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検索結果は552件です。
- P503 診断に苦慮した消化管重複症の1例
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熊谷好晃(直方中央病院消化器科)
症例は67歳男性。2006年12月初旬から下血を認め近医受診し大腸内視鏡検査造影検査にて回盲部に腫瘤を認め精査加療目的で2007年1月4日当院紹介入院となった.入院時は右下腹部に圧痛を認めたが腫瘤は蝕些しなかった入院後の大腸内視鏡検査で上行結腸に分葉状の比較的柔らかい4cm大の粘膜下腫瘍様の腫瘤を認めた.その口写に5~6cmの比較的硬い棍棒状の隆起性病変を認め一部びらんを芽存在し白苔が付着していた...
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- P504 成人の大腸Hypoganglionosisの1例
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村上右児(福岡大学筑紫病院消化器科)
症例は32歳の男性.元来排便は規則的であったがここ1年ほどで便秘傾向が出現した.平成19年1月29日深夜から腹痛腹部膨満感が出現したため当科外来を受診した.腸閉塞と診断され緊急入院した.既往として腹部手術歴はなく腸閉塞の診断で平成17年12月および平成18年2月ごろ他院に2回の入院歴がある.入院時の身体所見として腹部全体に軽度の圧痛を認め採血にて軽度の炎症所見を認めている.腹部レントゲン検査では著...
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- P505 当院におけるB型慢性肝疾患に対するエンテカビル投与症例の検討
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大森格(東京女子医科大学消化器内科)
【目的】B型慢性肝疾患に対するエンテカビル(ETV)は耐性株出現頻度が低く初回投与の第1選択として推奨されまたラミブジン(LAM)の投与期間が3年未満でHBV DNA量が2.6 log copies/ml未満では切り替え可能とされている.今回我々はB型慢性肝疾患に対するETV使用において初回投与例とLAMからETVへの切り替え症例について検討した.【対象と方法】対象は初回投与13例(男7例女6例平...
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- P506 B型慢性肝疾患に対するEntecavirの臨床的検討
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吉川昌平(兵庫医科大学内科学肝胆膵科)
【目的】わが国においてB型肝炎の治療は核酸アナログ製剤が中心となっている.新たにEntecavir(ETV)がB型慢性肝疾患に対して保険適応となり高い治療効果が期待される.今回B型慢性肝疾患に対してETVを使用した症例の臨床的検討を行った.【方法1対象は2006年9月以降当院にてB型慢性肝疾患に対してETVを使用した47例である内訳は第1群:核酸アナログ未治療のETV新規投与例23例(男/女平均年...
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- P507 B型慢性肝炎に対するエンテカビルの評価
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宮坂昭生(岩手医科大学内科学第一講座)
【目的】B型慢性肝炎に対するETV療法のウイルス学的治療効果についてこれまで当科で行ってきたラミブジン(LVD)療法インターフェロン(IFN)/ラミブジン(LVD)併用療法と比較検討した.【対象と方法】対象は当科にて初回治療として抗ウイルス療法を行ったB型慢性肝炎43例(平均年齢47.9±9.8歳男女比30:13HBe抗原陽性27例HBe抗原陰性16例平均ALT 160±193U/L平均HBV D...
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- P508 当院におけるエンテカビルの使用経験-投与初期の効果をラミブジンと比較して-
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高畠弘行(福山医療センター内科)
【目的】B型肝炎に対しエンテカビルが保険適応となり1年が経過したその優れた抗ウィルス効果と耐性ウィルスの出現頻度の低さから現在B型肝炎に対する抗ウィルス薬の第一選択と考えられている.一方ラミブジンはその優れた抗ウィルス効果の一方耐性ウィルスの出現が問題であった.今回エンテカビルの投与初期の効果とラミブジンの初期効果を比較しエンテカビルを長期投与を行う際の留意点を検討した.【方法】当院においてエンテ...
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- P509 B型慢性肝炎核酸アナログ未治療例およびラミブジンからの切り替え例におけるエンテカビルの短期治療成績
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土居忠(王子総合病院消化器科)
【目的】B型慢性肝炎に対する核酸アナログ治療はラミブジン(LAM)よりも耐性出現頻度が低いとされるエンテカビル(ETV)の登場によって新たな局面を迎えつつある.そこで今回は核酸アナログ未治療例とLAMからの切り替え例におけるETVの短期治療成績を検討した.【対象と方法】対象は2007年7月までにETV投与を開始した核酸アナuグ未治療例22例とLAM投与期間中Breakthrough hepatit...
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- P510 B型肝炎に対する核酸アナログ治療中止時のHBコア関連抗原およびHBV RNA量と肝炎再燃との関係
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松本晶博(信州大学消化器内科)
【目的】B型慢性肝炎に対し核酸アナログ製剤を投与するとHBV DNAは低下しALTは沈静化するが治療中止により高率にvirological breakthrough(VB)とそれに伴うALT再上昇が見られる.今回我々は中止時の各種HBVウイルス量定量系を測定することによりこれらを予測できるかどうか検討した.【方法】対象は2004~2007年までの間にラミブジンまたはエンテカビル治療を中止・中断した...
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- P511 当院におけるB型慢性肝炎にたいする核酸アナログ投与例の検討
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中村仁美(日本大学医学部消化器肝臓内科)
当院では2001年からB型慢性肝炎に対してラミブジン投与による抗ウィルス療法を行なっており各種核酸アナログ製剤発売から現在にいたるまで投与を継続している症例において治療効果発癌抑制耐性株の出現とその対策について検討したので報告する.症例は全部で48例平均年齢48.4歳(男性36例平均年齢r8.5歳女性12例平均年齢48.4歳)であった、初回ラミブジン投与が38例投与前HBV DNAは平均6.4 L...
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- P512 B型非代償性肝硬変に対する抗ウイルス療法の検討
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内木隆文(岐阜大学消化器病態学)
【はじめに】近年ラミブジンおよびエンテカビルを初めとした核酸アナログ製剤によりB型キャリアのHBV量をコントロールすることが可能になっている.慢性肝炎や肝癌の予防ではその有効性が明らかにされつつあるが慢性肝不全特に非代償性肝硬変において有効性は明らかではない今回抗ウイルス療法が非代償性肝硬変においても有用であるか検討した.【症例および方法】平成16年から19年まで当院にて加療したB型非代償性肝硬変...
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- P513 HIV/HBV重複感染症例に対する核酸アナログ治療
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葛下典由(国立病院機構大阪医療センター・消化器科)
【目的】現在のHlv/且BV重複感染例の治療ガイドラインは抗HIV療法(1{AART)を要するがB型肝炎の治療が必要でない場合抗HBV薬を温存することを勧めている.しかし重複感染例ではHAART開始後免疫再構築により肝障害が生じることがあり抗HBV薬を含むレジメンを選択する場合もある.今回我々は当院のHIV/HBV重複感染例でHAART導入症例における核酸アナログ治療経過について検討した.【方法】...
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- P514 秋田県農村部における人間ドッグにおける生活習慣病脂肪肝の疫学調査
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渡辺誠太郎(秋田労災病院内科)
【目的】食生活の欧米化に伴い生活習慣病の罹患率は急増し近年では内臓脂肪型肥満を中心に糖尿病高脂血症糖尿病など心・脳血管障害の危険因子から構成される多因子複合疾患としてメタボリックシンドロームが提唱され世界的に広がっている.現在肥満人口の増加を反映し人口の約30%が脂肪肝に約3%がNASHに罹患していることが想定されている.病院に通院している人を対象にした検討では他の基礎疾患を有しているなどのバイア...
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- P515 当科における非アルコール性脂肪性肝炎の現況
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柴田憲邦(川崎医科大学肝胆膵内科)
【目的】非アルコール性脂肪性肝炎Nonalcolic Steatohepatitis(NASH)は飲酒歴がないにもかかわらずアルコール性肝炎様の肝組織網を呈し肝硬変肝細胞癌へと進展することが知られている今回われわれは2002年10月から2007年10月の間で当科にて肝生検が施行されNASHと診断された15例について臨床的病理学的検討をしたので報告する.【方法】対象は2002年10月から2007年1...
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- P516 高コレステロール血症合併脂肪肝患者に対するEzetimibeの有用性と安全性
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志和忠志(富士フイルム健康管理センター)
【目的】これまでに我々は非アルコール性脂肪肝患者では心血管イベントの危険因子の値や異常者の比率が有意に高く心血管イベントの発症率や動脈硬化度が高くなることを報告してきた.したがって高コレステロール血症合併脂肪肝患者では厳格なコレステロールのコントールが必要となるが肝機能障害を伴う場合などにはスタチンを使用しにくい場合もある.今回我々はスタチン系とは代謝経路が全く異なる小腸コレステロールトランスポー...
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- P517 組織学的にNAFLDと診断した28症例の臨床病理学的検討
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中山美加(済生会吹田病院)
【目的】NASHは生活習慣病の肝の表現型であり肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病などを高率に合併する.当院では代表的な生活習慣病のひとつである糖尿病外来に注目し糖尿病合併NAFLDと糖尿病非合併NAFLDにおける臨床病理学的比較検討を行った.【方法】2006年1月より2007年9月までに当院の内科外来で血液生化学的検査や画像検査で脂肪肝が疑われ肝生検にてNAFLDと診断した症例28人(男;7名女21名...
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- P518 NAFLD患者におけるピタバスタチンの効果についての検討
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飛田博史(島根大学消化器・肝臓内科)
【目的】検診受診者の約3割に脂肪肝を認める現状にありながらNAFLD患者に対する治療薬は未だ確立されていない.一方強力なコレステロール低下作用を有するピタバスタチンはCYP代謝をほとんど受けないため薬物相互作用が少なくわが国で2万例を対象としたLIVES studyでもその安全性が確認された薬剤である.高コレステロール血症を伴うNAFLD症例に対するピタバスタチンの有効性を明らかにすることを目的と...
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- P519 NAFLDに対するエゼチミブの有用性について
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片岡英(秋田大学消化器内科)
【目的】NAFLDは肥満糖尿病高脂血症高血圧などを伴うことが多く治療の原則は食事療法運動療法などの生活習慣の改善が中心となる.しかし生活習慣の改善が得られない場合は病態にあわせた薬物療法が行われているが確立された治療法がないのが現状である小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(エゼチミブ)は小腸における胆汁性および食事性コレステロールの取り込みを選択的に阻害することにより血中のコレステロールを低...
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- P520 自己免疫性肝炎における肝表面性状と臨床病態との比較検討
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木下晃吉(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科)
【目的】特徴的な肝表面性状を呈するとされる自己免疫性肝炎(AIH)は慢性ウイルス性肝炎(CVH)に比し病変の肝内分布が不均衡であり病理診断においても検体採取の部位差での所見の相違に留意すべきことが指摘されている.今回腹腔鏡(LS)による肝表面性状と組織学的所見並びに臨床病期病勢との関連について検討した【方法】当科で診断加療中に腹腔切下肝生検を行ったAIH 51例(男性4例女性47例:n8.7±14...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P521 MRCPによる原発性胆汁性肝硬変症例の胆道系所見の検討
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橋本直明(東京逓信病院消化器科)
【目的】近年原発性胆汁性肝硬変(PBC)の動物モデルで胆道系の拡張所見が報告されたがPBC症例における胆道系所見の検討はまだ十分ではない.我々はMRCPによるPBC症例の胆道系所見の検討を試みたので報告する.【方法】診断の確定している当科のPBC32例を対象とした.31-81歳で男性は2例全例にMRCPを施行し一部はCTと腹部超音波(US)も施行した6例が胆石有他の1例が胆摘後だった.食道静脈瘤の...
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- P522 進行肝細胞癌に対する新規抗体治療
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佐々木茂(札幌医科大学内科学第一講座)
内科および外科治療の著しい進歩によって肝細胞がんに対する局所制御能は格段の進歩を示し単発かつ腫瘍径の小さい早期の肝細胞がんで肝予備能力が高く維持されている場合予後も非常に改善されてきている.しかしながら進行した肝細胞がんにおいては十分な予後の改善が得られていないのが現状である.この進行肝細胞がんの予後の改善が十分でない理由として多中心性発がん肝内転移門脈浸潤といった肝細胞がんの特徴があげられる.こ...
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