セッション |
検索結果は552件です。
- P042 ステロイドパルス療法が著効したアレルギー性紫斑病の一例
-
各務慎一(香川労災病院内科)
アレルギー性紫斑病は全身性の血管障害に起因し皮膚症状腹部症状関節症状腎障害を主な兆候とする疾患であり小児に多く成人での発症は比較的まれである.今回ステロイド内服第13因子投与にても効果がなくステロイドパルス療法が著効した難治性のアレルギー性紫斑病を経験したため報告する.[症例]68歳女性[既往歴]C型肝炎[家族歴]特記事項なし平成19年8月上旬より右季肋部痛を認めたため近医を受診し胆嚢炎疑いにて同...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P043 非外傷性十二指腸壁内血腫の1例
-
堀江秀樹(国立病院機構舞鶴医療センター)
【症例】72歳女性.【主訴】ふらつき黒色便【現病歴】平成19年8月にふらつきを主訴に外来受診Hb3と高度の貧血のため精査目的入院【経過】上部消化管内視鏡検査にて十二指腸下行脚に十二指腸憩室とその憩室内より発生したと考えられる有茎性で3cm大の隆起性病変を認めた.表面は暗赤色で易出血性であり貧血の原因と考えられた.超音波内視鏡検査では粘膜下に主体をおく内部不均一な低エコー域を認めた.CTではわずかに...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P044 十二指腸潰瘍穿孔を契機に発見された肺動静脈奇形を伴った肝外門脈閉塞症の1例
-
出口章広(香川大学医学部消化器神経内科)
今回我々は十二指腸潰癌穿孔を契機に発見された肝外門脈閉塞症の1例を報告する.症例は65歳女性既往歴として肺動静脈奇形に対して2年前に塞栓術を施行されている平成19年6月20日頃より胸痛を自覚するようになり6月23日に少量の吐血があり腹痛も出現したために近医を受診胸腹部CTで下部食道付近に腫瘤を認め上部消化管内視鏡検査で食道静脈瘤からの出血を疑われ当科紹介された.当科来院時眼瞼結膜に貧血を認め腹部は...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P045 黒色便を契機に発見され外科的切除により救命しえた総肝動脈瘤の一例
-
鳩貝健(東京都済生会中央病院内科)
症例は41歳男性.2005年12月より本態性高血圧の診断で他院に通院しておりcandesartan 8mg内服でコントロールされていた.2007年5月9日昼頃上腹部違和感とふらつきを自覚しその後黒色便を認めたため当院救急外来を受診した.Hb 12.1g/dしと軽度貧血を認め上部消化管出血疑いで緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ胃内には凝血塊が多量に残存しておりまた十二指腸球脚後壁に表面平滑で...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P046 経過中に早期胃癌を合併した反復する十二指腸水平脚憩室出血の1例
-
飯塚春尚(しらかわ診療所群馬消化器内視鏡医療センター)
【はじめに】本症例は反復する十二指腸水平脚憩室出血の症例で内視鏡的止血術行い経過観察していたがその過程で早期胃癌を発見しESDを行ったためtその後も定期的な内視鏡での経過観察を行っている十二指腸水平脚からの出血は稀であり定期的な内視鏡による経過観察を行っている貴重な症例と考え報告する.【症例】70歳代男性【主訴】下血.【既往歴】塵肺気管支喘息H17年9月前立腺癌のため睾丸摘出術【現病歴】平成17年...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P047 ウェルシュ菌におけるSortase遺伝子の機能解析
-
波佐谷兼慶(金沢大学大学院臓器機能制御学)
【目的】ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)はガス壊疸食中毒の起因菌であり多彩な毒素・酵素を産生することにより特徴ある病態を引き起こす.また腸内常在菌の一種であり加齢につれ増加し腸内の老化に伴う腸内細菌叢の変化との関連が示唆されている.広くグラム陽性菌に存在するSortaseは細胞壁結合蛋白の表面提示に必要な酵素で表面蛋白を細胞壁に共有結合させている.他のグラム陽性菌では...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P048 ウェルシュ菌におけるfbp遺伝子cna遺伝子の機能解析
-
三輪一博(金沢大学大学院臓器機能制御学)
【目的】ウェルシュ菌は多彩な毒素や酵素を産生することによりガス壊疽壊疽性腸炎など特徴ある病態を引き起こす.本立が宿主組織にて生存増殖し病原性を示すためには組織への定着が非常に重要であると考えられるが定着因子に関しては未だ明らかになっていない.ウェルシュ菌には染色体上に2つのfibronectin binding protein(fbp)遺伝子ホモログがプラスミド上にcollagen adhesio...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P049 小腸粘膜脂質吸収機構は代償されるのか-βリポ蛋白血症に見られた小腸脂肪滴の経時的変化からの推察-
-
岡田俊英(金沢大学医学部附属病院消化器内科)
【背景】無βリボ蛋白血症は著しい低コレステロール血症低トリグルセリド血症を来たす極めて稀な常染色体劣性遺伝性疾患で網膜色素変性有棘赤血球症Friedreich型運動失調脂肪吸収障害を特徴とする疾患とされる.疾患の原因遺伝子はMicrosQmal triglyceride transfer protein:MTPとされその異常により小腸で吸収された食事性脂肪はリボ蛋白として転送されずに細胞内に蓄積す...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P050 当院での小腸内視鏡検査による小腸疾患の病態解明と工夫
-
大島敏裕(東京医科大学病院消化器内科)
【目的】近年ダブルバルーン内視鏡(以下DBS)の開発によりさまざまな小腸疾患の病態解明が進歩するなか臨床の場ではそれと同時にいかにして検査の負担を軽減していくかが重要となる.今回我々は当院における小腸疾患の病態を明らかにしより浸襲の少ない小腸内視鏡の検査法を確立する【方法】当院で2006年よりDBSを施行した38例53回を対象とし1.性比2.平均年齢3.挿入ルート4平均時間5.内訳6.腹囲(検査前...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P051 当院における低容量アスピリン内服患者の小腸病変の検討
-
柏敦文(京都府立医科大学消化器内科)
【背景】近年脳血管障害や冠動脈疾患の一次二次予防目的に低容量アスピリンを用いることが一般的となり同薬剤内服中の患者の消化管症状に対する精査を行う機会も増加している.当院では2006年からカプセル内視鏡(CE)とダブルバルーン内視鏡(DBE)を用いて小腸病変の精査及び治療を施行しており今回当院における低容量アスピリン内服患者の小腸病変精査の現状及びその臨床像を明らかにする【方法12006年1月から2...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P052 小腸腫瘤性病変におけるDBEの診断的有用性の検討
-
鈴木孝良(東海大学消化器内科)
【目的】ダブルバルーン法による小腸内視鏡(DBE)の開発によりこれまで不明とされてきたさまざまな小腸疾患が明らかとなっている.そこで今回は小腸腫瘤性病変におけるDBEの診断的有用性を検討したので報告する.【方法】対象は当院で2003年9月より2007年10月までに何らかの理由でDBEを施行した58例.【結果】検査目的は全症例の約75%が小腸出血の疑いでありその主訴は血便およびメレナがほとんどであっ...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P053 当科におけるイレウス症例の検討
-
水野謙治(東京女子医科大学消化器内科)
【目的】イレウスは一般臨床において遭遇することの多い疾患名の一つであるがその診断治療に関しては腹部所見と検査所見を参考に行っているのが現状である.当科で入院時イレウスと診断された症例の転帰を明らかにするため検討を行った.【方法】2004年10月から2006年9月までに当科でイレウスと診断し入院加療を行った54例を対象とし症例の背景臨床症状画像所見手術歴原因治療方法食事の開始時期転帰を比較検討した....
第94回日本消化器病学会総会 >
- P054 閉鎖孔ヘルニア19例の臨床的検討
-
中山隆盛(静岡赤十字病院)
【はじめに】閉鎖孔ヘルニアはまれな鼠径部のヘルニア(O.05-O.14%)でありしばしば腸閉塞の要因(O.2-1.6%)となる疾患である.術後の合併症は高率(11.6%)であり死亡も高率(3.9%)であるためその的確な診断と治療は重要である.【目的および方法】今回われわれは閉鎖孔ヘルニアの臨床的特徴を明らかにするため1991年9月より2007年5月までに手術を施行した閉鎖孔ヘルニア19例を検討した...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P055 家族性大腸腺腫症(FAP)の術後回腸人工肛門に発生した小腸癌の1例
-
梅村賢(東北大学大学院消化器病態学)
【はじめに】家族性大腸腺腫症(以下FAP)は大腸癌の他に胃癌や十二指腸乳頭癌の合併が知られているが空回腸に癌を合併する頻度は少なく特に回腸人工肛門部や術後吻合部に発生する症例は稀である.今回我々はFAPの術後回腸人工肛門に発生した小腸癌の1例を経験したので報告する。【症例】58才男性1980年にFAPと診断され同年6月に大腸全摘出術・回腸人工肛門造設術を施行されている.1997年頃より人工肛門部に...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P056 回腸原発扁平上皮癌の一例
-
佐藤知子(横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター)
【症例】36歳男性住謝腹痛【現病歴】平成18年11月頃より右下腹部痛が出現.近医受診し内服加療を行ったが改善せず平成19年1月当院総合内科初診症状が改善傾向であったために経過観察されたが再診時右下腹部に圧痛を伴う腫瘤が触知され腹部造影CTを施行.回盲部付近に約70mmの腫瘤性病変を認めたため3月12日当センター併出となゆ精査目的で同日入院となった.【入院後経過】3月13日ダブルバルーン小腸内視鏡施...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P057 無症状で経過中にPET/CTで発見されダブルバルーン小腸内視鏡で診断された肺扁平上皮癌の小腸転移の1例
-
中尾将光(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター)
【はじめに】近年ダブルバルーン内視鏡やカプセル内視鏡の開発によって小腸病変の診断が向上している.今回我々はPET/CTと組み合わせることで無症状の段階で診断しえた肺扁平上皮癌の小腸転移の1例を経験したので報告する.【症例】67歳男性.2006年6月肺扁平上皮癌にて右下葉切除施行pT2NOMO stagelBであった.術後UFTにてAdjuvant therapyを行い自覚症状なく経過していた.20...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P058 転移性小腸腫瘍の2症例
-
白川勝朗(兵庫県立がんセンター消化器科)
【はじめに】転移性小腸腫瘍の頻度は比較的まれである.ダブルバルーン内視鏡を用いて術前診断しえた2症例を経験したので文献的考察を加えて提示する.【症例1160歳代女性.平成18年7月より性器出血を自覚.同年8月近医で子宮内膜癌と診断され当院紹介.同年10月準広汎子宮全摘術骨盤リンパ節気清高を施行された.病理診断はEnd・metrioid adenocarcinomaで0.2cmのmyometrial...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P059 腹腔内出血をきたした小腸GISTの1例
-
勝田美和子(日本医科大学千葉北総病院外科)
【はじめに】小腸GISTは貧血や下血にて発症することが多いが腹腔内への出血をきたした比較的まれな症例を経験したので報告する.【症例】77歳男性.8ヶ月前から幽幽感下腹部痛が出現し当院内科を受診した.外来精査中下腹部痛が増悪し入院となった.腹部CT上血性腹水と長径5cm大の内部不均一な消化管腫瘍を認めたが上・下部内視鏡および小腸造影検査にて異常を認めなかった.症状炎症所見が軽快し腫瘍サイズの縮小を認...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P060 著明な出血を呈した小腸GISTの2例
-
神崎洋光(住友別子病院内科)
今回われわれは出血・貧血を契機に発見された小腸GISTの2例を経験したので報告する.症例1:55才男性.全身脱力感が出現し近医を受診.Hb 3.2g/dlと高度の貧血を認めたため上部消化管内視鏡検査を施行したところ十二指腸に病変を指摘され精査加療目的で当院へ紹介となった.上部消化管内視鏡検査にて十二指腸胃行脚に40rnm大の表面に多発潰瘍形成を伴ったSMTを認め同病変が貧血の原因と判断した潰瘍面よ...
第94回日本消化器病学会総会 >
- P061 小腸Gastrointestinal stromal tumor(GIST)5症例の検討
-
前畠裕司(九州大学大学院病態機能内科学)
ダブルバルーン内視鏡・カプセル内視鏡の普及により今まで観察困難であった小腸において多彩な病変が発見されるようになったが小腸Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の臨床的特徴は依然として不明な点が多い.今回我々は2002年から2007年に当科で経験した小腸GIST5症例の臨床的・組織学的因子について検討を行った.男性3例女性2例.平均年齢60.8歳(47-72).臨...
第94回日本消化器病学会総会 >
|