAの正常組織...
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- P326 当科における膵癌58剖検例の検討
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中村路夫(市立札幌病院消化器科)
【目的】剖検:により病理組織学的に膵癌であることを確認しえた58例につき種々の臨床病理学的な因子と予後ならびに治療効果などにつき検討した.K方法】1990年4月から2007年3月までに当科にて経験した浸潤性膵癌剖検例58例を対象とし臨床病理学的因子治療予後との関連につき解析を行った.【結果】男女比は男性/女性:31/27年齢は42~89歳(median 73歳)PS O/1/2/3:18/19/1...
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- P327 国立国際医療センター消化器科における膵癌患者の予後に対する臨床的検討
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雅楽川英樹(国立国際医療センター消化器科)
【目的】膵癌は切除不能な進行した状態で診断されることが多くGemcitabineによる化学療法が丘rst lineとして行われるが生命予後は不良である.国立国際医療センター消化器科に入院した膵癌患者の実態を調査し化学療法を施行された切除不能膵癌に対する生命予後に関わる因子を検討することを目的とした.【方法】2002年12月から2007年5月の4年6ヶ月間に当科で初めて膵癌と診断された81症例(平均...
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- P328 Bcl-2特異siRNAによる膵癌細胞のGemcitabine抵抗性の改善
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岡本欣也(鳥取大学機能病態内科学)
【目的】膵癌は早期発見が難しく加えて進行膵癌の予後は非常に悪い.進行膵癌に対する化学療法としてヌクレオチドアナログであるGemcitabineはt膵癌の生存期間を改善し疾患に関連する症状を緩和すると報告されている.しかしGem・citabineの治療効果は限定的でありその抵抗性の理由の一つとしてミトコンドリア膜の電位保持によって抗アポトーシス効果を示すbcl-2の膵癌細胞内での過剰産生が指摘されて...
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- P329 当院における小膵癌の画像診断法
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金森明(大垣市民病院消化器科)
【目的】他の消化器癌と比し進行が早く自覚症状に乏しいため発見の遅れることが多い膵臓癌において根治的治療の選択予後改善のためには早期発見は最も重要な因子の一つと考えられる.近年になりmultidetector-row CT(MD-CT)MRCP超音波造影剤を用いた造影超音波(CE-US)超音波内視鏡FDG-PETなど各種画像診断法も発達してきている.これらの画像診断法を中心に当院での小膵癌診断におけ...
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- P330 膵腫瘍性病変に対する術中real-time tissue elastographyの使用経験
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杉本博行(名古屋大学消化器外科学)
【目的】消化器外科術中検索において触診による腫瘤の硬さ評価は鑑別診断に経験的に用いられてきたが“硬ざは客観性に乏しく情報の共有が困難であった.Rea1-time tissue eiastography(以下エラストグラフィ)は超音波Bmode画像と統合して組織の硬さをカラー画像で相対表示することができる装置で乳腺甲状腺腫瘤の鑑別診断に用いられている.今回膵腫瘍性病変に対する開腹手術中にエラストグラ...
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- P331 TS1膵癌の診断・治療成績と早期診断におけるEUSの有用性
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飯星知博(尾道総合病院内視鏡センター)
【目的】当院におけるTS1(腫瘍径2cm未満)膵癌の診断・治療成績を検討し早期診断におけるEUSの有用性を明らかにすること。【対象・方法】平成12年8月以降当院でTS1膵癌と診断し画像と病理の比較検討が可能であった22症例を対象に各種臨床・病理学的因子を検討した.【結果1男性7例女性15例で年齢は41歳~85歳(平均70.5歳).合併症はDM:11例(50%)慢性膵炎:5例(22.7%)分枝型IP...
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- P332 当院における膵癌化学療法一年生存例の検討
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大久保賢治(愛知県厚生連加茂病院内科)
【目的】切除不能膵癌の化学療法において予後延長に関連する因子を検討すること.【方法】当院で2002年9月から2007年6月までに切除不能膵癌に対して新規化学療法を施行した症例は42例(男:女30:12)年齢中央値66歳(男性65歳女性70.5歳)PSO:1:2:3=2:34:3:3例進行度(癌取り扱い規約)Stage nI:IVa:IVb=1:19:22例部位頭部:体尾部19:23例であった.これ...
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- P333 高齢者(75歳以上)に対する膵頭十二指腸切除術の検討
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森根裕二(徳島大学外科学)
【目的】難易度も高く術後合併症も決して低くない膵胆道系疾患に対する高齢者の手術適応は依然不明瞭である.今回我々は高齢者(75歳以上)に対する膵頭十二指腸切除術(PD)の是非について検討した.【対象と検討項目】当科において2000.4-2006.12までに施行したPD症例46例.75歳以上(A群)と未満(B群)の2群にわけ手術時間出血量輸血の有無術後摂食開始期間術後在院日数合併症率について検討.【結...
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- P334 周術期管理ガイドラインを基にした膵頭十二指腸切除術のクリニカルパス
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豊川秀吉(関西医科大学外科)
【目的】膵頭十二指腸切除術(PD/PpPD)は侵襲が大きく術後合併症率が高い手術である.我々は術後合併症低減のため種々の方法で周術期管理に介入し術後管理のばらつきを制限するために周術期管理ガイドラインを作成してクリニカルパス(CP)を導入した.さらにパス導入前期と後期に分類し合併症率やバリアンスの発生率を比較したので報告する.【方法】過去7年間の胆膵領域悪性腫瘍(膵72例胆32例十二指腸31例)に...
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- P335 腎細胞癌術後膵多発転移に対する外科治療
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鈴木哲也(独立行政法人国立病院機構甲府病院)
症例は61歳女性.平成4年1月に右腎細胞癌(RCC)に対し前唄泌尿器科でRadical nephrectomyを実施病理組織診断はRCC clear cell sub-typegradel-2ly(一)INFapT1.補助療法としてインターフェロンαを209回実施した.今回腰部から心窩部にかけての痛みを主訴に近医を受診腹部超音波検査で多発膵腫瘍の診断にて当院を紹介された.CT所見では膵頭部及び尾部...
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- P336 アルコール性膵石症に合併した膵管内乳頭粘液性腺癌(IPMC)の1例
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瀧井道明(大阪医科大学第二内科)
症例は70歳代の男性.以前から大酒家で急性膵炎の既往もありアルコール性慢性膵炎珪石症と診断されて経過観察されていた.腹部症状は認められないが高アミラーゼ血症が持続するので精査目的で当科を紹介された画像検査では膵頭部に石灰化膵石と膵頭部から軸部にかけて30m皿大の多房性の嚢胞性病変が認められ主膵管は著明に拡張して膵実質の著明な萎縮が認められた.メシル酸カモスタット内服によって膵酵素値の低下が認められ...
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- P337 IPMNに合併した同時性多発浸潤性膵管癌の1切除例
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小泉一也(市立旭川病院消化器病センター)
症例は52歳男性.27歳時に胃癌にて幽門側胃切除術の既往がある.H19年8月上旬皮膚黄染にて近医を受診し肝胆道系酵素の上昇を指摘され当院紹介入院となった.CTにて膵頭部に25mm大の腫瘤性病変を認めたほか、膵尾部にも35mm大の腫瘤性病変を認めた.各々の病変の乳頭側には嚢胞性病変が存在しさらに膵頭部に腫瘍と離れて嚢胞性病変がみられた.MRCPでは膵尾部の主膵管に狭窄像を認めた.膵頭部の主膵管は圧排...
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- P338 壁在結節を有するIPMN分枝型との鑑別を要した膵漿液性嚢胞腺腫の一症例
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堀内葉月(奈良県立医科大学附属病院消化器内科)
【症例】35歳女性.【主訴】嘔気.【臨床経過】且6年近医初診.膵頭部腫瘤を指摘精査目的で当科紹介.USCTにて腫瘤は膵頭部の被膜を伴わない径3cmの多房性嚢胞性腫瘍として捉えられた.内部に小嚢胞の集籏を疑う濃染域を認めるが石灰化はなしMRIEUSでは多脳性嚢胞内に充実成分はなく体尾部主膵管は軽度拡張.ERCPでは淡く嚢胞が描出された.漿液性嚢胞腫瘍が最も疑われたため近医にて経過観察となる.H17年...
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- P339 限局性の嚢胞状拡張を呈した主膵管型IPMCの1例
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森田剛文(浜松医科大学第2外科)
症例は70歳女性.腰背部痛を主訴に近医受診。腹部USにて膵嚢胞性腫瘍を疑われ当科紹介受診当院での腹部CTにて膵体部に径35mm大の嚢胞性病変を認め内部には15mm大の造影効果を有する結節を伴っていた.MRCPでは膵体部の嚢胞性病変に加え拡張した体尾部の主膵管が描出された.ERCPでは乳頭の開大や粘液の排出を認めなかった.混合型のIPMCを疑い膵体尾部切除・脾合併切除を行った.病理組織学的には嚢胞状...
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- P340 ERPで主膵管との交通を認めたMCNの1例
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藤田泉(東京女子医大消化器外科)
MCN(mucinous cystic neoplasm)の多くは主膵管との交通を認めず画像診断上の特徴とされているが時に標本造影やERPで主膵管との交通を認めることがあり膵嚢胞性疾患の鑑別診断において注意を要する.今回ERPで主膵管との交通を認めたMCNの1例を経験したので報告する.症例は43歳女性で2004年1月人間ドッグの腹部USで膵体部に15mm大の嚢胞性病変を指摘され年1回のUSで経過観...
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- P341 長期間にわたり経過観察された膵脂肪腫の一例
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田中国彦(市立袋井市民病院消化器科)
症例は60歳男性.平成4年から2型糖尿病で当院通院中であったが平成10年に検診の腹部エコーで膵頭部に20×40mm大の低エコー領域を指摘され他院にて膵脂肪変性と診断され経過観察されていた.平成12年10月の当院での腹部エコーでは膵鈎部から頭部にかけて比較的境界明瞭で内部に若干の線状高エコーを有する25×44x52mm大の低エコー領域を認めやや増大傾向を呈していたため平成13年1月に精査を施行した....
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