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検索結果は552件です。
- P442 消化器疾患におけるDPCに対応したクリティカルパス(CP)作成とその評価
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伊藤敏文((独)労働者健康福祉機構関西労災病院消化器内科)
【目的と方法】多くの医療機関でDpcが導入され一方医療の標準化や医療の質と安全性の向上と医療経済からも効率のよい医療を行えるCP作成が求められDPCに適応したCPの作成が必要である.本院消化器内科において大腸腫瘍内視鏡的治療(CF-CP)と肝細胞癌動脈塞栓化学療法(TACE-CP)をDPCの対応を考慮し作成した平成18年7月一12月(1期)平成19年1月一3月(2期)同年4月一8月(3期)の入院症...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P443 CDDPTS-1併用療法が奏効した腹膜漿液性乳頭状腺癌の一例
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笠原薫(函館五稜郭病院消化器内科)
症例は55才女性.平成19年7月腹部腫瘤を主訴に道立江差病院受診腹部CTにて腹腔内に腫瘤性病変腹水貯留を認め精査加療目的に7月25日当院へ紹介された.上部及び下部消化管内視鏡では特記すべき異常は認めなかったが横行結腸に腸管外からの圧迫ひきつれの所見を認めた.婦人科を受診するが子宮及び卵巣付属器には異常は認めなかった.血液検査ではCA125が704U/mlと上昇していた.造影CTMRIにて腹膜の腫瘍...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P444 尿膜管癌により発症した腹膜偽粘液腫の1例
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柏木伸一郎(馬場記念病院外科・消化器科)
腹膜偽粘液腫は粘液産生細胞が腹膜に播種して腹腔内に多量のゼラチン様物質が貯留する稀な疾患である.今回我々は尿膜管癌により発症した腹膜偽粘液腫の1例を経験した.症例は70歳男性.主訴は腹部膨満感.平成19年4月頃より腹部膨満感を自覚した.近医受診し腹腔内に多量の腹水を認めたため精査・加療目的で当科紹介となった.腹部CT検査では腹腔内に多量の腹水をみとめまた膀胱頂部より膀にいたる巨大な嚢胞状腫瘤が存在...
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- P445 右腹部皮下腫瘤を契機に発見された腹膜原発漿液性乳頭状腺癌の一例
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吉田清哉(富士市立中央病院外科)
症例は64歳女性.右腹部皮下腫瘤を触知するとのことで当院受診診察時に踏とその右脇の腸重積手術創との間に径2cm弱の硬い皮下腫瘤を触れまた右下腹部に可動性を伴う弾性軟な径5cm大の腹部腫瘤を触知した.腹部CT検査腹部超音波検査にて皮下腫瘤は腹腔内と連続する軟部陰影として認められ右下腹部の腹部腫瘤は内部不均一な不整的な腹腔内腫瘤として認められた腹腔内腫瘤の周囲には腹水を認めた.また肝S7には境界不明瞭...
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- P446 自覚症状の緩和に化学療法が有効であった悪性腹膜中皮腫の1例
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仲本学(琉球大学光学医療診療部)
悪性腹膜中皮腫は腹膜より発生する比較的稀な疾患であり診断治療に難渋し予後不良である.今回我々は腹水貯留に伴う腹部膨満感といった自覚症状の緩和効果として化学療法が有効であった1例を経験したので報告する.症例は52歳女性.15歳時より4年間鉄鋼及び紡績関係事務職の職歴があるも石綿の暴露は不明.2005年9月より腹部膨満感が出現し近医受診多量腹水を指摘されるも確定診断に至らず当科紹介受診.腹部CTでは多...
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- P447 皮様嚢胞を合併した後腹膜原発神経節芽細胞腫の1例
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早馬聡(釧路赤十字病院外科)
症例は55歳の女性.H19年1月頃より全身倦怠感と体重減少が出現した.さらに2月下旬に黄疸を家人に指摘され当院内科を受診し同日入院となった.黄疸は保存的に軽快したが腹部CTにて膵体部に最大径55mmの周辺に石灰化を伴う嚢胞性腫瘍を認めた. ERCPでは腫瘍と主膵管との交通や主膵管の拡張は認められなかった.また全身検索にて他臓器への転移やリンパ節転移は認められなかった.膵体部嚢胞性腫瘍の診断で同年4...
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- P448 原因不明の後腹膜血腫の1例
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豊島明(日本赤十字社医療センター外科)
[はじめに]原因不明の後腹膜血腫にて腹腔内ドレナージ術後腸管離断を併発した一例を経験したので報告する.[症例]患者は52歳男性.平成18年12月下痢腹痛嘔吐を訴え外来初診.来院直上腹部中心に圧痛を認めた.CT上左上腹部にdensityの高い不均一な腫瘤陰影を認めた.出血を伴う後腹膜疾患が疑われ同日緊急開腹手術を施行した.開腹時姦曲曲部の後腹膜を中心に多量の凝血塊を認めたが出血源は同定できずドレーン...
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- P449 早期胃癌に対するESD施行後の人工潰瘍に対するRebamipideの有用性の検討
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藤原昌子(神戸大学大学院医学系研究科消化器内科学)
【目的】ESD施行後の人工潰瘍に対しては現在主にPPIや粘膜保護剤を用いた治療が行われているが潰瘍治癒における有用性の詳細な検討は少ないのが現状である.今回我々はESD施行後の人工潰瘍に対して本邦において胃炎胃潰瘍治療薬として汎用されているRebamipideのPPIへの上乗せ効果を前向きに比較検討したので報告する.【方法】ESDを施行したHpylori未除菌の早期胃癌患者19例を対象とした.術当...
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- P450 偶発症からみた高齢者ESDの有用性-非高齢者群との比較-
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酉家章弘(京都府立医科大学大学院消化器内科学)
【背景】早期胃癌に対するESDの適応拡大は外科的治療困難な高齢者に対して低侵襲治療を可能とする.しかしESDは偶発症のリスクがあり高齢者に対する安全性が問題となる.【目的】高齢者早期胃癌におけるESDの有用性と安全性を明らかにする.【方法】2002年4月から2007年10月までに当院にてESDを施行した早期胃癌149症例160病変のうち偶発症が生じた75歳以上(高齢群)の12症例と75歳未満(非高...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P451 高齢者に対する早期胃癌ESDの予後の検討
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澤田晋(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
【目的】高齢者の早期胃癌に対するESDの予後を検討しその妥当性を明らかにする【対象と方法】2003年11月から2007年8月まで当院でESDを施行した94例を対象とした.70歳未満の非高齢者と70歳以上の高齢者に分類しESDの治療成績や合併症を比較した. ESDは全例ITナイフ法で行なった.【結果】非高齢者35例で適応内20例(57.1%)適応拡大11例(31.4%)適応外4例(1L5%)であった...
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- P452 胃癌術後多発性骨転移によるDIC合併例の検討
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土田知史(神奈川県立がんセンター消化器外科)
【はじめに】胃癌の再発形式で骨転移は比較的まれであるが癌のび慢性骨髄浸潤によりdisseminated intravascular coagulation(DIC)などを併発し急速な経過をたどることが多い.今回多発性骨転移によりDICを合併した3例を経験したので報告する。【症例】症例1.51歳女性.T3NIMO stage3Aに対し術後補助療法としてTS-1を内服していた.11か月目に高熱が持続し...
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- P453 進行・再発胃癌に対するpaclitaxelの使用経験
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水谷憲威(JA岐阜厚生連西美濃厚生病院外科)
【はじめに】進行・再発胃癌の予後は不良である.今回進行・再発胃癌に対してpaclitaxel(TXL:タキソール)を使用した症例について検討したので報告する.【対象】平成12年4月から平成19年3月までに当科でpacli-taxelを使用した6例について検討した.【結果】年齢は29~77歳平均58歳.全例男性.術前診断はstage 3が4例stage 4が2例.術前診断がstage3の症例(4例)...
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- P454 S-1治療抵抗性進行・再発胃癌に対する2nd line治療の有効性および予後予測因子の検討
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津田政広(兵庫県立がんセンター)
【目的】S-1治療抵抗性進行・再発胃癌に対し2nd lineも含めた後治療の有効性および2nd・line以降の予後予測因子を生存期間からretrospectiveに検討した.【方法】対象:2002年12月より2007年8月までに当院当科で加療した進行・再発胃癌218症例のうちS-1治療抵抗性となった73症例.背景:年齢中央値63.5歳(23-77)PSO:1:2:3=36/31/4/L原発巣切除あ...
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- P455 幽門側胃切除Uncut Roux-en Y再建症例の検討
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柴田近(東北大学生体調節外科学)
幽門歴程切除後の再建としてBillroth-1法に代わってRoux-en Y(RY)法を施行する施設も増えつつある.しかしRY法ではRoux stasisが10-25%に認められ臨床上問題となる.当科で幽門側胃切除後にRoux stasisの発生が少ないとされ.るUncut Roux-en Y(URY)法で再建した症例の術後成績を検討した.【対象】2006年に幽門側胃切除を施行しURY法で再建した...
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- P456 放射線療法が有効であったH.pylori除菌抵抗性胃MALTomaの一例
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鈴木真琴(獨協医科大学消化器内科)
【症例】70歳 女性【主訴】特記なし【家族歴】姉:乳癌胃癌 姉1糖尿病 兄:糖尿病【現病歴】平成18年6月6日の検診MDLにて胃体部後壁に粘膜不整を指摘され6月9日近医受診上部消化管内視鏡検査(EGD)にて胃体上部後壁に粘膜不整を認め病理組織診断の結果MALTomaであった.精査加療目的に7月6日当院を紹介されH.pylori陽性であったため除菌療法を開始除菌成功後EGD再検するも内視鏡的・組織学...
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- P457 放射線療法が奏功したH.pylori/API2-MALT1キメラ遺伝子陰性超高齢者胃MALTリンパ腫の1例
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岡信秀治(中国労災病院内科)
症例は93歳女性.近医での上部内視鏡検査で胃体上部大隊に不整形の潰瘍を認め生検でMALTリンパ腫の診断となり当科紹介となった.血清抗体価・尿素呼気テスト・迅速ウレアーゼテスト・組織鏡検すべてにおいてH.pyloriは陰性であった.超音波内視鏡・CT・Gaシンチにて精査の結果Lugano Workshop分類のstage Iと診断した.また内視鏡下生検組織を用いたRT-PCR法にてAPI2-MALT...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P458 脾動脈瘤の胃内穿破による上部消化管出血の1例
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鈴木香峰理(都立広尾病院消化器内科)
【症例】74歳女性【主訴】吐血【現病歴】平成19年7月25日外出中に突然吐血し救急来院した.【既往歴】平成19年6月 一20kg/6ヶ月の体重減少に対し前脚で各種精査するも異常指摘されず.7月 胆嚢結石に対して開腹胆摘術施行【入院時所見】sBP 79mmHgHb 7.9g/dl腹部平坦軟で圧痛なし【臨床経過】緊急上部消化管内視鏡検査では巨大な凝血塊により詳細な観察は不能であったが体中部小蛮のooz...
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- P459 多発出血性胃潰瘍の緊急内視鏡後に発症した門脈気腫症に対し保存的治療で改善した1例
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下村克己(京都第二赤十字病院外科)
【症例】59歳男性.主訴:吐血意識障害.【既往歴】10年前十二指腸潰瘍【現病歴】2ヶ月前より腹痛食欲低下出現.家人に病院受診を勧められるも拒否.1週聞前より経口摂取不能.平成19年10月8日吐血後意識障害認め救急車要請し当院救急搬入来院時顔面蒼白ショック状態.輸液にて意識レベル改善.緊急内視鏡施行.【所見】噴門直下に径4cmの潰瘍露出血管より動脈性の出血を認めた.クリッピングで止血胃体下部小母に径...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P460 COX-2選択的阻害薬投与後急性発症した出血性胃潰瘍の2例
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小野雄司(札幌社会保険総合病院消化器科)
近年消化性潰瘍に対する高リスク患者にはCOX-2選択性NSAIDsの投与が推奨されている.しかし臨床ではCOX-2に選択性の高い薬剤であっても合併症である胃十二指腸潰瘍を経験することがあり非アスピリンNSAIDsによる出血性潰瘍は投与後比較的早期に出現することも報告されているが臨床的背景や特徴は十分に判明していない.今回我々はCOX-2選択性の高いNDSAIDs投与後3日目に大量出血に至った出血性...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P461 潰瘍に合併した幽門狭窄で拡張した胃からの圧迫のために下大静脈症候群をきたしたと考えられる一例
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大野恭太(愛仁会千船病院内科)
良性潰瘍による幽門狭窄は潰瘍治療の進歩した現在頻度の低い合併症である.この通過障害のために生じる胃拡張が下大静脈を圧迫してその閉塞症状をきたすことは解剖学的に考えられるものの実際にその症状を呈することは稀と思われる.今回経験した症例はまさにこの病態と考えられた.症例は65歳の男性で腹部膨満と下腿浮腫を主訴に来院.腹部CTにてきわめて高度の内容物貯留による胃拡張大量の腹水腎静脈以下の下大静脈造影不良...
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